「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
上越映画鑑賞会の例会上映に、高田世界館にってきた。今年5月に公開された映画で、J-MAXで上映されなかったため、上越映鑑で上映することになったのだ。
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」。すごく観たかった映画だった。
午後2時からの上映に行ったのだが、今回は観客が多い。やっぱり中高年向き(?)の映画は入りがいいのかもしれない。
遅咲きの男の夢の実現というのは、映画のモチーフとしては目新しくない。第一、多くの名作、前例がある。
その中で、きらりと輝きがある映画を作るというプレッシャーは大きいと思う。
今作が成功したのは、破綻のない丁寧なシナリオ、細部まで気配りがされた撮影、それとロケの地元の熱意だろう。
この映画を観て、ロケ地である出雲地方に行き、バタデンに乗って美しい風景を見たくなる。そして、次元の人々の温かい心に触れ合いたい……。そんな期待が感じられる映画である。
実際、現地では日本最古級電車「デハニ50形」の一般公開や、映画の中でも数多くの撮影場所として使われた、雲州平田駅構内をガイド付きで見学できるツアーが行われたらしい。遠くなかったらぜひ行きたかった。
最後にgoo映画のよるストーリーを紹介しておく。なお、同じ監督の「白い船」という映画には、直江津港が一瞬だが出てくるのだ。
大手家電メーカーに勤める筒井肇は、昇進も決まり順風満帆なサラリーマン生活を送っていた。そんな矢先、故郷で一人暮らす母親が倒れたとの知らせが入る。追い打ちをかけるように、入社同期の親友が事故死したとの連絡が…。久しぶりに帰省した故郷・島根で、仕事に追われ家族を気遣うことなく走り続けてきた日々を顧みる。そして彼は決意する。子供の頃夢見ていた“バタデン”の運転士になる事を。
『白い船』『うん、何?』など、出身地島根に根差した映画を作り続ける錦織監督が、出雲地方、宍道湖畔を走る一畑電車をモチーフに、島根の風土をふんだんに盛り込み描く。車の運転士になる夢を実現させる主人公を中井貴一が好演。そんな彼を見守る三人の女性(妻・母・娘)を高島礼子、奈良岡朋子、本仮屋ユイカが演じる。また、一畑電車(バタデン)のデハニ50形(日本最古の電車)が登場するのも鉄道ファンには嬉しい。
最低気温11.4度、最高気温22.1度。曇り一時雨。
来月の上越映画鑑賞会の例会上映は「BOX 袴田事件 命とは」に決まった。
上越の日は12月12日(日)で3回上映である。静岡県清水市で起きた有名な事件を基にした映画だ。人が人をさばくことの重さは、裁判員制度などの現代の課題にもつながるのではないか。
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食べるラー油
「皆も食べるラー油なるものを、我も食べてみんとてするなり」というわけで、「桃ラー」こと桃屋で発売している食べるラー油「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が、原信で1個だけ残っていたのをゲット(死語?)してきた。
今年の春からスーパーに行くたびに、棚を探していたのだが、ついに手に入らずじまい。もうブームが終わりかけているタイミングで手に入ったのだから皮肉なものだ。
一番おいしい食べ方は、ご飯にそのままかけるだけ……というのを聞いていたので、実行してみた。果たして……やっぱり、おいしいのだな。フライドオニオンとフライドガーリックの歯ごたえと香ばしさがなんともいえない。
次は、水餃子にかけてみた。醤油や酢は必要がない。辛くないのでちょっと物足りない感じはする。
続いて、納豆に入れた。想像通りの味でまずまず。
刺身に付けて食べてみたら、これもいける。
あっさりしたもの+桃ラーというのは、まったく問題ない。だから、冷奴との相性もいい。
考えるに調味料なのである。大抵のものに合うはずである。だが、カロリーが非常に高いので、食べ過ぎには気をつけたい。
最低気温8.5度、最高気温16.2度。曇りときどき雨。部屋の片付け、掃除で一日が終わった。夜はM-PECの英語劇の練習。本番まであと2週間となった。今日は台本を持たずに練習だった。
ところで、昨日、手帳のことを書いたらコメントで2人からお薦めの手帳を紹介していただいた。なんといって感謝したらいいか。
竹村健一の「これだけ手帳」はずいぶん昔に流行した記憶がある。それがまだ続いているということは、よほどいいのだろう。
その後、ファイロファクスをはじめとするシステム手帳の時代がきた。一冊何万円もする手帳がすごく売れたのだからいい時代だった。山根一真が先鞭を切った。
次に著書と結びついた野口悠紀雄の超整理手帳。これもブームになって売れた。
jun-ichiさんは、「超整理手帳」の長年の愛用者。もう脳や手足の一部になっているだろう。
「超整理手帳」は1年間使ったことがある。仕事によっては非常にうまく使えると思うが、私の仕事だとあまりうまくいかなかった。
FUNNY-DUCKさんからは、竹村健一の「これだけ手帳」を薦めていただいた。
「これだけ手帳」は、うんちくが書いてあるというのが気になるが、最低限のスケジュールに特化した手帳だとしたら、私の目的にぴったりである。
まだ手帳を買うには時間が残っているので、お二人の意見を参考に、最終的に決めたいと思う。
手帳は一年間使うものだから、慎重に決めないと。
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男ゴコロと秋の空
秋の空と、移り気な心模様を重ねて「男心と秋の空」というが、「女心と秋の空」とも言う。
どっちにしろ、この季節は低気圧と高気圧が日本の上空をかわるがわる通るので、天気は変わりやすいのだ。
もともとは「男心と秋の空」という格言だったのが、西洋文明が入ってきた大正時代を過ぎてから「女心…」という言い方が出てきたようだ。どっちが変わっても、結果は一緒だけど。
ここしばらく、寒い日が続いて、妙高連峰で初雪が降った。今日になってようやく寒さも一段落。すこし穏やかな天候だった。
午後2時過ぎに仕事で浦川原区の方へ行ったのだが、上空が秋のうろこ雲で覆われて、きれいだった。帰りには日が沈みかけてきて、雲に覆われた妙高山のシルエットがきれいだった。
保倉小学校近くの田んぼに白鳥がたくさんいたので、国道253号に車を止めて写真を撮ってきた。
最低気温9.0度。最高気温16.7度。曇り。
今年は紙の手帳を買わずiPhoneだけで済ませてしまった。だが、「だいたいこの頃」という予定や、「そろそろ気にかけておきたい」という予定など、あいまいなスケジュールは、グーグルカレンダーは得意ではない。
紙の手帳は、欄外にメモ書きをしたりもできるし、第一、すばやく書き入れることができる。それと、スケジュールを棒線を引いて消すことは、削除とは違った意味がある。
iPhoneとパソコンは同期しているので、いつも最新のスケジュールを見ることができるが、紙の手帳の場合、常に持ち歩いていないと用をなさない。それで、今年は紙の手帳をやめたのだが、やっぱり不便は多い。
来年は再び紙の手帳を持とうと思う。だが、常に持ち歩くため、ワイシャツのポケットに入るような小さくて薄いものがほしい。
メモできるスペースやページは必要なく、1ページ1週間で、12か月のスケジュールが書き込めればいい。
ところが、そんなぴったりな手帳って売っていない。需要がないのかなぁ。
もうちょっと探してみるけど、今年のうちに見つけないと困る。
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「杏仁豆腐のココロ」
21日夜にリージョンプラザ上越であった二人芝居「杏仁豆腐のココロ」の所感を、忘れないうちに書いておきたい。
俳優としての道を歩み始めた上越市出身の渡辺樹里さんが、地元で行う初めての公演であり、お母さんとともに一生懸命にチケットの販売を行っていた。将来の大女優になる可能性もあるし、俳優の駆け出しのころを見ておくのも悪くない。
21、22日に2日間の公演で、初日に行ってきた。約500席のホールは通路の後ろの席を立ち入り禁止にして、前の方だけに客を入れた。半分として250席だ。それがほぼ埋まっていた。普段は演劇に来ないような若い人が目立った。渡辺さんの同級生たちだろうか。
舞台は、7年間同棲をしていた若い男女が、考え方の違いから別れることになり、最後のクリスマスイブの日を迎えたという設定。障子がある畳の部屋の中央にこたつがある。これから引越しなので、部屋はダンボール箱が積み上げられていて散らかり放題だ。舞台はこの一場面だけで、最後まで1時間半にわたって話が繰り広げられる。
二人芝居なので、出演者は小夜子(渡辺樹里)と、達郎(安藤慎一)の二人だけ。達郎は働かずに主夫をやっている。小夜子は弁当店に勤めて家計を支えているが、家での生活は極端にだらしない。
二人はコンビニで買ったおでんや杏仁豆腐をつっつき、こたつで酒を飲みながら、別れることを決めたいきさつなどを再確認する(いわゆる、自分のせいではないという押し付け)。
最初は表面的な理由で、達郎が働かないことや、小夜子がだらしないことで互いを攻撃しあっているが、次第に本音が出てくる。
小夜子の母が痴呆症となって失踪するなど、介護の必要性もあった。そして小夜子は「何でセックスしなくなったの!」と達郎の浮気を疑い始める。「50になっても、60になってもセックスしたい」というと、達郎は「セックスと愛情は別だろう!」と言い返す。さらには「子供のときに満たされなかった愛情を男に求めているんだよな」とまで言い放つ。
ついには達郎はズボンを脱ぎ捨て、小夜子を押し倒すが、今度は小夜子は叫びながら拒絶する。二人がセックスレスとなったのは、2年前に小夜子が流産し、それがトラウマになったのだ。
互いの弱さについて再認識することで、二人は再び何かを理解できたのだろう。小夜子は「私たちやり直せないかしら」と言い出す。
そう、この舞台の中で一番印象的だったセリフ。「人間って、大事なことより、くだらないことばかり覚えてる」。それが男女の間で繰り返されることで、破局を迎えているのかもしれない。
最後は、ダンボール箱を積み重ね、イルミネーションを巻きつけたインスタントのクリスマスツリーのもとで、二人は抱き合う。「クリスマスソングが終わるまで抱きしめていてくれない?」。
1時間半の舞台だったが、シナリオが素晴らしかったこともあり、最後まで興味深く見た。渡辺さん、安藤さんとも膨大なセリフを良く咀嚼して頑張ったと思う。大変素晴らしかった。
ホールを出てからも「題の『杏仁豆腐のココロ』ってなんだろう」と考えていたが、家に帰ってから「なーんだ」と笑ってしまった。
要するに、すごく壊れやすい男女関係や、男女の心理のことである。
教訓。男女の関係を維持するには、黙っていないで、いやなこと、話したくないことも全部話すこと。「黙っていても分かるだろう」というのは、幻想だ。
最低気温3.7度、最高気温9.7度。曇りときどき雨。
シャープがパソコン事業から撤退し、12月に発売する多機能携帯端末「ガラパゴス(GALAPAGOS)」一本に絞るという。
ガラパゴスは名称のインパクト抜群。iPadやキンドルに対抗する商品であり、非常に注目している。
シャープは電子手帳などで実績があり、日本語独自の縦書きやルビなどにも対応するという。高画質なことは間違いないし、タッチパネル方式なのは大歓迎だ。
すでにツタヤがガラパゴス向けの電子書籍(3万冊)や映像、音楽を配信すると発表し、Tポイントも付くという。特に、雑誌の定期購読が出来るのがすばらしい。来春から映画や音楽、ゲームも配信するという。
大きさは5.5型のモバイル型と、10.8型のホームタイプの2種類。iPhoneが3.5型なので、モバイル型は一回り大きく、見た感じでは2倍ほど大きく「新書判」ほど。ホームタイプもiPadの9.7インチに比べ少し大きい。
まだ詳細は発表されていないが、問題は重さ。iPadは重すぎてだめ。寝転んで読めるような軽さでないと実用的ではない。iPadの機能はiPoneと違わないし、当初から買いたいとは思わなかった。あとはバッテリーの持ちかな。本を2冊読めるぐらい持たないと厳しい。
ガラパゴスが出るまで、軽いことと、目が疲れないことからキンドルに注目していたけど、タッチパネルでないし、白黒だし、動画が見られない。第一、日本語の本がない。つまり、欠点が多すぎる。
ガラパゴスがiPadやキンドルの欠点をどれだけ改良しているか、今後の情報提供を待ちたい。
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妙高山が雪で真っ白
今朝は雨が降って寒かった。山沿いでは雨が雪になっていたのだろう。昨夜、燕温泉で雪が降ったということだし、今朝は妙高高原地区で雪が積もったという。
今朝6時半ごろ、犬の散歩で外へ出たら、西の空が少し明るくなっていた。だが、妙高山は雲の中。
今日は、人間ドックを受診する日で、7時半ごろ家を出たのだが、妙高山の裾野が少し晴れていて、白く雪に覆われているのが見えた。
その後、また雲が出てきて見えなくなったのだが、夕方になって晴れてきた。妙高山の上部が上越市から見えたし、ちょうどそのころ、夕焼けがきれいだった。
関田山脈も雪が積もっていた。米山がある北東側はまだ厚い雲に覆われていて、見えなかった。
夜になってからは、月や星も良く見えた。明日は天気が回復するだろう。
最低気温5.6度、最高気温11.1度。雨ときどき曇り。
今日は、年に一度の人間ドック。胃カメラがいやだが、50歳を過ぎると癌年齢なので、仕方がない。
ここ数年は、施設がきれいな上越総合病院で受けている。ここの胃カメラの先生が上手で、そんなに苦しまなくても胃カメラができる。
(一般検査)内科診療、身長、体重、腹囲、BMI、体脂肪率、標準体重、肥満度
(呼吸器系検査)胸部レントゲン撮影、呼吸機能検査
(循環器系検査)血圧、心電図検査、総コレステロール、中性脂肪、HDL-C、LDL-C
(腎機能検査)検尿(PH・比重・蛋白・潜血・沈渣)、尿素窒素、血清クレアチニン、尿酸
(胃腸管系検査)内視鏡検査、検便、腹部超音波検査
(肝機能検査)血清総蛋白・分画、GOT、GPT、γ-GTP、ALP、LDH、LAP、ZTT、総・直接ビリルビン、検尿(ウロビリノーゲン)、HBs抗原、HCV抗体
(膵機能検査)検尿(糖)、HbAlcの糖尿病検査、血清アミラーゼ
(血液検査)赤血球数、白血球数、血色素、ヘマトクリット、血小板数、血液像、血液型(ABO式・Rh式)、RPR、TP抗体、RA、CRP、ASLO
(眼科)眼底検査、眼圧測定、視力検査
(耳鼻科)聴力検査
(泌尿器科)前立腺腫瘍マーカー
検査項目が多いようだが、血液検査などは血を抜き取るだけでいくつもの検査項目になるので、それほど多い感じはしない。
一日ドックとはいうものの、約3時間で検査が終わった。
レントゲンなど一部を除いて、最後にはほとんどの項目の数値が出ていた。それをもとに、栄養指導や医者の所見がある。検査項目はすべて正常の範囲内だったので、何も問題はなく、一安心。昨年は胃にピロリ菌がいたため、すぐに治療をしてもらった。その結果、今年は胃の中はすごくきれいになっていた。「ピロリ菌がいなくなったため、癌になる可能性が少なくなりました」という先生の言葉に安心した。
人間ドックは自動車で言えば車検。人間は車のように部品を取り替えることができないので、1年に1回は受けておいたほうがいい。
ところで、検査後に昼食が出る。病院内のレストラン「ふるさと」で食べるのだが、これが楽しみ。非常にバランスがとれた食事だし、ハイマートがつくっているのでおいしい。
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「新潟の妖怪」
「新潟の妖怪」 という本が考古堂から出版されたので、注文しておいたのだが、今日届いた。著者は高橋郁丸さん(男?女?)。
主な妖怪39種と、平成合併前の112市町村の妖怪を紹介している。
39種の中で上越地方の妖怪は、菱ヶ岳の跳ね馬(上越市安塚区)、坊ヶ池の龍神(上越市清里区)、猫又(上越市・中の俣)、上路の山姥(糸魚川市)、雪太郎(上越市牧区)の5種類である。このうち、妖怪らしいのは、猫又と山姥、雪太郎だろう。
私は妖怪というより、伝説に興味があり、駒形氏や、小山直嗣氏の著作を読んでいる。「北越雪譜」や「北越奇談」も愛読書である。上越地方の伝説が残っている場所を見て歩いたりもした。
これまで伝説や昔話のたぐいの本はたくさん出ているが、「妖怪」という切り口の本はなかったし、漫画入りの本もなかった(挿絵はあったが)。そういう意味で目新しい。
しかし、雪形があったり、牧区の「鶴巻田」のような伝説も混じっていて、数合わせに苦労したようだ。
最低気温10.7度、最高気温15.3度。雨。
一日中雨で、寒い一日。午後2時すぎから気温が10度を下回って、夜は7度台。暖房がないと寒いのだが、まだ暖房機は出していなかった。ブログを書くのも寒くてつらいので、手早く書き上げた。
燕温泉では夕方から雪が降ったという。もしかして、明日の朝は雪?
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珍しい農産物
あらい道の駅で、珍しい農産物を買ってきた。
一つは「マコモダケ」。これはキノコやタケノコではなく、水生生物である。タケノコやエリンギみたいな食感で、味は淡白で、くせはない。
中華料理の高級食材であるが、最近は中山間地で盛んに作られているようだ。マコモダケは醤油、砂糖、酒、だし汁、ネギと炒めるだけでおいしいが、イタリアンや日本料理など何にでも使えるという。炒め物だけではなく、煮込み料理やスープにも使われる。
炒め物にしたのを食べたが、歯ごたえがあって、けっこうおいしかった(写真下)。
次にビタミン大根(支那大根)。大根おろしや生でサラダにする。中国原産の青大根で、栽培のとき、三分の二が地上に出ているため、緑色の部分が多い。文字通りビタミンが多い大根である。
大根おろしにしたら、薄緑色のおろしができた。実の部分まで緑なのだ。見るからにビタミン豊富な感じ。食べたら、すごく甘い。これなら生でサラダにしても辛くないはず。
最後にブナハリタケ。まだ食べていないが、白い色のキノコである。目立つキノコなので、もし森の中で生えていても、毒キノコだと思うかもしれない。
名前の通り、ブナなどの枯れ木に付くそうだ。香りが強いそうだが、パックされていて確かめていない。
売り場で聞いたら、天ぷらやフライにするとおいしいとか。もちろん、キノコ汁もオーケーだ。
上越保健所管内で、キノコ中毒が出たようなので、今まで食べたことのないキノコを食べるのは少し勇気が必要だ。
最低気温14.0度、最高気温18.8度。一日中雨。
「もしドラ」こと、130万部を超える大ヒットビジネス小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著)が、NHKでアニメ放映されるという。
全10話で、来年3月中旬の午後10時55分から放送される。
この本はiPhoneのアプリですでに読んだのだが、すごく面白かった。放送が楽しみだ。
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「十三人の刺客」で主役を食った稲垣吾郎
最後の50分にわたる殺戮シーンは黒澤明監督の「七人の侍」をほうふつとさせるスピード感と、スケール、迫力だった。観ていて肩に力が入って、肩がこったほどだ。13人の刺客が藩主を暗殺するために300人と戦うわけであるから、かなり無茶な設定であるが、それを納得させる描写力があった。
三池崇史監督なので観る前から安心感があったが、それを上回る出来だったのではないか。殺戮シーンの長さや、シモネタシーンばかりを取り上げて作品の品位を指摘する人もいるが、映画は突き詰めると電気紙芝居。約2時間をたいくつさせず、夢を見させてくれればいいのだ。
ストーリーを簡単に説明すると「弘化元年。明石藩主・松平斉韶の暴君ぶりに土井家は斉韶暗殺を決断。その目付役を命じられたのは島田新左衛門。島田は刺客集めに乗り出す。一方、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛が暗殺の情報を掴む。13人の刺客は、明石藩の参勤交代の道中を迎え討とうとするが……」(ぴあの作品情報より)。
「七人の侍」は、百姓から用心棒として雇われ、村を守るために命をかける。「十三人の刺客」は、雇われている殿様のためではなく、天下国家のために暴君の藩主を暗殺する。江戸時代も末期となり、もはや藩のためという忠義より、天下国家のためと、日本のためという歴史観が生まれてくるのだ。
映画には実力派の日本を代表する超豪華キャストが顔をそろえるが、中でも際立っていたのが、暴君の明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)を演じた稲垣吾郎である。
冷酷で非道な藩主ぶりがすごくて、冒頭のシーンから存在感が際立ち、最後まで主役の役所広司を食っていた。こんな屈折した狂気にあふれる暴君を、無表情でみごとに演じていた。
おそらく、年末の映画賞で助演男優賞の声があがると思う。
ほかには、大河ドラマ「龍馬伝」でも存在感があった野人役の伊勢谷友介と、参謀の松方弘樹が個性を発揮していた。岸辺一徳は一番おいしい役をやった。
三池崇史監督は一部で悪評高かった和製西部劇「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(2007年)の監督である。だが、この映画はアクション映画として観れば、傑作なのである。この映画があって、「十三人の刺客」が生まれたのだと思う。
この映画は、1963年に片岡千恵蔵主演で公開された名作のリバイバルだという。ぜひ、元の映画を観たいものだ。
最低気温12.0度、最高気温20.5度。曇りのち雨。
昼間ではけっこう暖かかったけど、夕方から急に冷え込んできた。映画を観るのに、一枚余計着ていった。
昼食にいただいた「むかご入り五目おこわ」がすごくおいしかった。
ちょうど今がムカゴが採れる時期。昨日、道の駅あらいに行ったらたくさん売っていた。
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「SAKEまつり」に繰り出す
今年も「越後・謙信SAKEまつり」に行ってきた。去年は昼間に行ったが、今日は夕方から夜にかけてである。
すごい人出に驚いた。SAKEまつりであるから、夜のほうが多いのだろうか。午後6時半から7時ごろがピークのような感じだった。そのころには歩いていてすれ違うのも大変なほどの混雑で、酒のブースは行列ができていた。
クラブツーリズムの「越後謙信SAKEまつり・上越うまいもん市 紅葉大迫力!清津峡・奥只見湖・竜ヶ窪2日間」というツアーのほか、各種バスツアーに組み込まれていたようで、団体客もどっと押し寄せた。
今年は30店も増えたそうで、実に品揃えがバラエティーに富んでいる。食べ物はうまいものがそろっている。
このイベントの良いところは、メーンはおちょこで飲む酒のため、出ている20名柄すべてを試飲しても、たぶん2合もいかないだろう。1日で上越の全銘柄を飲めるという体験はちょっとできない。それも普通酒から純米吟醸までバラエティーに富んでいる。
お酒を飲めば、おつまみもうれる。家族連れも多いので、子供が好むアイスクリームやクレープなどの甘いものも売れる。さらにお土産も売れる。良い循環ができている。
これがラーメン祭りならこうはいかかない。ラーメンなら2杯も食べればお腹がいっぱいになる。その上、ラーメンしか売れない。つまり、裾野が広がらないのだ。
さて今日は、頸城酒造のひやおろし原酒、吟田川の大吟醸から飲み始め、スキー正宗の梅酒、妙高酒造の越の雪月花、小山酒造のにごり酒、竹田酒造のかたふね純米吟醸、千代の光の新製品地上の星など、次々に制覇。20名柄を全部飲んでも足らず、2周目の中程まで制覇した。
最後は口直しに生ビールと岩の原の白ワインで仕上げた。
おつまみは、上越野菜のばななかぼちゃを餃子の皮で巻いた「ベジコロ」(100円)と、お馬出しの芋煮汁、附船屋のだし巻き卵、シェ・ワタナベの酒粕のムースがうまかったなあ。
SAKEまつりはあす、24日も行われる。
最低気温10.3度、最高気温22.8度。晴れ。
今日もSAKEまつりと連動して、高田駅にSLがやってきた。
C-57である。
今回は駅の構内ではなく、踏切の近くでカメラを構えた。いつもながら、懐かしい。
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サーカスの思い出
日本三大サーカスの一つ、「キグレサーカス」(札幌市)が、営業停止に追い込まれたという。負債総額は約5億8800万円だと報じられた。
調べてみたら、日本三大サーカスとは「キグレサーカス」「木下大サーカス」「ポップサーカス」だという。このうち、ポップサーカスは活動を停止した矢野サーカスを母体に1996年12月にできた新しいサーカスである。
場所はどこに来たか記憶が定かではないが、上越地方にもキグレサーカス、木下大サーカスは来たことがある。そのほか、カキヌマ大サーカスやシバタサーカスというのもあった。
シバタサーカスは新潟県新発田市を本拠地とするサーカス団で、この辺でも一番多く公演していたはずだ。
我が国最初のサーカス団であるカキヌマ大サーカスはウィキペディアなどによると、2002年まで日本で活動していて、その後は海外に拠点を移したのだという。いずれも、空き地などにテントを張り、何週間か興行をした。
昭和55年にカキヌマサーカスが高田公園にカラフルなテントを張って興行したことは良く覚えている。一番の呼び物は空中ブランコであった。スポットライトが当たり、フィナーレを飾る緊張の一瞬。背面から飛んだり、空中で一回転したり、さらには目隠しをして飛んだり、観客も手に汗を握った。
そのほか、虎や象、チンパンジーなどの動物も出た。象が鼻でハーモニカを吹く芸当は楽しかった。トランポリンの曲芸とか、綱渡り、一輪車とか、犬のショーなどがあったと思う。
もうひとつカキヌマ大サーカスの呼び物は、大きな鉄球内で走りまわるオートバイの曲芸。けたたましいオートバイの爆音がいまも聞こえるようだ。
昔は新井別院の報恩講「おたや」にも、サーカスが来たことがあるし、サーカスとは言わないまでも、鉄球かごを走りまわるオートバイショーや、人間ポンプなどの見世物小屋があった。
私が小学生のころ、おたやで「ガマの油売り」が口上を述べながら膏薬を売っていたのをはっきり覚えている。腰に刺した日本刀を抜くと、自分の腕を切って血を流し、そこにガマの油を塗ると、あーら不思議。血は止まり、傷口も跡形がない。見ていた人は先を争うようにガマの油を買い求めていた光景が、ありありと思い浮かぶ。
郷愁を感じるサーカスが映画の題材にもなっている。
一番有名なのはチャールズ・チャップリンの「サーカス」(1928年)だろうか。
その次に古いのは「マルクス兄弟-珍サーカス-」(1939年)だろうか。マルクス兄弟の大ファンの私は、この映画を10回以上観ている。ラストのドタバタ空中ブランコのシーンがすばらしい。
その次に古いのは名作「道」(1954年)。フェデリコ・フェリーニ監督の、アカデミー外国映画賞に輝いた超名作。この映画も何度観たことだろう。
もう一つ。キャロル・リード監督の「空中ブランコ」(1956年)も外せない。バート・ランカスター、トニー・カーティス、ジーナ・ロロブリジーダの三角関係を描いた映画だ。
歌もサーカスを題材にしたものがある。
なんと行っても西岡恭蔵の「サーカスにはピエロが」でトドメを刺す。
最低気温14.0度、最高気温20.9度。曇り。
イタリア南部のカステラマーレディスタビア市で、女性が街でミニスカートや胸元が開いた服を着ることを禁じる規則案を市議会に提案したそうだ。カトリック教会は賛成し、女性議員は反対しているとか。
これは女性への一方的な規則案のような気がする。
公平にするのであるなら、男性のパンツが見えるローライズのジーンズや、股間を強調したぴったりした服、胸毛が見えるような胸元が見える服、筋肉もりもりを誇張した服なども禁じなくてはなるまい。
見せるエロティシズムもいいが、日本的な見せないエロティシズムもいいと思うけど。
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