新潟県の公立進学校が高校野球の決勝戦へ!?
ことしの高校野球は、佐賀北(佐賀)が広陵(広島)を5―4で下し、初の全国制覇を遂げた。それも佐賀北は公立の進学校であり、県大会の1、2回戦でいつも敗れていた高校だという。
「野球は筋書きのないドラマ」というが、今年はこれが当てはまると思う。なにせ、7回までわずか1安打に抑えられていたのが、3番副島が左翼席に飛び込む逆転満塁本塁打を打つのだから、劇的だ。だれがこんな展開を予想していただろう。
ところが、ところがである。この決勝戦とほとんど一緒の展開の小説が今年7月に出た。堂場瞬一著の「大延長」(実業之日本社)である。
ほんとに笑ってしまうほど、今年の甲子園決勝戦と状況が似ている。佐賀北に似ているのが、この小説では本県の公立進学校である新潟海浜。そして広陵と同じ状況なのが西東京代表の強豪、恒正学園である。
本県の高校が甲子園で決勝へ・・・という話なので1,600円もするこの本を買ったのだが、実におもしろく、わくわくしながらページをめくった。
話は決勝戦が延長15回引き分けとなり、翌日に行われる再試合から始まる。新潟海浜は県内有数の公立進学校で、甲子園初出場(新潟市内の高校と推測される)。大会屈指の好投手である牛木晃の力で勝ち上がってきた。対するは東京の市立・恒正学園。甲子園の常連で、破壊的な打撃力を誇るチームだ。
監督は大学時代のバッテリー同士で、海浜のエースと主将、恒正の4番バッターはリトルリーグのチームメートという設定だ。この大舞台で、互いの手の内を知り尽くしたライバルたちが激突する。
ところが海浜のエース久保は、延長15回を投げきり古傷のひざを痛めてしまった。無理に投げれば、選手生命が終わりになるかもしれない。監督はエースを先発させない決断をする。久保の代わりに投げるのは、県大会の2回戦でめった打ちされた2年生の横井である。恒正は強打者、久保爽太をはじめとるする打撃力のチーム。
翌日の決勝再試合。甲子園初登板となる新潟海浜の横井はがちがちになり、初回にいきなり久保に3ランを打たれ、2回表にも1点を追加され、早くも4―0。これじゃ、試合にならないと思いきや、これから両チームの壮絶な死闘が始まる。
この後のストーリーは、ねたバレになるので書かないが、まるで今年の甲子園の決勝戦を再現したようなおもしろさ。どっちが優勝したかって? ないしょ。
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「地下鉄に乗って」
「地下鉄(メトロ)に乗って」をDVDで観た。
浅田次郎が1994年に発表した長編小説で、過去と現在を地下鉄を通じて行き来し、死んだ兄や、父親の過去をたどる息子を描いた作品。吉田拓郎の作曲で「猫」が歌った「地下鉄にのって」という曲があったが、これは映画だ。
主人公の小沼真次は、女性用下着を売り歩くセールスマン。真次の父親である小沼佐吉は、世界的に有名な「小沼グループ」の創立者であり、真次はその長男であった。だが、真次は父親の傲慢な態度に反発し、高校卒業後、家を飛び出していた。
ある夜、永田町駅の地下鉄の階段を上ると、そこには東京オリンピックにわく30年前の1964年の町があった・・・というタイムスリップの話だ。レトロな街の雰囲気は、「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいな感じで、良かった。堤真一も出てるしね。
ストーリーは、それほど関心できるものではない。父親が母や父に傲慢な態度をとったことに反発しながら、妻子に隠れて愛人を作っているのも不思議だし、タイムスリップでのルール違反も多い。
タイムスリップは、過去を変えてはいけない。だが、昔の父に現代の腕時計を渡したり、現代の下着が入ったスーツケースを見せ、それが商売のヒントになって、大実業家にのし上がったわけだから、明らかなルール違反である。
ひとつの見所は、昭和30年代末のレトロな町並みや、風景のCGだろう。だが、東京人なら実感があるだろうが、新潟の田舎にそのころ、地下鉄があるわけもない。まだ、蒸気機関車が走っていたのだから。
配役ではアムール役と父親役の2役をやった大沢たかおが、独特の存在感があり、良かった。
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沢尻エリカとYUI
「タイヨウのうた」は、は2006年6月に公開されたYUI、塚本高史主演の映画。それと、同じ2006年7月~9月にTBS系列のテレビで放送された、沢尻エリカ、山田孝之主演のドラマの2種類がある。
どちらがいいか、というと映画よりテレビの方である。
主役の雨音薫は、太陽の光に当たれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えており、歌うことに生き甲斐を持ち、夜の公園でストリートライブをする女の子という設定である。
映画では、ブレイク寸前のYUIが起用された。歌は本職であるから、たしかにうまい。大ヒットした「Good-bye days」もいい曲だ。だが、演技という点では素人っぽい点も多い。
一方、テレビドラマの方は、沢尻エリカが雨音薫役を務めた。ドラマ「1リットルの涙」(2005年秋放送)で難病と闘う少女・池内亜也役(主演)で人気を集め、このドラマに抜擢された。(「1リットルの涙」は見ていないが)
主題歌の「タイヨウのうた」「Stay with me」は大ヒットしたが、ドラマの視聴率は10%前後で残念であった。だが、このドラマは沢尻エリカの魅力に尽きる。
笑い顔はあまり好きではないのだが、泣かせたら天下一品。怒り顔もいい。その上、この作品で歌手デビューまでしてしまう。初めてだというギターも及第点。よくがんばった。腹から声が出ていないので、発声はいまいちだが、けっこううまいと思う。安室奈美恵にあこがれ、芸能界に入っただけのことはある。
どうして沢尻が好きかというと、デビュー作といえる2005年公開の映画『パッチギ!』で演じたリ・キョンジャ役が、とてつもなくいいのだ。キネマ旬報や日本アカデミー賞で新人女優賞を受賞したのも当然だ。母親がフランス人のハーフということで、きりりとした目つき、端正で知性的な顔でファンになってしまった。
だから、そのイメージを今も大切にしてたい。あまり笑わない役がいい(ほほえむのは素敵だが)。
『手紙』は笑いすぎ。『シュガー&スパイス~風味絶佳~』もイマイチだ。
乗馬が得意ということなので、今度は時代劇で女武者などどうかな。いや、ダンスもやるらしいから、ミュージカルだっていけるんじゃないかな。
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少し残念だが、月食見えた
朝から雨。楽しみにしていた皆既月食は無理かなと思っていた。
仕事から帰って、車を停め、外を見ると雲の晴れ間があった。
「もしかして見られるかも」と思って、8時半ごろから外を見ていた。
午後8時40分すぎから月が雲の間から見え始め、8時45分からきれいに見えるようになった。
ただし、8時22分ごろに皆既月食は終わっており、すでに三日月状態の部分月食だった。
その後、9時15分ごろまで、だんだん太ってくる月を見ることができた。その後は雲に覆われてしまった。
*20時45分
*20時48分
*21時00分
*21時02分
6年半ぶりの皆既月食だという。幻想的な「赤い月」の皆既月食を見ることができず残念だったが、東京のようにずっと雨ではなく、見られたことがラッキーだった。テレビのニュースでは、北海道は良く見られたみたいだった。
今後の部分月食は来年8月17日。皆既月食となると2010年12月21日まで待たなくてはならない。ただ真冬の12月なので、雪国では見られる確率は非常に低い。
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歯周病
歯医者で6月11日から治療をしているが、1週間に1度の治療なのでなかなか進まない。
歯石を取った後、歯の治療に入り、いま3本目。以前、治療した部分の歯がやせほそり、かぶせた冠との間にすき間ができ、歯周病になっているのだ。そのほか、下の犬歯や、上の奥歯に歯周病があった。
朝日新聞で集金に来たときに置いていった冊子「暮らしの風」9月号に、「病気知らずの生活術」と題して、オヤマツ歯科医院の小谷松一志さんが、歯茎のマッサージについて書いている。
歯垢を除去する歯磨きは知っていたが、歯茎の血流を良くし、抵抗力をつける歯茎マッサージについては、知らなかった。あまり、行っている人はいないのではないか。
方法だが、(1)電動歯ブラシを歯茎に軽くあてて行う (2)シリコンなどで作られた歯茎マッサージ用具を使って行う (3)指で押さえて左右に動かす・・・・というやり方があるという。注意点としては歯茎を傷つけるので、塩を付けて行わないことだ。
所有しているナショナルの電動歯ブラシには、歯茎マッサージ用のブラシが付いている。これを使わない手はない。さっそく今日から実践だ。
そのほか、歯磨きと歯茎マッサージを同時に行う方法として、歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度に当てて細かく動かす「バス法」と、歯ブラシを直角に当てる「スクラッピング法」があるという。いずれにしても、1か所20~30回、全体で15分というから、続けるのが大変である。
厚生労働省の調査(2005年度)では、平均すると50歳以降2年に1本のペースで歯を失い、80歳時に残っているのはわずか9.8本で、半数が全喪失(総入れ歯)だという。
歯医者の先生は「これからきちんとすれば、今の歯は残ります」と言う。治療が終わった後も、定期的にチェックがあるというので、きちんと通おうと思う。
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涙そうそう
レンタル店で半額セールをやっていたので、「涙そうそう」(2006年9月公開)を借りてきた。あまり期待しないで見たが、主演の2人がさわやかで良かった。
森山良子が他界した兄を想い作詞した、「涙(なだ)そうそう」の世界観がモチーフの映画という。異母兄妹の愛の物語という古臭いイメージがあったが、それほどでもない。
涙が出そうになったときは鼻をつまむ、というエピソードがうまく使われていた。
脚本のせいなのか、後半の台風での再会場面など少し無理なストーリー展開が見受けられたが、妻夫木聡と長澤まさみの主演2人がさわやかで、温かくて、笑顔がいい。最後までべたべた、どろどろにならないのが救われる。まあ、「いま、会いにゆきます」で夫婦愛を描いた土井裕泰監督だから、そんなことはないと思ったが(ただし、福澤克雄監督から交代した)。
長澤まさみは、第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した「世界の中心で、愛をさけぶ」の演技は、好きではなく、特にあの甘ったるいしゃべり方がいやだった。その後の作品も見ていなかったが、この作品の演技はいい。
ライバルの沢尻エリカについては、後日書く。
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ガクトで大騒ぎ
上越市の謙信公祭にガクトがやってきた。
当然ながら、女性ファンで騒然。市内のホテルは満室。経済効果も満点だ。
それにしても、すごい人出。こんなに若い女性がいる謙信公祭も初めて。
ガクトが馬に乗って移動するたび、民族大移動の騒ぎ。
キャー、キャーの叫び声が耳に響く。
500万円の予算をかけただけあるか。
NHKの大河ドラマで上杉謙信が脚光を浴びることも、これで最後か。
それにしても、携帯電話のカメラで本当に写真撮れるの?
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総員玉砕せよ!
NHKスペシャルの終戦記念日関連特番として8月12日、水木しげるのまんが『総員玉砕せよ!』を原作としたドラマ『鬼太郎が見た玉砕 ~水木しげるの戦争~』が放送されたのだが、これを見逃してしまった。
後日、友人から知らされくやしく思った。この日は、会社で主催のスポーツイベントがあり、その準備で朝早くから新聞を読まずに飛び出してしまったせいだ。
友人から、その原作本がコンビニに売っていると聞かされ、買い求めた。
テレビ放映のタイミングに合わせて、緊急発売されたものだ。これまでは1995年に講談社文庫で発売されたものがあったそうだ。原作は昭和48年夏に発表されたものだという。原作の本は家に帰ってから約2時間、一気に読み終えた。
妖怪まんがの第一人者、水木しげる氏は、戦争で負傷して片腕を失ったことは知っていたが、この作品の存在は知らなかった。このまんがは「90%が真実」と後書きにあるように、生々しい戦場体験記である。
主人公で水木氏の分身ともいえる丸山二等兵が、田所支隊の一員としてラバウルから最前線のバイエンに送られるところから始まる。前半はそこでの陣地構築など軍隊の日常生活がつづられる。空襲あり、上等兵がワニに食べられたり、いろいろと事件が起こるわけだが、下級兵士たちにとって切実なのは穴掘りの重労働だったり、古兵の暴力だったり、食糧の確保や性欲処理だったりする。
後半は「玉砕」に至るすさまじい戦闘場面。まんがだから救われる面もあるが、目玉が飛んだり、体がこっぱみじんに吹っ飛んだり、悲惨なものであった。
番組は後日、再放送するという。今度は絶対に見逃せない。
決まったら番組のホームページにも載るようだ。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/kitaro/index.html
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ガクト出陣?
いよいよ謙信公祭にgacktがやってくる。
ガクト動員(学徒動員)なんて言っても、若い人には通じないユーモアか。
ポスターがネットオークションで1万円近くの値段で落札されたり、パンフレットがオークションに出品されたり、大変な人気だ。
そして公式ホームページでも、gacktが鎧兜を着て、動画メッセージを寄せている(26日まで)
出陣行列は例年の2倍の規模の400人になり、応募が殺到。人出は7万人を予想しているとか。
8月25日当日は、午後4時からの出陣行列に加わり、山ろく線の春日山城入り口から、春日山交差点までの間で姿を見せる。馬に乗って現れるのではないか。これは、たいへんなにぎわい、というか混雑、混乱になりそう。けが人が出なければいいのだが。
パフォーマンスもあるそうなので、見に行こうかな。
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セカンドライフ
いよいよセカンドライフの日本語版が登場した。
「日本語版、まもなく公開」とホームページに書かれたままだったが、ようやくという感じ。
今日は「500円でわかる セカンドライフ」(学習研究社)というムックを買ってきた。たしかに、これで使い方、楽しみ方が分かる。
だが、今使っているパソコンは、Intel Celeron 845Mhz、RAMは320MBで、最低動作環境を満たしていない。もう2台のパソコンはさらに非力だ。
やってみたいが、これでは無理。パソコンを買うのが先決か。
さて、本題はこれから。
セカンドライフも、擬似恋愛したり、デートしたり、セックスしたりできるようだが、ビデオデッキが普及したのは、ポルノビデオのおかげだったと同様に、やっぱりこういうのは必要である。
だが、これからもっと進化するだろう。
Wiiとセカンドライフ、眼鏡型ディスプレイが合体したらどうなるか。
つまり、パソコンの中ではなく、眼鏡型のディスプレーで目の前の空中にセカンドライフの世界が映し出される。さらに、Wiiリモコンのモーションセンサーのようなものが、手足に付く。
さて、どうなるか。実際に足ふみをすれば、セカンドライフの中で歩くことができる。手を振れば、タクシーが止まる。さらに話をすれば音声チャットで、コミュニケーションもできる。
これだけそろえば、バーチャルセックスまであと少し。いまある技術だけで、かなりいい線までいけそうだ。
あとは、触覚を感じられる装置が手や○○○○に付けば、完璧だ。
たぶん、1人住まいでない限り、家では無理なので、仮称「セックスライフ(笑)」は、インターネット喫茶のような所で楽しむようになるだろう。
その後は、ロボット社会が到来するだろうから、スピルバーグの「A.I.」の世界が到来するようになる。
A.I.のセックスロボットは出来すぎだったが、本当にできたら、結婚制度自体が崩壊するかもしれない。
ロボットは産業用で長い間活躍してきたが、家庭に入る最初のロボットは、シリコンの柔らかい肌を持ったセックスロボットかもしれない。
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