映画「歓喜の歌」に笑って泣いた
楽しみにしていた上越映画鑑賞会の例会「歓喜の歌」上映会に行って来た。今年2月に公開したばかりの話題作だ。
前評判通り、楽しく、笑えて、素晴らしい作品だった。最後は2つのママさんコーラスが一緒に第九をやるという結末を予告編でやっているのに、ぐいぐい引っ張っていくシナリオの素晴らしさ、監督の力量は敬服に値する。
大晦日の前日にママさんコーラスの大晦日コンサートのダブルブッキングが判明し、文化会館の主任としての重大な危機に。公務員という安定した職業の上にあぐらをかき、その場しのぎで仕事こなしてきた優柔不断な主任は、家庭でも同じ有様で、あきれた妻から離婚を突きつけられた。さらに飲み屋の外国人女性に熱を上げ、200万円ものツケが回ってきた。
もうどうしようもない状態でやぶれかぶれになった中から、コーラスにかける彼女らの情熱に触れているうちに、そしてメンバーの一人がやっている中華料理屋の「ギョーザ」の事件から、主任の中で徐々に何かが変わってくる……。
なんとなく黒澤明監督の「生きる」を思い出した。
10年ぶりの映画主演という小林薫の演技が光る。今年の主演男優賞候補だろう。情けない小役人ぶりと、人生の中に何かを見出していく課程を見事に演じきっている。最後の妻と娘の前でのなきじゃくる場面は圧倒的な演技力で魅せてくれた。
安田成美のほわっと包み込むような美しさも良かった。
松岡錠司監督は、「東京タワー」で日本アカデミー賞をとった。このブログにも書いたけど、決して悪い作品ではないが、とても賞を取るような作品ではない。この映画なら、こんな不満は出ないだろう。
ところで、こんなしみじみとした喜劇は、久しぶりだった。昔はエノケン(榎本健一)、フランキー堺、藤山寛美をはじめ、森繁久彌の社長シリーズや駅前シリーズ、後になると寅さんの「男はつらいよ」があったが、こんな良質な喜劇は少なくなったなあ。今では三谷幸喜監督の作品ぐらいかな。
それにしても、映画会社のシネカノンは「フラガール」に続く、音楽物というか、ステージものというか、2匹目のドジョウというか、おいしいところを狙ったな。フラガールはフラブームもあって当たったし、今回はママさんコーラスなので、かなりの動員が見込めただろう。やっぱり、女性をターゲットにするが正しいと思う。次はママさんバレーを題材にしたらどうか。
この作品では、70人近い本物の“ママさん”たちが参加しているそうだ。こんなことも話題になった要素の一つだろう。
最低気温16.6度、最高気温21.2度。時々雨が降る肌寒い一日だった。上着がないと寒い。
今日は休みだったので、午前中は、久しぶりにピアノとウクレレを一生懸命弾いた。以前できたフレーズや曲が全然できず、感覚を取り戻すのが大変だった。1週間に1度は弾かないと、演奏を維持することはできない。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 映画「片腕マシンガール」見たいな (2008/06/29)
- 雨で思い出す映画 (2008/06/25)
- 映画「歓喜の歌」に笑って泣いた (2008/05/31)
- 観たい映画がいっぱいだ! (2008/05/24)
- 高橋惠子さん、素敵でした (2008/04/21)
ジャズピアニストになれるかな
4、5月の9回にわたって放送したNHKの「趣味悠々」の番組、「国府弘子の 今日からあなたもジャズピアニスト」が終了した。
すべて予約して録画してあり、昨日、9回分を1枚のDVDにまとめて保存版にした。
この「趣味悠々」はなかなか楽しい番組で、録画して保存しているものが多い。
ピアノ講座もこれまで何回かやっていて、2002年7~9月に放送した「楽譜が苦手なお父さんのためのピアノ塾」は角聖子さんが講師だったし、2006年6~8月は「西村由紀江の世界の名曲を弾いてみよう」はチャーミングな西村さんだったので、とても楽しみに見た。
今回は国府弘子さんが講師であり、今年3月14日に頸城区のユートピアくびき希望館でコンサートをやったばかりである。行けなかったのが残念だったが。
特にジャズピアノの講座ということで、毎回非常に楽しみに見ていた。さらに生徒役は「竹山ひとり旅」の名演が印象的な林隆三さん、そして「カーテンコール」に出演した藤井隆さんであることも、映画ファンとしてはうれしい限りだ。林隆三さんがピアノを弾いていたなんて知らなかった。なかなかうまいのである。
アドリブが命のジャズであるが、3回目ですでに生徒にアドリブをやらせるのがすごい。4回目がブルーノート、5回目がリハーモナイズ、8回目がラテンジャズなど、どの回も非常に勉強になった。
それから毎回登場するゲストが豪華だった。初回は日本のジャズピアノの先駆者である前田憲男さん、ほかに、ジャズを見事に歌い上げたエポさん、フルート奏者の赤城りえさん、最終回はジャズトランペットの日野皓正さんだった。
また、国府弘子の演奏もすばらしかった。特に手元を良く見せてくれ、指使いが良く分かったのがうれしかった。
この番組を何回も見直して、国府さんのような演奏ができるよう練習したい。テキストもCDが付いていて、なかなか良くできている。いま練習しているのが、バド・パウエルの名曲中の名曲「クレオパトラの夢」。国府さんのアレンジもすばらしく、なんだかパド・パウエルになったような気分だ。楽譜を見ないでも弾けるように練習したい。
ところでこの番組、今度はぜひ「小野リサのボサノバギター入門」をやってほしいと思う。NHKさん、よろしく頼みます。
最低気温15.0度、最高気温28.0度。一日中、けっこう強い風が吹いていた。
これから天気がくずれそう。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 桑江知子ディナーショー (2008/09/22)
- 英語の歌の作曲は難しい (2008/06/14)
- ジャズピアニストになれるかな (2008/05/30)
- 小野リサが好き (2008/05/13)
- 高田高校にGacktがやってきた! (2008/03/18)
「太古の黒うさぎ」が地元で売っていた!
この辺では売っていないと思っていた黒糖焼酎「太古の黒うさぎ」が、なんとバロー上越モールに売っていたのだ。仕事帰りの買い物の際に見つけた。
以前、金沢の居酒屋で飲んで、そのうまさに仰天した焼酎である。そのときはネットで探したが、品切れが多く、送料もかさむので結局買わなかった。
それが、地元で手に入るなんてラッキーである。
この焼酎は、伝統的な常圧蒸留を行い、樫樽のなかで7年間貯蔵した原酒をブレンドしている。黒糖独特のフルーティーな甘い香りに、樫樽のスモーキーなフレーバーが加わる。そして、成熟した古酒ならではの角のとれた丸く柔らかな舌触りもいい。後味も良く、上等なスコッチウイスキーの風格さえも感じる。
樽による自然なあめ色が美しく、瓶の形やデザインも落ち着きとかわいらしさがあって秀逸。すべてのバランスが整っていて、飲んでいても見ていても幸せになれる。
ロックが一番おいしいと思うが、お湯割りでも香りが発散して、うまいだろう。
この「太古の黒うさぎ」の蔵元は、(資)弥生焼酎醸造所で、大正11年に創業した奄美大島で一番古い蔵元だという。
これだけ高いレベルの焼酎なのに720ml入り1300円は安いと思う。
最低気温16.3度、最高気温24.9度。朝方は小雨。しだいに晴れてきた。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- ビールのごときもの (2009/06/04)
- 清酒「天地人」 (2009/05/19)
- ボージョレ・ヌーボーと料理とジャズ (2008/11/22)
- 「太古の黒うさぎ」が地元で売っていた! (2008/05/29)
- ハーブ入りホットワインでぽっかぽか (2008/02/29)
安塚区と浦川原区の自慢料理総出演
今日は上越市のデュオ・セレッソで「郷土料理とバイキングを楽しむ集い」というのがあって、参加数600人という超大規模なパーティに参加してきた。
ほぼ毎回参加しているが、上越市の各区の自慢料理が楽しみである。
いまは地産地消が叫ばれていて、地場産食材が注目されている。それに、ガソリンの高騰があり、輸送経路が短い地場産野菜や物産は省エネルギーはもちろん、二酸化炭素排出を抑えて地球温暖化を防ぐ働きがある。このような、イベントがもっと盛んになるといいと思う。
今回の料理は安塚区と浦川原区の当番だった。安塚区は「そば稲荷」「そばサラダ」「ニシンと山菜の煮物」「ひたし豆」「めちゃうま汁」「ズイキと切干大根の酢の物」「山菜のてんぷら」「雪むろ大根おろし餅」「フキノトウのそばジェラート」が出た。
浦川原区からは「赤飯」、「のっぺ」「こごみのごま和え」「ぜんまいの1本煮」「ウドとタケノコの粕煮」「うらがわらンコシヒカリアイス」が出た。
なにせ、大人数のイベントだけに、早く料理を取らないとありつけなくなる。特に郷土料理は大人気で、あっというまになくなる料理もあるので気をつけなければならない。
だいたいの料理を一通り食べたけど、うまかったのは安塚区では、自家製辛味調味料(かんずり)を入れた「めちゃうま汁」「フキノトウのそばジェラート」が絶品。イベントでやったつきたてのおろし餅も最高だった。
浦川原区では朴の葉でくるんだ「赤飯」、「のっぺ」がうまかった。
郷土料理のほかにも一般的なバイキング料理がたくさん出ていたけど、刺身(マグロの解体ショーあり)と枝豆とズワイガニを少し食べただけで、ほとんど郷土料理に徹して食べた。
次回は清里区と、桑取地区なので、また楽しみができた。
最低気温13.1度、最高気温26.8度。晴れのち曇り。おだやかな天候の一日。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 旭山動物園のパン (2008/06/02)
- うまいたこ焼きの店「多幸」が営業再開 (2008/06/01)
- 安塚区と浦川原区の自慢料理総出演 (2008/05/28)
- ソラマメは「箱入り娘」 (2008/05/27)
- 「クロレッツ・アイス」を愛す (2008/05/19)
ソラマメは「箱入り娘」
ソラマメが大好きだ。……と言っても、セカンドライフ専門のブログのことではない。
食べるソラマメである。
5~6月が旬。出始めは高いが、今日はスーパーで新潟県産を1袋180円で売っていたので、さっそく買ってきた。
1袋7本入り、重さは320グラム。さやをむいたら豆が22個とれた。計算すると1個あたり8円ちょっと。このくらいでないと、とても食べることはできない。
冷凍のソラマメもけっこううまいし、手軽なので良く食べるが、やはり旬のものは風味が良くて格別だ。さやをむいたり、ゆでるのも楽しい。
今回は早く食べたかったため、おはぐろ(黒い所)を包丁で切らなかったので、しわが入ってしまった。やはり面倒くさいからと手を抜くのがいけないのだ。切れ目を入れておくと、塩味も良くしみこむ。
ソラマメは鮮度が急激に落ちるので、買ってきたらすぐゆでること。さやのままゆでる人もいるそうだ。さやの中はふわふわの毛のようになっていて、その中にソラマメが大事に収まっている。箱入り娘といった感じである。
固めに茹で上げるのがコツだ。余熱でちょうど良くなる。塩はもちろんだが、酒を入れると独特の青臭さが抜ける。当然のことだが、水をかけてさましてはいけない。
アルコール類との相性であるが、ビールとは最高なのは間違いなし。また、日本酒やワイン、焼酎とも不思議なくらいにぴったりである。さすがに世界中の人が昔から食べている食材だけあるな。
ところで、北陸農政局のホームページを見ていたら、次のように書いてあった。
国内の主産地は、鹿児島県(35%)、千葉県(14%)で、2県で全国の約半分を占めています。北陸の主産地は、新潟県の新潟市や西川町、福井県の小浜市や若狭町です。新潟産は5月下旬から出荷が始まり、6月上旬にはピークを迎え、中旬には出荷はほぼ終了してしまいます。このように、そらまめは数少ない旬のはっきりしている野菜のひとつと言えます。
新潟市や川西町が産地なのであった。
最低気温14.8度、最高気温21.3度。晴れ。すごしやすい一日だった。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- うまいたこ焼きの店「多幸」が営業再開 (2008/06/01)
- 安塚区と浦川原区の自慢料理総出演 (2008/05/28)
- ソラマメは「箱入り娘」 (2008/05/27)
- 「クロレッツ・アイス」を愛す (2008/05/19)
- 弁当店の熱い戦い!? (2008/05/16)
軽井沢パート2も楽し
軽井沢パート2は、とんぼ玉工房とアウトレットモール探訪である。
「とんぼ玉」とは色文様のついたガラス製の丸玉のことで、ビーズ玉のように紐を通す穴がある。江戸中期頃から、表面に円文様をあしらった、トンボの眼を思わせるガラス玉のことを「とんぼ玉」と称していたという。石器時代の「まが玉」みたいなものかもしれない。
このようなガラス玉は、メソポタミアでは紀元前16世紀ころから、エジプトでは紀元前15世紀ころから作られていたという。世界各国に多種多様なものがあるそうだ。
妻の同級生である近所の友人は、1年ほど前からこのとんぼ玉に魅せられ、上越市の先生のもとに通って習い、ついには自宅にバーナーなど一式をそろえて本格的に始めた。
とんぼ玉は、一つ一つ手造りであり、わずか数センチの小さな玉の中にさまざまな色模様を施し、まるで小宇宙のようである。二度と同じものができないのも魅力の一つだ。
訪ねたのはとんぼ玉の体験工房「軽井沢ガラスギャラリー・アームス」。とんぼ玉造りを、1人2,000円で体験できたり、指輪やガラスのはんこ、アクセサリーなどの体験もある。
ここでは体験をせずに、ガラス棒などの材料などをどっさり買い込んできたようだ。
そして軽井沢バイパス沿いで昼食。新緑が美しい南欧料理のレストラン「りんでんばーむ」に入った。庭の新緑と鉢花が美しい。入り口付近にはハート形の葉を持つカツラの木があった。レース会場周辺にもあった木だが、新緑の美しさは感動的だ。北海道に多いらしいが、上越地域では見たことがない。調べたら「新潟県樹木図鑑」には載っていなかった。
ランチメニューを注文し、ゆっくりした時間をすごした。私が注文した肉料理はやわらかい肉に絶妙な味のソースがかかっていて美味。ほかにライス、サラダ、コーヒーが付いて1,500円だった。手作りパンも美味だった。エスプレッソコーヒーがいまいち。香り高いドリップコーヒーを出してほしかった。
次はお待ちかねのアウトレットモール。軽井沢駅南口近くの「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」に向かった。ここなら北陸新幹線が開通したなら、手軽に行けるようになるだろう。
とにかく広い。イースト、ニューイースト、ウェスト、ニューウェストの4エリアがあり、工場直売のアウトレットなどを中心として、飲食店を含め約200店舗がある。それにしても、聞いたことがないブランドが多く、唖然とする。ぜんぶ回っていたら、1日では絶対無理だろう。
ぐるっと回ってきたが、特にニューイーストエリアは自然と共存していて、日本と西洋の美が融合した感じで素晴らしかった。
買い物であるが、ランニングシューズがすりへったので、当初の予定通りadidasのショップで買った。幅広の足にぴったりで、すごく軽くて大満足。半額だったAIGLEのTシャツ、オーバーシャツは、妻から誕生日プレゼントとして買ってもらった。まだ誕生日には少し早いけれど、うれしかった。
いろいろと回って買い物を済ませ、最後は1969年からあるミカドコーヒーの名物、モカソフト(300円)を並んで買って食べた。コーヒーの香りが素晴らしく、なめらか&クリーミー、苦みと甘さのベストバランスを味わった。
できれば、かつてジョンレノンとオノ・ヨーコの2人が良く食べにきたという旧軽店に行きたかった。1970年代の前半、アンノン族と呼ばれた女性たちが、モカソフトを食べて旧軽銀座を歩いた……という感じも味わいたかったのだが。
帰りに高速道路を走っていて見た浅間山の美しさが印象的だったなあ。
最低気温16.9度、最高気温24.3度。朝方はややひんやりしていたが、日中は過ごしやすい一日。
今朝、通勤途中に、すぐ前の車が対向車線を走ってきた車と衝突した。「ぐしゃ」っという鈍い音がした。
いやー、びっくりした。交差点をすぎてすぐある急カーブで、前の車は対向車線にはみ出して右折しようとし、対向車は大回りして左折しようとしたので、衝突してしまった。一応車を止めたが、双方の運転手が車内から出てきたので、大丈夫だと思って、そのまま走り去った。たいへんな事故にならなくて良かった。見通しの良い場所でも正面衝突することがあるのだ。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 健康に良い健康食品はない? (2008/06/05)
- 旬の料理と生のジャズ (2008/06/04)
- 軽井沢パート2も楽し (2008/05/26)
- 田舎にしかない「農免道路」 (2008/05/17)
- サルガードとケロガード (2008/05/15)
泥んこになった軽井沢ロードレース
はるばる軽井沢まで走りに行ってきた。
「第23回ロードレースin軽井沢」……しかし朝からひどい雨。
同行者は妻と、妻の友人。この二人の目的はレースの応援ではなく、とんぼ玉工房と、アウトレットショップである。午後はこれに付き合わなくてはならない。
午前6時の出発時はすごい雨。ネットで軽井沢の予報を見たら、午前は小雨、午後は曇りとの予報を信じて向かった。
軽井沢まで2時間20分。軽井沢に入ったら雨はますますひどくなり、心配になってビニールカッパを買おうとコンビニに入るが、考えることはみんな一緒。売り切れ店続出で4店目でようやく買うことができた。
駐車場と会場がすごく離れていて、歩いたら20分以上かかると思っていたら、シャトルバスがあるというので助かった。
スタートまで1時間以上あったので、入念にストレッチと軽いランニングをしているうちに、雨が弱まってきた。カッパの必要はなくなった。
スタート時刻の午前10時前にはほとんど気にならない程度に雨は収まったが、スタート地点の風越公園グラウンドは雨でぐしゃぐしゃ、ドロドロ。これじゃ、ロードレースではなく、ドロレースである。
本日の参加者は1700人余り。そして10マイルレースのエントリーは男子643人、女子143人である。やっぱりほとんどが長野県と関東圏の参加者である。遠い人で兵庫、福島の人がいた。新潟県からは自分も含めてわずか2人だった。
軽井沢町の佐藤雅義町長の号砲で一斉スタート。だが、先頭ランナーをのぞいて、ほとんどのランナーが歩いている。足元がドロドロなためである。舗装道に出てから、本当のスタートである。
本日は10マイル(約16キロ)レースであり、目標タイムは1時間30分~40分。今年初めてのレースのため、無理はしないのだ。
小雨の中、気持ちよく走りだした。新緑がきれいである。
軽井沢は避暑地だけあって新潟より季節が2週間ほど遅れている。いまヤマブキが満開で、フジやツツジが咲き始めている。ちょうど妙高高原と同じぐらいだろうか。ほかに目立った花は少ない。花の端境期である。
コースはサイクリング道を兼ねた農道だったり、林の中の道だったり、別荘が並ぶ通りなどである。軽井沢の町の中は通らない。応援者は少ないが、ときどき小さな子供が「がんばって、くださーい」と応援してくれるのがうれしい。
小鳥のさえずりがすごい。うるさいくらいだ。ウグイスやヒバリのほか、「特許許可局」と鳴くホトトギス、「ツーピー、ツーピー」と鳴くシジュウカラ、「焼酎一杯グイーッ」と鳴くセンダイムシクイなどいろいろだが、知識不足のためこれ以上は分からない。
コースは舗装道であるが、けっこう上り下りがある。急な坂も多く、歩いているランナーをかなり見かけた。
予定通り、1キロ当たり5分45秒のペースで走った。ほとんどイーブンで走れたと思う。ゴールタイムは1時間31分48秒。計算とほとんど狂わず、ゴールできた。初レースとしては上出来だろう。エントリー648人中、387位だった。
ところで、このレースであるが、仮装して走っていた人を見かけなかった。最近のレースにしては珍しい。参加要綱に仮装禁止とは書いてなかったのだが。
余裕を持ってゴールインでき、午後からアウトレットショップを歩き回る体力を温存したのだった。
最低気温17.0度、最高気温21.8度。
軽井沢は4~5度低かったと思う。帰りは県境から中郷まですごい濃霧でこわいくらいだった。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 関川の土手を走る (2008/06/22)
- 暑かった高田城ロードレース (2008/06/08)
- 泥んこになった軽井沢ロードレース (2008/05/25)
- 高田城ロードレース大会のゲスト招聘が中止! (2008/03/20)
- 妙高市に来たことがあるQちゃんが、いよいよ本番だ! (2008/03/01)
観たい映画がいっぱいだ!
会員になっている上越映画鑑賞会から、7月の例会に上映する映画の候補投票についてのメールが来た。
うひょー、観たい映画がいっぱいだ。この中から3本を投票するなんて厳しい。
候補は日本映画3本、外国映画13本の計16本。ちょっと日本映画が少ないんじゃないかな。
【日本映画】
「うた魂」「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「山のあなた徳市の恋」
【外国映画】
「ONCEダブリンの街角で」「迷子の警察音楽隊」「最高の人生の見つけ方」「モンゴル」「アイム・ノット・ゼア」「つぐない」「サラエボの花」「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」「いつか眠りにつく前に」「マンデラの名もなき看守」「君のためなら千回でも」「トゥヤーの結婚」「ヒトラーの贋札」
まず、日本映画では「うた魂」が見たい。「天然コケッコー」で良かった夏帆ちゃんの進化を見てみたい。でも今月31日の5月例会の上映作品は「歓喜の歌」で、ママさんコーラスの話である。「うた魂」も高校合唱部の話なんで、2回連続で合唱の映画ではまずいと思う。
では「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」ならどうだ。「時効警察」で演出と脚本を担当した塚本連平の手腕を見てみたい気がする。
外国映画はこれだけあると考え込んでしまう。
まず第一に観たい映画は、「アイム・ノット・ゼア」。ボブ・ディランの伝記映画だけに、ぜひ観たい。6人の俳優が異なる6つのイメージのボブ・ディランを演ずるというのに興味がある。
音楽映画をもう一つあげるなら、「ONCE ダブリンの街角で」。ダブリンの街角で出会ったストリート・ミュージシャンと音楽の才能を持つチェコ移民の女性が、音楽を通してひかれ合っていく様を描く映画である。
音楽映画以外なら「ヒトラーの贋札」かな。ナチスによる偽札作りの話で、おもしろそうだ。 yahoo映画の評価が4.45点と最も高かった。
あと、「君のためなら千回でも」も挙げたい。「チョコレート」「主人公は僕だった」のマーク・フォースター監督なら、期待できるだろう。
メールの返信期限は25日夕方。もう一晩考えよう。
最低気温15.2度、最高気温25.6度。夕方から雨。湿気がすごい。
明日は、軽井沢ロードレース。棄権せずに走ることができるといいのだが。天気は雨が少し降ったほうがいい。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 雨で思い出す映画 (2008/06/25)
- 映画「歓喜の歌」に笑って泣いた (2008/05/31)
- 観たい映画がいっぱいだ! (2008/05/24)
- 高橋惠子さん、素敵でした (2008/04/21)
- 携帯電話が重要ツールの中国映画「長江哀歌」 (2008/03/30)
入れ歯ガタガタの黒柳徹子
5月14日の「徹子の部屋」にジャズバイオリニストの寺井尚子が出演した。
昼間の放送なので録画して見た。
久しぶりに「徹子の部屋」を見たんだけど、進行役の黒柳徹子の発音がおかしい。入れ歯が合わないようで、昔の歯切れのいい発音がひどいことになっていた。悪く言えばフガフガの発音だ。
さらに、以前から気になっていたことだが、黒柳徹子がしゃべりすぎ。プロフィールまでどんどん先走って話してしまうので、おもしろさがない。ゲストからいかにおもしろい話を聞きだすかが進行役なのに、結論をしゃべってしまうのでおもしろさが半減する。
こうなってくると、「老害」といってもよくなる。テレビ局には、長老の黒柳に忠告や提言、さらには文句を付けることができる人なんているはずがない。きっと、いいなりなんだろう。
もうそろそろこの番組はおしまいにした方がいいと思う。先般、講演会を上越市で開いた中村文昭さんは、「一度、徹子の部屋に出てみたい」といっていたが、やめたほうがいいのではないか。。
それはそれとして、逆に寺井尚子はどっしり落ち着いていて、常に微笑みを絶やさず良かったなあ。演奏も良かった。それと、若いころより、いまのほうが美人だと思う。
番組でも紹介されたが、寺井尚子は第33回(2007年度)南里文雄賞に選ばれている。この賞は、女性アーティストとしては、第1回(1975年度)受賞の秋吉敏子さん、第13回(1987年度)のマーサ三宅さんに続く3人目の受賞となる。
寺井尚子は上越市でも何度かコンサートをやっているが、仕事の都合でことごとく見に行くことができなかった。本当に残念である。
最低気温13.1度、最高気温26.9度。気温が上がって暑い一日。
町内の同じ組のKさんが昨日、亡くなった。きょうはお通夜である。
Kさんは謡をやっていたので、通夜の会場で、仲間の人が謡曲をうたい別れを惜しんだ。なかなか、良いものだと思う。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- 民放のテレビはなぜ見るに耐えないか (2008/07/29)
- 「道具を使うサル」 (2008/07/28)
- 入れ歯ガタガタの黒柳徹子 (2008/05/23)
- 「富豪刑事」と双璧の「時効警察」 (2008/04/08)
- 純喫茶 谷村新司 (2008/01/25)
「卯の花」と「ホトトギス」の深い関係
知り合いから先日、「卯の花」(ウツギ)の枝をもらった。芭蕉の「奥の細道」では、旅のお供をした曾良が「卯の花を 挿頭(かざし)に関の 晴れ着かな」と詠んだと、歌まで添えて持ってきてくれた。
「卯の花の 匂う垣根に ほととぎす 早も来鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ」(佐々木信綱作詞:小山作之助作曲)
「卯の花」と言えば、この歌「夏は来ぬ」を思い出す。最近はあまり歌われなくなったが、この歌「夏は来ぬ」の作曲者、小山作之助は上越市大潟区出身なのである。功績をたたえ、後世に伝えるために5年ほど前から、「卯の花音楽祭」というのが開かれている。今年も開かれるはずだ。
それにしても、明治時代に作られた歌だけに難解で、一筋縄にはいかない。
まずは「匂う垣根に」であるが、いただいた卯の花に鼻を近付けてクンクンかいだが、まったく香りはしない。古語辞典(明解 古語辞典)を調べてみると、この場合は「美しく目に映じる」という意味だ。佐々木信綱は有名な万葉学者で、歌人であることを忘れてはならない。
「忍び音」はどうか。ホトトギスの鳴き声は「トッキョキョカキョク、トッキョキョカキョク(特許許可局、特許許可局)」と、大きくてうるさい。それがなんで「忍び音」なのか。
ウグイスの初音が貴重だったように、ホトトギスの初音は「忍び音」と呼び、これを聞くのが古人の優雅な楽しみであったようだ。春先のホトトギスはまだ鳴き声に自信がないから「忍び音」なのだろう。一度聞いてみたいと思う。
そういえば、江戸時代、信長・秀吉・家康を詠み込んだ川柳が有名だ。これは「忍び音」を聞くという想定だったのか!
鳴かぬなら殺してしまへ時鳥 (信長)
鳴かぬなら鳴かして見せふ杜鵑 (秀吉)
鳴かぬなら鳴くまで待てよ郭公 (家康)
*3つともホトトギスと読む
卯の花の実を鳥が好むそうで、万葉人は、鳥を呼ぶために卯の花を垣根にしたようだ。風流なものである。それで、卯の花とホトトギスは、梅にウグイスと同じような定番であり、万葉集には、卯の花とホトトギスを組み合わせた歌が20種ほどあるという。佐々木信綱は、万葉集の定番を歌い込んでいたのだった。
それから歌名の「夏は来ぬ」であるが、「夏が来ない」という意味ではない。調べてみたら文法的には「文語のカ変動詞「来(く)」の連用形「き」に完了の助動詞「ぬ」が接続したもの」だという。うひょー、古文の時間を思い出す。
「夏は来(き)ぬ」は「夏は来た」であり、「夏は来(こ)ぬ」は「夏は来ない」の意になるのだ。
最低気温10.8度、最高気温18.5度。
今日、仕上げのランニングをしていたら、横腹の筋肉を痛めたようだ。25日までに治るといいが。
にほんブログ村 新潟情報
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
甲信越人気ブログランキングはここ
↑クリックすると、順位に反映されます。よろしかったら1日1回クリックしてください。
- 関連記事
-
- まっすぐで凛とした花「タチアオイ」 (2008/06/09)
- オオキンケイギクは無許可で栽培できない? (2008/06/03)
- 「卯の花」と「ホトトギス」の深い関係 (2008/05/22)
- かわいそうな名前の「ニセアカシア」 (2008/05/21)
- 歴史を感じる大厳寺の白ツツジ (2008/05/11)