話題の野菜「アイスプラント」
いま話題の野菜「アイスプラント」が、妙高市の国道18号沿いにある野菜直売所の「とまと」にあったので買ってきた。1袋200円で売っていた。
最近は上越農協でも、南アフリカ原産だというこの西洋野菜に力を入れていて、上越市藤野新田の「あるるん畑」でも売っているそうだ。珍しいせいか、すぐ売り切れてしまうという。正式名称は「バラフ」というそうだ。
アイスプラントは、霜や水滴、水晶を思わせるような、プチプチ、キラキラしたものが、茎や葉の表面を覆っていて、とても美しい野菜だ。凍っているように見えるのがこの名のゆえんだという。
そして、この野菜は生でサラダにして食べる。売り場のおじさんに聞いたら、マヨネーズとかドレッシングなどを全然付けずに食べても良いという。
それで、洗ってからそのまま食べてみた。
すると、何も付けていないのに、ほんのり塩味がするではないか。食感はサクサクした感じで悪くない。そのほかは、香りも味もあまり感じない。あくもない。うまいのか、うまくないのか、あまり良く分からない。
だが、見た目がきれいだし、料理の付け合わせ、彩りにもよさそうだ。
調べてみると、根から吸い上げた塩分などを表面にある細胞に蓄えるため、塩味になるようだ。カリウムなどを多く含んでいて、塩分を体から出す効果があるそうだ。
ちょっと不思議な野菜だけど、たくさんの新しい野菜が出てくる中で、生き残っていけるだろうか。
最低気温22.0度、最高気温26.5度。曇りときどき雨。結局、7月には梅雨が明けなかった。この週末も雨模様だし、お盆まで2週間しかない。日本海側ではお盆を過ぎると、クラゲがでるので、わずか2週間の海水浴シーズンとなる。
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お好み焼き店のラーメン
上越市の「ぱすたいむ」は、村松新田と子安(ナルス鴨島店前)に店舗がある。お好み焼きの店ではあるが、ラーメンもおいしいので知られている(もしかしたら、ラーメンの方が有名かも)。
ランチには、ラーメンとお好み焼きのセットがあって、頼む人が多い。でも、カロリーオーバーには気をつけて。
この店のスープは「とんこつ」なのか分からない。豚肉のうまみが最高に出ている。しょっぱすぎないし、濃すぎないので、最後の1滴まで飲める。絶品だと思う。
スープはやや透明で、うっすらと細かい脂が浮いているが、全然しつこくない。だが、深いこくが味わえる。
麺はごく普通である。
チャーシューはロール状で、とろけるようにやわらかい。これが2枚。味も良く好みである。
本店の「ぱすたいむ」(松村新田)は、025-521-5009。「2nd ぱすたいむ 高田店」(子安)は025-521-5009。
お好み焼き店のラーメンと言えば、南高田町の「かくれんぼ」も好きだ。以前は、高田本町にあったのだが、移転した。奥さんが大阪の人で、お好み焼きを始めたらしい。ご主人は農協職員からの脱サラ。
この店も、お好み焼きを食べた後の、「しめ」にラーメンを食べる人が多い。濃厚だがしつこくないスープがうまい。チャーシューもおいしい。
電話025-522-0747
*ところで、写真をダウンサイジングしていて気がついたのだが、「ぱすたいむ」と「かくれんぼ」のラーメン丼は同じなのである。この2店につながりなどはないと思うのだが。
最低気温22.2度、最高気温26.5度。ほぼ曇りで、朝方などに一時雨。
天候不順なので、ビアガーデンも客が入らないようだし、酒店はビールが売れないようだ。
やはり、夏はカラッと暑くならないと、経済も回らない。
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妙高市ロケの映画「凍える鏡」
妙高高原フィルムコミッション(FC)がサポートした映画、「凍える鏡」のDVDが6月12日にようやく出たのでレンタルで観た。映画館での公開が昨年1月だったので、遅い発売のような気がする。
このロケが2007年2月、妙高市と長野県黒姫高原で行われたことが報じられていた。だが、上越の映画館では上映されず、誰も観たことがないという幻の映画だったわけだ。
それも、わが妙高市のけいなん総合病院で、ラストシーンの撮影が行われたのだから、これは画期的なことだったと思う。
映画は、「自己愛性人格障害」に陥った若者と、彼を取り巻く1組の母子の3人が中心。根深い自己愛と、耐え難い孤独の迷宮の中での葛藤を、アンデルセンの「雪の女王」をベースに描いたものだという。
さっそく観たのであるが、脚本がしっかりしていて、地味ではあるが、良くできた映画だったと思う。特にラストのオチが素晴らしい。
低予算の映画なので、出演者は3人が中心で少ないし、ロケが中心。
出演は、「ウォーターボーイズ」など話題のテレビドラマに次々と出演している田中圭さんが「自己愛性人格障害」で画家志望の青年役。母と娘(臨床心理士)役は、童話作家役に本作が100本目になるというベテラン女優の渡辺美佐子さんと、舞台と映画の両方で活躍する冨樫真さんが務めている。
大嶋拓監督が脚本と製作も兼ねている。それで、監督の別荘が黒姫高原にあることからロケ地になったそうだ。
妙高市では田切のレストラン「ボローニア」でロケが開始された。3人で食事をする場面である。
ラストシーンは童話作家が倒れて入院する場面で、その病院が「けいなん総合病院」となった。
病室をけいなん病院が提供し、撮影が行われたそうだ。実際、渡辺美佐子さんは黒姫の撮影で風邪をひき、本当に点滴を受けたという。
病院の窓から見える景色が冬の妙高連峰だったり、南葉山だったりするので、妙高市ということが分かる。
妙高警察署から2人が出てくる場面も映った。
妙高市の映画史に燦然と輝く映画であるはずなのに、なぜ上映されなかったのか。文化ホールには映写機もあるのだから、市でも民間でも音頭を取って映写できなかったものだろうか。
黒姫のある長野県では「第5回NAGANO映画祭」で上映されたらしい。
妙高高原FCでは、なぜ上映会をやらなかったのだろう 。上映会に出演者でも呼べば、大きな話題になったはずなのだが。
ところで、公式ホームページを見ていたら、監督の製作日記(ブログ)があって、2007年2月21日に、けいなん総合病院でのロケの模様が書かれていた。
窓の外の景色が露出オーバーになって飛ばないように、光量を落とすNDフィルターを窓に張ったそうだ。
予告編の動画があったので、アップする。
最低気温21.6度、最高気温29.6度。曇りときどき雨。
7月末ともなるのに、まだ梅雨が明けない。8月にずれ込むかもしれない。
山田辰夫さんが26日、胃ガンで死去したという。53歳という若さだった。
山田さんというと、「おくりびと」で、妻を亡くした男が印象的。納棺師が5分遅れたことに文句を言ったものの、きれいに死化粧をされた妻を見て、帰ろうとする納棺師を引きとめ、「あいつ、今まで一番きれいでした」と、頭を下げる場面である。
10月24日に公開される映画「沈まぬ太陽」が遺作だという。1日だけの撮影だったが、入院中の病院からロケ現場に赴いたらしい。
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本当に東洋一? 高田公園のハス
上越市の高田公園ではすまつりが始まった。今年は全般に生育が良く、例年、ヒシの被害などで生育不良が出る西堀も、一面で咲いている。
「東洋一のハス」と称されているが、特に根拠はないようだ。ハスが咲く面積では宮城県の伊豆沼・内沼の方が広い。289ヘクタールの湖面のほぼ一面に咲くらしい。はすまつりも開かれ、小船に乗って湖面のハスを眺めることができるという。高田公園の外堀は16ヘクタールなので、はるかに規模が小さいことになる。
ただ、伊豆沼は自然のままらしく、毎年きれいに咲くものではないようだ。
高田公園のハスは何回か絶滅の危機に陥ったこともあるが、その後、東大の有名な博士に診断をあおいだり、市がザリガニやヒシをとったり、市民がハスを守る活動をしたりと、きちんと管理されるようになり、近年は毎年、見事な花を咲かせている。
西堀に「高田公園の蓮について」という看板があり、ハスの由来や東洋一の理由などが書かれている。
それによると「東洋一」の根拠は、昭和28年に、ハスの研究で有名な大賀一郎博士が訪れた際に「蓮池でこのような規模のものは世界でもまれで、特に紅白入り混じっているのは珍しい」と激賞したという。それで市民は「東洋一の蓮」と誇り、語り伝えてきたという。
要するに全然、「東洋一」の根拠がないということですな。
高田公園では、春の桜を根拠もないのに「日本三大夜桜」と称している。桜もハスも市民が勝手に自称しているのはいかがなものだろうか。
最低気温21.6度、最高気温25.9度。曇りときどき雨。まだ梅雨が明けない。
夏の高校野球の決勝戦が今日あり、日本文理が中越を12対4でくだし、甲子園出場を決めた。
日本文理は強かった。初の8強入りした上越市の高田農を10対0で、まったく寄せ付けないコールド勝ちだった。
今年の日本文理なら、甲子園でも期待できそうだ。このぐらい、県大会で圧倒的に強くないと、全国では通用しない。
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一つの究極「上越家」のラーメン
13日に上越市下源入の国道8号沿いにオープンしたばかりのラーメン店「上越家」に行ってきた。
丁度正午に入ったのだが、30人以上が待っていた。出だしは好調のようだ。
なにせ、家系(いえけい)と呼ばれる横浜のラーメンの総本家、「吉村家」の免許皆伝の店である。吉村家のラーメン店は県内初だという。
全国に直系店舗は7店しかなく、免許皆伝も厳しい修行が必要だという。
吉村家は1974年に横浜新杉田にオープンした店で、とんこつと鶏ガラをベースにしたコク深いスープに特製醤油ダレが特徴。この一品が、やがて驚くほどの評判を呼び、横浜ラーメンの名店として世に知られ渡ることとなる。その店こそ、いま“家系”と呼ばれる全国のラーメン店の頂点に立つ「吉村家」である(吉村家のホームページより)
とにかく、基本の「ラーメン(並)」(630円)を注文する(と言っても食券を買うわけだが)。今はオープン記念で、トッピングがなんと10円。当然ながら、煮卵、ネギ、ホウレンソウを注文した(3点で30円!)。
待つこと15分。カウンターの上の台にどんと置かれた。すると店員が横からするすると出てきて、ラーメンをおろしてくれた。熱いからの配慮のようだ。
まず、スープを一口。ガツンとくる濃厚な味で深いコク。それでいてしつこくないし、くせがない。
麺を一口すする。やや太めでストレート。こしが強くて、なめらか。
先日、新潟市にある家系ラーメンである「味濱家」のラーメンを食べた(7月5日の当ブログ)のだが、「上越家」のほうがはるかに「上」。やはり、一つのジャンルの究極というか、頂点の味だと思う。
この店にはいろいろな薬味があって、味の変化を楽しめる。
刻み生姜、豆板醤、おろし生姜、無臭ニンニク、ガーリックパウダー、酢、七味トウガラシ、辛子味噌などがある。
いろいろ入れてみたが、刻み生姜がスープをさっぱりさせてくれ、一番うまかった。自分好みの食べ方を作り上げる楽しみがある。
それから、家系の特徴ではあるが、麺のゆで方、味の濃さ、脂の量などをオーダーできる。他の人の注文を見ていたのだが、間違わずに正確に処理されていた。オペレーションシステムがしっかりしているのだろう。
場所は旧ムービータイムの東隣。営業時間は午前11時から午後9時までで、定休は月曜。電話025-545-0702。
最低気温22.9度、最高気温26.9度。曇りのち雨。
今日は直江津と柏崎で花火大会。雨がぽつぽつと降っていたが、どうだっただろう。
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職人技の映画「ハッピーフライト」
「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖(やぐち・しのぶ)監督だけに、そつなく、103分を楽しませてもらった。だが、脚本はすばらしく、綿密に練られている。
ホノルルに向かっていた旅客機がバードストライクにより引き返し、羽田空港に緊急着陸するという、パニック映画というほどのこともない話であるが、舞台裏を面白く描かれていて、笑いあり、涙あり、感動ありのエンターテイメント作品に仕立ててあって素晴らしかった。
特に、矢口監督が飛行機マニアということで、整備士が工具箱に鍵をかけたり、パイロットは2人が同じものを食べないとか、クレーマーへの処理方法など、さまざまなエピソードが面白い。管制官が国土交通省所属の公務員ということも初めて知った。そんな一つ一つの積み重ねがストーリーを作り上げている。
見方によってはすごくマニアックな映画であるが、矢口監督はそんなことは微塵も見せず、余計な説明をしすぎず、単なる娯楽映画に仕立てたことが素晴らしいと思う。
ところで、この映画で飛行機が緊急着陸することになった原因はバードストライク。航空機と野鳥の衝突である。
記憶に新しいところでは、今年1月15日にニューヨークで起きたUSエアウェイズ機の不時着事故。エンジンに鳥が吸い込まれる「バードストライク」が原因だった。ベテラン機長はハドソン川に完璧な不時着を成功させ、乗客乗員155人全員が生還した。機長は国民的ヒーローになった。
この映画は昨年11月に公開されたわけであり、図らずもバードストライクの事故の危険性を予言していたことになる。
最低気温22.2度、最高気温31.4度。
曇りときどき雨。湿度が高くじめじめして、暑い一日。
休日だったので、まとめてDVDで映画を見た。46インチの大型テレビで見ると、映画館とそれほど遜色ない感じだ。
8時20分ごろ、若田さんが乗った国際宇宙ステーションが上空を通るはずだったのだが、雲が多く見えなかった。月末に帰還するので、このあと、27日がラストチャンスである。なんとか晴れてほしい。
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刺激的なウイスキー「ラフロイグ」
いやー、強烈な酒、刺激的なウイスキーである。
これまでのスコッチウイスキーという概念を根底から覆すウイスキーである。
「Laphroaig(ラフロイグ)」。 イギリス・スコットランドのアイラ島で作られたシングルモルトのウイスキーである。チャールズ皇太子のご用達のお酒としても知られる。
ヨードチンキの香りのようであり、スモークしたような香りであり、海の香りのような感じ。
娘ににおいをかがせたら「ウッ!」と言って顔をしかめた。
ある程度、酒を知っている人しか受け入れられないと思う。
ウイスキー界のクサヤなのである。
ちょっと薬品くさい、個性の塊のようなウイスキーであるが、くせになる香りである。
うまい、というのではない。個性の強い魅力的な男性にひかれるような感じ。
先日、量販店の「やまや」で買ってきた。ラフロイグの10年ものは定価3980円なのだが、3480円で売っていた。
なぜ、このラフロイグを買ってきたか、というと、一冊の本のせいである。
歌人の俵万智さんが書いた「百人一酒」(文春文庫)という多様な酒類に関するエッセイ集。すごく面白くて、世界の酒を飲み歩いている酒豪(?)だけに、楽しい。酒のうんちくもたっぷりで、あっというまに読み終えた。
朝日新聞夕刊に2000年4月から2002年9月まで連載していたもの。2003年1月に単行本になり、2006年夏に文春文庫になった。
万智さんはシングルモルトウイスキーのCMに出演した際、いろいろなウイスキーを味わってこのウイスキーに出会った。「最初は燻製の香りがドーンときて、顔面にパンチをくらったようなショックだった」と書いている。
帰り際に「飲んだ中で、お好きなものをお土産に」と言われ、迷わずラフロイグを選んだ。
その後、彼女は酔いをさまして立松和平さんとの共著「新・おくのほそ道」の新刊サイン会に出て、打ち上げ会になった。
入った店はワイン中心の居酒屋。立松さんが「日本酒も、焼酎も、ウイスキーもないなあ」と栃木弁で切なくつぶやいていたので、万智さんは持参のウイスキーをこっそりと出した。
立松さんは「おお、うまい! これはすごい香りだなあ。こんなのは初めてだ」と感激し、みんなで味見をして、すごく盛り上がる。
ところが、立松さんはすごい勢いで飲み始める。帰ってからあの香りをもう一度、部屋でじっくり味わい直したいと思っていた万智さんは、はらはらどきどき。
そして「ごめん! 立松さん。私のダーリンもすっごく酒好きなもんで、彼にも一口飲ませてやりたいの。5センチ残してくれる?」とうそをついた。
エッセイの最後に「嘘ついてゴメンネ。酒好きのダーリンは、私の心の中に住んでいます」。
最低気温21.2度、最高気温28.1度。曇りのち雨。
というわけで、ラフロイグのオンザロックを飲みながら、この文章を書いている。
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なんとか見えた部分日食
一番心配していたのは天候だった。朝方は雨が残っていて、西の空は黒い雲。だめだと思った。
だが、10時ごろから西の空の一部に青空が見え、10時半ごろから、太陽のある東よりの上空に晴れ間がのぞいた。
雲の切れ間から部分日食が見えた。
会社の社員も総出で駐車場へ出て、日食を見た。わいわいがやがや、うるさいこと。これも感動の一つだ。
日食は雲から出たり隠れたりしたが、30分近く楽しませてもらった。宇宙の神秘を存分に味わえた。
デジカメのレンズ部分に日食グラスをあてて、写真を撮ったら、なんとか撮れた。
雨でできた水たまりに映る太陽も欠けていた。
驚いたことに、11時近くなって厚い雲に覆われたころ、雲を通して肉眼でも部分日食がはっきり見えた。デジカメを空に向けて直接撮影もできた。
最大食分である11時9分ごろには、もう観測できなくなった。
高田や妙高市は良く見えたようだが、直江津方面は雲が厚くて、良く見えなかったかもしれない。
ところで、21日のクローズアップ現代の日食についての番組を見ていたら、いきなり上越市立安塚小学校が出てきてびっくりした。
この学校の小島章子先生が、去年中国で皆既日食を見て、子供たちにそれを実感してもらおうと、実験をするのだが、これが面白い。
「天体が動いている中で、ほんとに偶然に一直線上に並ぶのはすごい確率だと思った」といい、それを子供たちに伝えたいと話していた。
先生は直径40センチのボールを太陽に見立て、地球は直径4ミリ、月は1ミリの縮尺で模型を作った。グラウンドにボールを40メートル先に置き、月で太陽を隠して、皆既日食を実感してもらったのだ。
地球と月の距離は38万キロ。地球と太陽の距離は、その400倍の1.5億キロ。そして太陽は月の400倍。この数字のマジックによって、地球からは太陽と月が同じぐらいの大きさに見えるという。
大きさと距離の奇跡的なバランスは、偶然が重なる信じられない現象である。
ビデオで撮っておいた、NHKの皆既日食中継を見た。
悪石島、屋久島は雨で皆既日食が見られなかったものの、だんだん暗くなっていく雰囲気は不思議だった。
硫黄島とその沖の船上からの中継は見事な皆既日食が見られた。
特に船上からの皆既日食は素晴らしかった。360度にわたる夕焼けのような美しい光景、そして真昼にもかかわらず、水星や金星が見えたりと、不思議な光景が見られた。部分日食では味わえない独特の光景が皆既日食では見られる。ダイヤモンドリングも美しかった。
知り合いが中国へ日食を見に行ったが、無事観測できただろうか。
雲のないところを探して移動する船での日食観測が一番効率がいいようだ。
最低気温21.9度、最高気温28.4度。朝方は雨で、日中は曇り。夜になって再び雨。
妙高市で20歳代の女性が新型インフルエンザへの感染が確認された。20日に発熱し、22日に医療機関を受診し、今日午後2時に新型インフルエンザと確認されたという。
若い人が感染しやすいようで、娘が心配だ。
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地サイダーがブーム
今年はサイダーブームだという。なかでも、日本各地にある「地サイダー」「ご当地サイダー」も注目されているそうだ。
デパートに特設コーナーができたり、ネット販売も人気だという。全国に100銘柄以上もあるというから驚きだ。
もともとは狭い地域でしか売られていなかったソーダが、ネット販売という武器を得て、爆発した。
コンビニのセーブオンでは18日から「ご当地サイダー」5種類を売り出したので、さっそく買ってきた。
セーブオンで売っているのは、わが新潟県の「もも太郎サイダー」、山形県の「パインサイダー」、長野県の「新・軽井沢サイダー」、千葉県の「新・九十九里サイダー」、山形・福島県の「パレードオレンジソーダ」である。いずれも税込み120円。
全国にはトマトサイダーやチョコサイダー、オリーブサイダーなど風変わりなものもある。
一応飲んでみたのだが、香料がきつく、着色料、酸味料が入っている。
110年の歴史を持つ「三ツ矢サイダー」は、2004年に天然香料と天然水に原料を変えてから売り上げを伸ばした。今年5月には、カロリーゼロのサイダーも出しているし、健康をキーワードにしている。夏目漱石や宮沢賢治も飲んだといわれるロングセラーだが、ちゃんと時代を読み取っているから生き残っているのだ。
一方、ご当地サイダーは、B級路線を走っている。地ビールは本物しか残らなかったように、全国に広がるには本物でなければだめだろう。
ちなみに、新潟のご当地サイダーとされる「もも太郎サイダー」であるが、フジフードサービスという東京の会社が販売している。アイスキャンデー「もも太郎」を作っているセイヒョー製ではない。厳密に言うと、地サイダーとはいえないようだ。
最低気温20.7度、最高気温26.3度。曇りのち雨。
明日は日食だというのに、天気は大丈夫だろうか。なかなか梅雨は明けない。
ところで昨日、いただいた「軽井沢高原ビール」というのを飲んだ。家族で分け合って飲んだので、ほんのわずかしか飲めなかったが、実にうまかった。
軽井沢でもっとも飲まれている地ビールである。香り、苦味とも本物だ。
やっぱり、地サイダーより、地ビールの方がいい。
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十割そばの「平左衛門」
今日は休みだったので、昼食に「平左衛門」(妙高市藤塚新田)へ、ざるそばを食べに行ってきた。
昨年、何らかの事情で一時店を閉めていたが、また営業を始めた。
久しぶりにこの店に入ったが、そばが以前と少し変わったと思う。
いまは「十割そば」にこだわって、つなぎを使わない製法をとっているようだ。それなのに、かなりなめらかで、こしがあるのが不思議。
この店の特徴だが、まずは普通の民家であるということ。ちょっとした隠れ家のような店である。
雪国の特徴である高床式の家で、その高床部分を改装して店にしている。
それと、池がある日本庭園が見事で、四季を通じて楽しめる。
注文すると、まずは漬物が出てくる。これがいつもながらうまい。自家製の野菜を漬けたものである。
しばし待つと、そばが出てくる。以前より少し太めのそばになった感じ。普通盛りで180グラム、大盛りで220グラムある。値段はざるそば(中)が800円で、大盛りが1000円。天ぷらの盛り合わせが500円で、からっと揚がっていて実にうまいので必ず頼んだ方が良い。
そばつゆもこの店独自の味である。かつおぶしの他に昆布味がすると思っていたのだが、今日のざるそばに昆布の佃煮が付いてきた。やっぱり昆布のだしが入っているのだ。これだけの味のそばつゆは近在にはない。
この店の営業は土曜から火曜までの週4日限定で、それも昼(11時~14時)だけ。商売をやる気があるのか、ないのか分からないのだが、道楽でやっているようで楽しい。
いつから始めたか分からないが、駐車場のところにたこ焼きの屋外販売所ができていた。聞いてみると、土曜と日曜だけの販売だという。野沢菜入りや、あんこ入り、そば入りなど、めずらしい具入りのたこ焼きである。こんど買いに来よう。
そばにこれだけこだわりのある店なのだから、たこやきのこだわりも中途半端ではないだろう。
電話0255-72-3653
最低気温19.8度、最高気温27.0度。湿度はあるが、風が涼しく、幾分過ごしやすい。
朝、ランニングしていたら、セミの声がうるさい。もう、こんな季節なのだ。
午後から、録画してあった映画「富士山頂」を見る。
石原裕次郎の二十三回忌を記念して、これまでテレビ放映やビデオ化をしていなかった作品を特別に放送したのだ。封印されていた幻の作品というわけだ。
昭和45年、石原裕次郎36歳のときの作品。裕次郎はやや太めの体形になっている。
「黒部の太陽」、そしてこの「富士山頂」。いずれも自然を相手にし、人間が自然に打ち勝つというテーマである。この年は大阪万博開催の年である。日本の高度成長を映したような作品である。
ドキュメンタリー風の映画であるが、自然と闘う男たちの姿をかっこよく描いている。お金もかけているし、中途半端な作品ではない。
失敗や挫折があまりなく、ストーリーとしては面白みに欠けるが、実話をもとにした作品なのだから仕方がない。
この作品が、二十三回忌に選ばれたのは、現在公開中の映画「剱岳 点の記」の影響もあるのではないか。
この富士山レーダーも、気象衛星で大風進路の予想ができることになったことから、1999年11月1日に運用が終了した。レーダーは解体され、、2001年9月に富士吉田市に移設されている。
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