川渡餅の不思議
<ブログ520回>
今日は上越市仲町4の「紅屋」で川渡餅(かわたりもち)を買ってきた。
川渡餅は旧上越市内(特に高田)の風習なので、こんな餅があるなんて大学を終えて上越市に就職するまで知らなかった。
川渡餅と一緒に入っていた高田菓子組合による由来では、「この起源は今を去ること約400年永禄4年(1561)、越後の上杉謙信公は甲斐の武田信玄公と年来の雌雄を決せんとして出陣し、千曲川をはさみ謙信は妻女山に、信玄は八幡原に両軍5万余騎が対陣した時、謙信公、戦の前夜、士卒に餅を配り士気旺盛なる威力をもって折からの濃霧の中、川を渡り、旧暦10月10日未明、武田との激戦の末、勝利を得た。以来、春日山城下高田地方の住民は謙信公の戦勝と武勇にあやかるよう、川を渡る前に食べた餅を12月1日『川渡餅』と称して食べ心身の鍛練とする行事を残すようになった」とある。
眉唾の話である。第一、旧暦10月といえば、今の9月である。それが何で12月1日に餅を食べるのか。それに、餅を食べた話など古文書には出ていない。
笹団子も謙信公が戦の際に携帯したものだというが、まあ、これと同様のたぐいか。
あの平賀源内は、本来は冬に脂が乗っておいしくなり夏は売れずに困っていたウナギ屋から相談を受け、「本日土用丑の日」と店先に掲示させたところ、大いに売れたという話がある。日本のコピーライターの先駆けというふうに言われている。
川渡餅も、明治時代以降、菓子屋が創作したストーリーなのではないか。ウィキペディアには、「日本には古来から、12月1日を特別な日として祝う風習がある。東日本では水神の縁日である『川浸りの朔日(かわびたりのついたち)』と呼び、西日本では1年の最後の1日を『乙子の朔日(をとごのついたち)』と呼び、いずれも餅をついて祝う」とあるが、川渡餅はこの風習を拝借したものだと思う。
ともかく、川渡餅は11月30日の夜から12月1日の朝にかけて食べると、難をよけ、力を付けると言われる。
単なるあんころ餅であるのだが、「川渡餅」と称して販売するのは1年でこの2日間だけである。
つぶあんと、こしあんがあり、1個105円。どこの店でも同じかと思ったら大違い。店によって味が随分違う。
最低気温5.1度、最高気温10.6度。一日中雨で寒い。
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ル・レクチェ
<ブログ519回>
新潟特産の洋なし、ル・レクチェを食べた。超美味。柔らかくて、香りが素晴らしい。
だが、値段が高い。原信で1個398円。とんでもない値段である。いや、高付加価値商品と言ったほうがいいのだろうか。1箱10個入りの贈答品もあり、なんと4980円。
だが、買ってきてすぐに食べられない。追熟させなければならない。
まず、果実全体が鮮やかな黄色(ブライトイエロー)になり、甘い香りを放ち、茶色のへたが黒くしわしわになり、くびの部分が黒ずみ、弾力のある感触に変わるまで待たなくてはならない。
買ってから7日間経過。ちょうど食べごろになり、朝食のデザートに食べた。なんでも、収穫するのはまだ実が固く緑色の10月下旬だという。これを40日ほど追熟させると食べ頃になる。
これは文章では書き表せないような柔らかさと滑らかさ。そして口いっぱいに広がる豊潤な香り。のどをつるんと滑ってとろけるような食感の良さ。
原産地はフランスのオルレアン地方。19世紀にオーギュスト・ルズウェールが育種したもので、彼が尊敬する17世紀の偉大な園芸家であるル・レクチェにちなんで名前が付けられた。
明治36年ごろ新潟に苗木が導入されたが栽培は非常に困難で、試行錯誤を繰り返して現在の栽培法が確立されたという。
主な栽培地は豊かな水と肥沃な土壌に恵まれた、新潟市の白根地区・三条市・加茂市・新潟市月潟地区。新潟の中央を流れる信濃川の下流域である。
妙高市の菓子店、東京堂に「越後彩菓ル・レクチェ」というゼリーがある。なかなか人気のようだ。中にル・レクチェの果実がそのまま入っているが、ゼリーの中にも入っていて、いい香りを放っている。だが1個315円と高価なのだ。6個箱入りが2100円もする。
最低気温4.8度、最高気温16.6度。日中ははれ上がったが、夜は雨。今日は仕事上のセミナーに出席して、その後直江津で忘年会。傘を持っていかなかったので、雨が降ってたいへんだった。
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盲導犬あれこれ
<ブログ518回>
友人から「(台湾の交流会で)盲導犬のこと、あまり書いてないね」「盲導犬って、どうやって飛行機に乗るの?」「食事のとき、盲導犬はどうしてるの」と、矢継ぎ早の質問をもらった。そういえば、自分自身では盲導犬との付き合いが長いので、関心が薄くなっているのかもしれない。
最近は映画やテレビで盲導犬が登場することが多く、かなり理解されていると思うが、いい機会なので、少し書いてみたい。
まずは、盲導犬の犬種だが、いまはほとんどラブラドール・レトリバーである。レトリーバー(回収する犬―Retrieveする者)と呼ばれる猟犬の一種で、撃ち落とした水鳥を回収する役割である。イギリスで改良された犬種だ。
非常に頭が良く、盲導犬だけではなく、聴導犬、介助犬、災害救助犬、麻薬探知犬など多様な仕事を任されている。毛の色は、白(うす茶色)と黒が多い。今回のツアーでは、ゴールデン・レトリバーの盲導犬もいた。
今年9月に放送されたテレビ番組、「ありがとう!チャンピィ~日本初の盲導犬誕生物語~」で取り上げられた日本第一号の盲導犬、チャンピイはシェパードである。
どの盲導犬も、かわいい洋服を着ているが、これは毛が落ちないようにするため。どの盲導犬もかわいい服をきそって着ている。雨の日のためにレインコートも用意している。
ラブラドール・レトリバーは、おとなしい犬種とみられているが、実際はかなり活発な犬である。今回の実行委員長の山井さんの盲導犬、カリンは、私が遊びに行くと、大きな体で飛びついて喜びを表す。仕事中は、散歩中にすれ違っても、ちらりと目を向ける程度で「いま、仕事中なのよ」とでも言っているようだ。
たとえは悪いが、社内恋愛(不倫?)の男女が、仕事中はお互いに関心がないようにふるまっているようである。
盲導犬は仕事モードと、普段モードがあって、ハーネスという器具を付けると仕事モードに切り替わるのだ。ハーネスを外すと普通の犬になってしまう。
山井さんのカリンは、今回の台湾ツアー中は、背中のバッグに中国語で「盲導犬です。今は仕事中ですので、触らないでください」と書いてある。
最近は、小学生でも仕事中に触ってはいけないことを良く知っている。映画やテレビ番組などで頻繁に取り上げられているためだろう。
飛行機やバスでは、座席の下やユーザーの足元でおとなしくしている。外国旅行では10時間以上も飛行機に乗ることがあるが、その間じゅう、ずっとおとなしくしている。長時間になるときは、袋の中に大小をさせるときもある。
今回のツアーでは、公園などところどころでバスを止めて大小をさせた。大の方は、おしりに取り付けた袋の中にさせる。オス犬も片足を上げず、写真のようにしゃがんでするようにしつけられている。
食事のときは、いつも感心させられるが、テーブルの下や椅子の横でおとなしくしている。どんなに空腹でも、絶対に人間の食事を欲しがらない。でも今回、私が食事中、テーブルの下にごちそうの一部を落としてしまった。そうしたら無関心を装っていた盲導犬が、何気ない顔でぱくっと食べ、また素知らぬ顔をして寝てしまった。すごく人間的(?)だと思った。
台湾にはけっこう野犬がいて怖いのだが、盲導犬はちらっと見るだけで、無視する。これもたいしたものだ。
最後に大事な点を一つ。盲導犬は人間をどこにでも連れて行ってくれると思っている人がいるが、それは間違いである。盲導犬に方向などを示すのは人間であるユーザーなのだ。盲導犬は人間の言葉がわからない。「役所まで行け」と言っても、分かるわけがない。
ユーザーは目的地までの地図が頭の中に入っていなくてはならない。信号を右か左か、横断歩道を渡るのか、などである。
盲導犬は道の途中に障害物があったら避けて通り、横断歩道や階段では立ち止まって教える。右に行くか、左に行くかは判断しない。あくまでもユーザーの支持に従うだけである。だから、見知らぬ街に行く時は、だれか目の見える人のサポートが必要だ。
最低気温7.2度、最高気温13.5度。曇りときどき雨。
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オールドルーキー、秋元順子
<ブログ517回>
「オールドルーキー」「団塊の星」こと、秋元順子が初出場で最年長の61歳でNHKの紅白歌合戦に出場が決まった。そして、来年4月18日に上越文化会館で県内初公演を行うという。
上越文化会館は先見の明があるというべきか、一般発売は1月25日だが、ことしの紅白直前に市民先行発売があるらしい。
タイミングはぴったりであるが、果たして上越市民はこの人のことをどのくらい知っているだろうか。首都圏でのコンサートは常に満員で、今月17日の横浜・関内ホール公演(1100人収容)もわずか2時間で完売する人気ぶりだったと報道されている。それだけに、上越の入り込みが気になる。
オリコンのプロフなどから拝借して紹介する。
1947年6月21日生まれ、東京都出身。ハワイアンバンドから歌手活動をスタートさせ、スタンダードジャズやシャンソン、カンツォーネ、ラテン、ポップス、民謡、歌謡曲など、ジャンルを問わない幅広いライブステージを展開する。2004年に「マディソン郡の恋」でインディーズデビューし、翌2005年に、同曲でキングレコードより58歳でメジャーデビュー。2008年1月23日に発売した3枚目のシングル「愛のままで…」が20万枚を超えるヒットを記録し、今月25日には『第59回 NHK紅白歌合戦』への初出場が決定した。第42回のアンディ・ウイリアムスに並ぶ史上最年長での初出場となった。
最初に「愛のままで…」を聞いたとき、心がうたれた。歌詞がすごく良くて、あのしなやかな声とともに心の底までしみた。歌い手の人生経験や深みが歌ににじんでいた。
小鳥たちは 何を騒ぐの 甘い果実が欲しいのですか?他人(だれ)かと比較(くら)べる 幸せなんて いらない
あなたの視線が 愛しくあればあぁこの世に生まれ めぐり合う奇跡
全ての偶然が あなたへと続く
そう生きてる限り ときめきをなげかけて
愛が愛のままで 終るように
ジャズやクラシックでは感動することがあったが、歌謡曲や演歌、ポピュラーのジャンルでは、あまり記憶にない。
尾崎紀世彦が1971年に出した「また逢う日まで」を聞いたとき、トム・ジョーンズかと思うほどのすごい歌唱力と表現力で度肝を抜かされて以来かもしれない。
今年のジェロもすごかったが、黒人で演歌を上手に歌う、という驚きの方が大きかったので、少し違ったイメージである。
最低気温2.0度、最高気温14.3度。今朝は晴れ上がって、放射冷却現象で寒かった。日中は晴れ。
今日は高田ごぜの記録映画を見てきたのだが、帰りが10時半すぎになってしまい、感想が頭の中でまだまとまらないので、明日書くことにする。
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ポイントカードの裏ワザ
<ブログ516回>
昨日、25日付の日本経済新聞に「買い物ポイント異変」のタイトルで、消費者がポイント制度を逆手にとった想定外の使い方をしていることから、発行企業が防衛策をとってきたことについて書いている。
その中で、裏技の一部を紹介している。
「電子マネーの入金をクレジットカードで行い、そのカードでの入金額を電子マネーで支払うという一種の"循環取引"だ。こうすると利用者は実質的に一円も買い物をせずにポイントを得られる」。2005年後半から2006年前半に一部で使われていた方法で、「永久機関」と呼ばれていたが、これはポイントのタダ取りなのでクレジット会社の約款違反となる。
2枚のクレジットカードを使うポイントの二重取りというのもある。この場合、実際に買い物をするわけなので、違法にはならない。
その方法とは、クレジットカードで買い物をして、カード会社から届いたコンビニ払い用紙を使う(楽天カードなどコンビニ払いが可能なクレジットカードを使用)。そして、別のクレジットカード(ライフカードなど高還元率のカードを使う)を使ってEdyをチャージする(これもポイントが付く)。Edyを使って支払いができるコンビニで、最初の買い物の代金を支払い用紙を使って払う。カード使用時と、Edyをチャージしたときの2回ポイントが付くのだ。
だが、Edyのサイトを見ると、「2008年4月1日より順次、コンビニエンスストアでの払込票(収納代行)を用いた「Edy」での支払いを中止させていただきます」とあった。クレジットカードのコンビニ払いもすでにできなくなっている。調べてみると、上越地域では、Edyで支払えるファミリーマートなどのコンビニは、もともとなかった。それにカードによる入金でのポイント付与は2007年末に中止になっている。
また、この記事の中で、ユニクロのポイントカードが2007年8月末にいきなり廃止されたことを書いており、5000円分のポイントが無駄になった岡山市の主婦が憤っているコメントが掲載されていた。ユニクロ側は「終了の告知を店頭とホームページで半年以上前からしていた」とコメントしているが、私も知らなかった。当初は無期限有効としていたのだから、これは一方的すぎると思う。
ともかく、財布の中はポイントカードだらけ。ツタヤのTポイントに一本化するか、携帯でポイントが付くようになるといいのだが。
それから、ヤマダ電機では来店しただけで10ポイントが付くが、一人で何枚もポイントカード持っている人がいる。ポイントをもらいに店にいくのが大変だが、1か月に数千円程度かせぐことは可能だ。
最低気温6.4度、最高気温12.0度。朝方は雨、次第に晴れて日中は快晴。夜は星が出ていた。
今日の夕方、西の空に不思議な夕焼けの光景があった。雲なのだろうか、ピラミッドのような形というか、レーザービームが交叉するような光の帯というか、実に不思議な光景だった。
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ラジオが好き
<ブログ515回>
ラジオが好きである。相対的にテレビより聴取時間が長い。
食事のときにはテレビを見ない習慣なので、ダイニングにはラジオしかない。妻が6時半ごろに食事の支度でラジオを付け、朝のニュースなどはNHKラジオを聞く。
通勤は車なので、ラジオを聴いているか、テレビの音声だけを聞く。昼間は仕事で車に乗るので、やっぱりラジオである。
夕食のときも当然ラジオ。それと、プロ野球のシーズンは、風呂に入っている時も、だいたいナイター放送を聴いている。テレビ中継が途中で終わるので、その後はラジオである。テレビ中継中も、テレビの音声を消してラジオをつけていることがある。これなら、何かをしながら聞いていても状況が良く分かるし、大事な場面だけテレビを見ればいい。
今日はNHKラジオで午後9時30分から55分までの25分間、「歌謡ドラマ」の時間である。2004年4月からやっているらしい。歌からイメージされる人間模様をドラマに仕立てたものである。当初はその歌をうたっている歌手が出演していたのだが、いつから出なくなってしまったのだろうか。
この文を書くため新聞の番組表を見て、初めて気がついたのだが、今まで火曜日にやるので「火曜ドラマ」だと思い込んでいた。お恥ずかしい。
この時間帯は食事が終って、風呂に入っていることが多い。風呂で聴くドラマはリラックスできて大好きだ。目を閉じて聞いていると、情景が瞼に浮かんでくる。
今日は野口五郎のヒット曲「私鉄沿線」をテーマにしたドラマである。作は月田万作である。
とにかく山下智子の艶やかな声がいい。武岡淳一もさわやかな声で好きだ。
ときどき、あの「ひょこりひょうたん島」で海賊トラヒゲをやった熊倉一雄さんも出ている。懐かしい声だなあ。
NHKのホームページで出演者の顔を見ることができる。
http://www.nhk.or.jp/radiodir/kayou/
この「私鉄沿線」のドラマであるが、駅の伝言板が重要な役割を果たしている。
歌の歌詞でも「伝言板に君のこと 僕は書いて帰ります 想い出たずね もしかして 君がこの街に来るようで…」とある。
昔のデートの約束に使っていたた伝言板が、何十年かぶりで訪ねた町の駅にまだ残っていた。町は昔のままで、花屋も、熱いコーヒーを出す喫茶店もそのまま。その喫茶店のマスターは健在で、当時付き合っていた彼女が、少し前に訪ねてきたことがあるという。その伝言板も時代の波から取り残され、外されることになった……。
なんだか、昔の恋を思い起こして胸がキュンとなるようなドラマだった。
最低気温5.0度、最高気温10.3度。ほぼ一日中雨。これからこんな日ばかりである。
「もこぞう」さんのブログによると、台湾は再び夏のような暑い日に戻ったそうだ。
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「上海」のラーメン
<ブログ514回>
急にこの店のラーメンが無性に食べたくなるときがある。
今日もそうだった。事務所で仕事をしていたら急に食べたくなって、車を走らせた。
上越市北本町2丁目の中華料理店「上海」である。中央5丁目に「上海軒」という直江津一番のラーメン老舗店があるが、こことは関係がないようだ。
この店は昭和25年開店というから、古い方だ。昭和60年代には、この店の味を育ててきた大奥さんがいたのだが、いつ亡くなったのだろうか。
本格的な中華料理店であるが、昼はラーメン専門に近い。
自家製の細めの麺は、縮れが強く、黄色いのが特徴。こしが強く、独特の歯触りがある。
スープはどこか郷愁を感じる素朴な味で、この店でしか出せない。化学調味料を使った平板なうまみではなく、味の深みと広がりがある。スープの材料には妥協していないのがよく分かる。醤油の香りも、スープの香りとマッチして食欲を誘う。
この店で良く食べるのが焼いた大きなロース豚肉が入っているパーコー麺(700円)、それに卵を加えたチーパー麺(750円)、豚の角煮が入ったコーロー麺(850円)である。
*写真はパーコー麺
どんな漢字を使うか分からないが、上越地方ではこの店にしかない独自のメニューである。
きれいな店ではないが、レトロな昭和初期の雰囲気があって好きだ。昼時は混み合っていて、座れないときもある。熱烈なファンが多い店である。
最低気温4.8度、最高気温11.6度。一日中、ほぼ雨。今日も仕事。
ところで、先般の台湾への盲導犬とユーザーによる旅行であるが、交流会での司会や通訳をはじめ、いろいろとサポートしていただいた台湾の台北在住の日本人「もこぞう」さんのブログに、今回の様子が非常にくわしくレポートされている。
拙ブログと合わせてみていただくと、また違った視点から、今回の交流会の全貌が良くわかると思う。
また、台湾のニュースサイトや、動画ニュースのリンクもあるので、ぜひ見てほしい。
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すべておいしかった台湾料理
<ブログ513回>
友人から、「台湾の食べ物について、何も書いてないじゃないか」と言われたのだが、正味3日間の台湾旅行なので、食べられる種類や量は限られるし、偉そうに書くほどグルメではない。
だが、台湾料理はどれもおいしかった。油はあまり使わないので、胃にもたれない。どれもあっさりした薄味なのもいい。醤油もつかっており、味付けは日本人好みである。
圓山大飯店で16日に行われた日台盲導犬使用者交流会の晩宴メニューは「前菜盛り合わせ」「蟹肉入りコーンスープ」「特製広東風点心」「鶏肉とカシューナッツ炒め」「グランド風味チャーハン」「デザート2品」「フルーツ」のコースだった。点心が特にうまかった。
朝食は1階でバイキングである。「炒米粉」はビーフンのことで、日本でもおなじみ。薄い味付けのおかゆは定番。「大根餅」も良く出た料理で、もちもちしていてうまい。フルーツは端境期にあたっていて、スイカやメロン、バナナが中心。だが、夜市では多種類をカップに詰めて売っていた。衛生面で問題があるようなので買わなかったが、端境期のせいか、価格も高かった。
17日の昼食は日本女性の名前が付いた「梅子」という店で食べた。ここでは豚肉の角煮(トンボーロウ)、海老チリ、空芯菜のニンニク炒め(正式名は知らない)がうまかった。
そして17日の夕食は、市内のレストランで北京料理のフルコースである。メニューは「カラスミのノリ巻き」「鉄板牛肉」「酢豚」「セロリとイカの炒め物」「カシューナッツと海老炒め」「黄魚のとろみスープ」「北京ダック」「魚の蒸し物」「海鮮スープ」「海老チャーハン」「ごま汁粉」「フルーツ」である。
何といっても、目玉は「北京ダック」である。テーブルに丸ごと出てきたので、ギョッとしたのだが、これは写真撮影用。一度持ち帰ってスライスして再び出てきた。実にうまかったな。
町にはジューススタンドがあり、いろいろなジュースを売っていた。マンゴーの100%ジュースが実にうまかった。日本円で400円と少々高いが。
18日は野柳のレストランで食べたがここのコース料理も大変美味。料理名はわからないが、春巻きやアサリ料理、カタノリのような海藻スープや、カキをオイスターソースで炒めた料理などが出た。
そして18日夜のお別れパーティの料理も最高だった。「前菜盛り合わせ」「鶏肉と山いも入りスープ」「車海老の揚げ物」「牛ステーキ」「キヌガサタケとエンドウ豆つる炒め」「魚の蒸し物」「ビーフン炒め」「フルーツ」「マンゴープリン」のコースである。
番外編として、帰りの空港で食べた「台湾ラーメン」は、あっさりしていておいしかった。
最低気温7.4度、最高気温15.0度。曇り時々晴れ間、のち雨。
今日は休みだったが、少し仕事もあって忙しい。DVDを借りてきたのだが、観る時間がない。
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ボージョレ・ヌーボーと料理とジャズ
<ブログ512回>
昨夜はちょっと贅沢な夜を過ごした。
上越市のデュオ・セレッソでボージョレ・ヌーボーを解禁日に飲むイベントがあり、昨夜、妻と参加した。
20、21日の2日間、限定50組というもので、すごく雰囲気がいい。
ワインはボージョレ・ヌーボー(赤)、ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー(赤)、マコン・ヴィラージュ・ヌーボー(白)の3種類が出た。ヴィラージュ・ヌーボーの方が華やかで軽い。白はさっぱりしていておいしかった。
望月さんというソムリエが出てきて、説明した。今年はブドウの出来が良いらしく、骨格が良く、ボディーがしっかりしているという(どんな感じかわからないが)。
料理はどれもおいしかった。フォアグラとトリュフが乗った「美食家のサラダ」から始まり、ソーセージのチョリソ、サーモンのマリネ、スクランブルエッグのキャビア添え、クルジェットのファルシ(クルジェットはズッキーニのことで、ファルシとは詰め物のこと)、ガスパチョ(スペインの有名な料理だが、酸っぱくて口に合わなかった)、赤ムツのポワレ(赤ムツは高級魚のノドグロのこと)、子羊背肉の香草風味焼き、牛サーロインステーキ、チョコレートムース、イチジクの赤ワイン煮と洋ナシの白ワイン煮の全10種類。そのほか、パンとコーヒーである。
ボージョレと料理も良かったが、ジャズの演奏も良かった。
有名な人ではないようだが、ブルガリア出身のピアニストで、ソロのほか、弾き語りもする。
「イエスタディ」「リリーマルレーン」「枯葉」などの演奏に続き、「イパネマの娘」をポルトガル語で歌い、「オー・シャンゼリゼ」をフランス語で歌い、「イマジン」を英語で歌った。ほかにアダモの「雪は降る」や、「マイウエイ」など節度のない(?)選曲で楽しませてくれた。一応、ジャズの演奏ということだが、この人はジャズよりカンツォーネやシャンソンが好きみたいだ。
最低気温4.2度、最高気温12.4度。朝のうちは小雨が残ったが、次第に曇り空に。夜になったら星空がきれいに見えた。東の低い空に、冬の星座オリオン座が見えるようになってきた。
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台湾で、おもしろいもの発見!
<ブログ511回>
台湾でいろいろ珍しいものがあった。台湾では当たり前のことかもしれないが、日本人にとってすごく珍しいと感じるものも多い。ガイドの龍さんが教えてくれたこと、質問したことも含め、記録しておきたい。
≪花売りおじさん≫
信号機のある大きな交差点などに出没する花売りおじさんがいる。これはギョクランカというゆりのつぼみのような花で、すごく芳香が強い。車の天然芳香剤として人気があり、トラックやタクシーの運転手を相手に売っているのである。九ふんの街角でも見かけた。
≪ビール≫
どこに行っても「台湾ビール」を売っている。伝統的なビールで、ちょっと高級な金牌版もある。日本のビールや、シンガポールのタイガービールも飲める。
台湾ビールは軽い感じのビールで、後口が甘くておいしい。いくらでも飲める。麦芽、ホップの他に、米が混ざっている。
≪タクシー≫
台湾はタクシーが非常に多い。料金は日本の半額くらいだろうか。日常的な交通手段として人気がある。色はすべて黄色なので目立つ。個人タクシーが圧倒的。台湾は日本と比べて給料は半分だが、飲食費、光熱費、交通費が安い。
≪バイク≫
台湾は人口2300万人に対し、バイクは1100万台もある。自転車は学校の近くにある程度で少ない。盗まれるものの第1位はバイクなので、新しいバイクは長時間止めるときは使わず、古いバイクを使う。そのため、一人で2台を持つのは普通。盗まれるのを防止するために、新しいバイクにわざわざペンキで落書きをする場合もある。
バイクの2人乗りはOKで、子供はそのうちに入らない。そのため、子供を背中に背負ったり、前におんぶしたりして3人乗り、4人乗りの光景が見られる。
≪台湾の形≫
米一粒、サツマイモ、太りすぎのバナナのほか、クジラにも見え、台北が目玉。
≪台湾のコンビニ≫
台湾にはセブンイレブン、ファミリマート(全家)、ニコマートのコンビニがあるが、圧倒的にセブンイレブンが多い。弁当や、おにぎり、おでんも売っていて、日本とあまり変わりがない。特徴的なのはウーロン茶で煮た卵、「茶葉蛋」がどの店にもあったことだ。
≪漢字≫
日本語と漢字の表現が異なる。これがけっこう面白い。
・飯店…ホテル
・手紙…ティッシュペーパーのこと。面紙とも書く。観光地のトイレにはペーパーはない。デパートであっても1階にはない。
・公共汽車(汽はさんずいなし)…路線バス
・脚踏車…自転車
・汽車…自動車
・機車…バイク
・貨車…トラック
・計程車…タクシー
・救護車…救急車
・火車…汽車
・機場…空港
・厠所…便所
外来語の当て字が面白い
・可口可楽…コカコーラ
・麥當勞…マクドナルド
・水瓶座…アクエリアス
・雪碧…スプライト
≪土産品≫
台湾土産というと、ヒスイの加工品、パイナップルケーキ、カラスミ(1枚2000円ぐらいで買える)、ウーロン茶などがある。ウーロン茶は生産量が少なく、輸出していないため土産品として貴重。バナナやマンゴーは土産品として持ち帰れない。
珍しいものとしては「梅干飴」「ハスの実」(肝臓、腎臓の働きを良くする)。
≪ギャンブル≫
台湾では禁止。パチンコ禁止、競馬もない。
≪ヤシ売り≫
道路沿いで緑色の蛍光灯を点けているのは、檳榔(ビンロー)站というヤシ実売りの店。台湾の3大嗜好品は、酒とたばこ檳榔樹である。檳榔樹は、ヤシ科の常緑樹でヤシの木を小型にしたような木だという。刺激性の味と興奮成分のせいで、噛んでいると血の巡りが良くなり、体中がポッポッと熱くなってくるそうだ。決しておいしいものではないようだ。
≪ガジュマル≫
ガジュマルはマングローブを形成する代表的な樹木である。上から下がっている糸のようなものがガジュマルの気根。地面に到達して、枝を支えている。大きくなったガジュマルの木は、下に涼しげな木陰を作り出す。台北市の木でもある。
下の写真は保安宮にあったガジュマルの盆栽である。台湾の盆栽は、ほとんどがガジュマルだという。
最低気温2.3度、最高気温13.3度。雨が降って風が強く一日じゅう寒い。雪はほぼ消える。
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