21日21時46分=2021年=
三遊亭夢丸師匠の落語独演会
新発田市出身の三遊亭夢丸師匠の落語会が今日、板倉区のゑしんの里記念館で開かれた。コロナ禍のため、人数を制限し感覚を開けた客席で行われた。イベントが中止、延期、縮小が相次ぐ中、真打の落語家の高座が見られるのはうれしい。
「連想ゲーム」や「笑点」、「3時のあなた」などに出ていた初代ではなく、2代目。新発田市出身の37歳で、2002年に三笑亭夢丸師匠に入門。2015年に真打に昇進し、師匠の名跡を襲名した。

「日曜の午後1時半という中途半端な開演時間なのに、ようこそおいでいただきました」と笑わせ、会場に子供が来ていたことで「うれしいですね。先の長いお客様ですから」と再び笑わせた。
幼稚園でも落語を披露することがあり、最初に見たこともない扇子や手ぬぐいの説明からするという。扇子を使ってそばを食べる仕草をして拍手喝采。「さっき、いたくら亭で練習してきたばかりですから。あそこの大盛りは3人前でてくるんです」と笑いを取った。
地元スーパーの「しみず屋」の安さに触れながら、古典落語の「家見舞」に入っていった。
兄貴分の竹さんが一軒家に引っ越したので、何か祝いの物を贈ろうと相談した義理堅い2人組。古道具屋に行ったが、2人合わせて50銭しかない。だが肥瓶なら売るという。2人は肥瓶を洗い、川の水を汲み入れて竹さんの家に運んだ。竹さんは大喜び。酒でも飲んでいってくれと言われ、飲み始めたら冷奴が出てきた。「この豆腐はどこの水で冷やしたか」と聞くと、竹さんは「お前たちが汲んでくれた川の水だ」。二人は「豆腐は断ってます」と大慌てするドタバタ話。
2席目は初めて聞く落語で、演題不明。酔っ払いには「泣き上戸」「笑い上戸」「壁塗り上戸」「にわとり上戸」が出てくるのは、小三治さんの落語で聞いたことがあるけれど。「代わり目」にも似ている話だ。
↓密を避け、席の距離を空けて開催した落語会

休憩を挟んで3席目は、名人と呼ばれた大工・左甚五郎を主人公とした噺「竹の水仙」。10日間も宿に長逗留している汚い格好の男に、宿屋の亭主が宿代の催促に行く。宿代は3両2分だが、金はないという。すると男は竹やぶから竹を切って部屋にこもると竹造りの見事な水仙を彫り上げる。翌朝、水仙の蕾が開き、見事な花を咲かせる。
男の依頼で宿屋の店先で販売していると、そこに細川越中守が通り、竹の水仙に目を留め、300両で買い上げる。宿屋の亭主が驚いて名を尋ねると、左甚五郎だという。「あなたがそんな汚い格好で名人の左甚五郎なら、さっき追い返したのは親鸞聖人かもしれない」。
「人は見かけによらない」というこのオチは、一般的なオチ、サゲとは違う。板倉区が親鸞聖人の妻恵信尼のゆかりの地であることを知って入れ替えたのだろう。なかなかニクい。
今日の
最低気温9.3度、最高気温21.5度。曇のち雨。風強し。


○……いただきものの「うわさのどら焼き」。静岡県の「水月」という店の製品で、全国から注文が入る人気商品だという。あんこは通常の3倍で、4cmほどもある。ドラえもんもびっくりだ。
「連想ゲーム」や「笑点」、「3時のあなた」などに出ていた初代ではなく、2代目。新発田市出身の37歳で、2002年に三笑亭夢丸師匠に入門。2015年に真打に昇進し、師匠の名跡を襲名した。

「日曜の午後1時半という中途半端な開演時間なのに、ようこそおいでいただきました」と笑わせ、会場に子供が来ていたことで「うれしいですね。先の長いお客様ですから」と再び笑わせた。
幼稚園でも落語を披露することがあり、最初に見たこともない扇子や手ぬぐいの説明からするという。扇子を使ってそばを食べる仕草をして拍手喝采。「さっき、いたくら亭で練習してきたばかりですから。あそこの大盛りは3人前でてくるんです」と笑いを取った。
地元スーパーの「しみず屋」の安さに触れながら、古典落語の「家見舞」に入っていった。
兄貴分の竹さんが一軒家に引っ越したので、何か祝いの物を贈ろうと相談した義理堅い2人組。古道具屋に行ったが、2人合わせて50銭しかない。だが肥瓶なら売るという。2人は肥瓶を洗い、川の水を汲み入れて竹さんの家に運んだ。竹さんは大喜び。酒でも飲んでいってくれと言われ、飲み始めたら冷奴が出てきた。「この豆腐はどこの水で冷やしたか」と聞くと、竹さんは「お前たちが汲んでくれた川の水だ」。二人は「豆腐は断ってます」と大慌てするドタバタ話。
2席目は初めて聞く落語で、演題不明。酔っ払いには「泣き上戸」「笑い上戸」「壁塗り上戸」「にわとり上戸」が出てくるのは、小三治さんの落語で聞いたことがあるけれど。「代わり目」にも似ている話だ。
↓密を避け、席の距離を空けて開催した落語会

休憩を挟んで3席目は、名人と呼ばれた大工・左甚五郎を主人公とした噺「竹の水仙」。10日間も宿に長逗留している汚い格好の男に、宿屋の亭主が宿代の催促に行く。宿代は3両2分だが、金はないという。すると男は竹やぶから竹を切って部屋にこもると竹造りの見事な水仙を彫り上げる。翌朝、水仙の蕾が開き、見事な花を咲かせる。
男の依頼で宿屋の店先で販売していると、そこに細川越中守が通り、竹の水仙に目を留め、300両で買い上げる。宿屋の亭主が驚いて名を尋ねると、左甚五郎だという。「あなたがそんな汚い格好で名人の左甚五郎なら、さっき追い返したのは親鸞聖人かもしれない」。
「人は見かけによらない」というこのオチは、一般的なオチ、サゲとは違う。板倉区が親鸞聖人の妻恵信尼のゆかりの地であることを知って入れ替えたのだろう。なかなかニクい。
今日の足跡
最低気温9.3度、最高気温21.5度。曇のち雨。風強し。


○……いただきものの「うわさのどら焼き」。静岡県の「水月」という店の製品で、全国から注文が入る人気商品だという。あんこは通常の3倍で、4cmほどもある。ドラえもんもびっくりだ。
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06日21時51分=2021年=
立川志らく独演会
糸魚川市の市民会館で開かれた「立川志らく独演会」に行ってきた。コロナ禍なので、1席ずつ間を空け、消毒や検温などできる限りの方法で感染防止をしての公演。換気が効きすぎて寒かったけれど。

「独演会」ということだが、前座が出てきた。前座の立川らくまんは新潟下越出身だという。自身が花粉症であり、安い薬では効かないという話をマクラに、古典落語の演目「壺算」をやった。
「時そば」を思わせる店主と買い物上手のトメさんのやり取りが面白い一席。いわばトリック落語で、だます手口がおもしろい。前座ながら、語り口は上手だし、テンポもいい。二つ目も近いのではないか。

さて、いよいよ真打登場。新潟県にもゆかりがある「花嫁人形」の出囃子に乗って立川志らくが出てきて大きな拍手。「落語をするときはメガネをしてはいけない」というルールがあり、メガネを外して高座に上がったというマクラから始まった(本当かな)。「人間は密な状態でいるのがいかに幸せか」などのコロナ関係や、森会長に端を発した男女差別の問題まで縦横無尽。談志師匠の楽屋裏話も面白かった。夜中に弟子にコロッケを買いに行かせた話は、何かで読んだ記憶がある(もう亡くなって10年か)。
意味深な小話を一席披露してくれた。……夫婦に待望の男の子が生まれたが、一向にしゃべらない。だが1歳の誕生日の朝に「ママ」と。あくる朝、ママが死んだ。それから全然しゃべらなかったが2歳の誕生日の朝「おじいちゃん」と。あくる日おじいちゃんが死んだ。それからまったくしゃべらない。3歳の誕生日の朝に「パパ」。父親は「あぁ、死ぬのはいやだな」と嘆いた。翌朝、隣のおじさんが死んだ…。
長いマクラの後、1席目に上方落語の「たいこ腹」を披露。道楽息子が鍼医の元に弟子入りしたが、ネコではもの足らず人体実験をする話。途中には、志らく流にアレンジして歌を交えて芸達者ぶりをみせた。中でも「どんぐりころころ」を石川さゆりの「天城越え」のメロディーで歌ったのには場内大爆笑。美空ひばりの「悲しい酒」バージョンでも歌った(今度、飲み会の余興にやりたい)
15分間の休憩後、2席目。浪曲や時代劇映画の題材にもなった古典落語「紺屋高尾」を披露した。師匠の立川談志も得意とした演目だ。
神田の紺屋に勤める染物職人、久蔵。幼く親方に奉公して、26となった今でも遊び一つ知らず、まじめに働く好青年だ。その久蔵が、3日前から寝込んだので心配になった親方が医者を呼ぶが病名が分からない。親方が問い詰めると、久蔵は恋わずらいだということが分かる。久蔵が好きになったのは最高位の花魁の高尾。親方は「高尾に会うだけでも3年分の給金10両を貯めないとだめだ」と説得する。そして、久蔵は死にものぐるいで働いて3両を貯め、3年が経つ……。というストーリー。
花魁が久蔵の純粋な気持ちに惚れ、「来年の3月15日に年季が明けるから、その時女房にしてくんなますか」という一発逆転、ハッピーエンドの純愛ストーリー。
ちょうど3月だから、用意した演目なのだろう。
今日の
最低気温2.1度、最高気温8.3度。雨。高田の積雪87cm。


○……数週間前の昼、上越市のGITAで餃子の食べ放題をやるというので行った。だが、食べ放題は午後5時からだったので、食べることができなかった。仕方なく、ラーメンとえび餃子を食べて帰ってきた。
この店のラーメンは背脂チャッチャ系で好き嫌いはあると思うが、餃子は誰が食べてもうまい。えび餃子は特に美味。

○……今日の上越タイムスに、あるるん畑でフキノトウが並び始めたという記事が載っていたが、道の駅あらいでは4日に並んでいた。

「独演会」ということだが、前座が出てきた。前座の立川らくまんは新潟下越出身だという。自身が花粉症であり、安い薬では効かないという話をマクラに、古典落語の演目「壺算」をやった。
「時そば」を思わせる店主と買い物上手のトメさんのやり取りが面白い一席。いわばトリック落語で、だます手口がおもしろい。前座ながら、語り口は上手だし、テンポもいい。二つ目も近いのではないか。

さて、いよいよ真打登場。新潟県にもゆかりがある「花嫁人形」の出囃子に乗って立川志らくが出てきて大きな拍手。「落語をするときはメガネをしてはいけない」というルールがあり、メガネを外して高座に上がったというマクラから始まった(本当かな)。「人間は密な状態でいるのがいかに幸せか」などのコロナ関係や、森会長に端を発した男女差別の問題まで縦横無尽。談志師匠の楽屋裏話も面白かった。夜中に弟子にコロッケを買いに行かせた話は、何かで読んだ記憶がある(もう亡くなって10年か)。
意味深な小話を一席披露してくれた。……夫婦に待望の男の子が生まれたが、一向にしゃべらない。だが1歳の誕生日の朝に「ママ」と。あくる朝、ママが死んだ。それから全然しゃべらなかったが2歳の誕生日の朝「おじいちゃん」と。あくる日おじいちゃんが死んだ。それからまったくしゃべらない。3歳の誕生日の朝に「パパ」。父親は「あぁ、死ぬのはいやだな」と嘆いた。翌朝、隣のおじさんが死んだ…。
長いマクラの後、1席目に上方落語の「たいこ腹」を披露。道楽息子が鍼医の元に弟子入りしたが、ネコではもの足らず人体実験をする話。途中には、志らく流にアレンジして歌を交えて芸達者ぶりをみせた。中でも「どんぐりころころ」を石川さゆりの「天城越え」のメロディーで歌ったのには場内大爆笑。美空ひばりの「悲しい酒」バージョンでも歌った(今度、飲み会の余興にやりたい)
15分間の休憩後、2席目。浪曲や時代劇映画の題材にもなった古典落語「紺屋高尾」を披露した。師匠の立川談志も得意とした演目だ。
神田の紺屋に勤める染物職人、久蔵。幼く親方に奉公して、26となった今でも遊び一つ知らず、まじめに働く好青年だ。その久蔵が、3日前から寝込んだので心配になった親方が医者を呼ぶが病名が分からない。親方が問い詰めると、久蔵は恋わずらいだということが分かる。久蔵が好きになったのは最高位の花魁の高尾。親方は「高尾に会うだけでも3年分の給金10両を貯めないとだめだ」と説得する。そして、久蔵は死にものぐるいで働いて3両を貯め、3年が経つ……。というストーリー。
花魁が久蔵の純粋な気持ちに惚れ、「来年の3月15日に年季が明けるから、その時女房にしてくんなますか」という一発逆転、ハッピーエンドの純愛ストーリー。
ちょうど3月だから、用意した演目なのだろう。
今日の足跡
最低気温2.1度、最高気温8.3度。雨。高田の積雪87cm。


○……数週間前の昼、上越市のGITAで餃子の食べ放題をやるというので行った。だが、食べ放題は午後5時からだったので、食べることができなかった。仕方なく、ラーメンとえび餃子を食べて帰ってきた。
この店のラーメンは背脂チャッチャ系で好き嫌いはあると思うが、餃子は誰が食べてもうまい。えび餃子は特に美味。

○……今日の上越タイムスに、あるるん畑でフキノトウが並び始めたという記事が載っていたが、道の駅あらいでは4日に並んでいた。
22日17時33分=2020年=
3連休の中日、落語三人会で笑う
3連休はどこか旅行に行きたいと計画していたが、コロナ感染の第3波が来てそれどころではない。近くの催しに行こうと、歩いて数分の市ふれあい会館の落語三人会に行ってきた。


3人は柳家緑太(やなぎや・ろくた)、柳亭市弥(りゅうてい・いちや)、金原亭馬玉(きんげんてい・ばぎょく)。馬玉が真打ち、あとの2人は二ツ目落語家である。宮信明さんのセレクションだ。

コロナ禍とあって、席はソーシャルディスタンスを保ち、椅子は1m以上離してあった。9×9列のうち1列分だけ空席だったので、70人ぐらいの入りだった。落語は小規模なほど楽しいのだ。
名前と連絡先を紙に書いたり、消毒、検温など万全のコロナ対策である。

さて、最初は柳家緑太さん。北陸新幹線のはくたかで来て、昼に「とん汁のたちばな」へ行ったが、大行列だったので、テイクアウトでとん汁を買ってきて食べた話がマクラ。古典落語の一つ「星野屋」を披露した。リズム感ある語り口が良かった。
星野屋の旦那に囲われているお花のところに旦那がやって来て、今日かぎり別れてくれと手切れ金を出す。旦那は商売が失敗して、星野屋の暖簾をおろし店をたたんで、死ぬのだと言う。お花は話につられて、心にもなく別れるくらいなら死ぬと言ってしまう。それからは男と女の壮絶な駆け引きや騙し合い。これが面白い。最後にもう一度、大どんでん返しがあり、映画の「コンフィデンスマンJP」みたいな噺。
続いては柳亭市弥さん。日本テレビ「news every」のリポーターもやっているそうだ。コロナ禍で北海道へ行き10人ほどの人の前で高座をやった話や、ぎっくり腰になり、「神の手」の治療院に行った話などがマクラ。さて、出し物は古典落語の「禁酒長屋」だった。番屋での言い逃れのやり取りが面白い。
ある藩で、酒の上の刃傷沙汰が起きたというので、藩士一同に禁酒令が出された。城門のところに番屋を設け、出入りの商人が持ち込むものまで厳しくチェックされる。家中第一ののんべえの近藤という侍、町の酒屋へでかけ2升を飲み干すと、まだ飲み足らず「家まで一升届けてくれ。お金に糸目は付けない」という。番頭がうまい知恵を出し、酒を徳利に詰め、カステラの進物だと言って通ればいいと言う。だが、番屋で見破られ、「水カステラ」と言い逃れるも、酒を飲まれてしまう。次に油でやるがこれも失敗。2升も飲まれたし返しをたくらむ。
トリは真打ちの金原亭馬玉師匠。マクラに「ねえさん、粋だね」「いえ、帰りです」みたいな小話をやった後、出し物は古典落語の「三方一両損」。
左官の金太郎は、三両の金が入った財布を拾い、一緒にあった書付を見て持ち主に返そうとする。財布の持ち主はすぐに大工の吉五郎だとわかるが、江戸っ子である吉五郎はもはや諦めていたものだから金は受け取らないと言い張る。互いに大金を押し付け合うという奇妙な争いは、ついに奉行所に持ち込まれ、名高い大岡越前(大岡忠相)が名裁きを見せるというストーリー。江戸っ子はお金に執着せず、粋に生きていた様子がわかる噺だった。
次回の三人会は、春風亭正太郎、金原亭馬久、江戸家小猫(ものまね)の3人で、1月17日午後2時から。時間があれば行って、初笑いしたい。
今日の
最低気温4.0度、最高気温18.3度。快晴。


○……天気予報が良い方に外れて快晴。秋の花粉飛散もほぼ収まったので、ジョギングにでかけた。とても気持ちよく走れた。毎日がこんな日だったらうれしい。帰ってから、庭の落ち葉などをゴミ袋に詰めた。ヤマボウシの紅葉がみんな落ちてから冬囲いをしようと思う。


3人は柳家緑太(やなぎや・ろくた)、柳亭市弥(りゅうてい・いちや)、金原亭馬玉(きんげんてい・ばぎょく)。馬玉が真打ち、あとの2人は二ツ目落語家である。宮信明さんのセレクションだ。

コロナ禍とあって、席はソーシャルディスタンスを保ち、椅子は1m以上離してあった。9×9列のうち1列分だけ空席だったので、70人ぐらいの入りだった。落語は小規模なほど楽しいのだ。
名前と連絡先を紙に書いたり、消毒、検温など万全のコロナ対策である。

さて、最初は柳家緑太さん。北陸新幹線のはくたかで来て、昼に「とん汁のたちばな」へ行ったが、大行列だったので、テイクアウトでとん汁を買ってきて食べた話がマクラ。古典落語の一つ「星野屋」を披露した。リズム感ある語り口が良かった。
星野屋の旦那に囲われているお花のところに旦那がやって来て、今日かぎり別れてくれと手切れ金を出す。旦那は商売が失敗して、星野屋の暖簾をおろし店をたたんで、死ぬのだと言う。お花は話につられて、心にもなく別れるくらいなら死ぬと言ってしまう。それからは男と女の壮絶な駆け引きや騙し合い。これが面白い。最後にもう一度、大どんでん返しがあり、映画の「コンフィデンスマンJP」みたいな噺。
続いては柳亭市弥さん。日本テレビ「news every」のリポーターもやっているそうだ。コロナ禍で北海道へ行き10人ほどの人の前で高座をやった話や、ぎっくり腰になり、「神の手」の治療院に行った話などがマクラ。さて、出し物は古典落語の「禁酒長屋」だった。番屋での言い逃れのやり取りが面白い。
ある藩で、酒の上の刃傷沙汰が起きたというので、藩士一同に禁酒令が出された。城門のところに番屋を設け、出入りの商人が持ち込むものまで厳しくチェックされる。家中第一ののんべえの近藤という侍、町の酒屋へでかけ2升を飲み干すと、まだ飲み足らず「家まで一升届けてくれ。お金に糸目は付けない」という。番頭がうまい知恵を出し、酒を徳利に詰め、カステラの進物だと言って通ればいいと言う。だが、番屋で見破られ、「水カステラ」と言い逃れるも、酒を飲まれてしまう。次に油でやるがこれも失敗。2升も飲まれたし返しをたくらむ。
トリは真打ちの金原亭馬玉師匠。マクラに「ねえさん、粋だね」「いえ、帰りです」みたいな小話をやった後、出し物は古典落語の「三方一両損」。
左官の金太郎は、三両の金が入った財布を拾い、一緒にあった書付を見て持ち主に返そうとする。財布の持ち主はすぐに大工の吉五郎だとわかるが、江戸っ子である吉五郎はもはや諦めていたものだから金は受け取らないと言い張る。互いに大金を押し付け合うという奇妙な争いは、ついに奉行所に持ち込まれ、名高い大岡越前(大岡忠相)が名裁きを見せるというストーリー。江戸っ子はお金に執着せず、粋に生きていた様子がわかる噺だった。
次回の三人会は、春風亭正太郎、金原亭馬久、江戸家小猫(ものまね)の3人で、1月17日午後2時から。時間があれば行って、初笑いしたい。
今日の足跡
最低気温4.0度、最高気温18.3度。快晴。


○……天気予報が良い方に外れて快晴。秋の花粉飛散もほぼ収まったので、ジョギングにでかけた。とても気持ちよく走れた。毎日がこんな日だったらうれしい。帰ってから、庭の落ち葉などをゴミ袋に詰めた。ヤマボウシの紅葉がみんな落ちてから冬囲いをしようと思う。
17日17時45分=2020年=
「せきしょ寄席」で社会人落語楽しむ
北国街道関川の関所「道の歴史館」主催の第9回「せきしょ寄席」が、今日午後、関川区公民館で開かれた。社会人落語の3人が高座を務めた。
「せきしょ寄席」には初めておじゃました。当初は道の歴史館の屋外ステージでやる予定だったが、天候を考慮し、室内に変更した。今日はちょうど、妙高山に雪が降った寒い一日。屋内会場で良かった。

3人は東京経済大学の仲間。おそらく、落語研究会の出身らしい。これまでにも何回か出演しているようだ。
社会人落語とはいえ、3人ともベテランで、なかなかうまい。演目もわかりやすくて良かった。
◇忠孫亭信修(伊那市出身) 演目「平林」

「寿限無」と双璧をなす代表的な前座噺。お巡りさんがいて信号があるので明治時代後半に生まれた噺だろう。オチは、「ひらばやし? そんな名前じゃなかった気がする」。今まで聞いた噺とオチが違うが、おもしろい。オチはいろいろなバージョンがあるらしい。わかりやすくて誰でも笑える。
◇信濃家中蔵(大町出身) 演目「猿後家」

ある商家の後家さん(未亡人)は顔が猿そっくりで知られ、周囲は「サル」と言わないよう気を使っている。店ではサルと付く言葉は禁句になっていて、「知らざる」などとも言えない。出入りの植木屋が「サルスベリ」と言って出入り禁止になったほど。それを源さんがなだめに行く。東京見物の話をしていて「猿回し」と言ってしまい女将さんを怒らせてしまう。だが、「皿回し」だったとごまかす。オチの「猿知恵でございます」も初めて聞いた。
◇呑気亭八べえ(直江津出身) 演目「親子酒」

コロナ禍の影響で、今年2回目の高座だとか。直江津小、直江津中、直江津高校というエリートコース(?)を歩む。埼玉県在住。
演目は、共に禁酒の約束をした親子の話。酒好きな親はある日、女房に頼み込み、ついに酒に手を出してしまう。そこへしたたか酔った息子が帰宅する。酔っぱらい同士の仕草とやりとりが面白く、誰でも楽しめる古典落語。八べえさんが、うまそうに酒を飲む仕草をするもんだから、帰りにスーパーで刺身と日本酒を買ってきてしまった。今日は寒いので、ぬる燗にして飲みたい。
今日の
最低気温11.9度、最高気温15.8度。曇り一時雨。

○……今日は中郷区より上は雨模様。落語を聞きに妙高高原地区まで行ったら、冷たい雨が降り寒かった。上越ではほとんど降っていない。
今日は妙高山に初雪が降ったが、妙高高原では雲に覆われていて、まったく見えなかった。午後3時すぎ、はねうま大橋に行ったら、山頂付近が少し白くなっていたのが分かった。
「せきしょ寄席」には初めておじゃました。当初は道の歴史館の屋外ステージでやる予定だったが、天候を考慮し、室内に変更した。今日はちょうど、妙高山に雪が降った寒い一日。屋内会場で良かった。

3人は東京経済大学の仲間。おそらく、落語研究会の出身らしい。これまでにも何回か出演しているようだ。
社会人落語とはいえ、3人ともベテランで、なかなかうまい。演目もわかりやすくて良かった。
◇忠孫亭信修(伊那市出身) 演目「平林」

「寿限無」と双璧をなす代表的な前座噺。お巡りさんがいて信号があるので明治時代後半に生まれた噺だろう。オチは、「ひらばやし? そんな名前じゃなかった気がする」。今まで聞いた噺とオチが違うが、おもしろい。オチはいろいろなバージョンがあるらしい。わかりやすくて誰でも笑える。
◇信濃家中蔵(大町出身) 演目「猿後家」

ある商家の後家さん(未亡人)は顔が猿そっくりで知られ、周囲は「サル」と言わないよう気を使っている。店ではサルと付く言葉は禁句になっていて、「知らざる」などとも言えない。出入りの植木屋が「サルスベリ」と言って出入り禁止になったほど。それを源さんがなだめに行く。東京見物の話をしていて「猿回し」と言ってしまい女将さんを怒らせてしまう。だが、「皿回し」だったとごまかす。オチの「猿知恵でございます」も初めて聞いた。
◇呑気亭八べえ(直江津出身) 演目「親子酒」

コロナ禍の影響で、今年2回目の高座だとか。直江津小、直江津中、直江津高校というエリートコース(?)を歩む。埼玉県在住。
演目は、共に禁酒の約束をした親子の話。酒好きな親はある日、女房に頼み込み、ついに酒に手を出してしまう。そこへしたたか酔った息子が帰宅する。酔っぱらい同士の仕草とやりとりが面白く、誰でも楽しめる古典落語。八べえさんが、うまそうに酒を飲む仕草をするもんだから、帰りにスーパーで刺身と日本酒を買ってきてしまった。今日は寒いので、ぬる燗にして飲みたい。
今日の足跡
最低気温11.9度、最高気温15.8度。曇り一時雨。

○……今日は中郷区より上は雨模様。落語を聞きに妙高高原地区まで行ったら、冷たい雨が降り寒かった。上越ではほとんど降っていない。
今日は妙高山に初雪が降ったが、妙高高原では雲に覆われていて、まったく見えなかった。午後3時すぎ、はねうま大橋に行ったら、山頂付近が少し白くなっていたのが分かった。
04日16時52分=2020年=
上越市出身の落語家、三遊亭白鳥師匠の動画 GWにどうぞ
上越市出身の落語家、三遊亭白鳥師匠の動画がYouTubeに何本か公開されている。
新型コロナウイルスの感染拡大によるステイホーム週間に、大笑いしながら見た。
2014年6月に、池袋演芸場で白鳥師匠にお会いした。今は演芸場も休館中で大変ではないだろうか。
↓当該記事(盲導犬のボランティアで)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2417.html

【三遊亭白鳥師匠の新作落語】
ゴッドファーザーのような壮大な抗争劇(?)
↓豆腐屋ジョニー
椅子職人が繰り広げる文芸大作(?)客席と一体になったギャグが最高
↓「人間椅子」
枕に上越のことが出てくる。真打ちに昇進し、三遊亭新潟から三遊亭白鳥に改名した。今と声質が違う感じ。差別用語満載。
↓「地下鉄親子」
枕に売れない駆け出し時代のこと、実家は上越市の模型店であることなどが語られる。「すべての物語は桃太郎に通ず」。昔話などを題材にしたユニークな作品。
↓「シンデレラ伝説」
おかしなインド人そば屋さんが登場。抱腹絶倒。
↓アジアそば
タクラマカン砂漠にある「バーとまり木」で繰り広げられる振られた男と、ホッケが相成すシュールな話。
↓砂漠のバーのとまり木
女房が人間に殺されたゴキブリ亭主。とむらいにいろいろな虫たちやネズミが訪れる。へたうまのイラストも自作
↓「台所の隅」
ラーメン王日本一決定戦をめぐる人情噺。まるで講談のような名調子。白鳥の新境地か。
↓「ラーメン千本桜」
今日の
最低気温16.0度、最高気温26.7度。晴れ。3日連続の夏日(最高気温25度以上)が続く。
○……5月5日には例年、池の平で艸原祭・大かやば焼が行われるが、今年はコロナ禍のため中止。春の燎原を焼く風物詩が消えてしまった。
中郷区で枯れ草火災があったようだ。空気が乾燥してくる春先は起きやすい。焚き火や野焼きには気をつけてほしい。
新型コロナウイルスの感染拡大によるステイホーム週間に、大笑いしながら見た。
2014年6月に、池袋演芸場で白鳥師匠にお会いした。今は演芸場も休館中で大変ではないだろうか。
↓当該記事(盲導犬のボランティアで)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2417.html

【三遊亭白鳥師匠の新作落語】
ゴッドファーザーのような壮大な抗争劇(?)
↓豆腐屋ジョニー
椅子職人が繰り広げる文芸大作(?)客席と一体になったギャグが最高
↓「人間椅子」
枕に上越のことが出てくる。真打ちに昇進し、三遊亭新潟から三遊亭白鳥に改名した。今と声質が違う感じ。差別用語満載。
↓「地下鉄親子」
枕に売れない駆け出し時代のこと、実家は上越市の模型店であることなどが語られる。「すべての物語は桃太郎に通ず」。昔話などを題材にしたユニークな作品。
↓「シンデレラ伝説」
おかしなインド人そば屋さんが登場。抱腹絶倒。
↓アジアそば
タクラマカン砂漠にある「バーとまり木」で繰り広げられる振られた男と、ホッケが相成すシュールな話。
↓砂漠のバーのとまり木
女房が人間に殺されたゴキブリ亭主。とむらいにいろいろな虫たちやネズミが訪れる。へたうまのイラストも自作
↓「台所の隅」
ラーメン王日本一決定戦をめぐる人情噺。まるで講談のような名調子。白鳥の新境地か。
↓「ラーメン千本桜」
今日の足跡
最低気温16.0度、最高気温26.7度。晴れ。3日連続の夏日(最高気温25度以上)が続く。
○……5月5日には例年、池の平で艸原祭・大かやば焼が行われるが、今年はコロナ禍のため中止。春の燎原を焼く風物詩が消えてしまった。
中郷区で枯れ草火災があったようだ。空気が乾燥してくる春先は起きやすい。焚き火や野焼きには気をつけてほしい。
07日20時10分=2018年=
「鎌田行進曲」の出囃子にのり、風間杜夫「落語独演会」

今日7月7日の七夕とは何の関係もないが、上越市中郷区のはーとぴあ中郷で風間杜夫の落語独演会があった。上越で彼の落語を聞く機会は貴重なので、聴きに行ってきた。
はーとぴあ中郷は1998年10月に開館。ホールは1・2階席あわせて474席で、リージョンプラザ上越のコンサートホールと同じぐらいの席数だ。開演45分前から並んだこともあり、最前列の真ん中で聴くことができた。客の入りは8割ほどか。
↓開場前の行列

風間杜夫というと「スチュワーデス物語」の教官役や、鎌田行進曲の銀四郎役で知られ、最近では「本能寺ホテル」の支配人、「のみとり侍」の親分・甚兵衛役が印象的だった。


今日は「なぜ落語を始めたのか」について、落語の枕でもやったし、落語終了後のトークショーでも話した。子供のころ、ラジオの寄席番組を楽しみにしていたことが根底にあり、舞台で落語家役をやったのがきっかけで始めたそうだ。立川談春の独演会に誘われ、人前で初めて落語を披露したら、袖で噺を聞いていた柳家花緑(柳家小さんの孫)に、褒められたことで調子に乗り、本格的に取り組むことになったという。今では多い年で年30回ほど落語会をやっているそうだ。
出世作となった映画「蒲田行進曲」の出囃子の中、高座に上がった。今日の演目は「湯屋番」と「火焔太鼓」の2席。落語は本職顔負け。役者だけに身振り手振りがうまく、見せ方を心得ている。「火炎太鼓」では目の前に三百両の小判があるような、見事な話術であった。
本題は別にして、枕が面白く、有名になるまでの腹をすかせた下積み時代が笑える。アルバイトでやった仮面ライダーV3のアトラクションショーで全国を回った失敗談やら、仮面ライダーの歌の披露、ショーの後の1000人規模のサイン会など、どれも大笑いした。
落語の後のトークショーの中で、演じることの意味を問われ「(独演会の)1時間半ほどの時間で、僕の人生を目撃してくれたこと」と話していたのが印象的だった。
今日の足跡
最低気温21.3度、最高気温24.6度。曇りときどき雨。ランニング8.3km。

○……ようやく県産のもずくがスーパーに並び始めた。さっそく酢の物にして食べた。ふにゃふにゃしている沖縄もずくとは違い、日本海側のもずくはシャキシャキして歯ごたえがある。中でも佐渡産は一級品だ。

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10日17時06分=2017年=
妙高演劇フェスティバル 高田高校の演劇を鑑賞

妙高市文化ホールで2日間にわたって開かれていた妙高演劇フェスティバルをのぞいてみた。大ホールでやるのかと思ったら、なんとステージ上に椅子が並べられ、すぐ目の前で演じるというので驚いた。
上演作品は昨日9日が劇団空志童の「シュレーディンガーの猫」と「ドラマチックカウント」の2本立。今日は午後1時から高田北城高校学校演劇部「ごはんの時間2ぃ」、午後3時から高田高等学校演劇部の「探せ!会長のプリン」が上演された。そのうち、高田高校演劇部を見てきた。入場は無料。

上演された「探せ!会長のプリン」はある高校の生徒会役員5人による、推理ドラマだった。といっても、謎解きの部分よりも、きのこの山と、たけのこの里派の抗争をめぐるユーモア的要素が強い。
キャストは5人(女3、男2)。キノシタという女性生徒会長と、タケハラという男の生徒会副会長は3年生で、あとは1年か2年生の設定だ。舞台は生徒会室だけで展開する。
この生徒会役員はきのこの山派とたけのこの里派に分かれており、キノシタ会長とサトウはきのこの山派、タケハラ副会長とアオイはたけのこの里派で、マシオは中立。その2派の対立に加えて、会長が生徒会室の冷蔵庫に入れておいた1日5個限定のまろやかプリンが、誰かに食べられてしまうという事件が勃発する。
生徒会室はあまり人が通らない場所にあることなどから、犯人は5人の中にいるという結論に達し、犯人捜しが始まる。最初は会長と対立するタケハラに疑いの目が向けられる。タケハラは冤罪を主張するが、信用してもらえない。
そして舞台は暗転。ここで犯人の独白がある。刑事コロンボのドラマのように観客は途中で犯人を知ってしまう。その後、観客はアリバイが次々と立証されていく中で、犯人が追い詰められていくサスペンス要素を楽しむことになる。面白かったのは、マシオがプリンが嫌いだったということが、犯人が分かる決め手になる点だ。
40分もある舞台。膨大なせりふを覚えるだけでも大変なのに、5人は素晴らしい演技をした。高田高校は文化祭で3年生全クラスが演劇をやる伝統を持つだけに、実力はぴか一。素晴らしいステージをありがとう。
今日の足跡
最低気温2.6度、最高気温12.0度。晴れ。ランニング5.2km。
○……昨夜は上越走友会の忘年会。上越市本町4の「軍ちゃん高田店」でやった。会員10人が参加し、楽しいひと時を過ごした。新入会員が1人加わり、少しは平均年齢が下がっただろうか。
5人ほどで2次会に繰り出したが、どの店も満席であちこちを探し回ったので、最終的にどの店に行ったか帰ってきて思い出せない。今日の夕方になって、ようやく仲町の「肴屋」だったことを思い出した。ちょっと飲みすぎたかな。

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26日23時21分=2016年=
「いいやま湯滝温泉」で疲れ癒す

北信州ハーフマラソンの帰り、飯山市のいいやま湯滝温泉で疲れを癒してきた。この温泉は何回も入っているが、施設もいいし、食堂もあるし、なによりも露天風呂から見渡す千曲川の眺めは絶景。
マラソンの参加者はゼッケンを提示すると100円引きのサービスがあった。大人510円の入館料が410円になった。この温泉は弱アルカリ単純温泉で、循環方式だ。かけ流しなら野沢温泉を選んだのだが、駐車がたいへんだし、風呂が狭い。
↓露天風呂

ここの露天風呂は湯船の壁側が岩になっていて、湯が滝のように流れ落ちて気持ちがいい。昔は内湯から露天風呂に行くのに服を着ないと行けなかったはずだが、いつからか屋外に長さ10数メートルの柵をめぐらせ、そこを通って行けるようになった。
↓内湯と露天風呂をつなぐ通路

女湯にも露天風呂があるが、おそらく隣接しているのだろう。男湯の内湯と露天風呂は女性用の浴室をはさんでいるため、男湯の内湯から露天風呂へ行くには、裸のままぐるりと回って行く必要があるのだ。
柵には隙間があるし、柵もそれほど高くない。階段を降りていくので、その場所は川側にある駐車場から丸見え。下の駐車場は「千曲川ラフティング」の乗り場で家族連れも多い。対岸は国道で車が走っている。タオルを持って通路を渡ればいいのだが、素っ裸で移動するとたいへんなことになるかもしれない。
それから、今の季節はいいのだが、冬は相当寒いだろう。冬は通行禁止になるのかな。

割り引き額の100円で、八ヶ岳牛乳のコーヒー牛乳(110円)を飲んだ。マラソンで疲れていたせいもあるのか、これがうまかった。製造元の八ヶ岳乳業は1954年創業だという。このコーヒー牛乳を飲むと、昔上越市幸町にあった「塚田乳業」を思い出す。あのコーヒー牛乳もうまかったな。
さて、この日は2階の広間で「ゆたき寄席」をやるというので、覗いてみた。毎月第4日曜にやっていて、この日で3回目の開催らしい。出演は中野市落語研究会の面々だ。


夕方から仕事だったので、一席だけ聞いて帰ることにした。最初は理髪家文正さんの登場。65~70歳ぐらいのベテランだろうか。この人がなかなかうまかった。
出し物は上方落語の「酢豆腐」。NHKの連続テレビ小説にもあった「ちりとてちん」ではなく、初代桂春団治が得意とした演目。理髪家さんは、落語に出てくる食べ物の一つを、飯山市のうなぎ専門店「本多」のウナギに替えたり、飯山の地酒を飲むように替えたり、長野名物の唐辛子「八幡屋礒五郎」を調味料に登場させながら、大いに笑わせた。オチもちょっと替え、オーバーな身振り手振りで大笑いさせた。実に面白かった。
↓いいやま湯滝温泉公式サイト
http://www.yutakionsen.net/
最低気温21.2度、最高気温24.8度。曇り一時雨。

ベビースターラーメンに柿の種入りのものがあった。ベビースターと柿の種、ピーナツの3種ミックス。

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27日22時24分=2015年=
高田瞽女パネル展
11月21日から23日までの3日間、上越市本町5のあすとぴあ高田ミュゼ雪小町で「高田瞽女パネル展」が開かれた。22日に見に行ったが、翌23日には小竹勇生山社中による瞽女唄の演奏会があることを知り、残念に思った。後で知ったのだが、瞽女唄演奏会は椅子が足りなくなり、立ち見が出たそうだ。


会場では最後の親方、杉本キクイさんを中心に、門付けや練習風景、芸の上達などを祈る年1回の妙音講の様子、民俗学者・市川信次との出会いなどが、写真と説明パネルで紹介されていた。
瞽女さんは子供の頃、門付けしているのを見たような記憶があるが、鮮明ではない。本物の瞽女さんの演奏や歌を生で聞いてみたかった。


ほかに北海道の池田敏章さんが上越市に寄贈した齋藤真一の「西頸城の瞽女」など7枚の油彩画の展示、ドキュメンタリー映画「瞽女さんの唄が聞こえる」などの上映も行われていた。斎藤真一の瞽女絵に使われている赫(あか)は、おどろおどろしく胸に迫ってくる。
最低気温4.1度、最高気温9.5度。曇りのち雨。
朝方は今年一番の冷え込みだった。南葉山に初めての雪が降り、山頂から中腹にかけて白くなった。
長期予報ではこの冬は暖冬ということだが、里の初雪はいつごろになるだろう。

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会場では最後の親方、杉本キクイさんを中心に、門付けや練習風景、芸の上達などを祈る年1回の妙音講の様子、民俗学者・市川信次との出会いなどが、写真と説明パネルで紹介されていた。
瞽女さんは子供の頃、門付けしているのを見たような記憶があるが、鮮明ではない。本物の瞽女さんの演奏や歌を生で聞いてみたかった。


ほかに北海道の池田敏章さんが上越市に寄贈した齋藤真一の「西頸城の瞽女」など7枚の油彩画の展示、ドキュメンタリー映画「瞽女さんの唄が聞こえる」などの上映も行われていた。斎藤真一の瞽女絵に使われている赫(あか)は、おどろおどろしく胸に迫ってくる。
最低気温4.1度、最高気温9.5度。曇りのち雨。
朝方は今年一番の冷え込みだった。南葉山に初めての雪が降り、山頂から中腹にかけて白くなった。
長期予報ではこの冬は暖冬ということだが、里の初雪はいつごろになるだろう。

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27日22時45分=2015年=
渡辺謙のトニー賞ノミネートはすごい

25日の夜NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、新潟県北魚小出町出身の俳優、渡辺謙さんが出演した。第69回トニー賞のミュージカル主演男優賞にノミネートされるまでを追った番組だ。ブロードウエイのミュージカル「王様と私」に挑戦し、もがくようにして苦闘している姿に感銘した。

渡辺謙さんといえば、父・亮一さんが旧三和村の中学校に赴任していた関係で、小学校4年から中学1年までの間、上越市西城町にある母親の実家で過ごした。大手町小学校を卒業し、当時の城南中学校に入学したが小出町に転出した。小学校の頃から俳優を志し、歌も上手だったという。運動も得意でスキーの回転の選手だった。上越市の金谷山で練習していたらしい。

上越にゆかりの角川映画「天と地と」では、上杉謙信役を射止めた。しかし、平成元年8月、カナダロケ中に急性骨髄性白血病で無念の降板となった。抗ガン剤の副作用で苦しみ、さらに5年後に病気が再発した。数々の苦難を乗り越え、再び復帰。2004年には映画「ラストサムライ」で76回アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされ、国際的な俳優に踊り出た。

番組では日本だけではなく、国際的な大俳優になったのにもかかわらず、一人暮らしで英国のアパートを借り、自炊しながら「断崖絶壁をあがきながらよじ登るように」仕事と格闘する。舞台に立つ数時間のために24時間、生活の全てをささげる。

100ページもの台本の英語のせりふを完璧に暗記し、かつ英語の韻を踏み、独特のアクセント表現もする。さらには歌をうたい、踊りもする。日本語でさえも大変な役柄を、英語でやるのだから、どんなにプレッシャーがかかったことだろう。そのプレッシャーの中でもがきながら、懸命に這い上がる渡辺謙の姿に、すさまじいものを感じた。生死のはざまをくぐり抜けてきた人間だからこその覚悟があると思った。
映画「ラストサムライ」でアカデミー賞の助演男優賞を逃しただけに、今度はアメリカの演劇界最高の栄誉とされるトニー賞のミュージカル主演男優賞をぜひとも獲得してほしいものだ。
最低気温12.2度、最高気温27.9度。晴れ。

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