31日20時38分=2011年=
ほんとにそっくり、「富士の石」

ほんとに溶岩そっくりの「富士の石」。
富士登山に行った際、五合目の土産物店を探したのだが、細かく砕いたものしか売っていなかった。あきらめていたところ、ネット販売していることが分かり、帰ってきてから取り寄せた。
ご覧のとおり、溶岩と勘違いするそっくりな出来。実際に富士山から持ってきた溶岩と色が違うが、このお菓子の色の溶岩もあった。河口湖町の「みよしや和多貴」という会社が作っている土産で、原料はグラニュー糖である。1個260g。
だから、砕いてコーヒーなどに入れて使える。
でも賞味期限までは、飾って楽しみたい。
住所は河口湖町船津。電話0555-72-0104。
最低気温22.9度、最高気温30.5度。曇りときどき小雨。
7月27日にMicrosoftのMS-DOSが30歳になったという。
もっとも、MS-DOSよりも前にMacだったし、MS-DOSよりも前にコンピューターのプログラムをやっていたので、そんなに懐かしさはない。今も拡張子に当時の名残りを感じるけれど。
だが、今振り返ると、あの難しい呪文を一生懸命覚えたのは、いま一体何になっているのか。
まったく今は役にたたない知識であるが、論理的思考をはぐくんだことで、なにかに役だっているのだろう。

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30日22時41分=2011年=
なぜ「どら焼き」と呼ぶの?
「どら焼き」はウィキペディアによると「やや膨らんだ円盤状のカステラ生地(または小さめのパンケーキ)2枚に、小豆餡を挟み込んだ和菓子のことを指す」とある。
そう。「ドラえもん」の中ででてくる「ドラ焼き」と同じものである。

ところが上越市や妙高市の朝市で売られている小型の今川焼きを、「どら焼き」と呼んでいる。今川焼きは、あんこのほかに、カスタードクリームや白あんなどもあるが、上越地方の「どら焼き」はあんこだけである。
小型の今川焼きというのはほかにもあるのだろうか。生地も少々違っている感じがする。今川焼きの場合の皮は表面が少し固いが、どら焼きは全体がふんわりしている。それと、どら焼きは皮がはみ出ていてワイルドな感じ。上越が誇るB級グルメだと思うのだが。
その上、どら焼きは値段が大衆価格である。今、1個40円なので、10個買っても400円。おやつにしてはずいぶん安いと思う。
先日、高田の朝市で買ってきて食べた。普段は長い行列ができるのだが、夏の時期はさすがに売れ行きはにぶる。つまり、並ばなくても買えるのだ。その上、夏でもうまい。
最低気温21.2度、最高気温29.2度。曇り時々雨。
午前中、妻の実家の大潟区まで行ったのだが、新井は晴れていたのに高田が土砂降り、直江津は曇りで、大潟の手前でまた土砂降り。天気がめまぐるしく変わっていた。
上越市では6000世帯以上に避難勧告が出たし、床上浸水や床下浸水が出た。
保倉川上流で強い雨が降ったため、下流でもあふれる寸前になった。自分の住んでいるところで雨が降らなくても、上流で降れば洪水のおそれがあるわけだ。
帰りに国道8号で保倉川を見たら、あふれんばかりに濁った水が流れていて怖いほどだった。
詳しくは、上越タウンジャーナルで。
http://www.joetsutj.com/archives/51764111.html

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そう。「ドラえもん」の中ででてくる「ドラ焼き」と同じものである。

ところが上越市や妙高市の朝市で売られている小型の今川焼きを、「どら焼き」と呼んでいる。今川焼きは、あんこのほかに、カスタードクリームや白あんなどもあるが、上越地方の「どら焼き」はあんこだけである。
小型の今川焼きというのはほかにもあるのだろうか。生地も少々違っている感じがする。今川焼きの場合の皮は表面が少し固いが、どら焼きは全体がふんわりしている。それと、どら焼きは皮がはみ出ていてワイルドな感じ。上越が誇るB級グルメだと思うのだが。
その上、どら焼きは値段が大衆価格である。今、1個40円なので、10個買っても400円。おやつにしてはずいぶん安いと思う。
先日、高田の朝市で買ってきて食べた。普段は長い行列ができるのだが、夏の時期はさすがに売れ行きはにぶる。つまり、並ばなくても買えるのだ。その上、夏でもうまい。
最低気温21.2度、最高気温29.2度。曇り時々雨。
午前中、妻の実家の大潟区まで行ったのだが、新井は晴れていたのに高田が土砂降り、直江津は曇りで、大潟の手前でまた土砂降り。天気がめまぐるしく変わっていた。
上越市では6000世帯以上に避難勧告が出たし、床上浸水や床下浸水が出た。
保倉川上流で強い雨が降ったため、下流でもあふれる寸前になった。自分の住んでいるところで雨が降らなくても、上流で降れば洪水のおそれがあるわけだ。
帰りに国道8号で保倉川を見たら、あふれんばかりに濁った水が流れていて怖いほどだった。
詳しくは、上越タウンジャーナルで。
http://www.joetsutj.com/archives/51764111.html

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29日21時36分=2011年=
ウナギなう(回文)

今日は蒸し暑いのでちょっと奮発(?)して、すき家で「うな牛」を食べた。
ウナギ半身と、牛丼の両方が食べられるという組み合わせ。大盛りにしたのでプラス30円の840円である(ちなみにうな丼並は680円)。
この値段ならスーパーでウナギを買ってきて家で食べるのと大差ない。むろん、中国産での話だが。
専門店の味にはかなわないが、この値段ならこんなものだろう。
2年ほど前、吉野家でうな丼を食べたことがあるが、500円でこれよりうまかった。ふっくらしていて、骨っぽくなくて、柔らかかった。
今年はウナギの価格が高いようで、去年のうな丼は580円だったのだが、今年は100円も値上がりした。
家の近くに「かねまん」という抜群においしいウナギ専門店がある。
やっぱり専門店でウナギ食べたいな。
それから建設中のすき家の高土町店は、8月10日オープンだという。吉野家と近くなるので、競争がたいへんだ。
今度は会社から近いので食べに行くのが楽になる。
最低気温22.8度、最高気温27.5度。雨。
中越・下越ではたいへんな大雨のようだが、上越地方は小雨程度。同じ新潟県でもずいぶん降り方が違う。

ところで、近所の人から、きゅうりの漬物をいただいた。
醤油、砂糖、みりん、酢、唐辛子などで漬けたもののようで、細かく刻んである。
瓶詰めにしてあるのだが、これが最高にうまい。
これがあればご飯3杯は食べられそう。
もう、瓶の半分ぐらに減ってしまった。大事に食べよう。

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28日23時05分=2011年=
新潟のロケ地ガイド

新潟フィルムコミッション協議会が作った「新潟、うまいロケ地ガイド」というのをもらった。昨年発行のものだが、新潟の最新ロケ情報をはじめ、ロケハンで映画人が行く店をロケメシとして紹介していておもしろい。最後には新潟のロケ地巡りもある。
新潟ロケの作品としては、高良健吾と谷村美月の「おにいちゃんのハナビ」のスペシャルインタビューが巻頭にあった。この映画は小千谷市片貝町が舞台の爽やかな映画だった。予想以上に良い映画で、感動した。
ロケメシでは、上越ロケに良く利用される富寿しの高田駅前店、「突入せよ!あさま山荘事件」のロケで原田眞人監督が頻繁に訪れたという仲町4の鳥新が紹介されていた。
ロケ地巡りでは、「椿三十郎」で使われた北方文化博物館、「ノーボーイ・ノークライ」での万代バスセンター、「クライマーズ・ハイ」の新潟空港、「感染列島」での旧新潟市民病院、「マリと子犬の物語」の旧山古志村、「図鑑に載ってない虫」の野積海岸、「あぜみちジャンピンッ!」の魚沼市、「ホワイトアウト」の魚沼市、「ゆれる」「ミッドナイトイーグル」の津南町、「ふみ子の海」「絆」の上越市などが紹介されている。
上越市でこの夏、映画のロケがあるそうだ。楽しみにしていよう。
最低気温22.7度、最高気温31.1度。曇りときどき雨。大雨洪水警報も出た。
「ニンテンドー3DS」が、なんと発売からわずか半年で、1万円値下げして1万5000円にするという。こんな大幅値下げは聞いたことがない。
スマートフォンなどで遊べるソーシャルゲームの影響なのだろうか。ゲーム専用機は難しくなりそうだ。
それにしても驚いた。ニンテンドーには1万円値下げできる体力があるということだ。

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27日22時19分=2011年=
富士山は昼間登るのが楽しい?
昨日夜、BSNテレビの「教科書にのせたい!」で、富士山の魅力を紹介していた。
アルピニストの野口健さんと、東山紀之さんが富士山に登るという企画。題して「登って初めてわかる!富士山の魅力」。
脳裏に今も残る富士山の景色が画面に映り、楽しかった登山を反芻することができた。

番組の中で、昨年32万人が登り過去最高だという数字が出ていたが、そのうち10万人が脱落しているのだという。たしかに、途中でぶっ倒れている人がたくさんいたが、3分の1もいるとは思わなかった。たぶん、山小屋までであきらめた人、悪天候であきらめた人もいるのだろう。

二人は五合目でご来光を見てから昼間登っている。だから混雑がなく、7時間で頂上に立った。たしかに、合理的な登山方法だと思う。
ご来光は五合目で見ても頂上で見てもそれほど変わらないらしい。
ご来光をありがたがるのは、霊峰だからであり、自然の中に神がいるという信仰だろう。
暗いうちにヘッドライトを付けて山に登るというのは危険でもある。
山はやっぱり、昼間に登るのが楽しいと思う。

番組でおもしろかったのは、水とカップ麺の値段が標高によってどんどん上がるという表だった。
たしかにこの通りだった。
それから吉田口の頂上とは別に剣ケ峰という富士山の最高峰(3776m)があるのは分かるが、標柱の場所ではなく、赤い印が付いているところが本当の最高峰だというのは知らなかった。
ところで、文化庁は富士山を世界遺産の文化遺産として2013年の登録を目指す方針を固めたという報道がされた。
かつてはゴミ問題のため落選した。しかし、今回富士山に登ってみて非常にきれいだという印象を受けた。関係者の努力により、ずいぶんゴミがなくなったのだという。
最低気温23.8度、最高気温34.0度。曇りのち雨。
朝市でナスを買ってきた。紫水ナスという皮が柔らかいナスである。
仕事から帰って夕食後、ビールのつまみにしようと一緒に買ってきた枝豆をゆでている間に、ナスを漬けてみた。今まで漬けたことはなかったが、ナス漬けの素を使ったので簡単だった。

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アルピニストの野口健さんと、東山紀之さんが富士山に登るという企画。題して「登って初めてわかる!富士山の魅力」。
脳裏に今も残る富士山の景色が画面に映り、楽しかった登山を反芻することができた。

番組の中で、昨年32万人が登り過去最高だという数字が出ていたが、そのうち10万人が脱落しているのだという。たしかに、途中でぶっ倒れている人がたくさんいたが、3分の1もいるとは思わなかった。たぶん、山小屋までであきらめた人、悪天候であきらめた人もいるのだろう。

二人は五合目でご来光を見てから昼間登っている。だから混雑がなく、7時間で頂上に立った。たしかに、合理的な登山方法だと思う。
ご来光は五合目で見ても頂上で見てもそれほど変わらないらしい。
ご来光をありがたがるのは、霊峰だからであり、自然の中に神がいるという信仰だろう。
暗いうちにヘッドライトを付けて山に登るというのは危険でもある。
山はやっぱり、昼間に登るのが楽しいと思う。

番組でおもしろかったのは、水とカップ麺の値段が標高によってどんどん上がるという表だった。
たしかにこの通りだった。
それから吉田口の頂上とは別に剣ケ峰という富士山の最高峰(3776m)があるのは分かるが、標柱の場所ではなく、赤い印が付いているところが本当の最高峰だというのは知らなかった。
ところで、文化庁は富士山を世界遺産の文化遺産として2013年の登録を目指す方針を固めたという報道がされた。
かつてはゴミ問題のため落選した。しかし、今回富士山に登ってみて非常にきれいだという印象を受けた。関係者の努力により、ずいぶんゴミがなくなったのだという。
最低気温23.8度、最高気温34.0度。曇りのち雨。
朝市でナスを買ってきた。紫水ナスという皮が柔らかいナスである。
仕事から帰って夕食後、ビールのつまみにしようと一緒に買ってきた枝豆をゆでている間に、ナスを漬けてみた。今まで漬けたことはなかったが、ナス漬けの素を使ったので簡単だった。

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26日22時46分=2011年=
「カップヌードルごはん」と「アイスプラスビール」

昨日発売の「カップヌードルごはん」と、明日発売の「アイスプラスビール」を買ってきた(なぜか売っていた)。
新商品を人より早く試すのは楽しいし、話のねたになる。
興味がある商品だったら、どうせいつかは買うのだとすれば、早いほうがいい。
まずは「カップヌードルごはん」(262円)。昨年8月に近畿地区で先行発売されたが、売れすぎて一時販売休止になったといういわくつきの商品。今回は全国販売である。
熱風で乾燥させたパフライスに、カップヌードルに入っているのと同じ具、味付けの素、水を入れて電子レンジで加熱(500Wで5分半)するだけで出来上がる。

肝心の味だが、「カップヌードルのスープで作ったおじや」という感じ。味は悪くないが、斬新さはまったくない。想像通りの味である。
次はシーフード味も出るようだ。
電子レンジを使うので非常食にはならない。お湯を注ぐだけでできればいいのだが。
次は本日発売の「キリン アイスプラスビール」(350ml 215円)。氷を入れて0度ぐらいまで冷やして飲むビールというコンセプト。コンビニ限定の商品だ。
色は濃く、氷が解けてもまだ濃いほど。苦味はあまりなく、その代わり甘い香りと味がする。むろん、麦100%なので味は良い。グラスに注ぐと細かい泡がたち、舌触りがいい。
だが、氷を入れて飲むためか、薄まってくるとあまりビールという感じはしない。
最低気温22.3度、最高気温31.9度。曇り。
7月22日にあった第64回富士登山競走に上越走友会から3人が出場して、3人とも完走したそうだ。完走率は50%というから、とにかくおめでとうございます。
なにせ、日本一の山岳レースである。私が挑戦したツアーの富士登山は5合目(標高2305m)から9時間かかって頂上に着いたのだが、このレースは富士吉田市役所(標高770m)から頂上までの標高差3000mを4時間30分以内に登り切るという超過酷なレースなのだ。普通の人なら、走力以前の問題で、まずは確実に高山病になってしまう。
今年の優勝者のタイムは男子が2時間27分41秒とか(女子は3時間10分45秒)。まったく信じられない。

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25日23時59分=2011年=
日本一の山、富士山登頂記(2)
3時間だけ"宿泊"した山小屋の東洋館は標高3000m。七合目の最上端にある。登頂を断念した3人を山小屋に残し、わがツアー客32人は、まっくらな中、ヘッドライトの明かりを頼りに、頂上を目指した。
だが、ご来光目指して一斉に頂上を目指す登山者の数が半端ではない。足を一歩踏み出したまま、しばらく待つ状態も多かった。
人間の渋滞がいやなら、ご来光はあきらめて、昼間登るのもいいかと思う。
下山途中の昼間、外国人の姿を多く見かけたが、これはキリスト教との関係もあると思う。太陽をありがたがって拝むのは、神が自然の中にいるという神教のものである。一神教たるキリスト教は、キリストが天地を創造したわけで、信者は太陽に手を合わせたりしない。
八合目になると山小屋が連続して建っている。標高3300m地点で下山道との分岐があり、もうひと登りすると、須走ルートと合流する標高3400mの本八合目となる。本八合目と言うのは、昔から八合目と呼ばれた場所だからである。ここには江戸屋という山小屋がある。
このあたりが「胸突き八丁」の語源となった一番の難所で、斜度がきつい。その上に、道幅がせまく、渋滞もひどくなる。自分のペースで登れないイライラがつのる。上を見上げると、ライトの明かりが見え、すぐそこに頂上があるようだが、なかなか近づかない。
頂上に近づくにつれ、急な岩場となり、足を滑らさないように慎重になる。下を見ると明かりの帯がたくさん見える。昼間だったら、下を見るとかなり怖いかもしれない。
九合目を過ぎたあたりだろうか。登山のガイドさんが、もう一枚着こむように言う。下着、アンダーウエアー、シャツの上にダウンジャケットを着込んだ。その上は防水のレインウエア(カッパ)である。ご来光を待つ間が一番冷え込むのだ。
気温は標高が100m上がるごとに0.6度ずつ下がる。夏でも富士山の頂上は平均5度前後なので、冬と同じ支度が必要だ。
高山病にかかった若い女性はなんとかついてきている。20代前半の4人グループだが、初めての登山が富士山というのは少々無謀だ。今は山ガールブームなので仕方ないけれど。4人の中で一番がっちりした体格の子が高山病になったのだから分からないもの。
標高3000mの山小屋を出発してから6時間弱の午前4時10分。ようやく頂上に着いた。
富士山の頂上は3776mなのであるが、吉田口の頂上は3710mである。どういうことかというと、富士山の最高峰はちょうど反対側にあるので、いわゆる「お鉢巡り」をしないとそこには到達しない。富士山の火口を一周するのが「お鉢巡り」で、約1時間半かかる。ツアーではちょっと無理なので、今回は断念した。

頂上には多くの人がご来光を待っていて、驚いた。すれ違うのもたいへんなほどの人がいて、みんなカメラを持っていて、待ち構えている。

まだ少々時間があるため、ツアー客に用意してあった店に入り、温かいものでも食べることにした。インスタントラーメンであるが、1杯900円。これを食べて体を温めながら、山小屋でもらった朝食のいなりずしを食べる。

頂上にはこのような店が数軒立ち並び、食べ物や飲み物、記念のバッジなどを売っている。
午前4時35分ごろ、ご来光がもうすぐのようなので、店を出た。黒い雲海が広がり、その下から太陽が上りつつあった。そして雲海の切れ目から太陽が顔をのぞかせるという少々珍しいご来光となった。

まるでシンフォニーが響きわたるような荘厳さ、スケールの大きさ、美しさに心を奪われた。そして、雲海も素晴らしかった。
五合目から計9時間歩き続けた結果が、このご来光に集結したのだ。
ガイドさんが、下山道が混み合うため早めの下山を促すので、頂上は1時間ほどの滞在になった。

頂上のがけを見ると、つららが何本も下がっていた。明け方は氷点下まで冷え込んだらしい。そのつららが日の出と同時に解け始めている。
太陽がずいぶん上空に上った午前5時半、全員で万歳をして下山開始。道を間違えやすい分岐点のある富士山ホテルまでは団体行動で来て、そこから五号目までは各自で向かうことになった。下山では健脚の人が脚の遅い人に合わせると、ひざを痛めることがあるという。つまり各自のペースで下山しなさいということだ。
下山道は砂利と砂が混じっていて、後ろに重心をかけ、すこし靴を滑らすようにして歩くのがコツ。バランスを崩さないように歩くのに慣れが必要だ。30分ほど歩くとコツがつかめる。
同じ新井営業所から乗ったOさんと一緒にピッチを上げて歩いたので、分岐点から五合目まで約1時間25分で到着した。一番乗りである。遅い人は3時間かかったようだ。
早速五合目で生ビールで乾杯。気温も上がってきたので、ビールがうまい。
ところで、下山途中、ツアー客の男の人が足を滑らせて骨折した。ガイドさんが背負って途中まで運び、その後は馬に乗って下山したという。馬は3万円かかるらしい。馬は高山病の人の下山用にも使われるが、足の不自由な人や、ご来光を見たい人などが利用するようだ。
五合目から救急車で病院へ行き、その後、バスが病院に迎えにいって合流した。せっかく富士山に登頂したのに、残念な結果になってしまった。
今回のガイドさんは、12人いる専属のガイドの一人で、65歳ぐらいだろうか。毎日のように富士山に登っているわけで、富士山の怖さや楽しさを知り尽くしている人だ。気温に合わせて服を一枚着たり、カッパを着たりするタイミングを教えてくれる。その指示は大変みごとなもので、最後まで寒さに震えることはなかった。
途中で高山病の人が出たのだが、顔色や症状を見て、戻るか、強行するかの判断をする。今回は頂上を目指す判断だったが、これも的確だったと思う。最後はけが人を背負って下山。頑強な体を持っていないと、ガイドは務まらないのだ。
五合目を出発したバスは河口湖に向かい、そこで入浴と昼食。温かいおかず、ふんわり炊き上がったご飯がおいしい。一日ぶりにようやくおいしい食事にありつけた。
帰りのバスの中は爆睡タイム。1日半ぶりに睡眠にありつけた。
午後6時半ごろ家に着いたのだが、今回の富士山登頂は天候に恵まれ、ご来光も見られた。3回登っても雨、という知人もいるのに、超ラッキーだったと思う。
今年の大きな目標(やりたいこと)を一つ達成したので、うれしい。
最低気温22.2度、最高気温32.1度。曇りときどき晴れ、夜一時雨。
200人の死傷者が出た中国の高速鉄道事故への対応は、怒りとか驚くというより笑ってしまう。
なにしろ高架橋から落下した先頭車両を土中に埋め、事故からわずか1日半で運転を再開というのだから。
特に、事故原因が分からないうちに証拠隠滅はあり得ないことだ。
これでは外国人は絶対に高速鉄道は乗らないだろうな。外国への売り込みも絶望的だ。

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だが、ご来光目指して一斉に頂上を目指す登山者の数が半端ではない。足を一歩踏み出したまま、しばらく待つ状態も多かった。
人間の渋滞がいやなら、ご来光はあきらめて、昼間登るのもいいかと思う。
下山途中の昼間、外国人の姿を多く見かけたが、これはキリスト教との関係もあると思う。太陽をありがたがって拝むのは、神が自然の中にいるという神教のものである。一神教たるキリスト教は、キリストが天地を創造したわけで、信者は太陽に手を合わせたりしない。
八合目になると山小屋が連続して建っている。標高3300m地点で下山道との分岐があり、もうひと登りすると、須走ルートと合流する標高3400mの本八合目となる。本八合目と言うのは、昔から八合目と呼ばれた場所だからである。ここには江戸屋という山小屋がある。
このあたりが「胸突き八丁」の語源となった一番の難所で、斜度がきつい。その上に、道幅がせまく、渋滞もひどくなる。自分のペースで登れないイライラがつのる。上を見上げると、ライトの明かりが見え、すぐそこに頂上があるようだが、なかなか近づかない。
頂上に近づくにつれ、急な岩場となり、足を滑らさないように慎重になる。下を見ると明かりの帯がたくさん見える。昼間だったら、下を見るとかなり怖いかもしれない。
九合目を過ぎたあたりだろうか。登山のガイドさんが、もう一枚着こむように言う。下着、アンダーウエアー、シャツの上にダウンジャケットを着込んだ。その上は防水のレインウエア(カッパ)である。ご来光を待つ間が一番冷え込むのだ。
気温は標高が100m上がるごとに0.6度ずつ下がる。夏でも富士山の頂上は平均5度前後なので、冬と同じ支度が必要だ。
高山病にかかった若い女性はなんとかついてきている。20代前半の4人グループだが、初めての登山が富士山というのは少々無謀だ。今は山ガールブームなので仕方ないけれど。4人の中で一番がっちりした体格の子が高山病になったのだから分からないもの。
標高3000mの山小屋を出発してから6時間弱の午前4時10分。ようやく頂上に着いた。
富士山の頂上は3776mなのであるが、吉田口の頂上は3710mである。どういうことかというと、富士山の最高峰はちょうど反対側にあるので、いわゆる「お鉢巡り」をしないとそこには到達しない。富士山の火口を一周するのが「お鉢巡り」で、約1時間半かかる。ツアーではちょっと無理なので、今回は断念した。

頂上には多くの人がご来光を待っていて、驚いた。すれ違うのもたいへんなほどの人がいて、みんなカメラを持っていて、待ち構えている。

まだ少々時間があるため、ツアー客に用意してあった店に入り、温かいものでも食べることにした。インスタントラーメンであるが、1杯900円。これを食べて体を温めながら、山小屋でもらった朝食のいなりずしを食べる。

頂上にはこのような店が数軒立ち並び、食べ物や飲み物、記念のバッジなどを売っている。
午前4時35分ごろ、ご来光がもうすぐのようなので、店を出た。黒い雲海が広がり、その下から太陽が上りつつあった。そして雲海の切れ目から太陽が顔をのぞかせるという少々珍しいご来光となった。

まるでシンフォニーが響きわたるような荘厳さ、スケールの大きさ、美しさに心を奪われた。そして、雲海も素晴らしかった。
五合目から計9時間歩き続けた結果が、このご来光に集結したのだ。
ガイドさんが、下山道が混み合うため早めの下山を促すので、頂上は1時間ほどの滞在になった。

頂上のがけを見ると、つららが何本も下がっていた。明け方は氷点下まで冷え込んだらしい。そのつららが日の出と同時に解け始めている。
太陽がずいぶん上空に上った午前5時半、全員で万歳をして下山開始。道を間違えやすい分岐点のある富士山ホテルまでは団体行動で来て、そこから五号目までは各自で向かうことになった。下山では健脚の人が脚の遅い人に合わせると、ひざを痛めることがあるという。つまり各自のペースで下山しなさいということだ。
下山道は砂利と砂が混じっていて、後ろに重心をかけ、すこし靴を滑らすようにして歩くのがコツ。バランスを崩さないように歩くのに慣れが必要だ。30分ほど歩くとコツがつかめる。
同じ新井営業所から乗ったOさんと一緒にピッチを上げて歩いたので、分岐点から五合目まで約1時間25分で到着した。一番乗りである。遅い人は3時間かかったようだ。
早速五合目で生ビールで乾杯。気温も上がってきたので、ビールがうまい。
ところで、下山途中、ツアー客の男の人が足を滑らせて骨折した。ガイドさんが背負って途中まで運び、その後は馬に乗って下山したという。馬は3万円かかるらしい。馬は高山病の人の下山用にも使われるが、足の不自由な人や、ご来光を見たい人などが利用するようだ。
五合目から救急車で病院へ行き、その後、バスが病院に迎えにいって合流した。せっかく富士山に登頂したのに、残念な結果になってしまった。
今回のガイドさんは、12人いる専属のガイドの一人で、65歳ぐらいだろうか。毎日のように富士山に登っているわけで、富士山の怖さや楽しさを知り尽くしている人だ。気温に合わせて服を一枚着たり、カッパを着たりするタイミングを教えてくれる。その指示は大変みごとなもので、最後まで寒さに震えることはなかった。
途中で高山病の人が出たのだが、顔色や症状を見て、戻るか、強行するかの判断をする。今回は頂上を目指す判断だったが、これも的確だったと思う。最後はけが人を背負って下山。頑強な体を持っていないと、ガイドは務まらないのだ。
五合目を出発したバスは河口湖に向かい、そこで入浴と昼食。温かいおかず、ふんわり炊き上がったご飯がおいしい。一日ぶりにようやくおいしい食事にありつけた。
帰りのバスの中は爆睡タイム。1日半ぶりに睡眠にありつけた。
午後6時半ごろ家に着いたのだが、今回の富士山登頂は天候に恵まれ、ご来光も見られた。3回登っても雨、という知人もいるのに、超ラッキーだったと思う。
今年の大きな目標(やりたいこと)を一つ達成したので、うれしい。
最低気温22.2度、最高気温32.1度。曇りときどき晴れ、夜一時雨。
200人の死傷者が出た中国の高速鉄道事故への対応は、怒りとか驚くというより笑ってしまう。
なにしろ高架橋から落下した先頭車両を土中に埋め、事故からわずか1日半で運転を再開というのだから。
特に、事故原因が分からないうちに証拠隠滅はあり得ないことだ。
これでは外国人は絶対に高速鉄道は乗らないだろうな。外国への売り込みも絶望的だ。

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24日22時09分=2011年=
日本一の山、富士山登頂記(1)
富士山は一生に一度でいいから登ろうと思っていた。なにせ、日本一高い山(3,776m)である。昨年度は約32万人の登山者があったという。すごい数である。
今年、頸城バスで富士登山のツアーがあることを知り、申し込んだ。
富士山は4つの登山ルートがあるが、今回は6割の登山者が登るという吉田(河口湖)ルートである。
五合目の標高2305mまでバスが行くので、そこから1471m登るだけでいいので、初心者には登りやすいこともあるだろう。
火打山(2462m)の場合、標高1300mの笹ヶ峰から登ると標高差は1162m。それよりやや余計登る計算だ。
ツアーバスは糸魚川を始発に、途中何か所か立ち寄り、新井営業所は午前9時30分。35人が参加し、そのうち15人が女性である。「山ガール」ブームとは言え、女性パワーはすごい。

途中、諏訪湖で昼食をとり、中央自動車道へ。河口湖インター近くできれいな富士の姿が見えた。そして、富士スバルラインを経由して、午後4時ごろに標高2305mの五合目に到着した。
服装を整え、登山靴のひもを締めなおして、いよいよ富士登山に出発である。
↓五合目から出発

ここから山小屋「東洋館」を目指す。五合目から山頂までの中間地点で、標高はちょうど3000m。そのため、この山小屋のキャッチフレーズは「海抜一万尺」である。東洋館までは標高差695mなので、1日目の足慣らしにはちょうど良い。
前日までは台風の影響が残っていたが、今回は天候に恵まれ快晴である。だが、富士山の天候は変わりやすく、下が晴れでも頂上付近は雨や霧のことも多いので油断できない。
↓山中湖

山中湖や河口湖がきれいに見えた。
途中、岩場もあり、けっこう厳しい上りも多かった。それと、登山客が多いことに驚いた。ピーク時の週末は1日1万人以上が登るというから、そのラッシュぶりはニュースにも取り上げられる。目についたのは女性の登山客の多さだけではなく、外国人の多さ。それもいろいろな国の人が登っていた。

標高2800mの七合目以上になると、食べ物、飲み物の値段がぐっと上がる。「ファイト一発!」のリポビタンDも売っていた(400円)。
1日目はまだ明るい午後7時30分に山小屋に着いた。最初に寝床に案内されたが、なんと1枚の布団に3人が寝る。掛け布団も一枚である。体の大きな外国人などは困るだろうな。

すぐに夕食。たぶんカレーライスだろうと思ったら、ハンバーグが出た。山小屋で味は期待してはいけない。とにかく明日に備えて食べた。少しでも眠ろうと生ビール(800円)も飲んだ。
そして2時間ほど横になって目を閉じていたが、話し声やら騒音やらで寝ることができなかった。酸素が薄いと熟睡はできないらしいが。
ご来光を見るために10時30分起床ということで、ほとんどの人が睡眠なしで頂上を目指すことになった。
標高3000mともなると高山病の症状も出てくる。残念ながら3人が高山病や疲れのため、頂上への登頂を断念し、山小屋で休んで下山することになった。高山病を防ぐため、携帯用の酸素ボンベを持ってきている人も多い。
朝食の弁当をリュックに詰め、いざ出発。普段はまだ起きている時間なので、眠気はない。
↓山小屋から出発

ヘッドライトのスイッチを入れ、頂上を目指したのだが、山小屋に泊まった登山者がご来光目指して一斉に出発するので、頂上までの登山ラッシュはものすごい。
さっそく大渋滞となり、一歩ごとに休まなければいけない状態もあった。
それにしても酸素が薄い。富士山の頂上だと地上の6割の酸素濃度らしい。のろのろ歩いただけでも、ジョギングよりも息が上がる感じだ。軽い頭痛がしたので、深呼吸を何回もしたら治った。たぶん、軽い高山病だったのだろう。ひどくなると、強い吐き気やめまいが襲ってくるらしい。一節によると二日酔いに近い症状だという。
酸素を吸うのもいいのだろうが、一番は水分補給。こまめにポカリスエットなどを飲むといいようだ。
そのうち、ツアー客の若い女性が高山病の強い症状が出た。登山道に寝転んでしまい「ここで休んでいく」と言ったが、ガイドさんが「体が冷える」ことから、ペースを落とし休憩を何度も取って、とにかく頂上に向かうことになった。
はたして朝4時30分ごろと見込まれるご来光を見ることができるのだろうか。
(富士登山2日目に続く)
最低気温22.2度、最高気温29.7度。(上越市高田の気温です)曇り。

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今年、頸城バスで富士登山のツアーがあることを知り、申し込んだ。
富士山は4つの登山ルートがあるが、今回は6割の登山者が登るという吉田(河口湖)ルートである。
五合目の標高2305mまでバスが行くので、そこから1471m登るだけでいいので、初心者には登りやすいこともあるだろう。
火打山(2462m)の場合、標高1300mの笹ヶ峰から登ると標高差は1162m。それよりやや余計登る計算だ。
ツアーバスは糸魚川を始発に、途中何か所か立ち寄り、新井営業所は午前9時30分。35人が参加し、そのうち15人が女性である。「山ガール」ブームとは言え、女性パワーはすごい。

途中、諏訪湖で昼食をとり、中央自動車道へ。河口湖インター近くできれいな富士の姿が見えた。そして、富士スバルラインを経由して、午後4時ごろに標高2305mの五合目に到着した。
服装を整え、登山靴のひもを締めなおして、いよいよ富士登山に出発である。

ここから山小屋「東洋館」を目指す。五合目から山頂までの中間地点で、標高はちょうど3000m。そのため、この山小屋のキャッチフレーズは「海抜一万尺」である。東洋館までは標高差695mなので、1日目の足慣らしにはちょうど良い。
前日までは台風の影響が残っていたが、今回は天候に恵まれ快晴である。だが、富士山の天候は変わりやすく、下が晴れでも頂上付近は雨や霧のことも多いので油断できない。

山中湖や河口湖がきれいに見えた。
途中、岩場もあり、けっこう厳しい上りも多かった。それと、登山客が多いことに驚いた。ピーク時の週末は1日1万人以上が登るというから、そのラッシュぶりはニュースにも取り上げられる。目についたのは女性の登山客の多さだけではなく、外国人の多さ。それもいろいろな国の人が登っていた。

標高2800mの七合目以上になると、食べ物、飲み物の値段がぐっと上がる。「ファイト一発!」のリポビタンDも売っていた(400円)。
1日目はまだ明るい午後7時30分に山小屋に着いた。最初に寝床に案内されたが、なんと1枚の布団に3人が寝る。掛け布団も一枚である。体の大きな外国人などは困るだろうな。

すぐに夕食。たぶんカレーライスだろうと思ったら、ハンバーグが出た。山小屋で味は期待してはいけない。とにかく明日に備えて食べた。少しでも眠ろうと生ビール(800円)も飲んだ。
そして2時間ほど横になって目を閉じていたが、話し声やら騒音やらで寝ることができなかった。酸素が薄いと熟睡はできないらしいが。
ご来光を見るために10時30分起床ということで、ほとんどの人が睡眠なしで頂上を目指すことになった。
標高3000mともなると高山病の症状も出てくる。残念ながら3人が高山病や疲れのため、頂上への登頂を断念し、山小屋で休んで下山することになった。高山病を防ぐため、携帯用の酸素ボンベを持ってきている人も多い。
朝食の弁当をリュックに詰め、いざ出発。普段はまだ起きている時間なので、眠気はない。

ヘッドライトのスイッチを入れ、頂上を目指したのだが、山小屋に泊まった登山者がご来光目指して一斉に出発するので、頂上までの登山ラッシュはものすごい。
さっそく大渋滞となり、一歩ごとに休まなければいけない状態もあった。
それにしても酸素が薄い。富士山の頂上だと地上の6割の酸素濃度らしい。のろのろ歩いただけでも、ジョギングよりも息が上がる感じだ。軽い頭痛がしたので、深呼吸を何回もしたら治った。たぶん、軽い高山病だったのだろう。ひどくなると、強い吐き気やめまいが襲ってくるらしい。一節によると二日酔いに近い症状だという。
酸素を吸うのもいいのだろうが、一番は水分補給。こまめにポカリスエットなどを飲むといいようだ。
そのうち、ツアー客の若い女性が高山病の強い症状が出た。登山道に寝転んでしまい「ここで休んでいく」と言ったが、ガイドさんが「体が冷える」ことから、ペースを落とし休憩を何度も取って、とにかく頂上に向かうことになった。
はたして朝4時30分ごろと見込まれるご来光を見ることができるのだろうか。
(富士登山2日目に続く)
最低気温22.2度、最高気温29.7度。(上越市高田の気温です)曇り。

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22日23時59分=2011年=
武士の精神性の美しさ描く「小川のほとり」

終始、落ち着いたカメラワーク、藤沢周平が生まれた美しい山形・庄内地方の自然、そして幾多の困難に巻き込まれようとも礼儀と誇りと折り目正しさ、静かな内面を失わない武士の精神性の美しさが素晴らしい。
監督をニックネームで呼ぶ、なでしこジャパンの選手たち。一方、妻は夫に敬語を使い、妹は兄に敬語を使うこの時代。どちらがいいのかはわからないが、この時代の人々の言葉は美しい。こんな時代も少し前まであったのだ。
最後はハラハラさせられるのだが、ハプニングはなく、物足りない感じは残る。最後は最も望ましい方向に集結していくが、最後の心理面での描き方はもっとあっても良かったと思う。
武家社会の定めとして脱藩した旧友、佐久間を切るという命には逆らえない。しかし、佐久間は藩のため、不作に苦しむ農民のためを思って藩に直訴、さらには批判をし、脱藩するはめになる。
その佐久間を討つのは、剣術にたけた朔之助しかいない。朔之助は藩のために正しいことをした。しかも彼の妻は実の妹であった。そして佐久間を討つために旅立つが、妹に心を寄せる新蔵が同行することになった。佐久間を討つのは仕方ないが、妹だけは助けたい。佐久間はそう思い、新蔵を連れて行くことにした。
この辺の複雑な人間関係であるが、非常にわかりやすく描いている。
最近の映画は、見る前に映画の背景やストーリーを確認しておかないと、途中で取り残されてしまう作品が多い。この映画のように、人間関係をわかりやすく描くということは非常に大事だと思う。
一つだけ深いセリフがあった。佐久間を討つ旅の途中で、朔之助が新蔵に「ゆっくり参ろう」と言う。妹が剣を抜いてきたらどうするのか、佐久間だけを討つにはどうしたらいいのか、いろいろ考える時間が必要だった。じっくり考えたことで、最後が最も望ましい結論になったわけである。
最低気温21.9度、最高気温25.2度。曇り。
きのうより、10度も低い最高気温。朝からエアコンをつけないなんて久しぶりだ。
明日は、富士登山のバスツアーの出発の日。ようやく支度が終わった。今日はゆっくり休もう。

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21日23時15分=2011年=
若いころの笠智衆ってイチローにそっくり?
9日に高田世界館で小津安二郎監督の名画「父ありき」(1942年)を観た。これまで観る機会がなく、小津監督の初のトーキー作品を楽しみにしていた。
ストーリーを簡単に言うと、妻を早くに亡くし、男手ひとつで息子を育ててきた父(笠智衆)は、息子を大学にやるため、一人東京で働く。父は平凡ではあるが誠実に生き、心から息子の成長願っている。息子(佐野周二)は、そんな父親に尊敬の念を抱き、父と同じ職を選ぶ。息子はいつか、父と一緒に暮らしたいと願うが。
いわゆる父子家庭のドラマだが、親子の互いを思う気持ちがにじみでていて、あったかい映画であった。釣り竿を持って流し釣りをする父子の姿が印象的(「リバーランズスルーイット」を思い出した)。笠智衆の初主演作だが、感情を抑えた淡々とした語り口がいい。

ところで、この映画での笠智衆を見ていたら、マリナーズのイチロー選手にそっくりだということに気がついて、心の中で大笑いした。
笠智衆はこの映画で50歳ぐらいに見えるが、実は38歳の若さである。イチロー選手もことし10月に38歳になるので、ほぼ同じ年齢である。
良く似ていると思うが、いかがだろうか。
最低気温25.0度、最高気温35.8度。晴れのち曇り。
2日連続の猛暑日でとても暑かった。35.8度というのは、高田が全国で一番暑い一日だったという。
さらに熱帯夜も2日連続である。
先程まで22、23日に登る富士登山の準備をしていたが、チェックをすると細かいものがまだ足りない。電池の予備とか、ホッカイロ、耳栓(山小屋であると便利だという)などを買わないといけない。
それと防寒への備えももう少し考える必要がありそうだ。スキーに行くような感じでいいらしい。
なにせ、氷点下に近い日もあるそうだから。
ところで、「富士登山競争」があす22日にある。山頂まで標高差3000m、21Kmを駆け上がるコースと、五合目まで標高差1480m、15Kmを駆け上がるコースがある。毎年3776人を募集している。
高山病にならないのかな。ちょっと考えられない過酷なレースであるが、わが上越走友会から3人がエントリーしているらしい。健闘を祈る。

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ストーリーを簡単に言うと、妻を早くに亡くし、男手ひとつで息子を育ててきた父(笠智衆)は、息子を大学にやるため、一人東京で働く。父は平凡ではあるが誠実に生き、心から息子の成長願っている。息子(佐野周二)は、そんな父親に尊敬の念を抱き、父と同じ職を選ぶ。息子はいつか、父と一緒に暮らしたいと願うが。
いわゆる父子家庭のドラマだが、親子の互いを思う気持ちがにじみでていて、あったかい映画であった。釣り竿を持って流し釣りをする父子の姿が印象的(「リバーランズスルーイット」を思い出した)。笠智衆の初主演作だが、感情を抑えた淡々とした語り口がいい。

ところで、この映画での笠智衆を見ていたら、マリナーズのイチロー選手にそっくりだということに気がついて、心の中で大笑いした。
笠智衆はこの映画で50歳ぐらいに見えるが、実は38歳の若さである。イチロー選手もことし10月に38歳になるので、ほぼ同じ年齢である。
良く似ていると思うが、いかがだろうか。
最低気温25.0度、最高気温35.8度。晴れのち曇り。
2日連続の猛暑日でとても暑かった。35.8度というのは、高田が全国で一番暑い一日だったという。
さらに熱帯夜も2日連続である。
先程まで22、23日に登る富士登山の準備をしていたが、チェックをすると細かいものがまだ足りない。電池の予備とか、ホッカイロ、耳栓(山小屋であると便利だという)などを買わないといけない。
それと防寒への備えももう少し考える必要がありそうだ。スキーに行くような感じでいいらしい。
なにせ、氷点下に近い日もあるそうだから。
ところで、「富士登山競争」があす22日にある。山頂まで標高差3000m、21Kmを駆け上がるコースと、五合目まで標高差1480m、15Kmを駆け上がるコースがある。毎年3776人を募集している。
高山病にならないのかな。ちょっと考えられない過酷なレースであるが、わが上越走友会から3人がエントリーしているらしい。健闘を祈る。

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