信玄餅VS出陣餅
<ブログ492回>
10月21日に、映画「人のセックスを笑うな」について書いた。
その中で、山梨の代表的な銘菓「桔梗信玄餅」の正しい食べ方が出てくる。
ユリちゃん(永作博美)の旦那さんの猪熊さん(あがた森魚)と、ユリちゃんの不倫相手のみるめ(松山ケンイチ)が微笑ましく二人で食べる場面がある。この場面は、ただ食べるだけなのだが、力が抜けていてなんとなくおかしい。
まずは風呂敷を模した包装をほどいて、きなこが散乱しないように敷く。そして、3つに切り分けられている真ん中の餅を取り出す。そして真ん中に蜜を入れて、グルグルかき回すのだ。きなこが混ざったところで、餅を絡ませて食すというわけ。
「桔梗信玄餅」は昭和43年に販売を始め、全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞するなど、有名な銘菓である。
普通の信玄餅のほか、「吟造り」(写真左)というのがあって、きな粉や蜜などの原料にこだわった製品だという。
・桔梗信玄餅公式サイト「桔梗信玄餅.COM」
http://www.kikyoushingenmochi.com/
・桔梗屋公式サイト
http://www.kikyouya.co.jp/
ところで、新潟県上越市には上杉謙信にちなんだ「出陣餅」という金沢総本舗で作っている菓子がある。戦国時代のライバルであった上杉謙信と武田信玄の対決になぞらえて、しばしば「どちらが本家か」という論議が起きている。
知名度は「桔梗信玄餅」、味は甲乙つけがたいが、パッケージは「出陣餅」のほうが良いと思う。
金沢総本舗サイト
http://www.syutujin.com/
最低気温6.6度、今日もまたこの秋一番の冷え込み。最高気温は19.6度。晴れたので、気温は上がった。
明日は休みなので、録画してあった「Mr.&Mrs. スミス」を見た。休日前に楽しく見る映画としては及第点。アンジェリーナ・ジョリーがセクシーだった。
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ケーズデンキが開店
<ブログ491回>
ケーズデンキの上越高田本店が今日オープンした。
「上越高田本店」 とは不思議な店名だ。今後、分店を出すのだろうか。
とにかく、でっかいチラシを入れ、大々的なオープンである。
今朝、8時半に行ってみたら、70~80人が並んでいた。テントが張ってあり、前にいた人は完全防寒で、前夜から並んでいたとみえる。朝はすごく寒かっただろうな。開店の午前10時にはどのくらいの列になっただろうか。
仕事帰りの午後8時30分にも立ち寄ってみた。駐車場もかなりいっぱいで、店内もごった返していた。
ちらしによると先着1000人に記念品を配ると書いてあり、夜はもう配っていなかったので、1000人以上が訪れたことになる。
今日並んでいた人は、日替わり大特価を狙っていたのだろうか。20インチの地上デジタル液晶テレビが39,800円だという。暇なら並ぶ価値はありそうだ。それともネットオークションに出すのだろうか。
ぐるっと店内を回った感じであるが、ヤマダやコジマよりやや広いだろうか。特に大型テレビ売り場が充実している。
別に欲しいものがなかったが、USBメモリの2GBが850円だったので、買ってきた。安い。
ところで、上越市はジャスコ上越店を核とする富岡周辺が商業集積地で、大型電器店が3店ひしめいている激戦地である。
2000年ごろは真電上越店(ここが最初)、ケーズデンキ上越パワフル館、新潟ジョーシンピットワン上越店の3店があって、特にジョーシンとケーズデンキが激しい価格戦争を繰り広げていた。さらに少し離れてラオックス上越店があった。
ヤマダ電機は以前、上越大通り(今は「I LOVE 遊」)にあったが、上越市内から一時撤退していた。それがジャスコのすぐ近くの現在地に進出した。
コジマ電気は上越大通り沿いに取り残された形でほそぼそと営業を続けていた。
そして富岡周辺で最初に脱落したのがケーズデンキだった。今から5年前の2003年に撤退したはずだ(撤退直前に食洗器を買ったので覚えている)。ヤマダ電機がすぐ目の前に開店したからだ。ジョーシンもヤマダも店舗面積が3000平方以上あるので、勝負にならないと判断したためだ。
そして翌年、ウイングマーケット内にあったラオックス上越店が閉店した。マッキントッシュの品揃えが良かったのに、残念だった(その後、真電と合体しラオックス真電としてしばらく営業していたがすぐに撤退し、今はゲームセンターになった)。
3年前だったかな、上越警察署近くの藤野新田にコジマ上越OA店が移転して開店し、電器店の競合はさらに激しくなった。だが、ジャスコから少し離れているコジマは思ったより人が入らず、ヤマダの一人勝ちが続いている。
そして今回のケーズデンキである。5年の沈黙を破り、再び出店。今回はバロー上越モールへ打って出た。
バローは道路のアクセスが悪く、集客は厳しい状態が続いている。バローにとっても、ケーズデンキは待ちに待った開店だと思う。
最低気温7.8度でこの秋一番の冷え込み。最高気温16.9度。雨のち曇り。
今日はプロ野球の高校、大学、社会人のドラフト会議。巨人があの超高校級スラッガーの東海大相模高校の大田泰示選手の交渉権を得た。原監督はこれまで5戦全敗だったが、ようやく高校の後輩を引き当てた。
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ひっつき虫
<ブログ490回>
「ひっつき虫」、「くっつき虫」の二つの呼び方がある。子供のころは「ひっつき虫」と呼んだかと思う。
そう、服などにくっつく草の実(種子)のことである。特に毛糸のセーターには良くくっつく。なぜか、羊毛が入った服を着始めるこの季節に実り始める。
先日、散歩をしていたらたくさん生えていて、子供のころを思い出して楽しくなったので写真を撮ってきた。
子どものころはこれをポケットにたくさん入れておいて、女の子に投げつけては遊んだものだ。
一番ポピュラーなのはアメリカセンダングサ(キク科)という外来種。葉の形がセンダンに似ているという。枝分かれしていて、その先に黄色い花を付ける。枝を少し残して摘み取り、投げつけて遊ぶ。道端に良くある。
次にイノコズチ(ヒユ科)。これも木陰や道端にある。けっこう背の高い植物で、細長い穂のような茎が伸び、きざきざの実が付く。これも良く服にくっつく。
希少なのがヌスビトハギ。マメ科の多年草で、くっつく実は半円形をしている。「盗人の足跡」に似ているので付けられた名だという。かわいらしい形をしていて、良くくっつくが、あまり見当たらないので見つけると喜んだものだ(今回は見つからなかった)。
「ひっつき虫」はの鉤のようなとげがあって、これをヒントにマジックテープが発明されたと聞いたことがある。
最低気温9.6度、最高気温15.6度。午前中は小雨。午後から曇り時々雨。朝はすごく寒かったし、日中も気温が上がらなかった。
「ためしてガッテン」でスロートレーニングのことをやっていた。弱い運動を持続させることによって、成長ホルモンを分泌させ、激しい運動をやったと同じような筋力増強の効果があるという。
腕立て伏せは手をついて、膝と手を四角形に保ち、顔を突き出すようにゆっくりと行う。腕は伸ばしきらないうちに次の動作に移る。
腹筋は指を膝がしらにあて、肩は床につかない。腹がかたくなっているのを確認しながら、ゆっくり行う。目は一点を見つめる。
スクワットは腰に手を当て洋式トイレに腰掛ける感じで行う。腿が床と平行になる位置まで行い、顔は前を向く。伸ばしきらないうちに次の動作に移る。
これを10回×2セット行う。
マラソンのLSDのようなものだろうか。
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脳の活用方法
<ブログ489回>
21日のNHKテレビ「プロフェッショナル」は100回記念として「脳活用スペシャル」をやっていて、非常におもしろかった。
これまで出演したプロフェッショナル100人の中から、発想法や、プレッシャー克服法、やる気を起こす方法などを見出したものだ。
中でも「寝る発想法」はおもしろかった。宮崎駿監督などの方法だ。
眠っている間に、脳の中で経験や知識が整理されるという。そのため「とことん考えてから寝る」と良い。考える場所は、情報が外部から遮断されるところが良い。
プレッシャーを克服し、集中モードに入るには、イチロー選手のように、本番前の決まりごとをすると良いという(バッターボックスでの一連のしぐさ)。集中モードとリラックスモードの切り替えが大切だ。集中モードは自分の意志でコントロールが難しいので、体を動かすという決まりごとで切り替えるのだ。
やる気を起こし、モチベーションをアップするには、「あこがれの人を持つ」「小さな体験を大切にする」ことだという。
脳に関する本が本当にたくさん出版されている。
何冊か読んでいるが、「フリーズする脳」(築山節著/生活人新書)がおもしろかった。以下、要点を抜粋する。
・ボケは自分の脳を使わない、使い方のバランスが悪いことが原因。自分の脳を使わなくなった原因は、パソコン、インターネット、携帯電話、カーナビなど。
・上の空で行動しているとき、脳の高次元機能はほとんど使っていない。
・仕事は経験年数が長ければ長いほど、反射的・パターン的にできることが増えていく。おなじことしかしない、気心の知れた人としか話さないという生活を何年も続けていくと、前頭葉機能を使う力は落ちる。
・記憶を引き出す方法は3つある。?繰り返し思い出すこと?ファイル(分類)化すること?記憶を引き出すときの手がかりを増やす。これらの努力をどれだけしているか。インターネットを使うことで、最もしなくなっていること。
・ボケの原因として大きいのは第一に環境で、年齢は二次的な要素。
・会話は入力、情報処理、出力のすべての面で脳を良く使う活動。
・パソコンの休憩は、ぼんやりしていてはだめ。散歩や会話が良い。
・パソコンに一日向かう人は、?生活の原点を作る(原点の時間に起きる)?1時間歩く?音読する
・インターネットで得た知識は忘れやすい。能動的に作った手がかりがなく、状況の変化がない。簡単にまた調べられるという意識があり、反復したり、ファイル化をしない。努力して記憶を自分のものにする必要性もない。
・インターネットで、「知識は覚えるものだ」という意識が希薄になり、「その場で消費するものだ」という意識が強くなっている。
・クリエイティブな能力が低下した人は、記憶力が低下している。アイデアは情報の組み合わせ。
・思い出す努力が「検索する」に代わっている。
・ワイワイ話している状況で、誰か一人の話に注意を集中できるのは「カクテルパーティー効果」という。非常に高度な脳の働きである。
・極端にシンプルな生活をしている人から面白いアイディアは生まれない。アイディアを出すときに重要なのは、ごみをいかに多く拾っているか。(何でも屋が良い)
・脳には基本回転数がある。環境に忙しさがないと、基本回転数は上がらない。
・脳をうまく使うには、活動をある程度マルチにしておく。
最低気温11.2度、最高気温18.1度。午前中は小雨、午後から晴れ。日中は寒い感じ。
マラソンの高橋尚子の現役引退ニュースには驚き。体力面でトップアスリートとしての走りができなくなったという。
36歳までよくやったと思う。今後は各地のマラソン大会のゲストランナーに出たり、後輩の指導にあたってほしい。
Qちゃんスマイルをありがとう。お疲れ様。
最近のスポーツニュースは驚くことが多いな。
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新潟と高知の品種を交配した「新高梨」
<ブログ488回>
22日に加茂市に行ったことを書いたが、加茂市でとれる代表的な果物と言えば、ル・レクチェと新高梨(にいたかなし)。
原信で、県内産の新高梨を売っていたので買ってきた。
ソフトボールよりも大きい梨なら1キロほどあり、1個300円はする。だが、原信で売っていたのは、それほど大きくはない。重さを測ったら700グラム。値段も198円だった。
「新高梨」は、新潟県産の「天ノ川梨」と高知県産の「今村秋梨」をかけあわせた大型の梨だという。
「新高梨」は、「幸水」「豊水」と同じ赤ナシに分類される。一方、青ナシ系は 「二十世紀」などがある。
「新高梨」は、「梨の王様」と呼ばれ、大型なので贈答用に喜ばれる。だが、大きいからと言って、大味ではない。
食べてみた。シャリシャリしていて、みずみずしい果汁があふれる。そして香りが良い。よく熟すると、香りが良くなるという。
呼び名が良く間違われる品種である。はじめにも書いたように、新潟と高知の品種をかけあわせたものなので「にいたかなし」が正解。
「しんこうなし」とも読めるが、大玉系の赤梨「新興(しんこう)」という品種もあるので、混乱してしまう。
なお、「梨尻、柿頭」ということわざがあり、梨は尻の部分のほうが甘いのだそうな。
最低気温11.5度、最高気温19.2度。曇りときどき小雨。
上空に寒気が入って、東京では雹(ひょう)が降ったそうだ。ひょー!
来年のWBC監督に巨人の原さんがやることになったそうだ。ハラハラするな。
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ようやく観ました「おくりびと」
<ブログ487回>
所用が多くて、のびのびとなっていた「おくりびと」をようやく観てきた。
今日は学校の文化祭や、各種イベントと重なったためか、J-MAXシアターはがらがら。この映画もわずか5人だけだったので、申し訳ないほどだった。
これだけヒットして、幅広い年代層に受け、完成度が高い映画なので、日本アカデミー賞は「母べえ」との争いか。「歩いても歩いても」が食い込んでくるかもしれない。バックアップしているテレビ局が「おくりびと」がTBSだし、「母べえ」がテレビ朝日なのがくせもの。「日本テレビアカデミー賞」と言われないように、公平に選出してほしい。
モントリオール世界映画祭グランプリ、アカデミー賞の外国語映画賞の日本代表作品だからね。日本アカデミー賞にも無言の圧力がありそうだ。
キネマ旬報のベストテン1位は予想しずらいところ。個人的には「人のセックスを笑うな」だけどね。
この作品はもう多くのブログで感想が書かれているかと思う。いろいろ見てしまうと、書けなくなるので、素直な自分の感想を記録しておくにとどめよう。
まずは山崎努の演技の素晴らしさ。どうも伊丹十三監督の「お葬式」が思い浮かぶが、この映画では納棺の所作から深い人間愛と慈しみがにじんでくる。
「うまいんだな。困ったことに」。生と死を象徴させる印象的な山崎のせりふは、彼の演技に与えたい。
そして若いだけにすがすがしさがあり、その動作の流れが古典芸能ともいえるほど厳かで美しい本木雅弘の演技。映画は2人を対比させることにより、より深みを増している。
この二人に比べて、広末の演技の薄っぺらなこと。彼女はどんな映画でも同じ顔しかできないようだ。表情のパターンが少ないし、発音が不明瞭。脇役も全員素晴らしいのに、ただ一人の配役ミスである。
食べるシーンが多い。生きている人間は食べなければならない……というのを強調するために、脂肪たっぷり、カロリーたっぷりの食べ物をどんどん並べてくる。
最初は納棺師としての初仕事でもらった2万円で買ってきた米沢牛。それから社長の部屋で焼いて食べるフグの白子。クリスマスイブにぱくつく山盛りのフライドチキン。深層心理に働き掛ける巧みな技である。
腐敗が始まった遺体を扱ってショックを受けた初仕事から帰ってきて、妻の洋服をおろして抱きしめるシーンも生(性)と死の対比であった。
納棺に関する小ねたがいいね。女ばかりの家族からお棺の中で顔じゅうにキスマークを付けられるおじいさん。足袋の代わりに高校生の孫からルーズソックスをはかせてもらって旅立つおばあさん。こんなユーモアあふれるエピソードが映画に深みを増している。
あとは久石譲の音楽。鳥海山を望む豊かな庄内平野という美しい景色の中で弾くモッくんのチェロは心にしみる。これだけ心にしみるチェロは、「小さな恋のメロディ」以来かもしれない。音はたぶん吹き替えだろうが、指使いはちゃんと合致しているのがすごい。
映画の重要な小物(?)になっているのが、自分の想いを込めて相手に渡す「石文(いしぶみ)」。向田邦子さんのエッセーにあったのを、脚本の小山薫堂が取り入れたという。感動のラストシーンに通じる大いなる小物であった。
監督評はマスコミではあまりないようであるが、監督は滝田洋二郎である。成人映画の痴漢電車シリーズで知られた監督だが、最近は一般映画が多い。「病院へ行こう」ぐらいしか観たことはなかったのだが、この映画はまぎれもなく代表作になるだろう。
最後に、この映画に出演していた峰岸徹さんが10月11日午後11時32分、肺がんのため都内の病院で死去した。65歳だっだ。トライアスロンをするほどのスポーツマンだったのに、どうしたのか。ご冥福をお祈りしたい。
大林宣彦監督作品への出演で知られ、11月1日に公開される大林監督の「その日のまえに」がチョイ役だが遺作だという。
この映画では、長年離れ離れになっていたモッくん演じる納棺師の父親役で、孤独で一人亡くなって息子の納棺で送られるという役どころ。まるで、突然の死を予言させるようだった。
ところで、昨年4~5月に上越市でロケをして、今年公開された映画「絆」でも、峰岸徹さんが出ていた。ポスターの中に顔があったので驚いた。あらためてご冥福をお祈りしたい(下の写真は絆のポスターから)。
最低気温13.0度、最高気温19.8度。曇り。やや寒い。
10日ほどランニングをさぼっていたら、肩こり、腰痛に。それで、きょうは1時間ほど走ったら、さっぱりと解消。体の中から毒が抜けた感じだ。血行を良くしないとだめだね。
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ピンクの豚まん
<ブログ486回>
昨日、豚の屠殺場面があるドキュメンタリー映画「いのちの食べ方」を見たばかりなので、ちょっとためらってしまったが、帰宅途中にセーブオンでビールを買っていたら目に止まったのが「ピンクの豚まん」。1個160円と、ちょっと高い。
豚ちゃんのつぶらな瞳を見ていると、「食べないで」と言っているみたい。食べるときは心を鬼にしないと。
目をつむってがぶり。肉汁がじゅわーっと広がって、豚ちゃんのうまみが口の中に広がってくる。豚ちゃん、おいしかったよ。
10月21日に発売したばかりで、期間限定の商品だという。メーカーは井村屋。肉まんは、ヤマザキよりおいしいといわれている。
ところで、この商品は「豚まん」である。上越地方を含む関東圏では、豚まんではなく「肉まん」と呼ぶ。「豚まん」は関西地方の呼び名である。
井村屋は三重県が本社であるから、関西かな、とも思うけど、三重県は関東とも関西ともいえない県らしい。
まあ、この「ピンクの豚まん」は、「豚まん」にしないと意味が通じないので、そういう命名にしたのかもしれない。
セ・リーグ、クライマックスシリーズのセカンドステージ、巨人対中日は午後9時27分、巨人が6対2で勝ち、日本シリーズを決めた。
今日もいい試合だった。中日のウッズと、巨人のラミネスの4番対決が最高だった。両者とも打って2打点ずつ挙げたが、結果的に巨人の若い選手が良く打ったので、巨人が勝った感じ。今年後半の巨人は強い。
原監督が8回(?)も胴上げで宙を舞った。
小笠原の死球の打撲が心配だが、日本シリーズまでには間があるので治るだろう。小笠原を欠いたら、西武を相手に厳しいところだった。
日本シリーズが楽しみになってきた。
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ショッキングな映画「いのちの食べ方」
<ブログ485回>
どうしても観たかった話題のドキュメンタリー映画「いのちの食べ方」(原題 "OUR DAILY BREAD")が今日、上越市の高田日活で上映された。平日上映だったので、仕事帰りに観てきたのだが、鶏や豚、牛の屠殺の生々しい場面があり、夕食がのどを通らなかった。
こんな風変わりな映画は初めてである。せりふなし、説明の字幕なし、音楽なし。映像と音だけですべてが語られる。多少の会話はあるが、ドイツ・オーストリア映画なのでなにを言っているのか全然わからない。野菜の収穫や植え付けをしている情景があるのだが、何の野菜かもわからない。
毎日の食卓に上がる食肉は、きれいに切ってパック詰めにされているため、動物を殺して食べているという感じはない。だが、誰かがこのいやな仕事をやらなくてはいけない。目をそむけてはいけないのだ。
小学生のころ、母の実家(新井の山間部)に遊びに行くと、一番のご馳走はソバと笹寿司であった。ソバは自家製のソバ粉を石うすで挽いた手打ちである。そしてだしと具は鶏である。叔父が走り回っている鶏の首をはねる。首がない鶏は、それでも走り回って逃げた。子供ながらにショックを受けたが、動物の命をいただいているという勉強をさせてもらったのかもしれない。
オートメーション化された屠殺場の様子はすさまじい。コンベアにのせられていくうちに、羽をむしられて丸裸にされ、逆さづりとなって出てくる鶏。腹を割かれて、内臓が飛び出したあわれな豚の行列。哀願の表情をした牛の額に電気ショックが与えられると、目をむいて悶絶し、宙づりにされる。あとは無惨。血抜きのため喉を割かれ、滝のように流れる血。そして、次々と解体され、肉の塊になっていく。
分業された解体現場では、作業員がガムを噛んだり、話をしながら、無表情で仕事をこなす。長年やっていると、感情もなくなるのだろう。
この映画は子供には見せられないなあ。
カメラは屠殺や解体に携わった作業員が、もくもくと昼食をとる様子を映す。パンやサンドイッチなどの軽い昼食のようで、少し救われる。ステーキでも食べているのなら、すごいけど。
野菜や穀物の収穫風景は、逆に感心させられた。大型機械で効率よく収穫され、規模が大きい。だが、大量の農薬散布があっての効率の良さであり、考えさせられた。防毒マスクのようなものものしい装備を付けて農薬散布する姿は、ぞっとする。
動物はコンベアにのって人間の前を流れてゆくが、野菜や穀物の収穫は人間が動くという対比もおもしろい。
日本人は食事の前に「いただきます」と言うが、これは「命をいただきます」ということ。動物だけではなく、植物にだって命がある。その貴い命を体に取り込み、命を未来につなぐことが「いただきます」なのである。
最低気温17.8度、最高気温22.4度。曇りときどき雨。
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春日神社前のヘリアンサス
この季節、上越市の安塚区では、国道沿い、川沿いを中心にヘリアンサス(柳葉ひまわり)が満開である。特に国道沿いは黄色い帯が連なり、ドライバーに好評だ。
キク科の宿根草で原産地は北アメリカである。
「全町公園化」を目指し、町内会、商工会、婦人会、老人会などが協力し、120万本も植えてあるという。
これまで3回ほど見に行った。帰りに雪だるま温泉に入ってくれば最高である。(下の写真は2003年の撮影)
今年は忙しくて見に行かないうちに、もう花が終わるころになってしまった。
ところが春日神社前の道路沿いに、けっこうまとまって咲いていて、きれいだった(上の写真)。種をとって春にまくと、簡単に発芽するらしい。
ヘリアンサスの花言葉は、「憧れ」「崇拝」「誘惑」「快活な性格」「敬慕」「あなたは素晴らしい」「あなたを見つめる」。
最低気温16.0度、最高気温26.2度。今日も暑いくらいの一日。夕方から雨が降ってきた。
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加茂市はマカロニ発祥の地
仕事の関係で、加茂市まで行ってきた。
夕方、帰る電車の時刻まで少し時間があったので、加茂駅前の喫茶店「ピノキオ」に入った。駅前の飲食店はほとんどシャッターが閉まっていて(定休日なのか、シャッター通りなのか)、この店しかやっていなかったからだ。
店の前に「マカロニ発祥の地」「美味しいマカロニ料理あります」の、のぼり旗が。なんでも、加茂市は国産マカロニ製造発祥の地だという。
ネットで調べたら、日本で初めてパスタが作られたのは明治16年、フランス人宣教師マリク・マリ・ド・ロ神父が長崎県長崎市に工場を建設製造したのが最初だという。マカロニは明治41年、当時加茂町で製麺業を営んでいた石附吉治氏が横浜の貿易商からマカロニの製造を頼まれたのがきっかけで、苦心の末、独自にマカロニ製造機を発明して製造をスタートしたのが国産のはじまりといわれているようだ。
それで市内の13の飲食店がマカロニ料理を開発し、提供しているのだという。この店では10月限定のメニューとして、「サケ・イクラのマカロニグラタン」(950円)を提供していた。
鮭、イクラ、アスパラ、ベーコン、ブロッコリーなどがのっていて具だくさん。ホワイトソースがすごくおいしくて、スダチも味にアクセントを出していた。
この店ではカールスバーグの生ビールを出していたので、一緒に注文。これもうまかったし、大満足だった。
他の12店でも、地元の素材を生かした新たなメニューを考案して出しているらしい。
最近は、このような地産地消というか、地元にこだわった食材の開発がどこでも行われている。中国産の食材での中毒事件が相次いでいる中、食糧自給率を上げる動きとしてもなかなか良いと思う。
これまで加茂市というと、雪椿、桐ダンスくらいしか知らなかったが、これからはマカロニなのかな(新高梨=にいたかなし=も有名だとか)。
今日は、加茂市文化会館で行われた新潟県更生保護大会というのに出席するため、加茂市まで行ったわけだが、大会の中での小池清彦市長のあいさつに度肝を抜かれた。
「原理資本主義、市場原理主義に基づく自由放任、弱肉強食の思想の上に立って、格差社会を作り上げた小泉首相の政治責任は強く糾弾されるべき」と持論を強く述べた上に、アメリカの公的資金注入を強く支持し、日本も長期の借金で公的資金を注入して、景気回復に力を入れよ、とやったのである。また、地方切り捨ての国のやり方を強く批判した。
元防衛庁教育訓練局長で、4期目のベテラン市長であり、強く市町村合併に反対していた。小泉内閣が市町村合併を強行するのは、国から地方へ回すお金を削るためだという論調である。また、防衛力を持つために憲法を改正する必要はまったくないと述べ、徴兵制につながる改憲に強く反対し、本まで出している。
夕方、黒いセーラー服の女子高生がたくさん歩いていた。県内の高校でセーラー服は珍しいと思い、駅に向かう信号待ちの女子高生に聞いてみた。すると県立加茂高校の女子高生だという。
襟は白ライン3本、胸あてにも白ライン3本。ノーマルなセーラー服であるが、なかなかいい。スカートは極端に短くはないが、短め。オジサン趣味であるが、夏服を見てみたい(笑)。
加茂市長は大型店進出に反対しているので、県内の各市にはたいていあるチェーン店、大型店などはあまりない(マクドナルドはあったが閑古鳥)。駅前商店街はさびれていて、活気がない。どこも同じか。
最低気温11.8度、最高気温23.7度。暑くなく、寒くなく、非常に過ごしやすい一日だった。一日中、曇り。
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