日本アカデミー賞の結果は?
先程まで、第34回日本アカデミー賞の模様を観ていたので、少し感想を。
まずは、優秀作品賞に選ばれたのは「悪人」「おとうと」「告白」「孤高のメス」「十三人の刺客」の5作品である(「悪人」だけ観ていないのが残念)。これまでの賞レースの流れからして、「悪人」と「告白」の対決になるのは明らかであった。
結果として、最優秀主演男優賞は新境地を拓いた「悪人」の妻夫木聡、最優秀主演女優賞も「悪人」の深津絵里であった。最優秀助演賞も「悪人」が独占し、男優は柄本明、女優は樹木希林に決まった。
そうすると、最優秀監督賞、最優秀作品賞も「悪人」か、と思ったら違った。監督賞は「告白」の中島哲也、作品賞は「告白」となった。
俳優が獲得する4つの賞が「悪人」で、監督賞と作品賞は「告白」というのは不思議だ。「悪人」は俳優の演技が良かったものの、監督の技量や作品自体は「告白」が上回ったということになる。
「悪人」の李相日監督は新潟県生まれの在日コリアン三世である。もし、監督以外はすべて「悪人」ということになれば、李監督を故意に差別したと言われても仕方がない。ホントのところ、作品賞が「告白」でほっとした。
それにしても、李監督は「フラガール」から4年間も何をしていたのだろう。4年間かけて「悪人」に全力を尽くしたのだろうか。
日本アカデミー賞の放送を観ていて、一番感動的だったのはツマブキ君が最優秀主演男優賞を受賞したときのスピーチ。爽やかな男の子という役柄が多かっただけに、新境地にかけた意気込みはすごかったのだろう。
もうひとつは、わが郷土の英雄、上杉謙信の「謙」の名を付けた新潟県出身の渡辺謙さん。最優秀主演女優賞の名を読み上げる役をやったのだが、女優は特別な存在であるとして「愛すべき魔女」と命名したのがすてきだった。
最低気温3.0度、最高気温6.4度。雨。
もう、雪は降らないような感じだ。春へまっしぐらである。
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キネ旬がすごいアプリ出した
毎年2月に映画の専門誌、キネマ旬報が前年に公開された映画のベストテン特集号を出す。1945年からの歴史があり、ベストテンや主演賞などの各賞の中では最も実績と権威がある映画賞である。
以前はベストテン特集号は欠かさず買っていたのだが、だんだん値段が高くなって買えなくなった。今は1冊1800円もする。
そのキネマ旬報社から、ベストテン特集号と、映画データベースのiPhoneアプリが出た。iPhone/iPad/iPod touch対応だという。いわゆる電子本、デジタルブックである。
ベストテン特集号は昨日2月16日発売である。価格は3分の1の600円だが、発売から2週間は350円だという。もう、迷わずダウンロードした。
助演女優賞となった桜庭七海の5分8秒のインタビュー動画のほか、映画の予告編が多数収録されている。本誌の全部が載っているわけではないが、1074ページもあって、かなり満足できる内容であった。
惜しまれながら閉館した恵比寿ガーデンシネマ特集も見ごたえがあった。
それからキネマ旬報の映画データベースのアプリは超強力。なにせ、1945年から2010年までの邦画、洋画を網羅したアプリで、タイトルなどを入力すると、ずら~っと情報がでるし、関連するキネマ旬報の特集も紹介される。その数4万タイトルというからすごい。それで450円の安さ。買わないテはない。
これから昔の映画を見る際は、このデータベースを検索するのが一番の早道である。3Gの電波がないところでも見られるのがいい。
最低気温、氷点下1.9度、最高気温10.6度。曇り。
最高気温が10度を超えたのが久しぶりだと思う。温かい一日で、職場では昼間のひととき、暖房を切ってあった。
ところで、雪が解けてきて、妙高市文化ホールの周りの歩道に、誰ものかが放置した犬の糞が目立つようになってきた。
特に今年に入ってからであるが、頻繁に犬の糞が放置されている。
それも大量の糞なので、中型~大型犬だと思う。糞の色をみると、みんな同じであり、同一の犬らしい。
最近犬を飼い始めた人なのか。それにしても、ひどいことをするものだ。
これは軽犯罪法に該当する。軽犯罪法 1条27号 によると、
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
二十七 公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者
「1日以上30日未満の拘留もしくは1000円以上1万円未満の科料に処す」
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「おらとこの方言」
昭和25年安塚村立中川小学校卒業生一同による「思い出を語ろう会」が書いた方言の本「おらとこの方言」が出版された。新潟日報事業者刊で、1冊1000円。
最後の方に、カラー写真入りで植物の方言が載っていた。植物方言は、春日山神社宮司の小川清隆さんが著書の中でまとめている程度で、あまりない。これは写真付きであり、非常に貴重なものだと思う。
ざっと読んだのだが、直江津、高田、新井では使われていない方言もいくつかあったので、書き出してみた(もしかしたら、私が知らないだけの言葉もあるかもしれない)。
・あいわ(相手)
・あんべろ(舌を出すこと)
・あんまっこ(貼り薬)
・うらけっちょ(裏返し)
・えんぎりま(雪の裂け目)
・おいどまり(行き止まり)
・かがなき(臆病者)
・かこいもん(雪囲い・冬囲い)
・がた(かなり)
・からすがえる(筋肉が痙攣する)
・がんくら(断崖絶壁)
・かんのう(開墾)
・きんだね(気が付かない・きがきかない)
・きん(皮)
・くぼったまり(凹んだ所)
・くね(支柱)
・げーた(強く)
・こしょ(丁寧)
・しいる(乾く)
・しただまる(雪のかさが減る)
・しゃじゃら(乱雑)
・しょうかち(膀胱炎)
・じんこ(つむじ)
・じんどばた(道端)
・すびる(腫れがとれる)
・ずぼ(蔕)
・ずんぼくら(木のてっぺん)
・ずれっこね(エッチなことを言ったりすること)
・せつらない(ゆっくりできない、落ち着かない)
・だっちょもねぇ(くだらない)
・たてせんした(くず米)
・つんね(山の尾根)
・てっぱずれ(失敗)
・てんご、でんご(いたずら)
・ばばごろし(秋、上天気が続くこと)
・ひだかに(とっくに)
・ふんどす(踏み通す)
・ぶんちょ(分け前)
・へんなし(おしゃれ)
・まいね(さようなら)
・みじょげ(とても可愛らしい)
・みよける(孵化する)
・やばしい(散らかっている)
最低気温、氷点下3.0度、最高気温7.1度。晴れのち曇り。
イタリアのベルルスコーニ首相の17歳女性の買春疑惑で、女性グループが100万人規模のデモをやったそうだ。イタリアの女性がフェイスブックで呼びかけたのがきっかけだという。
エジプトでも警察官の不正の告発で、グーグル幹部。ワエル・ゴニム氏(30)がフェイスブックでデモが呼びかけられた。
今後、世界の重要な政治の動きの中で、フェイスブックは大きな役割を果たしそうだ。
問題は中国だな。フェイスブックの矛先が、政府に向かった時がどうなるか。
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東京の大雪、わずか2センチ!?
東京がわずか2センチの雪で大慌てである。雪で転倒し、けがをした人が72人もいたという。
2センチ以上の積雪は3年ぶりだという。
多いところでは、埼玉県秩父市で23cm、埼玉県熊谷市で5cmだそうな。
たしかに、東京は雪への備えはほぼゼロで、人々は長靴すら持っていない。車はほとんどノーマルタイヤである。
ニュースでやっていたが、スコップすらなく、板に柄を付けた即席スコップや、板で雪かきをしている市民の姿が映しだされていた。
こちらでは2cmぐらいの雪では、雪かきをしないでいいと喜ぶほどだ。
大雪の年になると空想することがある。
もし、私が作家だったら書くだろう小説を。タイトルは「東京豪雪」。
今日の大雪も、低気圧が東日本の南岸(東京沖)を通過し、北から冷気が流れ込んだためである。
低気圧が通過していったから一時的だが、東京沖に長い間留まったらどうなるか?
たぶん、関東に50cmの雪が降ったら、大パニックになるだろう。
交通機関は全面ストップし、停電となり、通信すら途絶えるかもしれない。
それが1mも降ったら、潰れる家が出て、死者やけが人が続出するだろう。
そんな状態が1週間も続けば、食料が尽き、混乱が起きるだろう。
不謹慎かもしれないが、雪国の人はこれを読めば胸のつかえが取れる。なにせ、こちらは1mぐらいの積雪では、災害にすらならないのだから。小説がミリオンセラーになるも夢じゃない?
最低気温0.2度、最高気温4.2度。雨のち雪のち曇り。
第53回グラミー賞で、B’zの松本孝弘や、クラシックの内田光子、ジャズの上原ひろみなど、日本人アーティストの受賞が相次いだ。
朝の「とくダネ」に上原ひろみが出て、生演奏をしていた。
受賞したアルバムの曲「ラビリンス」はメロディーが美しく、上原ひとみの感情が溢れ出る名曲で、すごく感動した。超絶テクニックだけが注目されてしまうが、この曲はテクニックを超越した感動がある。
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レルヒさんカレー
上越市の金谷山で開かれた「レルヒ祭」に行ってきた。
晴れればよかったのだが、時折吹雪となるあいにくの天候。とても寒かったので、スキー汁やうどんなどの温かい食べ物が良く出ていた。
昼にはなにを食べようかな、と思っていたら、ヨーデル金谷の「レルヒさんカレー」の店が目に止まった。
レルヒさんカレーはレトルトで上越市編、妙高市編、湯沢町編の3種類出ていて、以前食べ比べしてみた。
その結果、うまい順に(1)上越市編(2)湯沢町編(3)妙高市編であった。
上越市編はビーフシチューのような濃厚な味、湯沢編はレトロな昔風の味、妙高編はかんずりの風味がするので好き嫌いがあるかもしれない。
食べたのは上越編なので、万人向けかもしれない。ブイヨンの味がきいていて、うまかった。ご飯が間に合わず、炊き上がるまでずいぶん待ったが、食べられて良かった。
最低気温、氷点下0.3度、最高気温3.2度。雪のち曇り。
午後9時ごろ、犬の散歩に外へ出たのだが、路面がガッチガチに凍っていた。
午後9時の気温が氷点下1.4度。空には星がたくさん出ていた。放射冷却現象で冷え込んでいるのだ。
明日の朝は、かなり冷え込むと思う。
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「私をスキーに連れてって」
上越市のレルヒ映画祭に行ってきた。
高田世界館でやったのだが、この映画祭は急遽企画されたようで、パンフレットに載っていない。そのためか、客がすごく少なかった。ちょっと残念。
映画は1987年に公開された映画「私をスキーに連れてって」。原田知世主演で、90年代のスキーブームを作った立役者の映画である。今で言うトレンディドラマの走りだと思う。
この時代はバブルの初めのころ。いい時代だった。
この映画も、普通の若者がセリカの四駆に乗って、ロッジを借り切ったり、プリンスホテルに泊まったりと、バブリーな感じである。
とにかく、懐かしいアイテムが満載の映画だった。
車にはカセットステレオ。ゲレンデの連絡はアマチュア無線を使っている。いわゆるトランシーバーというやつだ。携帯電話が普及するまでは、アマチュア無線が王道だった。ちなみに、私も昔はアマチュア無線をやっていて、コールサインはJAOKOQである。
携帯電話も出てくるが、厚さ10センチ、重さ1キロ以上もあるすごいやつである。
この映画が大ヒットして、流行したことがいくつかある。
一つは原田知世がやった「バーン」というやつ。手をピストルの形にして「バーン」と打つ真似をする。映画の中に何回も出てくる。
スキーの板を2枚斜めに雪の上に突き刺し、ストックで支え、その上に寝そべるなんていうのも、流行った気がする。
それにしても、スキー板は今よりずいぶん長い。この映画のヒットで、ロシニョールが有名になったはずだ。
その場でスキーでターンする色々な方法も映画の中でやっていて、それを真似する友達も多かった。
「スーパーマンだって普段はサラリーマンやってるんだから」なんていうかっこいいセリフもあったな。
ラストの発表会のシーン。「アベック」なんていう今では懐かしい言葉も当時は使われていた。
音楽はユーミン。「スキー天国 サーフ天国」「恋人はサンタクロース」など、本当にぴったりだった。
最低気温、氷点下2.1度、最高気温3.6度。曇りのち雪。
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高田本町の雪燈籠
仕事帰りに上越市の本町通りを通ったら、明日から始まるレルヒ祭用に作った雪燈籠が並んでいた。
例年、この雪灯篭は心ない人に壊され、新聞ネタになっている。
雪で作ったのだから、壊れやすいことは確かだ。だから、いたずら半分で壊す人が毎年いる。
そこで考えたのが、雪をカチカチに硬くすることだ。
雪に硫酸アンモニウムを混ぜると固くなるという。化学肥料(窒素肥料)の硫安である。
ウィキペディアを見たら、「硫安は、スキー場などでスノーセメントとしてシャーベット状の雪を固めるために使われることもある」と書いてあった。春のぐじゃぐじゃになってきたゲレンデの雪を固めるのに使うらしい。
硫安は水分に溶け、周囲の熱を奪って凍結させるという。
肥料として生産されているため安価に入手できるようだ。
雪をカチカチにすれば、壊れにくくなるのは間違いない。
車を下りて触ってみたら、氷のように固かった。
これなら、足で蹴ったぐらいでは壊れない。反対に足を骨折したりして(笑)。
最低気温、氷点下0.9度、最高気温2.9度。曇り。
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みそラーメンの定番、みそ膳木田店
北海道から九州まで全国の有名味噌をを使ったみそラーメンが食べられる店「みそ膳 木田店」。2003年春、上越市木田1丁目にオープンした店で、これまでに何回も食べた。県内に9店舗あるそうだ。
ずいぶん、久しぶりに食べた。八丁みそらーめんを食べたが、うまかった。
この店の味だが、基本は7種類ある。オープンの時から変わらない。
・札幌みそらーめん 味噌+16種類のスパイス。力強い味。
・北海みそらーめん 北海道最北域の味わい豊かなみそ+秘伝のスープ
・胡麻みそらーめん 宮城県の仙台味噌+白ゴマ+秘伝エキス
・八丁みそらーめん 愛知県の高級味噌+秘伝エキス。濃厚な味。
・西京みそらーめん 京味噌+広島の府中味噌をブレンド、甘口で上品な味わい
・玄海みそらーめん 玄界灘の九州麦味噌+秘伝エキス
・豚骨みそらーめん 博多味噌+14種類の材料で煮込んだ秘伝スープ
オープンしたときは650円だったが、今は720円である。
スープは豚骨がベースであり、昆布や煮干、鶏ガラも入っているようだ。
麺は味噌に合わせた太麺で、コシがあって、食べ終わるまで伸びない。
このほか、みそタンタンメン、中華そば(細麺)、特製チャーシューメン、コテコテ中華(背脂入り)、カレーらーめんなどがある。
ラーメンを作っているのを見ていると、鍋を使って一杯分ずつみそをスープでのばしている。味噌の種類が多いため、こうやらないと使い分けができないのだろう。
だが、この面倒な作業により、味噌の香りが引き立つ。この店ほど、味噌の香りがいい味噌ラーメンはない。
カウンターのほか、テーブル席が4席ある。水曜定休。
最低気温1.0度、最高気温2.7度。曇りのち雪。
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2タイプのシュークリーム
シュークリームって2タイプあると思う。
1)シューに切り込みを入れて、そこにクリームを挟むタイプ。クリームがはみ出ている。
2)膨らんだシューの中の空洞に絞り器みたいなやつで、クリームを注入するタイプ。クリームは見えない。
いま、これを書きながら食べている「パティスリー リ・リ」のシュークリームは(1)のタイプである。
思うに、シュークリームって、もともとは(1)のタイプではなかっただろうか。
それが日本に入ってきて(2)のタイプになった。
どうして、そう思うか。
なぜなら、和菓子は基本的にデコレーションしないのだ。一番おいしいものは表に出さずに、中に閉じ込めてしまう。例えばまんじゅうは、一番おいしいあんこを皮で覆って隠す。最中も同じだ。つまり、隠す文化(笑)。
一方、西洋は一番おいしいものは、一番見えるところに出す。例えば、デコレーションケーキ。一番おいしいクリームを、派手に飾り付ける。イチゴは目立つところに飾る。つまり、自己主張文化。
アンパンは日本人の発明だ。つまり、まんじゅうと同じ発想でパンの中にあんを閉じ込めた。
それと同様に、シュークリームが日本に入ってきたときは(1)のタイプだったが、アンパンと同じ発想で「クリームを閉じ込めちゃえ!」とケーキ職人が考えた。持ち運びに便利だしね。
かくして、(2)のタイプのシュークリームが生まれたものと考える。
シュークリームという言葉自体がフランス語と英語を組み合わせた和製英語だ。それと同じに、(2)のタイプのシュークリームは、和風洋菓子なのだと思う。
「99・9%は仮説」という竹内 薫氏の新書があるが、これは私の仮説である。
これを実証するには、外国へ行って(2)のタイプのシュークリームがあるかどうか。また、(1)のタイプばかりなのかを調べなければならない。
だれか、知っている人いませんか。
最低気温0.1度、最高気温8.4度。曇りのち雨、のち雪
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小川未明原作の漫画?
上越市出身の児童文学作家というより、「日本童話の父」(母はだれ?)と称される小川未明原作の漫画を見つけた。
「童話迷宮」という漫画で、釣巻和という人が書いている。
表紙がレトロっぽい感じですごくいいので、つい買ってしまった。
「赤いろうそくと人魚」「月夜と眼鏡」「野ばら」「金の輪」「飴チョコの天使」など、上下巻で計17の話が入っている。
どれも小川未明の作品と同じタイトルである。
だが、未明の童話をインスピレーションにして、現代に移し変えて別の話にしている。
未明の作品の著作権は切れていないこともあるかもしれない(今年、5月に切れるのだが)。
絵はとてもうまいのだが、未明の童話を現代に……という試みは成功しているとは言いがたい。
それから、「飴チョコの天使」を書いているが、筆者は「飴チョコ」とは何だか知らずに絵を書いている。あとがきを見たら、やっぱり「これを書いている今なお、わたし飴チョコってどんな食べ物か知りません」と書いてあった。
飴チョコって、いわゆる「森永ミルクキャラメル」なんだけどな。パッケージに描かれている天使が主人公なのである。
上越市の高田図書館へ行くと、この飴チョコ(ミルクキャラメル)の巨大な模型が置いてある。
まあ、気になる人は読んでみて。
新潮社刊、各543円。2009年6月刊。
最低気温、氷点下2.6度、最高気温5.1度。曇り。
今朝のワイドショーで、大相撲で八百長ができないようにする方法が提案された。
つまり、取組の直前まで対戦相手を明らかにしない、というものだ。
これは名案である。
例えば、幕内の取組なら、開始の1時間前ぐらいに発表するといいかも。
発表以降は、ほかの部屋へ行ってはいけないし、携帯、パソコン、電話は禁止する。
これならテレパシーでもなければ八百長はできないだろう。
もし、暗黙の了解でやったにしても、それは情けのようなもので、八百長とはいえなくなる。
これ以上の名案はないと思うが。
相撲は八百長を撲滅させスポーツとして再生するか、プロレスや歌舞伎のような見せ物(興行)にするか、どちらを取るかはっきりさせたほうがいい。
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