中ノ俣黒毛和牛を堪能
「中ノ俣産黒毛和牛・地場農産物と岩の原ワインの夕べ」というイベントに参加してきた。デュオ・セレッソで毎年やっているイベントで今回が13回目だが、初めて参加した。料金は1人6000円なり。
目玉の黒毛和牛のステーキは、ロース肉ですごくやわらかくて、美味だった。中ノ俣の黒毛和牛は、主に首都圏に出荷され、地元には出回らないという。地元の牛を地元で食べるというのは、けっこう難しいらしい。そういえば、戸隠などのそばの名産地で、客に出されるそばは外国産ソバ粉を使っている店が大半。地元のソバ粉を使っている店を探し出すのが大変なほどだ。地元のソバ粉は主に首都圏の高級そば店に流れるのだという。それだけ、本物のソバ粉は高く、地元では使いきれないそうだ。肉も同様なのだ。
イベントでは、最初に肉料理をたらふく食べて、それからあっさりした料理に移り、最後はデザート、ラーメンやそばで終わる。これが食べ方の定石だ。
バイキング方式のイベントは、考えて食べないと、途中で満腹になってしまう。飲物も、最初はワインや焼酎がいい。最後に口直し程度にビールにすると、けっこう飲めて食べられる。
でも、多分、食べたものを、皿に並べたとすると、それほどの量は食べていないと思う。、また一度に出されたら、絶対に食べられないと思う。ギャル曽根の十分の一も食べていないはずだ。
今日のイベントは参加者が600人だそうだ。ものすごい人数。食べる量もすごいだろうな。料理はステーキに始まり、たたき、煮込み、カレーなど、肉料理がこれでもかというぐらい出た。ほかに、あっさりした郷土料理や、サラダ、ケーキ、そば、ラーメン、すしもあり、飽きない内容になっている。
飲物もワイン、ビール、日本酒、焼酎などなんでもある。
中盤から抽選会が始まり、チケットの番号でいろいろな賞品が当たる。なんと、ビール350ミリ6本ケースが当たった。当たる人は少ないので、ラッキーだった。
もうしばらく、肉料理は食べたくない感じだ。
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最低気温は氷点下0.8度。この冬初めての氷点下である。朝、霜が降りていた。
最高気温は14.1度まで上がり暖かい。曇り時々晴れ。
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破天荒な映画「ヅラ刑事」
前から見たかった『ヅラ刑事』(ヅラでか)のDVDを借りてきた。先月(10月)に続編「ヅラ刑事 頭上最大の決戦」がテレビ放映されたそうで、見逃して実に残念。DVDにならないかなあ。
『ヅラ刑事』は、2006年9月公開の映画。ヅラ割引として、劇場窓口でヅラを全部取り外したら無料となるというサービスが話題を呼んだ。
監督は、『いかレスラー』『コアラ課長』『かにゴールキーパー』『日本以外全部沈没』の河崎実(かわさき・みのる)である。日本の超B級コメディーというと聞こえはいいが、「愛すべきバカ映画」である。
斬新というか、破天荒というか、発想力の豊かさというか、ふざけているというか、いつも驚かされる。
刑事ドラマや映画のパロディを数多く盛り込むのは恒例。今回は、カツラをブーメランのように投げ飛ばして犯人を追い詰めるというばかばかしさが笑える。これはウルトラセブンのパロディーなのだろう。主演は、この人しかいないというモト冬樹である。自虐的ではあるが、これこそ笑える。これが初主演作である。
特殊技能を生かして事件を解決する警視庁花曲署捜査一課の面々が超個性的だ。「ヅラ」をはじめ、「デカチン」「チビ」「デブ」「オヤジ」「イケメン」である。キャスティングはどんぴしゃりである。
モト冬木が歌う映画中のテーマソング「悲しみはヅラで飛ばせ」のノリに大爆笑。なんと、フルコーラスで時間をかせいでいる。
ばかばかしくて、大笑いして、それだけの映画。映画に感動とか、涙とか、芸術性とか、文学性とかを期待する人にはお勧めできない。映画を観て、点数を付けたり、★を付けたりする人は観ない方がいい
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究極の「たい焼き」
上越市春日山町3の「たいやき中村」のたい焼きは実にうまい。たぶん、私がこれまで食べてきたたい焼きの中で、一番うまいと思う。それも、ダントツだと思う。
とにかく、分厚くて重い。皮がはみ出しているのがおまけである。しっぽまであんこがぎっしり。1個食べれば十分だし、2個も食べれば食事代わりになる。高齢者は半分も食べれば、満足するらしい。
まあ、ここまでは特筆すべきものではない。この程度なら、類似の店は探せばありそうだ。
この店のたい焼きのすごさは、皮である。さめてもふわふわで固くならないのが不思議だ。粉に秘密があるのだろう。さめても温めなおさずに食べられる。温める場合は電子レンジではなく、オーブントースターを使うと、香ばしさが倍増してうまくなる。
その上、定番のあんこは1個100円という安さ。風味があって、あっさりしているあんは、この店ならではである。
一説によると、たい焼きのあんこはしっぽまで入っていないほうがいいという。最後にあんこがはいっていないしっぽを食べて、あっさりと終わるのがいいという人がいる。これも一理あるだろう。
だが、この店のたい焼きは、前述のようにたいへん大きい。高齢者が半分ずつ食べることもあり、その場合は半分に分けても、両方にあんこが同じように入っていないと困るのだという。
庶民の味方であるたい焼きならではのポリシーだ。これは納得できる。
あんこのほかにもいろいろある。 あんと並ぶ人気のクリーム味(カスタード)は、香りが良く、男の人に人気があるとか。もう一つ、カレーたい焼き(130円)は土日曜日限定発売でうまい。これなら食事代わりになりそう。
最近、竹炭入りの黒いたい焼きも発売したとか。これはまだ食べたことはないが、5個以上で予約しないと買えない。
月曜と火曜が休みで、営業中は山ろく線沿いの入り口にのぼり旗が立つので分かる。土日曜日は注文が殺到するので、予約してから行ったほうがいいみたいだ。
夕方には売り切れになることが多いので、なるべく早めに買いに行ったほうがいいと思う。たくさん買う人は、必ず電話したほうがいい。忙しいと電話に出られないこともあるので、要注意。
電話は025・522・2944。
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最低気温5.4度、最高気温13.0度。朝方は雨、のち曇り、のち晴れ。
朝の寒さは慣れてきた。人間の体はすぐに環境に順応する。すごいと思う。
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「東京キノコ」を読む
「文學界」なんて、何十年ぶりに読んだだろうか。
なぜ、950円もする雑誌を買ってきたかというと、第105回文学界新人賞(文芸春秋主催)の島田雅彦奨励賞に、上越市出身で東京都板橋区の早川阿栗さん(本名・早川太郎)の小説「東京キノコ」が選ばれたからである。33歳の受賞である。
この新人賞は、小説家を目指す新人の登竜門としては一流だ。1727編の中から選ばれたのだからすごいと思う。
昨年は高田文化協会の第23回文芸たかだ・井東汎賞を受賞しており、なかなかすごいなと注目していたが、今度は中央の文芸賞である。
家庭内暴力をふるって逆に両親に殺された弟ユウトと同姓同名の男性とつきあっている女性が主人公。2人での鎌倉への旅行の途中で、主人公は突然いらだち、帰ってしまう。部屋に戻ると、アロエの鉢にキノコが生えていた。
男性なのに女性の一人称として書いているのが面白い。太宰治のようだ。
スターバックス、セブンイレブンなどの店名をはじめ、モカフラペチーノ、フィレオフィッシュ、ジャイアントカプリコ、カントリーマアム、アポロチョコ、コアラのマーチなどの飲食物、お菓子などが出てくるのが、新鮮な感じ。三島由紀夫なら絶対にやらなかっただろうけど。
カレーのにおいとか、お菓子の香りや味、カニの風味、甘夏の香りや酸っぱさ、バターの香りなど、アロエの苦さなど、いろいろなにおいや味がする小説である。
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最低気温7.7度、最高気温13.5度。曇りときどき雨。うっとうしい天気である。
この時期は楽器の音色がめまぐるしく変わる。ギターはそれほどでもないが、ウクレレは雨の日と曇りの日、晴れの日では音の響き方が全然違う。
晴れた日は軽やかな音が響き、弾いていても気持ちがいい。
今日のような雨で空気が湿っている日は、音がこもってしまう。弾いていていやになってしまう。
雪が降り始めると、空気が重くなり、音も重くなる。ハワイ的な軽い音からだんだん遠くなる。
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おバカ映画の最高峰「バーバレラ」
「おバカ映画」が好きである。ふざけた映画のことではない。B級映画とも少し違う。
その中で一番にあげたいのが、「バーバレラ」(1968年)である。
SF映画ではあるが、SF的要素は安っぽい。いや、むしろ安っぽさを楽しんでいる気配もある。
有名なのはオープニングで宇宙飛行士バーバレラ役のジェーン・フォンダが、無重力空間で一枚ずつ宇宙服を脱いでいく場面。このエロチックさ、長い足の美しさは最高。青い目をした人形のような、まだうぶなジェーン・フォンダを、ロジェ・ヴァディム監督が拷問やらストリップやら、やりたい放題に撮りまくった作品とも言える。言い直せば、「男の妄想」を描いたぜいたくなお遊び映画である。
このオープニング場面(5分ほど)の動画は、携帯電話で、いつでも、どこでも(笑)、観られるようにしてある。飲み会で見せると、盛り上がる。隠れバーバレラファンが多いのである。
彼女の過激な宇宙ファッションは堪能できるし、地球とのテレビ電話で裸で出たり、ジェーン・フォンダの魅力をとことん見せてくれる映画である。
後半に出てくる性的拷問装置も、あまりのばかばかしさに大笑いした。未来では、錠剤を服用しお互いの手と手を合わせて性的エクスタシーを得るという発想も最高だ。謎の双子姉妹にや毛むくじゃらの男、怖い人形たちなど、登場人物も傑作。宇宙船の内部が毛皮張りだったり、ピンクに塗ってあったり、美術感覚もキッチュで最高である。
DVDの廉価版が発売されたので、すぐに買って見直したが、何回見てもおもしろく、笑える。
なお、バンドの「デュラン・デュラン」は、この映画の登場人物、デュラン・デュラン博士から付けられた。
日本映画でこれに匹敵するおバカ作品はあるだろうか。
しいてあげれば「日本以外全部沈没」か。
筒井康隆の原作であり、小松左京の原作「日本沈没」のパロディー。監督は「いかレスラー」、「コアラ課長」、「かにゴールキーパー」の鬼才、河崎実(かわさき・みのる)であるからして、ばかばかしさは想像できたが、想像以上であった。それにしても超低予算で10日間で撮影した(?)という作品である。特撮はテレビのウルトラマンよりひどい。脚本もひどく、ユーモア感覚もひどい。
映画館で観た客が怒って帰ったというのも分かる。思わせぶりな予告編を観て、なにも知らずに映画館へ足を運んだ客は、ペテンにかかったようなものだ。河崎実がどんな映画を撮ってきたかを知らない客は楽しめない映画である。
この映画もバーバレラと同じく一種の妄想。日本以外の国が全部沈没して、日本人が外国人をこき使ったりするのだ・・・。バーバレラと同じおバカなSFであるが、低予算だったためか、ジェーン・フォンダに匹敵する美女が出演していなかったのが残念。
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最低気温3.9度、最高気温18.6度。快晴。
会社の全員で、インフルエンザの予防接種を受ける。10人ほどの小さな会社であるから、1人がインフルエンザにかかって蔓延すると、会社の仕事に影響が大きいからである。数年前から経費は会社負担で行っている。
晴れたので、会社の車のタイヤ交換をする。新人の女子社員も、初挑戦した。要領が分からないので、大苦戦。でも、やっておかないと、万一山の中でパンクしたときに困る。
満月から2日が経過して、ずいぶん月の形が悪くなった。月のすぐそばに赤い星があった。火星である。火星は12月19日、地球に最接近するので、すごく赤く輝いている。
天文現象カレンダーを見たら、あすは月と火星が並ぶそうだ。
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希望の物語「ミルコのひかり」
上越映画鑑賞会の例会でイタリア映画「ミルコのひかり」を観て来た。上映会場は上越市本町6の高田日活。明治44年に建築された映画館。もともとは芝居劇場「高田座」で、洋館の建築様式を取り入れた天井や柱、2階席の様子はオペラハウスのようである。現在も営業する映画館として全国でも最古という。この映画にぴったりな映画館であった。
この映画は、イタリア映画界で活躍する実在の盲目のサウンド・デザイナー、ミルコ・メンカッチの体験を基に作られた実話ということで、興味深い作品だ。
サウンド・デザイナーというのは最後まで良く分からなかったが、効果音とか、音響効果のようなものだろうか。
舞台は1971年、イタリアのトスカーナ地方である。拳銃の暴発事故で視力を失った映画好きな10歳の少年ミルコ(ルカ・カプリオッティ)が、主人公。視覚障害者は特殊学校に入るという当時の法律で、彼は親元から離れジェノヴァの全寮制の盲学校に転校することになった。
規律でがんじがらめの学校になじめず、勉強もできず、少年は反抗的になり、悪いことばかりする。そのうち、寮母の娘フランチェスカ(フランチェスカ・マトゥランツァ)と知り合い、テープレコーダーを使って2人で「音」の収集を始める。そして、彼の優れた聴力に気づいた担任の神父が救いの手を差し伸べる。ミルコはするどい聴覚と想像力で、新しい世界を切り開いていく。
「二ユーシネマパラダイス」を思わせるような、実にイタリア的映画。子供たちがなんとも言えずいいのだ。盲目の子供たちも半分ほどいるというが、なんと生き生きと演じていることだろう。ミルコとフランチェスカの、ほほえましいラブストーリーもあり、心温まる。脚本がすばらしく、テーマがしっかりしている。言いたいことがはっきり心に響いてくる。
ストーリーから見ると、本作のハイライトは何といってもミルコたちが作る音の童話劇である。音だけで作り上げるすばらしい世界。それを演じる子供たちのすばらしさ。それから、いい大人と出会うことの大切さも知ってほしい。多くの子供たちに自分の可能性を知ってもらうためにも、観てほしい映画である。
原題は”Rosso come il cielo” (空のように赤く)。生まれつき盲目の少年が、色についてミルコに聞く場面で出てくる。「青は?」「自転車で顔にあたる風の色さ」、「赤は?」「火の色、夕暮れの空の色」などと説明する。
それから、トスカーナ地方の美しい景色、建物に心を洗われた。
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最低気温4.8度、最高気温16.8度。快晴。寒いが実に気持ちのいい天気だった。夜は満月(本当は昨日が満月だった)が望めた。オレンジ色の月であった。
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「やーこん ちっぷす」って?
「やーこん ちっぷす」なるものをもらった。
ラベルには上越市三和区山腰新田の武田幸子さんの名前が書いてある。
さっそく食べてみた。イモの味がする。干し芋のような触感。歯にくっつく。少し苦味がある。
調べてみると、ヤーコンは南米アンデス原産のキク科の植物。サツマイモはヒルガオ科で、ジャガイモはナス科なのだが、キク科とは・・・・。
形はサツマイモのようである。
ヤーコンはフラクトオリゴ糖やクロロゲン酸などのポリフェノールを豊富に含んでいるという。この辺が、健康を気にする現代人に人気のゆえんであろう。
ヤーコンは生で食べるのが普通で、サラダにしたり、ヨーグルトをかけて食べると便通が良くなるらしい。一夜漬けにしたり、おひたしにするのもおいしい。
この「やーこん ちっぷす」はどのようにしてつくったのだろう。多分、干し芋のようにしたのであろう。
酒のおつまみに食べたが、食感、味ともに不適。おやつ向けだろうか。
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最低気温2.6度、最高気温15.3度。曇りのち晴れ、のち雨、のち曇り、のち晴れ。天候安定せず。
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「カラスミ」初体験
知り合いから台湾土産に「カラスミ」をいただいた。
「えっ? 台湾土産にカラスミ? 長崎の名産なのでは?」と思ったが、確かにカラスミの箱には「台湾土産」と書いてある。
そう言えば、と思って、愛読書「美味しんぼ」を引っ張り出した。
美味しんぼ第6巻「真冬の珍味」にカラスミが出てくる。
「カラスミは長崎が本場と言われてますがね、ボラが長崎から台湾北方海上に回遊していくうちに卵巣は大きく育って美味しくなるんです」とのうんちくが。
カラスミは、ボラの卵を塩漬けにしたものである。ボラの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しする。
ボラは台湾では"律儀な魚(中国語では"信魚")と呼ばれているそうだ。毎年、冬至が近づくと、定期的に台湾沿海に戻ってくるからだという。日本の名産地、長崎の方が先で、その後台湾に向かって産卵するという。
捕獲された新鮮なボラは、すぐに近くの漁港でカラスミに加工される。カラスミ作りは職人の勘と長年の経験が必要で、誰にでもできるというものではないようだ。(だから高価なのである)
さて、箱には「烏魚子」と書いてある。台湾でカラスミのことである。
日本語の説明が箱の裏にかいてあり、まずぬるま湯につけて表面の膜を取り除き、それから酒を塗りながらとろ火で焼くと書いてある。
日本酒がなかったので、わざわざコンビニに買いにいって、準備万端。説明書どおりに調理した。
その日本酒を飲みながら、薄くスライスしたカラスミを味わった。ねっとりとした甘さ、濃厚なうまみがあり、風味がいい。塩分はチーズ程度。初めて食べる味である。カラスミは日本三大珍味の一つなのだ。(ちなみに、あとの2つはウニとコノワタである)。
長崎産より台湾産の方が、大きいようだ。長崎土産なら2腹5000円~10000万円はする。台湾産はやや安いようだが、それにしても高価な土産をいただいたものだ。
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最低気温3.1度、最高気温7.4度。曇り時々雨。
今日は休みだったので、朝から車のタイヤ交換。
夏用から冬用に交換するわけだが、2台分やると結構疲れる。
さらに庭の木々の雪囲い、玄関の冬囲いをやったら夕方になってしまった。
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07年ヒット商品ベスト30
日経トレンディの毎年恒例「ヒット商品ベスト30」が、12月号で発表になった。これが毎年の楽しみである。
栄光の第1位は「Wii」。私も発売と同時に買った。Wiiスポーツは、家族の誰でも楽しめるゲームである。発売10か月で357万台。こりゃすごいな。そして本日、Wiiフィットを予約したのだよ。必ず買えるとは限らないようだが、実に楽しみ。次に出てほしいのは、Wiiランニング。冬の間、ランニングができないときに、やるのがほしい。
第2位は「ビリーズブートキャンプ」。楽天ですごく売れたという。うちの会社にも買った人が数人いるけど、かなりきついらしい。1か月以上続いたという話は聞いたことがない。全然興味なし。今後、wiiに移植したらどうだろうか。
第3位は「動画共有」。YouTubeやニコニコ動画である。もうずいぶん前のような気がするが、今年の現象なのか。
第4位は「キッザニア東京」。5か月先まで予約で満杯の、子供の職業体験施設。消防士やバスガイド、アイスクリーム屋さんなど、いろいろな職業が体験できるという。まだ子供が小さければ、絶対つれていったろうな。ところで、この大人版はないだろうか。やってみたいのは、裁判官、総理大臣、風呂屋の番台、ピンク映画の助監督、産婦人科医・・・動機が不純だなあ。
第5位は「クロックス」。新潟市で売っているのを見たが、こんなの誰がはくのか、という印象だった。そのうちに、はいている人をみかけるようになったが、形が奇妙だし、色がカラフルすぎる。エレベーターに巻き込まれる事故も多発。サンダルだけに、3ドル(サンドル)で買えるといいけど。
第6位は「宮崎」(?)。ちょっと異質であるが、東国原英夫宮崎県知事のおかげで、地鶏やマンゴーの知名度が急上昇した。だが、地鶏は偽装問題でみそが付いた。つまり、鶏肉のみそづけ。
第7位は「デザインエコバッグ」。エコバッグをおしゃれ感覚で持つようになったのだ。有名ブランドのバッグや、百貨店のバッグが売れたようだ。でも東急ハンズがない、新潟県ではまったく買えない。
第8位は「AXE」(アックス)。発売と同時に買ったもんね。でも、その後、大ブレーク。そうなると、この香りが安っぽくなる。中高年がつけると、いやらしく思われる。「魔法のモテ薬」なんて絶対にないのだ。
第9位は「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。これも地方で買うことはできない。東京に行って買うしかないが、1時間も待つのはいやだ。上越にはミスタードーナツしかない。
第10位は「千の風になって」。クラシック系でオリコン1位はご立派。声が少し気持ち悪いけど。
第11位は「iPod touch」。欲しいけどね。Wi-Fi対応でネット接続もできるし、いいなあ。でも、携帯電話でかなりの部分ができるし、将来は携帯電話だって、タッチパネルになるだろうしね。
第12位は「nanaco/pasmo」。要するに電子マネー元年。まだつかったことがないので、なんとも。いや~、時代遅れだね。
第13位は「ホワイトプラン」。ソフトバンクモバイルのプランである。5か月連続首位の大劇進である。
第14位は「東京ミッドタウン」。六本木だよね。都心で働き、住み、遊び、憩うという、上質な都市生活・・・・いや~、いいね~。あこがれるね。
第15位は「フランスパン工房」。スナック菓子らしい。知らなかった。
第16位は「フリクションボール」。発売当時に上越の文房具店に行ったら、「それ何ですか」といわれた。「フリクションボールありますか」と聞いても、知っている文房具店はなかった。なぜか、ツタヤにおいてあった。けっこう早くから使い始めた。消せるボールペンとして非常に便利だが、インクの乗りがいまひとつ。
第17位は「プリティアふんわり泡カラー」。ヘアカラーだそうな。興味なし。
第18位は「トランシーノ」。「フランシーヌの場合」という歌が昔あったが、これは知らない。シミを治すらしい。
第19位は「PND」。簡易ナビである。
第20位は「レギンス」。今はスパッツのことを、レギンスという。だが、色気のなさが欠点。
第21位は「ワンセグケータイ」。あって損はないが、妙高市では見れないところが多い。さらに、重い。
第22位は「HAKUメラノフォーカス2」。美白美容液ですな。「色の白いは七難隠す」。
第23位は「アラウーノ」。3か月間、掃除不要のトイレ。それじゃ「アラワナイーノ」じゃないのか。
第24位は「スクラッチ」。1本2940円の金属棒で、こするだけで角質が取れるそうな。これほしい。
第25位は「人生銀行」。どこかで見たことがある貯金箱だ。
第26位は「メガマック」。超高カロリーなのに、なぜ売れる? やけ食いか。
第27位はHDD型のビデオカメラ「HDR-SR7」。ハイビジョンで8時間も取れる。これも欲しい。
第28位は「カジュアル漢方」。ロート製薬の漢方薬。パッケージを変えるだけでヒット商品が生まれる。
第29位は「∞プチプチ」。バンダイの玩具で大ヒット。
第30位は「プレミアムシャンプー」。1本1000円もするシャンプーが大人気。でも容器代にかなりかかっているのではないの。
さて、来年はどんな商品がヒットするのか。1年間のお楽しみ。
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朝方は雪。その後曇りときどき雨。朝起きたら、雪景色。5センチほど積もった。寒い。
最低気温0.5度、最高気温6.3度。寒いわけだ。
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「人間ドック」は読売新聞が命名?
ウィキペディア(Wikipedia)によると、人間ドックについて、
日本では1954年7月12日に国立東京第一病院(現・国立国際医療センター)で開始されたのが始まりである。その後、聖路加国際病院が相次いで開始した。7月12日は、現在は記念として人間ドックの日となっている。初めは「短期入院精密身体検査」と堅苦しく称されていたが、この検査について報道した読売新聞の記事において「人間ドック」という巧みなネーミングがされたことから、やがてこの呼び方が定着した模様である。
と説明されている。
人間ドックが産まれてから、もう50年以上もたつのである。
というわけで、今日は上越総合病院で「1日人間ドック」を受けてきた。
「人間ドック」という、なんだか造船所の検査みたいな名称の検査を受けるのは、今回で4回目(だったと思う)。
上越総合病院が移転新築されて、すばらしくきれいになったので、今年からドックの場所を変えた。
身長、体重、視力、聴力などのほか、血圧、肝機能、心電図、肺機能、眼圧、胸部X線検査、血液検査、尿/便検査、腹部超音波検査、オプションで前立腺がん検査、そして選択できる胃カメラ検査などである。
胃カメラが大変だ。とにかく苦しい。
のどや舌の麻酔液を口に入れたり、胃の動きを止める注射をしたりしてから、いよいよ胃カメラ(内視鏡)である。
日本が世界にほこる技術、発明だ。ファイバースコープの先端から光が発せられ、胃の中などを見ることができる機械である。1950年に東京大学の宇治達郎とオリンパス光学工業の杉浦睦夫、深海正治が開発したものだという。機器を見たら、やっぱりオリンパス製であり、モニターはソニーだった。
とにかく苦しいのであるが、この機械が最新なのか、先生が上手なのか、以前よりも苦しくなかった。以前は涙が出たものだが、今回はそれはなかった。
自分の胃の中や、十二指腸の中を見るのは楽しい。昔、「ミクロの決死圏」(1966年・アメリカ)という映画があった。
事故で脳内出血を起こした人の命を救うため、医療チームを乗せた潜航艇を縮小光線を使って超小型化させ、体内に注入するのである。だが、この効果は1時間しか続かないため、それまでに体内から脱出しなければならないという、ドキドキサスペンスの要素があるSF映画である。
映画では、体内を潜航艇が走るのであるが、その映像が、まるで胃カメラでモニターに映し出される画像のようなのだ。
自分が潜航艇に乗って、自分の胃や十二指腸を見ているような感じだ。確かに苦しいが、自分の体内を自分の目で見られる快感は確かにある。
この映画、高校生のときにテレビで初めて見たのだが、体にぴったりしたウェットスーツを着たラクエル・ウェルチが良かった(そそられた?)。
とにかく8時30から正午まで、検査ばかり。けっこう待ち時間が多く、ずいぶん置いてある雑誌を読んだ。厚生連の病院なので、家の光とか、日本農業新聞とか、そんな読み物ばかりだったが、サライがあって助かった。
検査が全て終わると、健康指導、そして医師の診断がある。
昨年は100キロマラソンの2日後のドックだったため、肝機能に異常値が出た。激しい運動をしすぎると、体に大きな負担がかかるのだ。今回は大会終了から時間が経過しており、今週に入ってから雨続きだったため、ランニングもしていない。数値は正常に戻っており、ほっとした。ほかも異常なし。体脂肪率は12・4。冬は寒いんだよな。
そして最後にようやく食事。朝食はだめなので、空腹の極地である。ドック用のジャージ姿で、昼食を食べる。なんと、これが実にうまい。空腹のせいではない。さらに品目が多く、栄養バランスが最高である。箸袋をみたら、ホテルハイマートである。
この病院のレストランにはハイマートが入っているのだ。良い材料を使って、きちんと手作りしてある。
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