
健康のため、ゆっくり走ることがモットー。ハーフマラソンを中心に、レジャーをかねてレースに出場しています。
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日本の民俗が大好きで、上越地方の雪形や方言などを調べています。
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映画が大好きで、邦画・洋画、新作・旧作を問わず観ています。ロケ地を尋ねるのも好きです。
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楽器はギター、ウクレレ、ピアノ、オカリナを楽しんでいます。作曲も楽しいですね。
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読書が大好きです。好きな作家は太宰治、坂口安吾、宮沢賢治、深沢七郎、小川未明、村上春樹、ドストエフスキーなど。
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このブログでは雪国の不思議なこと、大変なこと、素晴らしいことなどを発信していきます。
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23日22時58分=2023年=
センチメンタル・シティ・ロマンスの50周年ライブ
「センチ」のライブはいつ以来だろう。上越には度々来ているし、地元FM局の番組に出ていたりしたのだが、仕事などでライブに行くチャンスがなかった。今日、9月23日午後5時から上越市の高田世界館で行われたコンサートに行ってきた。
↓ライブのチケット

↓会場の高田世界館前では、飲食ブースなどが出てイベントをしていた

結成は1973年。「1度も解散をしていない日本最古のロックバンド」とのキャッチフレーズだ。上越でのライブは2015年以来だという。
日本語のロックは細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂によって結成されたバンド「はっぴいえんど」から始まる。私は第2回全日本フォークジャンボリーでその演奏をこの耳で聴いている。当時、ロックに日本語の歌詞を付けるということは誰もやっていなかった。欧米のコピーばかりだった。
松本隆の詞に載せた日本語のロックは、音楽性も素晴らしく、日本のロック史の扉を開けた。1970年8月のアルバム「はっぴいえんど」や、71年5月の「風街ろまん」は名アルバムとして知られる。その後、影響を強く受けて出てきたグループの一つがセンチメンタル・シティ・ロマンスだった。
1983年にリリースされた「はっぴいえんど」は、敬愛する「はっぴいえんど」の全曲カバーアルバムである。このライブでは「かくれんぼ」をやった。
2018年にはデビュー45周年ツアーのさなか、中野督夫がくも膜下出血で倒れ、2021年7月27日に死去した。今のメンバーは細井豊(ユタさん)、野口明彦(ぐっちゃん)、瀬川信二(しんちゃん)、種田博之(たねちゃん)の4人。
結成当初から残っているメンバーは、ボーカル・キーボードの細井豊のみである。今日は4人で演奏するのかと思ったら、2013年に脱退した告井延隆がゲストとして最初から出ていた。これには驚いた。年齢を調べてみたら73歳。声も出ているし、演奏も上手。まだまだ活躍してほしい。
↓実行委員会の今井さんがあいさつ

今回のライブは、最初に今井さんがあいさつに出てきて驚いたが、実行委員会方式にして協賛スポンサーを集めて開催にこぎつけたという。

A4判8ページのパンフレットが入り口で渡された。見ると、高田とセンチの出会いや歩みが細かな字でぎっしり書いてあった。
FM-Jの元局長だった故・熊田唯志さんとセンチの深いつながりや、FM-J開局記念の上越初ライブ、高田世界館とのつながりが書かれていた。熊田さんの追悼の意味も含めて、大事にしておきたいパンフレットである。



ライブの模様と、セットリストを、センチの50周年記念の跡として記録しておきたい。
個人的には告井延隆がスチールギターをやった「あの娘の窓灯り」が一番好き。若い頃、新井駅前の喫茶店で毎週水曜に「ラムファミリー」というグルーブ名のメンバーの1人として、この歌の弾き語りをしていた。想い出深い曲なのだ。
初期の歌以外はあまり聴いていないが、今回はとてもいい曲ばかりを演奏したと思う。特にアンコールの3曲はとても良い曲で、「雨はいつか」には感動した。リフレインの「雨はいつかあがるもの、雲はいつか切れるもの、くよくよしないで歩くのさ」の歌詞が良い。告井延隆の作詞、作曲だ。
アンコールは3曲で、ダブルアンコールになった。素晴らしかった。
↓演奏終了後のあいさつ

◇セットリスト
〈1部〉
・内海LOVE
・夏の日の想い出(ダンシング・ミュージック)
・あの娘の窓灯り
・ステキッスキップ
・歌さえあれば
・ロマンス航路
・ナイス・ショット
〈2部〉
・うん、と僕は
・かくれんぼ
・人形町へ帰ろう
・風の街で
・Smiling Face
・フルサトヲオモフ
〈アンコール〉
・Old Love Song
・雨はいつか
・風景
◇公式サイト https://www.sentimental-city-romance.com/
◇Facebook https://www.facebook.com/sentimentalcityromance/
今日の
最低気温16.4度、最高気温23.1度。曇り。朝の内雨。夜は寒いぐらいだ。
○……クスリのアオキで8月8日から、公式アプリでTポイントを貯めて使えるようになった。Aocaポイントに加えてTポイントが200円(税抜)あたり1ポイント付く。
それよりも、いちいちTポイントアプリを立ち上げずに、アオキのアプリを立ち上げるだけで自動的にポイントが付くのがうれしい。要するにポイントの二重取りである。
↓ライブのチケット

↓会場の高田世界館前では、飲食ブースなどが出てイベントをしていた

結成は1973年。「1度も解散をしていない日本最古のロックバンド」とのキャッチフレーズだ。上越でのライブは2015年以来だという。
日本語のロックは細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂によって結成されたバンド「はっぴいえんど」から始まる。私は第2回全日本フォークジャンボリーでその演奏をこの耳で聴いている。当時、ロックに日本語の歌詞を付けるということは誰もやっていなかった。欧米のコピーばかりだった。
松本隆の詞に載せた日本語のロックは、音楽性も素晴らしく、日本のロック史の扉を開けた。1970年8月のアルバム「はっぴいえんど」や、71年5月の「風街ろまん」は名アルバムとして知られる。その後、影響を強く受けて出てきたグループの一つがセンチメンタル・シティ・ロマンスだった。
1983年にリリースされた「はっぴいえんど」は、敬愛する「はっぴいえんど」の全曲カバーアルバムである。このライブでは「かくれんぼ」をやった。
2018年にはデビュー45周年ツアーのさなか、中野督夫がくも膜下出血で倒れ、2021年7月27日に死去した。今のメンバーは細井豊(ユタさん)、野口明彦(ぐっちゃん)、瀬川信二(しんちゃん)、種田博之(たねちゃん)の4人。
結成当初から残っているメンバーは、ボーカル・キーボードの細井豊のみである。今日は4人で演奏するのかと思ったら、2013年に脱退した告井延隆がゲストとして最初から出ていた。これには驚いた。年齢を調べてみたら73歳。声も出ているし、演奏も上手。まだまだ活躍してほしい。
↓実行委員会の今井さんがあいさつ

今回のライブは、最初に今井さんがあいさつに出てきて驚いたが、実行委員会方式にして協賛スポンサーを集めて開催にこぎつけたという。

A4判8ページのパンフレットが入り口で渡された。見ると、高田とセンチの出会いや歩みが細かな字でぎっしり書いてあった。
FM-Jの元局長だった故・熊田唯志さんとセンチの深いつながりや、FM-J開局記念の上越初ライブ、高田世界館とのつながりが書かれていた。熊田さんの追悼の意味も含めて、大事にしておきたいパンフレットである。



ライブの模様と、セットリストを、センチの50周年記念の跡として記録しておきたい。
個人的には告井延隆がスチールギターをやった「あの娘の窓灯り」が一番好き。若い頃、新井駅前の喫茶店で毎週水曜に「ラムファミリー」というグルーブ名のメンバーの1人として、この歌の弾き語りをしていた。想い出深い曲なのだ。
初期の歌以外はあまり聴いていないが、今回はとてもいい曲ばかりを演奏したと思う。特にアンコールの3曲はとても良い曲で、「雨はいつか」には感動した。リフレインの「雨はいつかあがるもの、雲はいつか切れるもの、くよくよしないで歩くのさ」の歌詞が良い。告井延隆の作詞、作曲だ。
アンコールは3曲で、ダブルアンコールになった。素晴らしかった。
↓演奏終了後のあいさつ

◇セットリスト
〈1部〉
・内海LOVE
・夏の日の想い出(ダンシング・ミュージック)
・あの娘の窓灯り
・ステキッスキップ
・歌さえあれば
・ロマンス航路
・ナイス・ショット
〈2部〉
・うん、と僕は
・かくれんぼ
・人形町へ帰ろう
・風の街で
・Smiling Face
・フルサトヲオモフ
〈アンコール〉
・Old Love Song
・雨はいつか
・風景
◇公式サイト https://www.sentimental-city-romance.com/
◇Facebook https://www.facebook.com/sentimentalcityromance/
今日の足跡
最低気温16.4度、最高気温23.1度。曇り。朝の内雨。夜は寒いぐらいだ。
○……クスリのアオキで8月8日から、公式アプリでTポイントを貯めて使えるようになった。Aocaポイントに加えてTポイントが200円(税抜)あたり1ポイント付く。
それよりも、いちいちTポイントアプリを立ち上げずに、アオキのアプリを立ち上げるだけで自動的にポイントが付くのがうれしい。要するにポイントの二重取りである。
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22日22時16分=2023年=
「疼く人」は官能小説ではなかった
2年前、2021年発刊なのに、いまだに人気がある小説「疼(うず)く人」(松井久子著)。友達が貸してくれたのだが、本棚の片隅に置いたまま忘れていた。ようやく、読み始めたが、性描写が具体的(官能的ではない)で、少々驚いた。男の作家が書く性描写(例えば団鬼六や川上宗薫)とまったく違う。男が読んで興奮するような性描写ではない。

タイトルがいい。「疼く人」。本の装丁もいい。「最後のひと」という続編も出て、2作合わせて10万部のヒットだという。続編は86歳の男性との恋愛で、年齢がどんどん上がっていく。さらに続編を出すとしたら100歳超えかも。だって厚生労働省の発表によると、100歳以上の人は、全国で合わせて9万2139人もいるのだから。
登場人物から説明したい。主人公の唐沢燿子(ようこ)は70歳。浮気した夫と離婚後、一人娘を育てながら、一念発起し、テレビドラマの脚本家として第一線で活躍していた。しかし、「唐沢燿子はもう古い」と言われるようになり、仕事がなくなった。仲良しの同級生3人を大事にしながら、料理やアルトサックスを趣味に穏やかな老後を生きようとしている。だが、「自分は、逗子のマンションでひとり老いていき、孤独のなかで死んでいくのだ」「料理を一緒に食べる相手がいたら、もっと美味しいのにと思ってしまう」という一抹の寂しさもある。
同級生は、夫がエリートビジネスマンの広田繁美。不倫40年、独身の武田美希子、夫をがんで亡くし一人で画廊喫茶を営む杉崎潤の3人である。
(注意・以下、結末に触れる部分あり)
突然、燿子にアタックしてきたのが、燿子の脚本のファンだという15歳年下の男、沢渡蓮(55)がFacebookで接触してきた。メッセージのやりとりをするうち、ズブズブと溺れていく。長い間しまい込んでいた「女」が顔を出し、「久しぶりの発情期」だと感じる。女友達から艶っぽくなったと言われ、新しく買ったランジェリーを用意して沢渡と会う日に備えた。
老年男性の性は、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」をはじめ、いろいろ読んだが、70代の女性を主人公とした恋と性を取り扱った小説は初めて読んだ。女性が老いてもなお「疼く」ことがあるなんて、若い頃は考えもしなかった。自分が年を取ってくると、この小説に書いてあることが理解できる。男も女も死ぬまで「男と女」なのである。
生々しい性描写は、この小説のアピールポイントなのだが、経験豊富な読者にとっては、それほど異常なことではない。蓮が「聖水」を飲む場面も驚くほどアブノーマルなことではない。開高健の短編「一滴の光」(「珠玉」収録)にもある。ただ、入浴時の性器の手入れとか、閉経の感情とか、女性作家ならではの描写は興味深かった。それよりも、連の小学生時代に母子寮で複数のおばさんから弄ばれた性体験の方が面白かった。
死ぬまで続くかと思われた二人の関係は、蓮からの別れのメッセージとFacebook、LINEの閉鎖、削除で突然終わる。その後蓮は建設の仕事で転落死し、おまけに妻もいたという展開。単なる転落死なら、Facebook、LINEを見れば二人の関係は妻にバレてしまう。それを防ぐために、自殺もあり得るという結末になったのだと思う。蓮の妻は本当に二人の関係を知らなかったのかも、分からない。
今日の
最低気温 度、最高気温 度。
○……「疼くひと」の中に二人が初めてのデートで、逗子と鎌倉をドライブする場面がある。映画が大好きな蓮のために、鎌倉にある円覚寺に行く。そこには小津安二郎監督と木下恵介監督の墓があり、二人は手を合わせる。初めてのデートに墓参りというのは面白い。今度、鎌倉に行ったら行ってみたい。
この寺は、小津安二郎監督の「晩春」で、冒頭のお茶会のシーンに登場したという。また、文学では夏目漱石の「門」や川端康成の「千羽鶴」の舞台になり、有島武郎の「或る女」もここで執筆されたという。小津監督の墓の墓碑銘はただ「無」の一文字だという。道路1本を隔てた向かい側は木下監督の墓があり、「木下家の墓」と刻まれている。
それと、茅ヶ崎には遺族から、亡くなるまでの16年間を過ごした邸宅が寄贈され、「開高健記念館」として開設された。そこにも行ってみたい。茅ヶ崎は桑田佳祐の出身地でもあり、今年10年ぶりに凱旋ライブをやった。ライブも見たい。
◇円覚寺
所在地:神奈川県鎌倉市山之内409
電話:0467-22-0478
◇開高健記念館
所在地:神奈川県茅ヶ崎市東海岸南6丁目6-64
電話:0467-87-0567
開館日:金・土・日曜日の3日間と祝祭日
入館料:200円

タイトルがいい。「疼く人」。本の装丁もいい。「最後のひと」という続編も出て、2作合わせて10万部のヒットだという。続編は86歳の男性との恋愛で、年齢がどんどん上がっていく。さらに続編を出すとしたら100歳超えかも。だって厚生労働省の発表によると、100歳以上の人は、全国で合わせて9万2139人もいるのだから。
登場人物から説明したい。主人公の唐沢燿子(ようこ)は70歳。浮気した夫と離婚後、一人娘を育てながら、一念発起し、テレビドラマの脚本家として第一線で活躍していた。しかし、「唐沢燿子はもう古い」と言われるようになり、仕事がなくなった。仲良しの同級生3人を大事にしながら、料理やアルトサックスを趣味に穏やかな老後を生きようとしている。だが、「自分は、逗子のマンションでひとり老いていき、孤独のなかで死んでいくのだ」「料理を一緒に食べる相手がいたら、もっと美味しいのにと思ってしまう」という一抹の寂しさもある。
同級生は、夫がエリートビジネスマンの広田繁美。不倫40年、独身の武田美希子、夫をがんで亡くし一人で画廊喫茶を営む杉崎潤の3人である。
(注意・以下、結末に触れる部分あり)
突然、燿子にアタックしてきたのが、燿子の脚本のファンだという15歳年下の男、沢渡蓮(55)がFacebookで接触してきた。メッセージのやりとりをするうち、ズブズブと溺れていく。長い間しまい込んでいた「女」が顔を出し、「久しぶりの発情期」だと感じる。女友達から艶っぽくなったと言われ、新しく買ったランジェリーを用意して沢渡と会う日に備えた。
老年男性の性は、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」をはじめ、いろいろ読んだが、70代の女性を主人公とした恋と性を取り扱った小説は初めて読んだ。女性が老いてもなお「疼く」ことがあるなんて、若い頃は考えもしなかった。自分が年を取ってくると、この小説に書いてあることが理解できる。男も女も死ぬまで「男と女」なのである。
生々しい性描写は、この小説のアピールポイントなのだが、経験豊富な読者にとっては、それほど異常なことではない。蓮が「聖水」を飲む場面も驚くほどアブノーマルなことではない。開高健の短編「一滴の光」(「珠玉」収録)にもある。ただ、入浴時の性器の手入れとか、閉経の感情とか、女性作家ならではの描写は興味深かった。それよりも、連の小学生時代に母子寮で複数のおばさんから弄ばれた性体験の方が面白かった。
死ぬまで続くかと思われた二人の関係は、蓮からの別れのメッセージとFacebook、LINEの閉鎖、削除で突然終わる。その後蓮は建設の仕事で転落死し、おまけに妻もいたという展開。単なる転落死なら、Facebook、LINEを見れば二人の関係は妻にバレてしまう。それを防ぐために、自殺もあり得るという結末になったのだと思う。蓮の妻は本当に二人の関係を知らなかったのかも、分からない。
今日の足跡
最低気温 度、最高気温 度。
○……「疼くひと」の中に二人が初めてのデートで、逗子と鎌倉をドライブする場面がある。映画が大好きな蓮のために、鎌倉にある円覚寺に行く。そこには小津安二郎監督と木下恵介監督の墓があり、二人は手を合わせる。初めてのデートに墓参りというのは面白い。今度、鎌倉に行ったら行ってみたい。
この寺は、小津安二郎監督の「晩春」で、冒頭のお茶会のシーンに登場したという。また、文学では夏目漱石の「門」や川端康成の「千羽鶴」の舞台になり、有島武郎の「或る女」もここで執筆されたという。小津監督の墓の墓碑銘はただ「無」の一文字だという。道路1本を隔てた向かい側は木下監督の墓があり、「木下家の墓」と刻まれている。
それと、茅ヶ崎には遺族から、亡くなるまでの16年間を過ごした邸宅が寄贈され、「開高健記念館」として開設された。そこにも行ってみたい。茅ヶ崎は桑田佳祐の出身地でもあり、今年10年ぶりに凱旋ライブをやった。ライブも見たい。
◇円覚寺
所在地:神奈川県鎌倉市山之内409
電話:0467-22-0478
◇開高健記念館
所在地:神奈川県茅ヶ崎市東海岸南6丁目6-64
電話:0467-87-0567
開館日:金・土・日曜日の3日間と祝祭日
入館料:200円
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21日20時26分=2023年=
『こち亀』シリーズの亀有へ
柴又周辺の葛飾区には、“呑んべえの聖地”と言われる立石や、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』通称"こち亀"シリーズで知られる亀有など、一度は訪れたい町が点在している。寅さん探訪の旅を終え、9月9日夕方、柴又から亀有へ向かった。
9日に泊まったホテルが京成小岩の近く。調べてみたら、駅から亀有までのコミュニティバス「京成タウンバス」が20分おきに出ていることが分かり、ホテルにチェックインし、シャワーを浴びてから出掛けた。電車で行くと、何回も乗り換えをしなくてはならないので、バスのほうが絶対にいい。
こち亀は、1976年(昭和51年)から「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、2016年9月に幕を閉じたという長寿漫画だ。亀有はその舞台であり、作者である秋本治さんの出身地でもある。
亀有ではこち亀の像がどんどん増えつつあり、いまは15体になったという。

2006年に第1号の銅像「両津勘吉像」は、商店街と亀有香取神社が中心になって建立したらしい。銅像は7つの商店街を回らないと、全部を見ることができない。とても無理なので、今回は駅周辺のみにした。全部まわりたい人は駅前に看板がある。
↓カラーの両津・中川・麗子像

↓亀有香取神社の「両津勘吉祭り姿像」

「両津勘吉像」は駅前にあるのですぐ分かった。彩色された15体目の「両津・中川・麗子像」もあった。亀有香取神社には「両津勘吉祭り姿像」があった。夕暮れになってきたため、3体を見つけただけで帰ることにした。駅から歩いて5分の亀有香取神社は「こち亀」にも登場する神社で、勝負事や足腰健康の神様のようだ。
↓亀有駅北口交番

亀有公園前派出所のモデルとなった「亀有駅北口交番」も分かった。
今日の
最低気温22.6度、最高気温32.1度。曇り。夕方から雨。湿度が高く湿っぽい。
○……アメリカのAmazonは、音声アシスタント「アレクサ」に生成AI(人工知能)を搭載した新商品を発表したという。スポーツの試合時間や献立案などの質問にも回答し、詩を作ったり朗読することも可能になったようだ。
ということは、新たに買い直さないといけないのだろうか。そんなはずはないと思うが。
アレクサと世間話ができると楽しいと思う。
○……一方、Amazonジャパンは「Amazonプライム」の会費を9月24日から、値上げする。年会費が4,900円から5,900円、月会費が500円から600円に値上げ。映画や音楽も楽しめるので、やめるつもりはない。アメリカでは年会費が約2万円だという。それに比べればまだ安い。
「Amazonプライム」の更新日をしらべたら、来年の4月9日だった。それまでは値上げ前の年会費(4,900円)「なので助かる。
9日に泊まったホテルが京成小岩の近く。調べてみたら、駅から亀有までのコミュニティバス「京成タウンバス」が20分おきに出ていることが分かり、ホテルにチェックインし、シャワーを浴びてから出掛けた。電車で行くと、何回も乗り換えをしなくてはならないので、バスのほうが絶対にいい。
こち亀は、1976年(昭和51年)から「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、2016年9月に幕を閉じたという長寿漫画だ。亀有はその舞台であり、作者である秋本治さんの出身地でもある。
亀有ではこち亀の像がどんどん増えつつあり、いまは15体になったという。

2006年に第1号の銅像「両津勘吉像」は、商店街と亀有香取神社が中心になって建立したらしい。銅像は7つの商店街を回らないと、全部を見ることができない。とても無理なので、今回は駅周辺のみにした。全部まわりたい人は駅前に看板がある。
↓カラーの両津・中川・麗子像

↓亀有香取神社の「両津勘吉祭り姿像」

「両津勘吉像」は駅前にあるのですぐ分かった。彩色された15体目の「両津・中川・麗子像」もあった。亀有香取神社には「両津勘吉祭り姿像」があった。夕暮れになってきたため、3体を見つけただけで帰ることにした。駅から歩いて5分の亀有香取神社は「こち亀」にも登場する神社で、勝負事や足腰健康の神様のようだ。
↓亀有駅北口交番

亀有公園前派出所のモデルとなった「亀有駅北口交番」も分かった。
今日の足跡
最低気温22.6度、最高気温32.1度。曇り。夕方から雨。湿度が高く湿っぽい。
○……アメリカのAmazonは、音声アシスタント「アレクサ」に生成AI(人工知能)を搭載した新商品を発表したという。スポーツの試合時間や献立案などの質問にも回答し、詩を作ったり朗読することも可能になったようだ。
ということは、新たに買い直さないといけないのだろうか。そんなはずはないと思うが。
アレクサと世間話ができると楽しいと思う。
○……一方、Amazonジャパンは「Amazonプライム」の会費を9月24日から、値上げする。年会費が4,900円から5,900円、月会費が500円から600円に値上げ。映画や音楽も楽しめるので、やめるつもりはない。アメリカでは年会費が約2万円だという。それに比べればまだ安い。
「Amazonプライム」の更新日をしらべたら、来年の4月9日だった。それまでは値上げ前の年会費(4,900円)「なので助かる。
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20日19時53分=2023年=
渋沢栄一の故郷、埼玉県深谷市へ②
↓渋沢記念館裏側にある渋沢栄一の銅像

記念館裏側には渋沢栄一の大きな銅像がある。高さ5mで、堂々とした体格の銅像だ。記念館裏側にあるので、見ないで帰ってしまう人も多いそうだ。次に一番見たかった血洗島の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」に向かった。渋沢記念館から歩いて800mほどだろうか。案内地図を見ながら青淵公園を通って行った。青淵(せいえん)というのは渋沢の雅号である。
↓生誕地の碑

↓中の家

「中の家」は渋沢栄一の生誕地で、1855年(明治28年)に妹夫婦が再建したもの。入り口に「史蹟 澁澤栄一生地」と書かれた碑が建っていた。
母屋を囲むように副家、4つの土蔵、正門、東門があり、この地方の養蚕農家屋敷の典型的な形のようだ。渋沢栄一はこの場所に生まれ、23歳まで過ごした。大河ドラマ「青天を衝け」の場面を思い出す。
↓「若き日の栄一」像

庭には渋沢の等身大の銅像があった。着物を着て菅笠を持ち、帯刀した姿で「若き日の栄一」と書かれていた。
「中の家」は主屋の耐震補強をしたばかりで、それまでは木造2階建ての内部には入れなかった。今年8月10日から一般公開が始まったばかりだという。ラッキーだった。ここにも、栄一アンドロイドがあり、シアター上映の説明をしていた。
↓赤レンガのかまど跡

ほかに、今回の工事で床下から、渋沢が設立した日本煉瓦製造で作った赤レンガも発見され、遺構をガラス張りにして見られるようにしてあった。
↓ドラマで使われた血判状

↓ドラマを再現した部屋

↓ドラマで使われた栄一の洋装写真

ドラマ場面の再現セットや、使われた小道具の展示もあった。中でも本物かと勘違いするほどの出来栄えだったのが「焼き討ち計画の血判状」。攘夷を起こすための横浜焼き討ち計画に賛同した栄一(吉沢亮)や喜作(高良健吾)などが署名した血判状である。だが、京都から戻った長七郎は計画は無謀だとして異議をとなえたのだった。その場面が目に浮かぶ血判状であった。ほかに撮影に使われた「パリから届いた栄一の洋装写真」もあった。
↓父母の招魂碑

外を巡ると、栄一の父、渋沢市郎右衛門と母えいの招魂碑(慰霊碑)が並んで建っていた。父の碑文は栄一、母の碑文は栄一の師尾高惇忠である。尾高惇忠の弟で、栄一の養子となった渋沢平九郎の追悼碑もあった。碑文は栄一である。
「中の家」を見た後、コミュニティバスの発車時間まで30分ほどあったので、800mほど東にある「尾高惇忠(じゅんちゅう)生家」へ行くことにした。「近くにバス停があるので、そこでバスに乗ればいい」と係の人が教えてくれた。
↓尾高惇忠の生家

尾高惇忠は渋沢栄一のいとこで、学問の師として若き日の渋沢に大きな影響を与えた。官営富岡製糸場の設計に計画当初から携わり、初代場長を務めた。
↓藍玉

↓藍が植えてあった

↓かまど

↓レンガ造りの蔵

栄一は惇忠の家に通い、論語などを学んだ。その生家が今も残っていて、無料で入ることができる。家の中にはかまどがあり、1階の部屋を見ることができた。ドラマに出てくる藍が栽培されていて、藍玉も実物を見ることができた。中庭に出ると、珍しいレンガ造りの蔵があった。
↓焼き討ちの密議をした部屋(2階)

↓密議が行われた2階の部屋(パネル)

ドラマ「青天を衝け」で、非常に緊迫した場面があった。若き日の栄一や惇忠らが、ときの尊王攘夷思想に共鳴し、高崎城の乗っ取りや、横浜の外国人商館を焼き討ちするという密議をしたのはこの家の2階だという。2階に上がることはできなかったが、今もそのまま残っていたとは驚きだ。
10分ほど見学した後、コミュニティバスで深谷駅へ向かい、帰途についた。
今日の
最低気温23.2度、最高気温29.7度。曇で朝方一時雨。

○……今日は朝方の犬の散歩前、少し雨が降ったが、昨日の散歩のときは青空が広がり、秋の雲であるうろこ雲が広がっていた。
うろこ雲は、いわし雲ともいう。巻積雲の一種で、上空の高いところに発生する雲である。

記念館裏側には渋沢栄一の大きな銅像がある。高さ5mで、堂々とした体格の銅像だ。記念館裏側にあるので、見ないで帰ってしまう人も多いそうだ。次に一番見たかった血洗島の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」に向かった。渋沢記念館から歩いて800mほどだろうか。案内地図を見ながら青淵公園を通って行った。青淵(せいえん)というのは渋沢の雅号である。
↓生誕地の碑

↓中の家

「中の家」は渋沢栄一の生誕地で、1855年(明治28年)に妹夫婦が再建したもの。入り口に「史蹟 澁澤栄一生地」と書かれた碑が建っていた。
母屋を囲むように副家、4つの土蔵、正門、東門があり、この地方の養蚕農家屋敷の典型的な形のようだ。渋沢栄一はこの場所に生まれ、23歳まで過ごした。大河ドラマ「青天を衝け」の場面を思い出す。
↓「若き日の栄一」像

庭には渋沢の等身大の銅像があった。着物を着て菅笠を持ち、帯刀した姿で「若き日の栄一」と書かれていた。
「中の家」は主屋の耐震補強をしたばかりで、それまでは木造2階建ての内部には入れなかった。今年8月10日から一般公開が始まったばかりだという。ラッキーだった。ここにも、栄一アンドロイドがあり、シアター上映の説明をしていた。
↓赤レンガのかまど跡

ほかに、今回の工事で床下から、渋沢が設立した日本煉瓦製造で作った赤レンガも発見され、遺構をガラス張りにして見られるようにしてあった。
↓ドラマで使われた血判状

↓ドラマを再現した部屋

↓ドラマで使われた栄一の洋装写真

ドラマ場面の再現セットや、使われた小道具の展示もあった。中でも本物かと勘違いするほどの出来栄えだったのが「焼き討ち計画の血判状」。攘夷を起こすための横浜焼き討ち計画に賛同した栄一(吉沢亮)や喜作(高良健吾)などが署名した血判状である。だが、京都から戻った長七郎は計画は無謀だとして異議をとなえたのだった。その場面が目に浮かぶ血判状であった。ほかに撮影に使われた「パリから届いた栄一の洋装写真」もあった。
↓父母の招魂碑

外を巡ると、栄一の父、渋沢市郎右衛門と母えいの招魂碑(慰霊碑)が並んで建っていた。父の碑文は栄一、母の碑文は栄一の師尾高惇忠である。尾高惇忠の弟で、栄一の養子となった渋沢平九郎の追悼碑もあった。碑文は栄一である。
「中の家」を見た後、コミュニティバスの発車時間まで30分ほどあったので、800mほど東にある「尾高惇忠(じゅんちゅう)生家」へ行くことにした。「近くにバス停があるので、そこでバスに乗ればいい」と係の人が教えてくれた。
↓尾高惇忠の生家

尾高惇忠は渋沢栄一のいとこで、学問の師として若き日の渋沢に大きな影響を与えた。官営富岡製糸場の設計に計画当初から携わり、初代場長を務めた。
↓藍玉

↓藍が植えてあった

↓かまど

↓レンガ造りの蔵

栄一は惇忠の家に通い、論語などを学んだ。その生家が今も残っていて、無料で入ることができる。家の中にはかまどがあり、1階の部屋を見ることができた。ドラマに出てくる藍が栽培されていて、藍玉も実物を見ることができた。中庭に出ると、珍しいレンガ造りの蔵があった。
↓焼き討ちの密議をした部屋(2階)

↓密議が行われた2階の部屋(パネル)

ドラマ「青天を衝け」で、非常に緊迫した場面があった。若き日の栄一や惇忠らが、ときの尊王攘夷思想に共鳴し、高崎城の乗っ取りや、横浜の外国人商館を焼き討ちするという密議をしたのはこの家の2階だという。2階に上がることはできなかったが、今もそのまま残っていたとは驚きだ。
10分ほど見学した後、コミュニティバスで深谷駅へ向かい、帰途についた。
今日の足跡
最低気温23.2度、最高気温29.7度。曇で朝方一時雨。

○……今日は朝方の犬の散歩前、少し雨が降ったが、昨日の散歩のときは青空が広がり、秋の雲であるうろこ雲が広がっていた。
うろこ雲は、いわし雲ともいう。巻積雲の一種で、上空の高いところに発生する雲である。
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19日15時49分=2023年=
渋沢栄一の故郷、埼玉県深谷市へ①
葛飾柴又で寅さんの世界を満喫した後、2日目(9月10日)は埼玉県深谷市に行って“近代日本経済の父”渋沢栄一の記念館や生家を訪ねることにした。2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一の魅力を知り、その故郷を訪ねてみたかった。それと、来年7月に渋沢栄一を図柄にした新たな1万円札が発行されるので、混雑する前に行きたかった。
深谷駅まで2回乗り換えが必要で、問題は深谷駅から渋沢栄一記念館までは2時間に1本しか運行していないコミュニティーバス「くるリン」で行くしか方法ない(タクシーという選択肢もあるが)。そのために、早めに出掛けた。京成上野駅から上野駅までは歩いて11分。途中で西郷隆盛の銅像を見た。
7:07京成小岩駅→7:32京成上野駅(10駅)
8:31上野駅→9:49深谷駅(17駅)
↓レンガ作りの深谷駅

↓駅近くのレンガ通り

深谷駅に降りて驚いた。レンガ造り(レンガタイル張り)で、まるで東京駅のようだ。レンガタイルを50万個使ったという(東京駅は833万個)。渋沢栄一が深谷市に日本初の機械式煉瓦工場を作ったことがその理由。もちろん、東京駅の煉瓦もここ深谷で作ったものだという。駅の近くに煉瓦を敷き詰めた通りもあった。
↓コミュニティバス「くるリン」。渋沢栄一が描かれている

コミュニティバス「くるリン」の北部シャトル便が10時55分発だったので、1時間ほど待つけれど、それに乗って行くことにした。1日4本しか運行していないので仕方がない。所要時間は約30分。電車の時刻もあるので、帰りは14時42分のバスで帰るしかない。3時間ほどの滞在時間があるので大丈夫だろう。
↓深谷駅前の渋沢栄一像

↓渋沢栄一からくり時計は故障中

↓マンホールの蓋まで渋沢栄一

↓深谷駅周辺は「渋沢栄一」一色

↓階段まで使ってPR

北口駅前の「青淵(せいえん)広場」には渋沢栄一像がある。坐像なのが珍しい。渋沢栄一のからくり時計も見たかったが、故障していて動いていない。バスの出発時刻まで、駅付近を散策してみた。マンホールのふたにも渋沢栄一のイラストがあった。駅に上る階段にも新1万円札のPRが書かれていた。新1万円札の顔になるため、市を挙げてPRしているのが良く分かる。
記念館まで「くるリン」で30分弱。料金は現金のみで1回200円。Suicaが使えないのが残念。
渋沢栄一記念館は思ったよりも大きく、さすが「近代日本経済の父」だけのことはある。入場料が無料なのも太っ腹だ。展示物を紹介したいのだが、残念ながら撮影禁止だった。展示物は書状や書、写真などが中心。珍しいものとしては、日米親善にアメリカから贈られた「青い目の人形」があった。渋沢栄一の深谷での青春時代、役人から実業界へ転身していく経緯、社会福祉活動や慈善事業にも尽力した功績などが展示されていた。
ちょうど、大河ドラマ「青天を衝け」の特別展をやっていて、渋沢栄一役の吉沢亮や、喜作役の高良健吾、栄市の子供時代を演じた小林優仁、てい役の藤野涼子などのサイン色紙が展示されていた。
この記念館の一番の目玉が「渋沢栄一アンドロイド」。タリーズコーヒーの寄付を受けて4000万円をかけて製作した。前もって、1時30分からの講義を予約してあり、展示物を見た後に講義を受けた。
アンドロイドは手が動き、しゃべるのに合わせて口が動き、まばたきもする。70歳ごろの渋沢栄一(身長153cm)をしみ一つまで忠実に再現したという。司会者の質問に答えることもできる。渋沢栄一の講義を録音したものがあり、それを基に声が似ている声優を使って合成音声を作成したという。
渋沢栄一アンドロイドの講義は、事前予約をしていたので、スムーズだった。定員40人なので予約していないと、入れない場合がある。
講義のテーマは「道徳経済合一の説」で、1923年(大正12年)6月13日、83歳のときに行ったものを基にしている。
簡単にまとめると「仁義道徳と生産殖利とは、元来共に進むべきものであります」ということだ。つまり、「道徳を守ることと利益を追求することは矛盾しない。共に進むべきで、その結果、経済は発展する」ということだ。ビッグモーターもこの講義を受けてほしいものだ。
↓渋沢栄一アンドロイド

講義終了後、渋沢栄一アンドロイドの写真撮影が許可された。
続きはまた明日。
今日の
最低気温23.7度、最高気温32.8度。曇りで夕方一時雨。
↓開花が遅れている巾着田の曼珠沙華(2枚とも友人撮影)


○……日本一の規模を誇る500万本の曼珠沙華(彼岸花)の群生地、埼玉県日高市の曼珠沙華公園で始まった「巾着田曼珠沙華まつり」だが、花の開花が遅れているとニュースで報じていた。
当初は9月16日から10月1日までの予定だったが、日程を1週間伸ばすという。友人が見に行ったところ「花があまり咲いていないので、入場料500円を無料にしている」と話していた。曼珠沙華は最低気温が10度以下にならないと咲かないらしい。この辺でもまだ咲いていない。
西武池袋線高麗駅下車徒歩約15分。車なら「埼玉県日高市高麗本郷125-2」にカーナビを合わせればいい。
見頃は月末ごろのようだ。
深谷駅まで2回乗り換えが必要で、問題は深谷駅から渋沢栄一記念館までは2時間に1本しか運行していないコミュニティーバス「くるリン」で行くしか方法ない(タクシーという選択肢もあるが)。そのために、早めに出掛けた。京成上野駅から上野駅までは歩いて11分。途中で西郷隆盛の銅像を見た。
7:07京成小岩駅→7:32京成上野駅(10駅)
8:31上野駅→9:49深谷駅(17駅)
↓レンガ作りの深谷駅

↓駅近くのレンガ通り

深谷駅に降りて驚いた。レンガ造り(レンガタイル張り)で、まるで東京駅のようだ。レンガタイルを50万個使ったという(東京駅は833万個)。渋沢栄一が深谷市に日本初の機械式煉瓦工場を作ったことがその理由。もちろん、東京駅の煉瓦もここ深谷で作ったものだという。駅の近くに煉瓦を敷き詰めた通りもあった。
↓コミュニティバス「くるリン」。渋沢栄一が描かれている

コミュニティバス「くるリン」の北部シャトル便が10時55分発だったので、1時間ほど待つけれど、それに乗って行くことにした。1日4本しか運行していないので仕方がない。所要時間は約30分。電車の時刻もあるので、帰りは14時42分のバスで帰るしかない。3時間ほどの滞在時間があるので大丈夫だろう。
↓深谷駅前の渋沢栄一像

↓渋沢栄一からくり時計は故障中

↓マンホールの蓋まで渋沢栄一

↓深谷駅周辺は「渋沢栄一」一色

↓階段まで使ってPR

北口駅前の「青淵(せいえん)広場」には渋沢栄一像がある。坐像なのが珍しい。渋沢栄一のからくり時計も見たかったが、故障していて動いていない。バスの出発時刻まで、駅付近を散策してみた。マンホールのふたにも渋沢栄一のイラストがあった。駅に上る階段にも新1万円札のPRが書かれていた。新1万円札の顔になるため、市を挙げてPRしているのが良く分かる。
記念館まで「くるリン」で30分弱。料金は現金のみで1回200円。Suicaが使えないのが残念。
渋沢栄一記念館は思ったよりも大きく、さすが「近代日本経済の父」だけのことはある。入場料が無料なのも太っ腹だ。展示物を紹介したいのだが、残念ながら撮影禁止だった。展示物は書状や書、写真などが中心。珍しいものとしては、日米親善にアメリカから贈られた「青い目の人形」があった。渋沢栄一の深谷での青春時代、役人から実業界へ転身していく経緯、社会福祉活動や慈善事業にも尽力した功績などが展示されていた。
ちょうど、大河ドラマ「青天を衝け」の特別展をやっていて、渋沢栄一役の吉沢亮や、喜作役の高良健吾、栄市の子供時代を演じた小林優仁、てい役の藤野涼子などのサイン色紙が展示されていた。
この記念館の一番の目玉が「渋沢栄一アンドロイド」。タリーズコーヒーの寄付を受けて4000万円をかけて製作した。前もって、1時30分からの講義を予約してあり、展示物を見た後に講義を受けた。
アンドロイドは手が動き、しゃべるのに合わせて口が動き、まばたきもする。70歳ごろの渋沢栄一(身長153cm)をしみ一つまで忠実に再現したという。司会者の質問に答えることもできる。渋沢栄一の講義を録音したものがあり、それを基に声が似ている声優を使って合成音声を作成したという。
渋沢栄一アンドロイドの講義は、事前予約をしていたので、スムーズだった。定員40人なので予約していないと、入れない場合がある。
講義のテーマは「道徳経済合一の説」で、1923年(大正12年)6月13日、83歳のときに行ったものを基にしている。
簡単にまとめると「仁義道徳と生産殖利とは、元来共に進むべきものであります」ということだ。つまり、「道徳を守ることと利益を追求することは矛盾しない。共に進むべきで、その結果、経済は発展する」ということだ。ビッグモーターもこの講義を受けてほしいものだ。
↓渋沢栄一アンドロイド

講義終了後、渋沢栄一アンドロイドの写真撮影が許可された。
続きはまた明日。
今日の足跡
最低気温23.7度、最高気温32.8度。曇りで夕方一時雨。
↓開花が遅れている巾着田の曼珠沙華(2枚とも友人撮影)


○……日本一の規模を誇る500万本の曼珠沙華(彼岸花)の群生地、埼玉県日高市の曼珠沙華公園で始まった「巾着田曼珠沙華まつり」だが、花の開花が遅れているとニュースで報じていた。
当初は9月16日から10月1日までの予定だったが、日程を1週間伸ばすという。友人が見に行ったところ「花があまり咲いていないので、入場料500円を無料にしている」と話していた。曼珠沙華は最低気温が10度以下にならないと咲かないらしい。この辺でもまだ咲いていない。
西武池袋線高麗駅下車徒歩約15分。車なら「埼玉県日高市高麗本郷125-2」にカーナビを合わせればいい。
見頃は月末ごろのようだ。
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18日15時21分=2023年=
ワンコインコンサートで「トロンボーン四重奏」
2019年以来の「トワイライト・トロンボーン・カルテット」がやってきた。妙高市文化ホールホワイエで9月12日午後7時から開かれた「ワンコインコンサート」である。入場料はわずか500円だ。30代後半の4人全員が東京芸術大の卒業生で、2008年に結成し4枚のアルバムを発表しているプロの演奏家である。この日は雨だったので、いつもよりやや客が少なかった。

今回は前回と曲を全面的に入れ替えてきた。前半はオリジナル曲やポピュラーのメドレーなどをやり、後半は映画音楽だった。上下とも黒い服で統一した4人は、交代でMCをつとめながら、演奏した。

①4Lines
3楽章からなる曲で、客はそれを知らなかったため、楽章の間に拍手してしまった。プログラムにかっこ書きで「3楽章」と書いておけばよかったのに。拍子が変わったり、変調がある難しい曲のようだ。曲名はカジノのカードゲームの名前のようだ。
②トルコ行進曲/モーツァルト
元々はピアノ曲だが、トロンボーン用に編曲したもの
③ロンドンデリーの歌/アイルランド民謡
おなじみの曲。いわばアイルランドのフォークソング。歌詞をつけた「ダニーボーイ」としても知られる。
④ビートルズセレクション
「ヘイ・ジュード」「イエスタディ」「ルーシーイン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」「レット・イット・ビー」の4曲メドレー
(15分休憩)
⑤ニュー・シネマ・パラダイスメドレー/エンニオ・モリコーネ
「シネパラ」は1988年のイタリアの映画。シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の心あたたまる交流を、あふれる映画愛とともに描いた不朽の名作。ラブシーンのフィルムをつなげて上映するラストシーンは忘れられない。
⑥ガブリエリのオーボエ/エンニオ・モリコーネ
映画「ミッション」(1986年)のテーマ。モリコーネはいい音楽を書くね。
⑦「リトル・マーメイド」よりパート・オブ・ユア・ワールド
名作ディズニーアニメを実写化したミュージカル映画。2023年公開
⑧雨に唄えば
1952年に公開されたアメリカのミュージカル映画。ハリウッドを代表するミュージカル映画の傑作。ジーン・ケリーが土砂降りの雨の中、主題歌を歌いながらタップダンスを踊る場面は、映画史に残る名シーン。高校生の頃に見て感動した映画の一本。「ボレロ」のように同じメロディーの繰り返しだが、飽きない曲だとの説明があった。確かにそうだ。
⑨映画音楽メドレー
昔の映画音楽ならかなりの確率で分かるが、現代のアクション映画などは全然分からない。全部で10曲だという。曲名当てクイズだと思ってメモしながら聞いた。「ムーンリバー」まではすぐに分かって簡単だったが、後の2曲は難しかった。
・「スター・ウォーズ」「ジ・エンターテイナー」「ピンクパンサー」「007 ジェームス・ボンドのテーマ」「ホーム・アローン」「荒野の七人」「ムーンリバー」「Summer(久石譲)」「ジュラシックパーク」…あれっ、9曲しかない。もう1曲って何だったのだろう。
⑩アンコール曲「スタンド・バイ・ミー」
最後に、4人が演奏しながら歩いて会場をまわり、退場した。
今日の
最低気温23.6度、最高気温32.1度。曇り。

○……新潟市に住む長男の子(孫)が、手形入りの敬老の日のハガキを送ってきた。保育園で作ったもので、おじいちゃん宛に送ってきた。
手でクリをつかむというイメージなのかな。手がすごく大きくなってびっくりした。親はそのはがきを見ていないそうなので、写真を写してLINEで送ってあげた。

今回は前回と曲を全面的に入れ替えてきた。前半はオリジナル曲やポピュラーのメドレーなどをやり、後半は映画音楽だった。上下とも黒い服で統一した4人は、交代でMCをつとめながら、演奏した。

①4Lines
3楽章からなる曲で、客はそれを知らなかったため、楽章の間に拍手してしまった。プログラムにかっこ書きで「3楽章」と書いておけばよかったのに。拍子が変わったり、変調がある難しい曲のようだ。曲名はカジノのカードゲームの名前のようだ。
②トルコ行進曲/モーツァルト
元々はピアノ曲だが、トロンボーン用に編曲したもの
③ロンドンデリーの歌/アイルランド民謡
おなじみの曲。いわばアイルランドのフォークソング。歌詞をつけた「ダニーボーイ」としても知られる。
④ビートルズセレクション
「ヘイ・ジュード」「イエスタディ」「ルーシーイン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」「レット・イット・ビー」の4曲メドレー
(15分休憩)
⑤ニュー・シネマ・パラダイスメドレー/エンニオ・モリコーネ
「シネパラ」は1988年のイタリアの映画。シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の心あたたまる交流を、あふれる映画愛とともに描いた不朽の名作。ラブシーンのフィルムをつなげて上映するラストシーンは忘れられない。
⑥ガブリエリのオーボエ/エンニオ・モリコーネ
映画「ミッション」(1986年)のテーマ。モリコーネはいい音楽を書くね。
⑦「リトル・マーメイド」よりパート・オブ・ユア・ワールド
名作ディズニーアニメを実写化したミュージカル映画。2023年公開
⑧雨に唄えば
1952年に公開されたアメリカのミュージカル映画。ハリウッドを代表するミュージカル映画の傑作。ジーン・ケリーが土砂降りの雨の中、主題歌を歌いながらタップダンスを踊る場面は、映画史に残る名シーン。高校生の頃に見て感動した映画の一本。「ボレロ」のように同じメロディーの繰り返しだが、飽きない曲だとの説明があった。確かにそうだ。
⑨映画音楽メドレー
昔の映画音楽ならかなりの確率で分かるが、現代のアクション映画などは全然分からない。全部で10曲だという。曲名当てクイズだと思ってメモしながら聞いた。「ムーンリバー」まではすぐに分かって簡単だったが、後の2曲は難しかった。
・「スター・ウォーズ」「ジ・エンターテイナー」「ピンクパンサー」「007 ジェームス・ボンドのテーマ」「ホーム・アローン」「荒野の七人」「ムーンリバー」「Summer(久石譲)」「ジュラシックパーク」…あれっ、9曲しかない。もう1曲って何だったのだろう。
⑩アンコール曲「スタンド・バイ・ミー」
最後に、4人が演奏しながら歩いて会場をまわり、退場した。
今日の足跡
最低気温23.6度、最高気温32.1度。曇り。

○……新潟市に住む長男の子(孫)が、手形入りの敬老の日のハガキを送ってきた。保育園で作ったもので、おじいちゃん宛に送ってきた。
手でクリをつかむというイメージなのかな。手がすごく大きくなってびっくりした。親はそのはがきを見ていないそうなので、写真を写してLINEで送ってあげた。
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17日15時28分=2023年=
伊藤左千夫の「野菊の墓」の文学碑
伊藤左千夫の「野菊の墓」は、15歳の少年・斎藤政夫と2歳年上の従姉・戸村民子との淡い恋を描いた小説。1906年に雑誌に発表され、夏目漱石が絶賛したことでも知られる。今月9日、寅さんの故郷、葛飾柴又へ行った際、矢切の渡しで対岸の千葉県松戸市へ行き、「野菊の墓」の舞台の地、文学碑などを見てきた。
この作品の舞台となったのは千葉県松戸市矢切付近。伊藤左千夫の門人である土屋文明の筆による「野菊の墓文学碑」が1965年(昭和40年)5月に完成した。矢切の渡しで江戸川を渡り、そこから20分以上歩かないと行けない。また、矢切の渡しは、政夫と民子の最後の別れの場となった所である。
↓喜之助圭介監督の名画「野菊の如き君なりき」

↓松田聖子主演の「野菊の墓」

映画では木下恵介監督の「野菊の如き君なりき」(1955年)や、松田聖子が民子役をやった澤井信一郎監督「野菊の墓」(1981年)が知られる。ほかに、舞台やテレビドラマでも度々原作になっている。
小説では後半の4分の1ほどに、矢切の渡しが出てくる。「船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個につめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。」とある。また、最後の民子が亡くなる前、「茄子畑の事や棉畑の事や、十三日の晩の淋しい風や、また矢切の渡で別れた時の事やを、繰返し繰返し考えては独り慰めて居った。民子の事さえ考えればいつでも気分がよくなる。勿論悲しい心持になることがしばしばあるけれど、さんざん涙を出せばやはり跡は気分がよくなる。民子の事を思って居ればかえって学課の成績も悪くないのである。これらも不思議の一つで、如何なる理由か知らねど、僕は実際そうであった。」と書いてある。
この小説は高校生の時に読み、いたく感動した。矢切の渡しの向こう(千葉県側)の野菊苑に文学碑があると知って、行くことを決めた。
↓「野菊の墓」の碑

↓矢切橋に施された矢切の渡しと野菊のレリーフ

しばらく歩くと、矢切橋の橋詰に「野菊の墓」の一節をしるした碑があった。2007年5月に松戸東ライオンズクラブが25周年を記念して設置したものだ。この橋の欄干には矢切の渡しと野菊のレリーフが施されていた。

途中から「野菊のこみち」があり、それに従って歩いて行ったが、雨上がりで道はぐちゃぐちゃだし、草ぼうぼうで、行くのをやめようかと思ったほど。
途中で道を間違えたこともあり、「野菊苑」まで片道30分かかった。
↓野菊苑入り口

↓野菊苑

↓野菊苑からの眺め

「野菊の墓文学碑」は、西蓮寺(松戸市下矢切261)にある。左千夫の門人である土屋文明の筆になるもので、小説『野菊の墓』の一節が刻まれている。
↓「野菊の墓」文学碑

「僕の家というのは、松戸から二里ばかり下って、矢切の渡を東へ渡り、小高い丘の上でやはり矢切村と云ってる所。・・・・・・」などと書かれている。
「野菊苑」は西蓮寺の向かい側の崖上の小さな公園で「野菊の墓」の舞台とされるところ。政夫が民子を待った大きな銀杏の木は西蓮寺の入口にかつてはあったという。
文学碑にたどり着けてよかったものの、スニーカーは水が染み込み、靴下は濡れてしまった。ズボンには泥はねもあって、ショック。着替えを余分に持ってきておいてよかった。
今日の
最低気温24.2度、最高気温35.5度。晴れ。久しぶりの猛暑日だ。
○……10月からビール系飲料の酒税が変わり、「第3のビール」が1缶(350ml)あたり、37.8円から46.99円に上がる。1缶約10円の値上げである。
逆にビールは70円から63.35円に下がる。発泡酒は46.99円で変わらない。
値上げ前に買いだめしようとドラッグストアに行ったら、いつも飲んでいる発泡酒は変わらないことがわかった。第3のビールはおいしくないし、結局いつもの発泡酒を1箱買ってきた。
クリアアサヒ、本麒麟、金麦、麦とホップなど、第3のビールを飲んでいる人は、今のうちに少し買いだめしておいた方がいいと思う。
2026年にはビール系飲料の税は、54.25円に統一されるという。
この作品の舞台となったのは千葉県松戸市矢切付近。伊藤左千夫の門人である土屋文明の筆による「野菊の墓文学碑」が1965年(昭和40年)5月に完成した。矢切の渡しで江戸川を渡り、そこから20分以上歩かないと行けない。また、矢切の渡しは、政夫と民子の最後の別れの場となった所である。
↓喜之助圭介監督の名画「野菊の如き君なりき」

↓松田聖子主演の「野菊の墓」

映画では木下恵介監督の「野菊の如き君なりき」(1955年)や、松田聖子が民子役をやった澤井信一郎監督「野菊の墓」(1981年)が知られる。ほかに、舞台やテレビドラマでも度々原作になっている。
小説では後半の4分の1ほどに、矢切の渡しが出てくる。「船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個につめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。」とある。また、最後の民子が亡くなる前、「茄子畑の事や棉畑の事や、十三日の晩の淋しい風や、また矢切の渡で別れた時の事やを、繰返し繰返し考えては独り慰めて居った。民子の事さえ考えればいつでも気分がよくなる。勿論悲しい心持になることがしばしばあるけれど、さんざん涙を出せばやはり跡は気分がよくなる。民子の事を思って居ればかえって学課の成績も悪くないのである。これらも不思議の一つで、如何なる理由か知らねど、僕は実際そうであった。」と書いてある。
この小説は高校生の時に読み、いたく感動した。矢切の渡しの向こう(千葉県側)の野菊苑に文学碑があると知って、行くことを決めた。
↓「野菊の墓」の碑

↓矢切橋に施された矢切の渡しと野菊のレリーフ

しばらく歩くと、矢切橋の橋詰に「野菊の墓」の一節をしるした碑があった。2007年5月に松戸東ライオンズクラブが25周年を記念して設置したものだ。この橋の欄干には矢切の渡しと野菊のレリーフが施されていた。

途中から「野菊のこみち」があり、それに従って歩いて行ったが、雨上がりで道はぐちゃぐちゃだし、草ぼうぼうで、行くのをやめようかと思ったほど。
途中で道を間違えたこともあり、「野菊苑」まで片道30分かかった。
↓野菊苑入り口

↓野菊苑

↓野菊苑からの眺め

「野菊の墓文学碑」は、西蓮寺(松戸市下矢切261)にある。左千夫の門人である土屋文明の筆になるもので、小説『野菊の墓』の一節が刻まれている。
↓「野菊の墓」文学碑

「僕の家というのは、松戸から二里ばかり下って、矢切の渡を東へ渡り、小高い丘の上でやはり矢切村と云ってる所。・・・・・・」などと書かれている。
「野菊苑」は西蓮寺の向かい側の崖上の小さな公園で「野菊の墓」の舞台とされるところ。政夫が民子を待った大きな銀杏の木は西蓮寺の入口にかつてはあったという。
文学碑にたどり着けてよかったものの、スニーカーは水が染み込み、靴下は濡れてしまった。ズボンには泥はねもあって、ショック。着替えを余分に持ってきておいてよかった。
今日の足跡
最低気温24.2度、最高気温35.5度。晴れ。久しぶりの猛暑日だ。
○……10月からビール系飲料の酒税が変わり、「第3のビール」が1缶(350ml)あたり、37.8円から46.99円に上がる。1缶約10円の値上げである。
逆にビールは70円から63.35円に下がる。発泡酒は46.99円で変わらない。
値上げ前に買いだめしようとドラッグストアに行ったら、いつも飲んでいる発泡酒は変わらないことがわかった。第3のビールはおいしくないし、結局いつもの発泡酒を1箱買ってきた。
クリアアサヒ、本麒麟、金麦、麦とホップなど、第3のビールを飲んでいる人は、今のうちに少し買いだめしておいた方がいいと思う。
2026年にはビール系飲料の税は、54.25円に統一されるという。
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16日17時27分=2023年=
長沢茶屋の手打ちそば つなぎはオヤマボクチ
昼食に妙高市長沢の「長沢茶屋」へ手打ちそばを食べに行った。そばのつなぎには、小麦粉、山芋(自然薯)、卵、ふのりなどいろいろある。長沢茶屋のつなぎは、通称ヤマゴボウ、植物名はオヤマボクチの葉を乾燥させ、その繊維を使う。飯山市の富倉地区(富倉そば)と同じだ。


植物の繊維を使うため、機械製麺ができず、昔ながらの手打ち作業となる。オヤマボクチは繊維なので無味無臭。小麦粉や山芋、卵やふのりをつなぎに使うと、それ自体が持つ風味、味がそばの香りのじゃまをしてしまう。特に魚沼地方発祥のへぎそばは、ふのりの香りが強いため、そばの香りが消されてしまう。その代わり、独特の喉越しが生じる。好き嫌いが分かれるところだ。
↓オヤマボクチの花

長沢茶屋の入り口にオヤマボクチの鉢植えがあり、アザミのような花が咲いていた。オヤマボクチはキク科の多年草で、花期は9~10月。花は暗い紫色で下向きに咲く。若葉は草餅に入れて食べる。日当たりの良い野山にあるそうで、帰りに山道に入って探してみたが見つからなかった。
長沢茶屋では「茶屋セットB」(1100円)を注文し、笹寿し(1個150円)を土産に買って帰ることにした。
↓そばセットB

セットBはそばと天ぷらのセットで小鉢も付いている。セットA(1300年)はさらに笹ずしが付く。そのほか、もりそば(900円)、山菜そば(1000円)、天ぷら(500円)など。
そばは香り、喉越しとも文句なし。新そばならば、そばの香りが漂うだろう。ちょうど長沢ではそばの花の盛り。新そばが出た頃にまた行ってみたい。
◇長沢茶屋
◇妙高市大字長沢1355番地1
◇0255-75-3458
◇営業時間:11:00~15:00
◇定休日:月・火・水曜(1~3月は休み)
◇公式サイト:https://myoko-gt.com/nagasawa/
今日の
最低気温23.3度、最高気温33.6度。晴れ。



○……長沢ではそばの花が満開だった場所を2か所見つけた。そばの花は純白で、小さな白い花がいっぱい集まるのできれいなのだ。
今年は光ヶ原へ行ってみないが、もう終わっちゃっただろうな。友人が先日、戸隠で撮ったそばの花の写真を送ってきたので、まだ満開かも。


植物の繊維を使うため、機械製麺ができず、昔ながらの手打ち作業となる。オヤマボクチは繊維なので無味無臭。小麦粉や山芋、卵やふのりをつなぎに使うと、それ自体が持つ風味、味がそばの香りのじゃまをしてしまう。特に魚沼地方発祥のへぎそばは、ふのりの香りが強いため、そばの香りが消されてしまう。その代わり、独特の喉越しが生じる。好き嫌いが分かれるところだ。
↓オヤマボクチの花

長沢茶屋の入り口にオヤマボクチの鉢植えがあり、アザミのような花が咲いていた。オヤマボクチはキク科の多年草で、花期は9~10月。花は暗い紫色で下向きに咲く。若葉は草餅に入れて食べる。日当たりの良い野山にあるそうで、帰りに山道に入って探してみたが見つからなかった。
長沢茶屋では「茶屋セットB」(1100円)を注文し、笹寿し(1個150円)を土産に買って帰ることにした。
↓そばセットB

セットBはそばと天ぷらのセットで小鉢も付いている。セットA(1300年)はさらに笹ずしが付く。そのほか、もりそば(900円)、山菜そば(1000円)、天ぷら(500円)など。
そばは香り、喉越しとも文句なし。新そばならば、そばの香りが漂うだろう。ちょうど長沢ではそばの花の盛り。新そばが出た頃にまた行ってみたい。
◇長沢茶屋
◇妙高市大字長沢1355番地1
◇0255-75-3458
◇営業時間:11:00~15:00
◇定休日:月・火・水曜(1~3月は休み)
◇公式サイト:https://myoko-gt.com/nagasawa/
今日の足跡
最低気温23.3度、最高気温33.6度。晴れ。



○……長沢ではそばの花が満開だった場所を2か所見つけた。そばの花は純白で、小さな白い花がいっぱい集まるのできれいなのだ。
今年は光ヶ原へ行ってみないが、もう終わっちゃっただろうな。友人が先日、戸隠で撮ったそばの花の写真を送ってきたので、まだ満開かも。
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15日21時33分=2023年=
山田洋次監督の最後の作品か?「こんにちは、母さん」
【評】
★5つが最高
★★★★

「寅さんシリーズ」をはじめ、「家族」「幸福の黄色いハンカチ」「キネマの天地」「息子」「学校」などの名作を描いてきた山田洋次監督(91歳)の最後の作品になるのではないかと言われる新作「こんにちは、母さん」を見てきた。よく練られた脚本で、貧困や格差、リストラ、別居や離婚、結婚観の変化、就活、高齢者の孤独といった現代が抱えている問題を含みつつ、昔ながらの下町の風景や人情、暮らしを、笑いや涙とともに描いた人間讃歌である。山田監督の集大成であり、素晴らしい映画だと思う。
山田洋次監督作品としては90本目。吉永小百合(78歳)も123本目の映画で、『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作を締めくくる作品でもある。
映画のロケ地は東京の下町、墨田区。東京スカイツリー、河川敷にある隅田川テラス、隅田川屋形船、隅田川花火大会、水上バスなどが出てくる。どれも行ったことがないので、行ってみたい。田中泯さんが演じるホームレスの男性が東京大空襲の恐怖を大声で叫ぶ橋は「言問橋」だという。神埼福江(吉永小百合)が荻性直文(寺尾聰)と食事をしたレストランは「カフェムルソー」だという。
↓左側が墨田聖書教会

墨田聖書教会というプロテスタントの教会が出てくるので調べてみたら、「墨田区墨田3-19-4」に実在していた。牧師さん(寺尾聰)が、遠野物語が好きで遠野を歩いていたら、畳敷きの教会があったのが牧師になったきっかけだという。「遠野教会」というのが実在しているが……。日本キリスト教団なので、プロテスタント教会である。
↓酸辣湯麺

それにしても、山田監督はお掃除ロボット、デリバリー(酸辣湯麺)、ラジカセ、サザンの「涙のキッス」など、古いものと新しいものを上手に取り入れている。
↓牧師さんと

吉永小百合が牧師さんに恋して、生き生きとして輝く様子をうまく演じているし、今回は「寅さん」と同じで、見事にふられる役である。
↓恋してからふられる役を演じた吉永小百合

田中泯さんが演じるホームレス役が壮絶だ。吉永小百合も、恋するおばあちゃん役を活き活きと演じた。いままでの映画の中で一番いい演技をしたのではないかな。こういう美しい所作、言葉遣いができる人はほかにいない。永野芽郁は可愛くてよかったし、脇役ではYOUの演技が良かった。
脚本は素晴らしいのだが、大企業の部長(大泉洋)の座を投げ出し、リストラされる友人(宮藤官九郎)を救うなんて、実際はありえない。会社の決定に反旗を翻したわけであり、懲戒免職で退職金はゼロ。助けた友人は懲戒免職をまぬがれ、割増金までもらって、関連会社に就職できたのだ。これはちょっとありえない。例えば、上司が女性社員の肩に手を置くのはセクハラだと思う。部長が決済にハンコを押す場面なんかも、今はありえない。全体的に時代錯誤的なところが気になった。
見終わって「ヒットして賞を取れば、続編もあるんじゃないかな」と思った。今度は吉永小百合が北海道へ追いかけていくことになる。公開時には吉永小百合は80歳になる。おそらく、80歳でも可愛らしく美しさはそのままだろう。
映画館を出たら酸辣湯麺とせんべいが食べたくなった。
J-MAXシアターで上映中。
◇公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/konnichiha-kasan/
今日の
最低気温23.7度、最高気温28.9度。午前小雨、午後曇り。
○……最近、周囲でコロナ感染が広がっている。友人など何人も感染している。6回もワクチン接種している人が感染しているので、ワクチン接種はいったい何だったのか。また、感染してから体がだるい、喉が痛い、食欲がないなどの後遺症が1か月も続いている人もいる。
新型コロナが5類に引き下げられて以来、感染者数が急増しているのだ。祭りなど大勢が集まる機会が増えたことも原因の一つだ。オミクロン株の新たな系統、通称エリスの影響もあるとか。ワクチンはエリスにほとんど役立たないようだ。
★5つが最高
★★★★

「寅さんシリーズ」をはじめ、「家族」「幸福の黄色いハンカチ」「キネマの天地」「息子」「学校」などの名作を描いてきた山田洋次監督(91歳)の最後の作品になるのではないかと言われる新作「こんにちは、母さん」を見てきた。よく練られた脚本で、貧困や格差、リストラ、別居や離婚、結婚観の変化、就活、高齢者の孤独といった現代が抱えている問題を含みつつ、昔ながらの下町の風景や人情、暮らしを、笑いや涙とともに描いた人間讃歌である。山田監督の集大成であり、素晴らしい映画だと思う。
山田洋次監督作品としては90本目。吉永小百合(78歳)も123本目の映画で、『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作を締めくくる作品でもある。
映画のロケ地は東京の下町、墨田区。東京スカイツリー、河川敷にある隅田川テラス、隅田川屋形船、隅田川花火大会、水上バスなどが出てくる。どれも行ったことがないので、行ってみたい。田中泯さんが演じるホームレスの男性が東京大空襲の恐怖を大声で叫ぶ橋は「言問橋」だという。神埼福江(吉永小百合)が荻性直文(寺尾聰)と食事をしたレストランは「カフェムルソー」だという。
↓左側が墨田聖書教会

墨田聖書教会というプロテスタントの教会が出てくるので調べてみたら、「墨田区墨田3-19-4」に実在していた。牧師さん(寺尾聰)が、遠野物語が好きで遠野を歩いていたら、畳敷きの教会があったのが牧師になったきっかけだという。「遠野教会」というのが実在しているが……。日本キリスト教団なので、プロテスタント教会である。
↓酸辣湯麺

それにしても、山田監督はお掃除ロボット、デリバリー(酸辣湯麺)、ラジカセ、サザンの「涙のキッス」など、古いものと新しいものを上手に取り入れている。
↓牧師さんと

吉永小百合が牧師さんに恋して、生き生きとして輝く様子をうまく演じているし、今回は「寅さん」と同じで、見事にふられる役である。
↓恋してからふられる役を演じた吉永小百合

田中泯さんが演じるホームレス役が壮絶だ。吉永小百合も、恋するおばあちゃん役を活き活きと演じた。いままでの映画の中で一番いい演技をしたのではないかな。こういう美しい所作、言葉遣いができる人はほかにいない。永野芽郁は可愛くてよかったし、脇役ではYOUの演技が良かった。
脚本は素晴らしいのだが、大企業の部長(大泉洋)の座を投げ出し、リストラされる友人(宮藤官九郎)を救うなんて、実際はありえない。会社の決定に反旗を翻したわけであり、懲戒免職で退職金はゼロ。助けた友人は懲戒免職をまぬがれ、割増金までもらって、関連会社に就職できたのだ。これはちょっとありえない。例えば、上司が女性社員の肩に手を置くのはセクハラだと思う。部長が決済にハンコを押す場面なんかも、今はありえない。全体的に時代錯誤的なところが気になった。
見終わって「ヒットして賞を取れば、続編もあるんじゃないかな」と思った。今度は吉永小百合が北海道へ追いかけていくことになる。公開時には吉永小百合は80歳になる。おそらく、80歳でも可愛らしく美しさはそのままだろう。
映画館を出たら酸辣湯麺とせんべいが食べたくなった。
J-MAXシアターで上映中。
◇公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/konnichiha-kasan/
今日の足跡
最低気温23.7度、最高気温28.9度。午前小雨、午後曇り。
○……最近、周囲でコロナ感染が広がっている。友人など何人も感染している。6回もワクチン接種している人が感染しているので、ワクチン接種はいったい何だったのか。また、感染してから体がだるい、喉が痛い、食欲がないなどの後遺症が1か月も続いている人もいる。
新型コロナが5類に引き下げられて以来、感染者数が急増しているのだ。祭りなど大勢が集まる機会が増えたことも原因の一つだ。オミクロン株の新たな系統、通称エリスの影響もあるとか。ワクチンはエリスにほとんど役立たないようだ。
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14日21時32分=2023年=
寅さんの故郷「葛飾柴又」探訪記④
「寅さん記念館」「山田洋次ギャラリー」を見た後、帝釈天の参道で少し遅い昼食と、デザートとしてだんごを食べることにした。まずは、腹ごしらえ。ロケ地にもなり、山田組が通ったという天丼店「大和家」に入った。
↓大和家の天丼

天丼は、大エビ1尾、白身魚1尾の天ぷらがご飯にのった「天丼」(1200円・税込み)は、渥美清さんが好きだったという。数種類をブレンドした油で、天ぷらがカリッと揚げられている。たれはちょっと甘すぎる感じがするが、とてもおいしい。
→大和家に飾ってあった山田監督の色紙

店内には山田洋次監督の「旅先でいつも想う 故郷柴又 なつかしい大和家の 天ぷらの味」という1970年10月に書いた色紙が飾られていた。「純情篇」(1971年1月15日公開)を撮っていたころに書いた色紙だろう。
↓高木屋老舗(両側に店舗がある)

↓高木屋老舗の草だんご(2本500円)

↓壁の至るところに飾ってあった「男はつらいよ」のキャストとの写真


↓寅さん専用の予約席

次は和デザートだ。『男はつらいよ』シリーズの柴又ロケの度に、スタッフ、キャストの休憩や衣装替えの場所として利用された「高木屋老舗」の草だんごを食べにいった。大和家の隣の店だ。2本500円でお茶付き。昔はこの辺でも、ヨモギが採れたのだと思う。
店内の壁には、渥美清さんや山田洋次監督、出演者がロケの合間に撮った写真が至るところにあり、寅さんファンは必ずここに立ち寄るという。また、寅さん専用の予約席があった。
似たような話だが、今年の春、バスツアーで鳥取駅近くのホテルに泊まった際、駅前の「すなば珈琲」1号店に行ったら、マツコ・デラックスの指定席というのがあった。マツコさんがMCを務める番組『月曜から夜ふかし』で鳥取問題が取り上げられ、それがきっかけで同店が誕生することになったため、感謝の気持ちからマツコさんがいつ来店してもいいように指定席を設けているのだという。多分、有名人の指定席は、高木屋老舗の方が早いと思う。もう、渥美さんは亡くなってしまったので、椅子に座る人はいないけれど。
↓1作~4作までのロケ地となった「とらや」

だんごを2本食べたら満腹で、「とらや」にも入りたかったが、ギブアップ。第1作から第4作まで、「とらや」は寅さんの実家のロケで使われており、店の前にもパネルが掲示されている。ロケ当時の屋号は「柴又屋」だったが、1989年の建物の建て替えに伴い「とらや」に店の名前を変えた。そのため、映画の「とらや」は「くるまや」に変えざるを得なかったという。
今日の
最低気温22.9度、最高気温33.8度。曇り。夜一時雨。
○……ついに「アレ」が実現し、阪神タイガースが18年ぶりのセ・リーグ制覇を果たした。
阪神は昨夜、宿敵巨人を破り、球団初のシーズン2度目の10連勝。マジック1で迎えた今日14日の巨人戦で勝てば球団最速で優勝が決まるというシチュエーション。
風呂から上がってテレビを付けると、7回が終わって4-1で阪神がリードしていた。8回表は大城の2ベースで坂本がホームインし、4-2に迫ったが、島本が連続三振に切って取った。この回から球場は阪神ファンの声援で異様な雰囲気。今年の阪神は投手がいいし、攻撃は全員野球でまとまった。優勝を目前にして思いっきり投げている。巨人は今年、若くて勢いのある投手を打てなかったな。
いよいよ9回表、巨人の攻撃である。この回を押さえれば阪神に18年ぶり、6回目の歓喜がやってくる。
阪神の抑えは岩崎。対する巨人の岡本は、岡本はセカンドフライで1アウト。続く坂本はレフトスタンドに強烈なホームランを叩き込んで、意地を示した。これで4-3となり、俄然と面白くなってきた。その後、2死3塁まで迫ったが、最後の打者がセンターフライに倒れゲームセット。なんと11連勝で優勝を決めた。
↓岡田監督の胴上げ


岡田監督が何度も宙を舞った。阪神タイガースおめでとう。今年は強かった。
岡田監督は優勝インタビューで「勝負は9月だと思っていたが、ちょっと勝ちすぎた」というほど。つまり、日本シリーズに焦点を当てると、早く勝ちすぎて試合までの間隔が空きすぎることを心配しているのだ。しかし「“あれ”はセ・リーグ優勝のことであり、日本シリーズは考えていなかった」と笑わせた。ぜひ、日本一になってほしい。
↓大和家の天丼

天丼は、大エビ1尾、白身魚1尾の天ぷらがご飯にのった「天丼」(1200円・税込み)は、渥美清さんが好きだったという。数種類をブレンドした油で、天ぷらがカリッと揚げられている。たれはちょっと甘すぎる感じがするが、とてもおいしい。
→大和家に飾ってあった山田監督の色紙

店内には山田洋次監督の「旅先でいつも想う 故郷柴又 なつかしい大和家の 天ぷらの味」という1970年10月に書いた色紙が飾られていた。「純情篇」(1971年1月15日公開)を撮っていたころに書いた色紙だろう。
↓高木屋老舗(両側に店舗がある)

↓高木屋老舗の草だんご(2本500円)

↓壁の至るところに飾ってあった「男はつらいよ」のキャストとの写真


↓寅さん専用の予約席

次は和デザートだ。『男はつらいよ』シリーズの柴又ロケの度に、スタッフ、キャストの休憩や衣装替えの場所として利用された「高木屋老舗」の草だんごを食べにいった。大和家の隣の店だ。2本500円でお茶付き。昔はこの辺でも、ヨモギが採れたのだと思う。
店内の壁には、渥美清さんや山田洋次監督、出演者がロケの合間に撮った写真が至るところにあり、寅さんファンは必ずここに立ち寄るという。また、寅さん専用の予約席があった。
似たような話だが、今年の春、バスツアーで鳥取駅近くのホテルに泊まった際、駅前の「すなば珈琲」1号店に行ったら、マツコ・デラックスの指定席というのがあった。マツコさんがMCを務める番組『月曜から夜ふかし』で鳥取問題が取り上げられ、それがきっかけで同店が誕生することになったため、感謝の気持ちからマツコさんがいつ来店してもいいように指定席を設けているのだという。多分、有名人の指定席は、高木屋老舗の方が早いと思う。もう、渥美さんは亡くなってしまったので、椅子に座る人はいないけれど。
↓1作~4作までのロケ地となった「とらや」

だんごを2本食べたら満腹で、「とらや」にも入りたかったが、ギブアップ。第1作から第4作まで、「とらや」は寅さんの実家のロケで使われており、店の前にもパネルが掲示されている。ロケ当時の屋号は「柴又屋」だったが、1989年の建物の建て替えに伴い「とらや」に店の名前を変えた。そのため、映画の「とらや」は「くるまや」に変えざるを得なかったという。
今日の足跡
最低気温22.9度、最高気温33.8度。曇り。夜一時雨。
○……ついに「アレ」が実現し、阪神タイガースが18年ぶりのセ・リーグ制覇を果たした。
阪神は昨夜、宿敵巨人を破り、球団初のシーズン2度目の10連勝。マジック1で迎えた今日14日の巨人戦で勝てば球団最速で優勝が決まるというシチュエーション。
風呂から上がってテレビを付けると、7回が終わって4-1で阪神がリードしていた。8回表は大城の2ベースで坂本がホームインし、4-2に迫ったが、島本が連続三振に切って取った。この回から球場は阪神ファンの声援で異様な雰囲気。今年の阪神は投手がいいし、攻撃は全員野球でまとまった。優勝を目前にして思いっきり投げている。巨人は今年、若くて勢いのある投手を打てなかったな。
いよいよ9回表、巨人の攻撃である。この回を押さえれば阪神に18年ぶり、6回目の歓喜がやってくる。
阪神の抑えは岩崎。対する巨人の岡本は、岡本はセカンドフライで1アウト。続く坂本はレフトスタンドに強烈なホームランを叩き込んで、意地を示した。これで4-3となり、俄然と面白くなってきた。その後、2死3塁まで迫ったが、最後の打者がセンターフライに倒れゲームセット。なんと11連勝で優勝を決めた。
↓岡田監督の胴上げ


岡田監督が何度も宙を舞った。阪神タイガースおめでとう。今年は強かった。
岡田監督は優勝インタビューで「勝負は9月だと思っていたが、ちょっと勝ちすぎた」というほど。つまり、日本シリーズに焦点を当てると、早く勝ちすぎて試合までの間隔が空きすぎることを心配しているのだ。しかし「“あれ”はセ・リーグ優勝のことであり、日本シリーズは考えていなかった」と笑わせた。ぜひ、日本一になってほしい。
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- 寅さんの故郷「葛飾柴又」探訪記③ (2023/09/13)
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