半立って?
妻が東京ディズニーランドに行ってきて、土産になんと、千葉産の落花生を買ってきた。
ちょっと驚きだったが、ディズニーランドに行って、中高年の男に買ってくる土産なんて、ほかにないかもしれぬ。
プーさんのぬいぐるみなどを買ってきてもらってもこまるし、クッキーなどはありがたくない。
酒のつまみになる、落花生がベストなのかもしれない。
千葉産なので、おいしいのは分かっていたが、食べてみて驚いた。風味が最高で、こくがあって、甘みがある。
袋を見ると「半立(はんだち)種」と書いてある。
中高年男に「半立」というのは、皮肉なのか(笑)。
ネットでさっそく調べてみた。
「千葉半立落花生 は数多い品種の中でも落花生の王様と呼ばれています。収穫時期が遅く 収穫量も少ないのですが、風味・こく・味が一番」などと書かれている。
「落花生が土の中で実を付け始めると、枝が土に這う様に寝てくる物と、そのまま立っている物、品種によって様々です。半分立っている品種なので半立。小粒ながらも香ばしさは格別です」
なるほどね。
さらに、通信販売の値段を見て、ぶったまげた。300グラム1180円!とか350グラム1470円!
それにしても、見た目は悪い。
殻につやがないし、がさがさしている。焼きむらはあるし、つぶはそろっていない。身も大きいものや小さくて食べられないものまでさまざまで、ふっくらしていない。要するに器量が悪すぎる。
ところが味は最高。
見た目は悪いので触手が動かず、最初は「半立」だが、食べれば「味は最高!」などと、女性にたとえたら、セクハラといわれそう。
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曇りのち晴れ。最低気温10.2度、最高気温19.8度。
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フェレット
次男が、今日、ペットショップでフェレットを買ってきた。
いつも金がなくてピーピーいっているのに、「全財産をはたいてきた」という。
1匹3万円もする。それにゲージと、保温器やえさなど、けっこうかかっているはずだ。
産まれてまだ2か月だという。淡い黄色の毛がふさふさしていて目がかわいい。名前はイブと付けたそうだ。
まだ、人間になれていないせいか、手を出すとかむ。けっこう痛い。すごく行動が活発で、ネコよりも人間になつき、飼い主との遊びを好むという。
イタチ科なので、顔はイタチである。メスなのでオスより少し小さいようだ。
寿命は6~12年で、結構長生きするものだ。ただし、ジステンバーやフィラリアなど犬と同じ病気にかかりやすいので、気をつけないといけない。
とにかく、わが家にはほかに、シバ犬のレディがいるし、次男がこれまでに買っていたピグミー・ヘッジフォック(ハリネズミ)のトゲゾーもいる。
まるで、家の中は動物園のようだ。
レディとトゲゾーは、けっこう仲良し(というかレディのほうが怖がっている)。
レディとイブは仲良しになれるだろうか。
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曇りのち晴れ 最低気温13.2度、最高気温17.0度。すごしやすい1日だった。
レースが終わったばかりであるが、5キロの軽いジョギングをした。足が疲れているときは、軽く走ったほうが、疲れが速く取れるような気がする。
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原田泰治美術館
昨日の諏訪湖マラソンが終わってから、湖畔にある原田泰治美術館に行ってきた。
かねてから、ぜひ行ってみたいと思っていた。諏訪湖マラソンの参加と、2つ一緒に実現したのだから、最高である。
振り返ると、1999年6月に上越市の総合博物館で、「原田泰治展」があった。
現代から失われつつある農村風景や自然、そこで生きる人々を描いたほのぼのとした画風に魅せられた。
原田さんは、1歳のときに小児まひにかかって歩行困難になり、後遺症と闘いながら武蔵野美術大学を卒業。グラフィック・デザイナーとして活躍しながら失われつつある日本の風土や風景を描き続けてきた。
翌年、新井市(現妙高市)に原田さんが来て、お話しする機会があった。
原田泰治美術館をオープンさせた1998年に、平山征夫県知事を訪ねたときだった。原田さんは飾ってあったはり絵を見て「直感で才能を感じ、すぐにでも会いたいと思った」という。作者は障害を持つ新井市の青年であることも知った。
それがにしき園に通う岡田清和さん。聴覚障害、知的障害を持っている。同じ障害者であることも、原田さんが応援する理由になったと思う。
原田さんは材料のポスターや台紙、のりなどを持参して、新井に何回も足を運んだ。「神様からもらった才能。ポスターを細かくちぎり、その切り口を生かした独自の世界をすでに確立したのはすごい」と最大級の賛辞を送っていた。おかげで岡田さんは、才能にみがきをかけ、はり絵作家として認められた。たしか、三越でも展覧会を開いたときも、原田さんが推してくれたと思う。
数年後には、原田泰治美術館で岡田さんの展覧会が開かれた。原田さんは退色しやすいはり絵の作品を、フィルムに残すという地道なバックアップも行っている。
原田さんは豪放磊落な感じの風貌と話し方であるが、作品をみても分かるとおり、非常に繊細であり、忍耐強い人である。そして頑固である。
ところで、初めて訪れた美術館は、けっして大きくないが、しゃれたカフェもあり、すばらしかった。障害者割引のほか、車イスが常備されていて、バリアフリーになっているなど、障害者に配慮されている。ちょうど、車イスの人が入館中で、絵を見ていた。
企画展として、キルト展が開かれていた。原田さんの作品をキルトにしたものである。これがすばらしい。
全国から募集して、各賞を決めている。今回で4回目になる。
原画と並べて展示してあるのがいい。
原画の素晴らしさと、キルトの楽しさが同時に味わえる。
妻がキルトを楽しんでいるので、ぜひ見せてあげたかった。
お土産に、図録を買ってきた。見せたら、非常に残念がっていた。眠くて起きられなかったせいである。
美術館の周りは紅葉が美しかった。絵と紅葉で心が浄化された。
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曇り。夕方から小雨。最低気温10度、最高気温23.5度。比較的温かく、室内では上着がいらなかった。
朝市にアスパラ菜、きのこ、さといも、ハヤトウリなどが並んでいた。ハヤトウリの漬物はうまいと思う。アスパラ菜(オータムポエム)も大好物の一つ。秋から冬にかけての貴重な葉物野菜である。
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諏訪湖マラソン
ここ2大会は絶不調だったが、今年最後のレース「第19回諏訪湖マラソン」でようやくほぼ2時間のタイムが出た。グロスタイムで2時間1分ぐらい、ネットタイムで1時間58分ぐらいである。2時間を切った春の「柏崎潮風マラソン」以来である。
実は、昨夜寝たのが2時。起きたのは6時なので4時間しか寝ていない。台風が来て、昨日は大雨だったので、今日も雨だったら棄権しようと思っていた。だが、今日の天気予報は晴天。思い切って行く事にした。
諏訪湖まで高速を飛ばして約2時間20分。受付には間に合ったが、睡眠不足の影響は未知数だった。
7000人も走るハーフマラソンは初めて。もし走れなくても、会場の様子を見て、参加賞だけもらおうと思っていた。
まず、駐車場に入るまでが大変。なんとか日赤病院の駐車場に停めることができた。会場までは7分ぐらい。
美しい紅葉と、晴れ渡った諏訪湖。その中、続々とランナーが集まってくる。
スタート会場のヨットハーバーはランナーでいっぱい。スポーツ店のテントや食べ物の露店もたくさん出ている。
とりあえず、受付を済ませて、再び車へ戻り、参加賞などを車に置いて、再び会場へ。
スタートは午前10時。申告タイムにより、7種類のゼッケン番号と色に分けられており、ナンバーが若い順に、ブロックごとに並ぶ。スタート地点は準備運動もできないほど、ぎっしりである。
そして、いよいよ号砲。太鼓が打ち鳴らされるなか、走り出す。人数が多いので、スタートゲートまで3分ぐらいかかるのだ。
大会の正式記録はグロスタイム。つまり号砲からのタイムである。
スタートゲートをくぐってからのタイムはネットタイムと言う。
気温はスタート時が14.5度で良好だったが、その後晴天になって青空が広がり、18度に上がった。私はちょうど好かったが、暑すぎると感じたランナーが多かったようだ。
寝不足が懸念されたが、走り出したら調子がいい。キロ5分半ぐらいで走れる。坂がないので、イーブンで走ればいい。
諏訪湖1周は17キロぐらい。足りない分はスタート直後に調整している。こんなに分かりやすいコースはないだろう。
キロ表示が1キロおきにあり、親切だ。
観光地なので、沿道には多くの人が応援に出ている。声援を受けて走るのは、気持ちがいい。
諏訪湖の周遊道路は紅葉が真っ盛りで美しい。諏訪湖も絶景だ。
参加人数が多いので、ランナーが途切れることがない。
15キロぐらいで疲れてきたが、周りのランナーもがんばっているので、勇気付けられる。
給水箇所が4箇所と少ないのであるが、個人給水所があったり、ありがたい。
残り3、4キロになると、脱落して歩いている若いランナーが多い。
最後の2キロでペースをあげた。 グロスタイムなら2時間は切れると確信する。
万歳をしながらゴール。まだ余力があった。完走証は後日郵送なので、まだ正式タイムは分からない。
ゴールしてから、Tシャツとりんごがもらえる。りんごがすごくおいしかった。
ゴール後、まだ次々とランナーがゴールに入ってくる。制限時間は2時間40分。ぎりぎりの選手は必死で走っていた。
会場ではスポーツ店がたくさんでており、ほしかったアームウオーマーを手に入れた(1100円)。それから、曇りの日にもできる薄い色のサングラスもいいのがあったので買った。
上越のDEPOでも売っていないので、ラッキーだった。
帰りに市営の日帰り温泉施設「すわっこランド」で、疲れをとってきた。現代的な施設である。
屋内プールやトレーニングジム、温泉のどれも利用でき、料金は600円。
風呂は豊富な湯量の上諏訪温泉(単純温泉)をひいている。ジェットバスや泡風呂があり、温度は低め。じっくり入って、疲れがとれた。
ビデオ付きの豪華マッサージチェアも極楽だった。
諏訪湖周辺ではカリン(マルメロ)の収穫期で、この温泉も露天風呂がカリン湯になっていて、大量に湯船に浮かび、いい香りを放っていた。
前日が諏訪湖畔のカリン並木で「かりん祭り」が行われたという。売店に山のようにカリンが並んでいたので土産に買ってきた。
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曇りのち晴天。最低気温13.0度、最高気温21.4度。
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「米買って!」と農家も必死
米の仮渡し金が昨年から60キロあたり5000円も下がった。
これはたいへんなことだ。
農家が農協へコシヒカリ1等60キロを売り渡して、1万円しかもらえなくなったのだ。
われわれ消費者がコシヒカリを買えば、5キロで2200円ぐらいはする。
つまり10キロで4400円、60キロなら26400円である!
1万円というのは仮渡し金であり、最終的にはもっともらえるが、微々たるものである。
仮渡し金というのは、米を農協に出荷後にもらえるもので、農家は春にはこれをあてにして農協から借金をし、肥料や農薬、農業機械を購入するわけだ。農協は米を販売し終わってから精算し、追加払いを行うが、最終精算は翌年の夏前後になる。
新潟県は生産調整が未達成(上越は達成している)で米がだぶついており、市場価格が一番高い新潟のコシヒカリはここ数年売れ残る事態が続いている。最近の新聞報道によると、ずいぶんコシヒカリの価格は下がっているらしい。
特に、今年の農家収入としては、大きな影響がでる。上越市議会の試算では、昨年の総出荷額から試算して約35億円の影響があるとしている。
税収でも同様、法人市民税への影響もあるだろう。
直接的には米の販売業者、米の流通業者には大きな影響があるだろう。農家の所得が下がることで、農業機械をはじめ、各方面に買い控えの影響がでるだろう。
妻がコシヒカリを農家から、6俵も買ってきた。友人にもたのまれ、実家にも持っていくそうだ。
なんと、60キロの玄米で1万円だという。
消費者からみれば、なんと魅力的な値段だろう。
反面、農家からみれば、仮渡し金の2倍の金額で売れるわけである。
流通・販売経費がかからない分、生産者と消費者の両方にメリットが出るわけで、最終的に両方とも得をすることになる。
ただ、品質がどこまで保障されるか。新米の季節ならいいが、その後は貯蔵施設がなければだめだ。
兼業農家ではそこまでできない。
人によっては未検査の米を出したり、古米を混ぜたりするかもしれない。
それは個々の信頼でしかない。親戚ならともかく、見知らぬ農家との取引は気をつけなければならないだろう。
だが、農家から直接買った矢代産コシヒカリはうまかった。
精米で1割ぐらいは減るが、すりたての米が食べられる。
玄米でそのまま食べるにも好都合だ。
このため、これまで買っていた米店からは、このところ全然買わない。
米屋さんも、大きな影響が出るだろうな。
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これぞメロンパン
作家の五木寛之はエッセー「ゴキブリの歌」の中で「わたしはメロンパンをこよなく愛する、決して高級な食べ物ではないが、駄菓子やで売っていると、つい買ってしまう、しかし、あの皮はべちゃっとしていてはいけない、かりっとしていなければメロンパンじゃない」と、述べている。
女優の国仲涼子もメロンパンのファンだという。
その皮(クッキー生地)が、かりっとしたメロンパンがあったのである。
上越市頸城区青野に13日オープンした、かわいらしい建物のパン屋さん「ぱん工房 ふぉるもーず」。
メロンパンが評判だというので、食べてみた。
中がしっとりして、表面のクッキー生地はかりっとしている。ざらめがのっていて、メロンを模したすじも入っている。
これぞ、五木寛之推薦(?)の正真正銘のメロンパンである。
売れているだけあって、店には山のように並んでいる。
それにしても、素朴なパンだよな。中にはあんこやクリームは入っていない。
生地のうまさだけのパンである。
ちゃんと作っていないと、うまくないんだろうな。
日本人の発想ではないと思う。日本人なら、あんこやカレーなどの具を中にを入れたりするはず。いわばまんじゅうの皮をパンに置き換えるわけだな。
ところで、メロンパンはビニール袋に入れてくれたので、会社のみんなに食べてもらったときは、まだぱりっとしていたが、家に持って帰ったら、もうくたくたになってた。
クッキー生地なので、水分を吸ってしまうのだろう。
なるべくできたてを買うこと。そしてなるべく早く食べること。メロンパンはこれに尽きる。
やや小ぶりだが、この味で120円は安い。
なお、関西方面ではメロンパンのことを「サンライズ」と言うようだ。
ところで、店主の荻原裕幸さんは、新井リゾートでパンを作っていたという。
なるほど。10年ほど前、町内の子供会の役員をやっていたとき、新井リゾートでパン作りをやった。
そこで作ったのが、メロンパン。焼きたては本当においしくて、感動したものだ。
その味を再現したという。
このパンやさんは、開店そうそう大繁盛で、午後6時の閉店を待たずに、早々と売り切れてしまう。
だって、頸城区でただ1軒の手作りパン屋さん。
それも「お菓子の家」みたいに可愛い店なのだ。
もちろん、防腐剤などは無添加で、クリーム類まで全部手作り。うまいはずだ。
ほかにツナロール、カレーパン、ツナロール、あんパンなど約20種類のパンがあり、値段は120~220円。デニッシュ食感の食パンは1斤280円だった。
営業時間は午前8時~午後6時(売り切れ次第閉店)。電話025・530・3884。
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赤いそばの花
国道8号の関川大橋近くの河川敷(右岸上流)に、鮮やかなピンク色のソバの花が満開となっている。
「上越よみうり」によると、この花はソバの品種「高嶺ルビー」だという。今日の昼ごろ、偶然通りかかったので、河川敷に下りて見てきた。
日本で初めて赤い花を咲かせるソバの品種で、信州大学の氏原暉男教授とタカノ株式会社が10年あまりの歳月をかけて共同で開発したという。
川敷の景観美化のために「リバーサイド夢物語」という市民団体が今年9月、種をまいたという。1か月ほどで花を咲かせるとは早い。
花畑の広さは約100平方mある。だが10m×10mの広さなので、たいした広さではない(1アールということになる)。花は鮮やかで、じゅうたんのようなので目立つ。長野県の各地でさかんに栽培されているようだ。
今月上旬から咲き始めたが、下旬になってもまだ満開が続いている。ソバの花はけっこう花期が長いのだ。
1か月ほど花が楽しめ、休耕田や荒廃地の景観作物として人気だという。栽培が簡単で、肥料がいらないのがいい。
食べると風味がやや強く、コシが強いのが特徴だというが、収量は白い花のソバの3分の1程度。景観作物として利用する場合は、とった種は再び次の年にまくのが普通のようだ。
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最低気温7.3度、最高気温19.8度。晴天。天高く、空青く、澄み切って爽快。
昨夜のオカリナコンサートが寒く、風邪をひいたようだ。のどが重く、頭が痛い。
だが、それほどひどくなく終わりそうだ。
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トキのオカリナ
佐渡市中原に住む陶芸家で、オカリナ製作者&演奏家、池田脩二さんのオカリナコンサートが、今日23日夜、上越市の小林古径邸で行われた。
今日は月が美しい十三夜。古径邸の明かりがともされ、幻想的な雰囲気の中、屋外でコンサートが始まった。
池田さんは1974年に旧佐和田町に城南窯を作って創作活動を始め、85年ごろにトキの形をしたオカリナを作り始めた。
少年のころに見た野生のトキに魅せられたのだという。
併せて作曲、演奏活動も始めた。
これまで2回コンサートに足を運んだことがある。中でも、上越市立水族博物館の大回遊水槽の前でやったコンサートがすばらしかった。
今回も月はきれいだし、ロケーションは最高。古径邸の紅葉はまだなのが惜しいが、屋外でのコンサートはすばらしかった。
コンサートでは、作曲したトキにちなむ曲のほか、秋にちなんだ唱歌、流行の歌などを交えて、1時間半演奏した。
20年も演奏しているだけあって、レパートリーは広い。トキの曲が50曲、その他が100曲ぐらいあるらしい。
トキの曲は「朱鷺まほろば」「山々にこだまする朱鷺の声」「朱鷺舞う大空の下で」「夕陽の朱鷺」ほか。
唱歌では「ふるさと」「里の秋」「朧月夜」など。
ヒット曲は「千の風になって」「涙そうそう」など。
以前より、伴奏の音楽が洗練され、オカリナの音がいっそう映える。
池田さんが作るオカリナは、一般のオカリナと形が違って、押さえる穴が左右に開いていて、すごく演奏しやすい。
オカリナの本体にはトキのくちばしや赤い顔などの装飾が施されて、芸術性も高い。
実は、トキのオカリナを持っているのだ。
たしか1個7000円だったと思うが、最初の演奏会のとき予約して郵送してもらった。
いまも大切に使っている。とてもいい音が出る。
池田さんの連絡先は、城南窯0259・57・2368。
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自転車おじさんの正体
昨年あたりから、妙高市と上越市の高田地区を中心に、「自転車おじさん」が出没している。
なんと呼ぶか迷ったが自転車に乗っているので、「自転車おじさん」と名づけよう。
昨年の「あらいまつり」の前には、自転車に祭りのポスターを貼り付け、ラジカセで祭りのテーマの音楽を流しながら、自転車を走らせていた。
南高田から妙高市の新井市街地を中心に自転車を走らせている。動く宣伝マンなのか。
夜になると、電飾をほどこした転車に変わる。けっこうきれいなので、目を引く。
その後も、PRさせる内容を変えながら、自転車を走らせていた。
この写真は9月20日、国道18号を電飾自転車で走っていたときのもの。なんだか分からないかな。
結局、何の目的で宣伝活動をしているのかは分からない。
高校生の間でも有名なおじさんだ。自転車を走らせるスピードはかなり速い。ミニバイクで追いつけなかったという話もある。
そして、その摩訶不思議な電飾自転車の実態が分かったのである。
先般、10月14日に妙高市で行われた「コシヒカリマラソン」で、その自転車があったのだ。
自転車の前に、後ろに、ポスターらしきものが張ってある。雨にぬれないように、ビニールのカバーでおおわれている。青とピンクの棒状のものは、夜間の交通整理などに使う電飾棒である。
いったい、何が目的なのか。謎は深まるばかりである。
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曇りのち晴れ。最低気温9.3度、最高気温21.8度。日中は室内では上着がいらないほど、暖かくなった。
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柴田長俊氏のステンドグラス
母の通院している妙高市の森田医院に、柴田長俊氏のステンドグラスが飾られている。
サッシ窓をステンドグラスにしたもので、上越市にある観光物産センターや、雁木通りプラザにある柴田氏の大型のステンドグラスとは比べるべくもないが、個人医院に設置するものとしては大作だと思う。
昨日、20日のことである。待合室のいすに座っていると、背後にあるので、気付かなかった。診察まで時間があったので、ふりかえったら、なんと柴田氏の作品だった。森をテーマにした作品である。
重なるときは重なるもので、前日の土曜、直江津駅前のホテルハイマートで、上越市出身の陶芸家、上野隆幸さんの個展が開かれており、ハイマートの山崎社長の同級生ということで電話をもらい、見に行った。
55歳に脱サラし、陶芸一本で食べているそうだが、それまでプロのデザイナーとして日本航空の座席やボディのデザインなどを手がけており、センスは一流だ。
軽井沢に窯を開き、これまで3回の個展を開催。今回が4回目だという。
モノトーンのシンプルな色と、デザインなので、料理は和洋中のなんでも合いそうだ。
価格も手ごろで、普段使いの食器としていいと思う。レストランでも使えそうだ。
偶然なのだろう。上野さんの窯の近くに、柴田氏が住んでいるのだ。
互いに知ることなり、親しくなった。それで実現したのが、上野さんの陶器に柴田氏が絵を付けたのである。
これがすばらしいのだ。はさ木を描いたシンプルな図柄がすごくいいのだが、柴田氏の絵が付くと、上野さんの作品が一段と輝く。値段も急に上がるが、柴田氏の作品の価格としては安い。なんとか手に届く。
すごくほしくなってしまった。日常使うというより、飾っておきたい。
上野さんの仕事はいろいろと広がり、柴田さんが出した本「了寛の風景 百景」の装丁も手がけた。これは、前の仕事で手馴れたものである。さすがプロの仕業だ。出色の装丁である。
この本を上野さんからいただいた。陶器もそうだったが、この本も二人の息がぴったり合っている。こんなにしゃれた装丁を見るのは久しぶりである。
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曇り。午後からうすぐもりで、気温が上がる。夜は月がきれいに出た。
最低気温8.3度、最高気温19.7度。
午後2時半ごろ、消防自動車がサイレンを鳴らしてすっとんでいった。
妙高市関川のケーキとパンの店「くるみの森」で火災だという。結局、店舗を全焼し3時すぎに鎮火した。
「くるみの森」は、伊佐初枝さんという女性が、池の平の自然にひかれ移り住み、店を始めたのだ。
ケーキ教室を開いたり、店で食べさせてくれた。季節の素材を上手に使ったシンプルなケーキやパンが特徴。外国の家庭料理が基本で、すごくおいしい。市外から通うファンもたくさんいたらしい。
何回か店に行き、ごちそうになったこともある。ニュースによると、年齢は89歳だとか。
高齢なのに、すごく元気だったのに。火事でなにもかも失っただろう。落胆ぶりがうかがえる。
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