31日15時36分=2012年=
高田ロケの「縮図」(1953年)を観る
【映画の評価】★5つが最高
★★★★☆
4月で100歳を迎える新藤兼人監督の最新作「一枚のハガキ」を観た際、高田でロケをした「縮図」(1953年)を無性に観たくなった。知人がDVDを所有しているというので喜んで借りて観た。
一言でいうと、貧しい靴屋の娘に生まれ、年端もいかぬのに千葉の芸者置屋に身売りされた、銀子という女の半生記を描いている作品。銀子を演じる乙羽信子は、淡島千景と人気を二分する宝塚の戦後第一期黄金期を支えたスターから映画俳優に転身したのだが、小さいころから日本舞踊を習っていただけに芸者役も見事で、素晴らしい踊りも披露している。初の本格的な汚れ役ということだが、29歳という年を感じさせない可愛らしさで、売れっ子芸者を演じている。
さて、高田ロケについてである。銀子はようやく牡丹という名で座敷に出るようになったが、女癖の悪い置屋のおやじに迫られる。父が救いに来て家に戻ったが、父が倒れ再び芸者として働かなければならなかった。紹介されたのが高田。
「越後の高田なんだ。雪国なんだがね」「ずいぶん遠いのね」「朝鮮のことを思えば近いもんさ」という会話がかわされる。当時の高田の距離感が実感できる。
汽車に乗って窓をみると雪国である。今度は「寿々龍」という名で座敷に出る。ここでもお金を出してくれる倉持という若旦那が現れ、「結婚しよう」とまで言われる。小さな家があてがわれ、二人の生活も始まる。しかし、家名を重んじる倉持の母が押しかけ、お金で始末される。倉持も銀子に無断で某家の令嬢と結婚してしまい、銀子は雪の降る中、泣きながらさまよい、雪の中に倒れ伏す。
このあとも、銀子には次々と試練が襲うのだが、この高田での場面は雪国でのロケということもあり、非常に印象的な場面であり、ストーリーの上でもクライマックスといえる重要な場面だ。
この高田ロケの模様は、「文芸たかだ」の2008年1月号と3月号に、八木弘さんが「映画『縮図』撮影当時の雪の高田風景」として2回にわたって書いている。この文を要約して紹介する。
それによると、ロケは1953年2月1日から3日まで、本町や仲町、西城町などで行われたという。


最初に高田市の選挙運動の場面が出てくる。金をばらまき詐欺事件をうやむやにしようとする悪徳政治家が、そりに乗って選挙運動をしているのが面白い。この場面は本町5丁目から駅前通りとの交差点にかけて撮影されている。「選挙粛正 高田市」という看板とともに、「白川商店」「オギイ薬局」などの看板が見える。次の場面では仲町3丁目や浄興寺大門通りの交差点を通過する。雁木の下で子供たちがまりつきをして遊んでいる。……しかし、ほとんど今では面影がない。


芸者置屋の場面は東京のセットで撮影されたという。銀子が仲町通りの「理髪ひろた」から芸者置屋の格子戸を開けて入る場面などはロケで、置屋は「新ときわ」だという。また、倉持との婚礼の席は、いまもそのまま残る「宇喜世」で撮影したという。

蒸気機関車D-51が踏切にさしかかる場面は、仲町5丁目の北部踏切だという。

そして倉持の結婚の新聞記事を見て、銀子が外へ飛び出す場面は中盤の見せ所。膝までの雪をかき分けてさまよい、倉持家へ入って行く婚礼行列を見て、雪の中に倒れ伏す。その倉持家は西城町3丁目の青田川沿い(幸橋付近)にある柴田邸だという。柴田邸は土蔵も含めて当時のまま残っているそうだ。

そのほか、銀子から高田から佃島の自宅へ戻った時の場面で、土産に買ってきた「笹飴」を父(宇野重吉)や母(北林谷栄)など、一家そろって食べる場面がある。
また、「~けも」「~でね」「~だしけ」「~しないや」「~ないや」など、高田方言がたくさん出てくるのも楽しい。市川朝子さんという大町小の国語教諭が方言指導したそうだ。
なお、映画は全国のトップを切って高田シネマで同年4月9日から22日まで公開されたという。
*蛇足 映画の中では、当時の芸者遊びの様子が良くわかる。男女が「ハイナ、ハッハ」という掛け声でやる遊びは、負けたら服を一枚脱いでいく。一種の野球拳のようなものだと思うが、見ていてもどちらが勝ったのか分からない。どんな名前の遊びで、どんなルールなのだろうか。
最低気温3.9度、最高気温15.3度。雨。
深夜から午前8時までずっと気温が10度以上だったが、その後の日中は10度以下という一日。最高気温は午前2時45分に記録している。
大雪の影響もあり、冬の間、野菜が高い状態が続いていた。
気温が上がってようやく、レタスが150円前後、キャベツが250円前後、ニラが100円前後まで下がってきた。
だが、まだ大根、白菜はすごく高い。

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★★★★☆
4月で100歳を迎える新藤兼人監督の最新作「一枚のハガキ」を観た際、高田でロケをした「縮図」(1953年)を無性に観たくなった。知人がDVDを所有しているというので喜んで借りて観た。
一言でいうと、貧しい靴屋の娘に生まれ、年端もいかぬのに千葉の芸者置屋に身売りされた、銀子という女の半生記を描いている作品。銀子を演じる乙羽信子は、淡島千景と人気を二分する宝塚の戦後第一期黄金期を支えたスターから映画俳優に転身したのだが、小さいころから日本舞踊を習っていただけに芸者役も見事で、素晴らしい踊りも披露している。初の本格的な汚れ役ということだが、29歳という年を感じさせない可愛らしさで、売れっ子芸者を演じている。
さて、高田ロケについてである。銀子はようやく牡丹という名で座敷に出るようになったが、女癖の悪い置屋のおやじに迫られる。父が救いに来て家に戻ったが、父が倒れ再び芸者として働かなければならなかった。紹介されたのが高田。
「越後の高田なんだ。雪国なんだがね」「ずいぶん遠いのね」「朝鮮のことを思えば近いもんさ」という会話がかわされる。当時の高田の距離感が実感できる。
汽車に乗って窓をみると雪国である。今度は「寿々龍」という名で座敷に出る。ここでもお金を出してくれる倉持という若旦那が現れ、「結婚しよう」とまで言われる。小さな家があてがわれ、二人の生活も始まる。しかし、家名を重んじる倉持の母が押しかけ、お金で始末される。倉持も銀子に無断で某家の令嬢と結婚してしまい、銀子は雪の降る中、泣きながらさまよい、雪の中に倒れ伏す。
このあとも、銀子には次々と試練が襲うのだが、この高田での場面は雪国でのロケということもあり、非常に印象的な場面であり、ストーリーの上でもクライマックスといえる重要な場面だ。
この高田ロケの模様は、「文芸たかだ」の2008年1月号と3月号に、八木弘さんが「映画『縮図』撮影当時の雪の高田風景」として2回にわたって書いている。この文を要約して紹介する。
それによると、ロケは1953年2月1日から3日まで、本町や仲町、西城町などで行われたという。


最初に高田市の選挙運動の場面が出てくる。金をばらまき詐欺事件をうやむやにしようとする悪徳政治家が、そりに乗って選挙運動をしているのが面白い。この場面は本町5丁目から駅前通りとの交差点にかけて撮影されている。「選挙粛正 高田市」という看板とともに、「白川商店」「オギイ薬局」などの看板が見える。次の場面では仲町3丁目や浄興寺大門通りの交差点を通過する。雁木の下で子供たちがまりつきをして遊んでいる。……しかし、ほとんど今では面影がない。


芸者置屋の場面は東京のセットで撮影されたという。銀子が仲町通りの「理髪ひろた」から芸者置屋の格子戸を開けて入る場面などはロケで、置屋は「新ときわ」だという。また、倉持との婚礼の席は、いまもそのまま残る「宇喜世」で撮影したという。

蒸気機関車D-51が踏切にさしかかる場面は、仲町5丁目の北部踏切だという。

そして倉持の結婚の新聞記事を見て、銀子が外へ飛び出す場面は中盤の見せ所。膝までの雪をかき分けてさまよい、倉持家へ入って行く婚礼行列を見て、雪の中に倒れ伏す。その倉持家は西城町3丁目の青田川沿い(幸橋付近)にある柴田邸だという。柴田邸は土蔵も含めて当時のまま残っているそうだ。

そのほか、銀子から高田から佃島の自宅へ戻った時の場面で、土産に買ってきた「笹飴」を父(宇野重吉)や母(北林谷栄)など、一家そろって食べる場面がある。
また、「~けも」「~でね」「~だしけ」「~しないや」「~ないや」など、高田方言がたくさん出てくるのも楽しい。市川朝子さんという大町小の国語教諭が方言指導したそうだ。
なお、映画は全国のトップを切って高田シネマで同年4月9日から22日まで公開されたという。
*蛇足 映画の中では、当時の芸者遊びの様子が良くわかる。男女が「ハイナ、ハッハ」という掛け声でやる遊びは、負けたら服を一枚脱いでいく。一種の野球拳のようなものだと思うが、見ていてもどちらが勝ったのか分からない。どんな名前の遊びで、どんなルールなのだろうか。
最低気温3.9度、最高気温15.3度。雨。
深夜から午前8時までずっと気温が10度以上だったが、その後の日中は10度以下という一日。最高気温は午前2時45分に記録している。
大雪の影響もあり、冬の間、野菜が高い状態が続いていた。
気温が上がってようやく、レタスが150円前後、キャベツが250円前後、ニラが100円前後まで下がってきた。
だが、まだ大根、白菜はすごく高い。

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30日23時05分=2012年=
ブルーレイレコーダーに外付けHDD
ブルーレイレコーダーに録画番組がどんどんたまっていって、なんとあと7分しかない。500GBもあったのに、DRモード(放送画質)で録るとあっというまにいっぱいになってしまう。画質をあまり落とさないには最低でもHEモード(4倍)ぐらいは必要だ。それでも、録画番組はどんどんたまっていく。
しかたなく、外付けのHDDを買った。Western Digitalの「My Book AV 2TB」。一挙に2TBである。2TBというと2000GBであり、2000000MBであり、20000000000KBである。フロッピーディスクが1.3MBぐらいなので、2TBはフロッピー約154万枚分である。フロッピーディスクの厚さは約3ミリなので、積み上げると4620mになる。なんと富士山より高い!
↓Digaの上に乗せた外付けHDDはまっ黒なので、良く分からない

とにかく、レコーダー(Diga)にHDDをつなぐ。USB接続なので楽ちんだ。それから、HDD登録を済ませると、もうOK。一気にDRモードで180時間の録画が可能になった。これで思いっきり録画できる。
それにしても2TBの大容量なのに、1万4800円。テレビ用はパソコン用よりも高いのだが、ずいぶん安くなったものだ。
最低気温3.2度、最高気温21.6度。晴れのち曇り。最高気温が20度を超えたのは今年初めて。昼間はワイシャツだけで仕事をしたほど。暑いのは大歓迎。早く夏にならないかな。
さて、今日はセ・パ同時開幕。いよいよ野球シーズンである。
巨人―ヤクルト戦は9回1死まで、巨人はエース石川に押さえられノーヒット。村田が加わって重量打線の巨人も、いいピッチャーには手も足も出ない。今シーズンが思いやられる。

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しかたなく、外付けのHDDを買った。Western Digitalの「My Book AV 2TB」。一挙に2TBである。2TBというと2000GBであり、2000000MBであり、20000000000KBである。フロッピーディスクが1.3MBぐらいなので、2TBはフロッピー約154万枚分である。フロッピーディスクの厚さは約3ミリなので、積み上げると4620mになる。なんと富士山より高い!
↓Digaの上に乗せた外付けHDDはまっ黒なので、良く分からない

とにかく、レコーダー(Diga)にHDDをつなぐ。USB接続なので楽ちんだ。それから、HDD登録を済ませると、もうOK。一気にDRモードで180時間の録画が可能になった。これで思いっきり録画できる。
それにしても2TBの大容量なのに、1万4800円。テレビ用はパソコン用よりも高いのだが、ずいぶん安くなったものだ。
最低気温3.2度、最高気温21.6度。晴れのち曇り。最高気温が20度を超えたのは今年初めて。昼間はワイシャツだけで仕事をしたほど。暑いのは大歓迎。早く夏にならないかな。
さて、今日はセ・パ同時開幕。いよいよ野球シーズンである。
巨人―ヤクルト戦は9回1死まで、巨人はエース石川に押さえられノーヒット。村田が加わって重量打線の巨人も、いいピッチャーには手も足も出ない。今シーズンが思いやられる。

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29日21時54分=2012年=
池田屋菓子舗の「さくら大福」
妙高市下町の池田屋菓子舗と言えば、銘菓「養老」で知られるだけではなく、おたやに長い行列ができる大福のおいしい和菓子店としても有名だ。
最近はロールケーキやチーズケーキなども作っていて、すごくおいしいが、今回は季節柄「さくら大福」を買ってきた。なかなか評判らしい。

なんといっても、皮の食感が最高。歯ごたえがあって、本物の餅の食感だ。そして、その容姿も美しい。ピンクのぽったりした大福の上に桜の花びらの塩漬けがのっている。2つ並べるとまるで柔らかな女性のおっぱいのようである(笑)。

そして、花びらの塩漬けと、餡のほのかな甘さがぴったり調和し、もう一個手が出てしまいほどだ。
1個160円と、やや高い気がするけど。
最低気温0.4度、最高気温12.2度。晴れ。上越市高田の積雪49cm。妙高市新井は128cm。

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最近はロールケーキやチーズケーキなども作っていて、すごくおいしいが、今回は季節柄「さくら大福」を買ってきた。なかなか評判らしい。

なんといっても、皮の食感が最高。歯ごたえがあって、本物の餅の食感だ。そして、その容姿も美しい。ピンクのぽったりした大福の上に桜の花びらの塩漬けがのっている。2つ並べるとまるで柔らかな女性のおっぱいのようである(笑)。

そして、花びらの塩漬けと、餡のほのかな甘さがぴったり調和し、もう一個手が出てしまいほどだ。
1個160円と、やや高い気がするけど。
最低気温0.4度、最高気温12.2度。晴れ。上越市高田の積雪49cm。妙高市新井は128cm。

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28日23時45分=2012年=
三宝亭の「好爽湯麺 金印」
平日の昼は弁当を持参しているので、あまり外食をすることはない。
今日は久しぶりに外食だったので、上越市四ケ所にある三宝亭の「好爽湯麺(ハオシャンタンメン) 金印」を食べに行った。
上越地域の外食情報なら、レポートぶりが徹底している「上越に暮らすtakeさんの忘我混沌な日常」というブログが素晴らしい。先般、3月19日にくわしいレポート(http://take118.blog118.fc2.com/blog-entry-955.html)がのっている。これを見たら、無性に食べたくなったのだ。

くわしいことは省いて、さっそく運ばれてきたラーメンを試食した。キャッチフレーズは「薬膳はここまで美味しくなる! 漢方とコラーゲンの金の極上スープ 金印」とある。値段は850円だ(銀印というのもあって、こちらは700円)。
金色に輝くきれいな鶏白湯スープは、丸鶏をじっくり炊いたもので、深い旨みがつまっている。ショウガの香りも良く、最後まで飲み干せる塩味のスープである。やや太めのもちもち食感の麺と良くからみあう。
コンセプトは「薬膳ラーメン」というだけあって、鶏肉(蒸鶏)のほか、シメジ、きくらげ、ニンジン、白菜、もやし、ネギ、ごま、クコの実など野菜がたっぷり。漢方も5種類配合されていて、食べ終わったあとも体がぽかぽかしていた。
見た目も美しいぜいたくな一杯であるが、体調が下降気味のときに食べれば、いいかもしれない。
最低気温1.9度、最高気温12.7度。雨。高田の積雪55cmに。
花粉の飛散が多くなってきて、のどが苦しい。

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今日は久しぶりに外食だったので、上越市四ケ所にある三宝亭の「好爽湯麺(ハオシャンタンメン) 金印」を食べに行った。
上越地域の外食情報なら、レポートぶりが徹底している「上越に暮らすtakeさんの忘我混沌な日常」というブログが素晴らしい。先般、3月19日にくわしいレポート(http://take118.blog118.fc2.com/blog-entry-955.html)がのっている。これを見たら、無性に食べたくなったのだ。

くわしいことは省いて、さっそく運ばれてきたラーメンを試食した。キャッチフレーズは「薬膳はここまで美味しくなる! 漢方とコラーゲンの金の極上スープ 金印」とある。値段は850円だ(銀印というのもあって、こちらは700円)。
金色に輝くきれいな鶏白湯スープは、丸鶏をじっくり炊いたもので、深い旨みがつまっている。ショウガの香りも良く、最後まで飲み干せる塩味のスープである。やや太めのもちもち食感の麺と良くからみあう。
コンセプトは「薬膳ラーメン」というだけあって、鶏肉(蒸鶏)のほか、シメジ、きくらげ、ニンジン、白菜、もやし、ネギ、ごま、クコの実など野菜がたっぷり。漢方も5種類配合されていて、食べ終わったあとも体がぽかぽかしていた。
見た目も美しいぜいたくな一杯であるが、体調が下降気味のときに食べれば、いいかもしれない。
最低気温1.9度、最高気温12.7度。雨。高田の積雪55cmに。
花粉の飛散が多くなってきて、のどが苦しい。

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27日23時06分=2012年=
たまごまるごとプリン

先般、長野県の安曇野市に行った際、途中のSAで「たまごまるごとプリン」というのがあって、珍しさにつられて買ってきてしまった。
卵の形をしていて(というより、そのもの)、1個300円(税別)という非常に高い値段だった。
ほかに「天使の贈り物」、「魔女の卵」などという商品名でも売られているらしく、いわゆる「攪拌卵」と呼ばれているものだ。
外見は卵そのもので、殻を割らずに中の白身と黄身を攪拌させ、低音加熱法でプリン状にしたお菓子である。カラメルソースが別に付いていて、それをかけて食べる。
娘が新潟から来た25日に、満を持して食べた。
殻を調べると、どこにも割れ目がない。ゆで卵のように少し割って中を見ると、黄身と白身がきれいに混ざっていてプリン状になっている。半分に割って、カラメルソースをかける前に一口食べてみた。
当然であるが、卵そのものであるので、味付けはない。だが、ほのかに卵の味はする。卵100%だから当然ではあるが。

プリンという感じではなく、ゆで卵に近い味。カラメルをかけるとプリンの味のように感じる。
この「たまごまるごとプリン」は、淡路島にある「 北坂たまご(北坂養鶏所) 」が作ったスイーツ。純国産鶏の「北坂たまご」を使っているのが一番のこだわりだという。原価はせいぜい1個30円ぐらいだろう。それを300円で売るのだから利益率は高いはずだ。
作り方は秘密のようだが、下記の中学生の実験をみると、自宅でも作れそうだ。
↓碧南市の中学生の実験レポート(平成20年度優秀作品)
http://www.city.hekinan.aichi.jp/kyouikuka/manabi/H20sinntyuutamago.pdf
・秘密その(1) 卵を手に持って40分間激しく振ると白身と黄身が混ざり合う。
・秘密その(2) 少しずつ温度を上げながら、ゆっくりと加熱する!
これで、攪拌卵ができる。今度、実際にやってみたいと思う。(40分間も激しく振るのは難しそうだが)。
↓公式サイト
http://www.kitasakatamago.co.jp/
最低気温1.0度、最高気温11.1度。晴れ。上越市高田の積雪は61cmまで減った。妙高市新井の積雪は135cm。
真っ青な空が広がり、暖かな一日。桜のつぼみもこの陽気で、ふくらむだろう。
上越映画鑑賞会の25日の上映会「一枚のハガキ」は、259人の入場者があったという。事務局によると、高田世界館での上映会では過去、もっとも入ったのではないかという。
日本映画で、定評のある監督の難しくない作品が一番客が入るのではないか。

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26日23時12分=2012年=
レタス1個分の値段で買える2GBのSDカード

SDカードはどこまで下がるんだろう。
先日、ケーズデンキで2GBのSDカードを2枚買ってきた。
KINGMAXのメモリーカードで、1枚498円である。
私が最初にパソコン(当時はマイコンと言った)を使った時、記録メディアは付いていなかった。必要なときは磁気テープを使った。つまりカセットテープである。
その後、1990年に初めてノートパソコンの初代「ダイナブックJ-3100SS」を買ったが、その時はHDDはなくて、フロッピーディスクだった。メモリーはわずか640KBで、電源を切れば、データはゼロになる。
1994年ごろ、MacのLC-630を買って、プリンターもそろえた。OSは漢字Talk7.1。メモリは8MB、そしてハードディスクは250MBだった。モニターなしで、値段は25万8000円だった。
それからまもなく、外付けのHDDを買った。250MBか300MBの容量で、2~3万円したと思う。つまり、1GBあたり8~10万円になる。その後、価格はどんどん下がり続ける。1GBあたりの値段は毎年半分ぐらいずつ下がり続けた。
2004年には1GBあたり130円になったという。今は1TBで8000円ぐらいなので、1GBあたり8円である(2TBが11000円ぐらいなので5.5円とも言える)。
そして、今回買った2GBのSDカードは498円だが、ネットで検索すると279円のものもある。レタス1個分の値段で買える。
フロッピーディスクは1.3MBだから、2GBのSDカードにはフロッピーで1538枚分も入る。いやー、すごいな。
ムーアの法則というのがあって「半導体の集積密度は18~24か月で倍増する」というものだ。この速度で進んで行くなら、テラバイトの1000倍の「ペタバイト (petabyte) 」の時代は15年後ぐらいに来ることになる。
最低気温0.2度、最高気温6.1度。雪のち晴れ、夜になって雨。

今朝、7、8cmの雪が積もっていて驚いた。
観桜会が近づいているのに、また冬に逆戻りである。

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25日16時24分=2012年=
新藤監督の最後?の力作「一枚のハガキ」
【評価】★5つが最高
★★★★★★
↓「一枚のハガキ」予告編
最初に登場する召集兵100人のうち、くじ引きで60人がフィリピンに向かい、途中潜水艦に撃沈されて戦死してしまう。その前夜、主人公の松山啓太(豊川悦司)は、戦地に向かう森川(六平直政)から一枚のハガキを託される。森川の妻・友子(大竹しのぶ)からのハガキで、そこには「今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないので何の風情もありません」と書かれていた。
検閲が厳しくハガキの返事が出せない森川は、生きて帰って来られないことを覚悟していた。そして啓太に、もし生き残ったらハガキを持って妻を訪ね、そのハガキを読んだことを伝えてくれと依頼した。
結局、残った40人のうちくじ引きで30人が沖縄の戦地に行って全員が戦死した。さらに残った10人のうち4人が戦死し、100人のうち6人だけが生きて終戦を迎えた。
森川の妻友子は、夫に死なれて老いた義父母から懇願されて、次男と結婚することになる。しかし、次男も戦死。残された義父母も心痛から死んで、友子だけが残る。
ストーリーを紹介するつもりはないが、戦争を呪いながら貧乏暮らしをして生きている友子のところに、啓太が「一枚のハガキ」を持って訪ねてくる。
啓太も戦地に行っている間に、父親と妻が関係を持ち、啓太が生きて帰ってくることを知って、二人で家から逃げたのだった。
絶望の2人が出会って、物語は進んでいくのだが、最後は希望が持てる結末になっている。
今年4月に100歳の誕生日を迎える新藤兼人監督の最後の監督作品と言われているが、これだけの「生きる力」を与える作品が、いまも作れるとは驚異的だ。戦争の悲惨さ、無意味さを何とかして伝えようというパワーを感じる。最後にして最高の作品といえるかもしれない。
この作品はキネマ旬報の2011年の日本映画の1位となった。オーバーアクション気味ではあるが大竹しのぶの全力の演技は見事。豊川悦司の力が抜けた演技も素晴らしかった。無駄のないシナリオとカット割りで、監督の作品の中では一番メッセージがストレートに伝わった作品だと思う。これだけ作品にパワーが注入されたのだから、100歳になってからもう一本撮ってほしいものだ。
書き忘れたが、今日は上越映画鑑賞会の例会上映で、高田世界館で行われた。午前11時の回に行ったのだが、すごく大勢の人が入っていて驚いた。さすが昨年のベストワン作品である。
↓「一枚のハガキ」公式サイト
http://www.ichimai-no-hagaki.jp/
最低気温1.0度、最高気温7.8度。曇りときどき雨。一時あられ。
上越市高田の最深積雪67cm。この分では今月中に積雪ゼロにはなりそうもない。

高田公園の前を通りかかったら、観桜会のぼんぼりがずらりと並んでいた。
今年は雪消えが遅く、公園内を機械除雪したという。
3年豪雪の年は、自衛隊が出動して雪を消したことを思い出す。昭和60年だったと思う。

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★★★★★★
↓「一枚のハガキ」予告編
最初に登場する召集兵100人のうち、くじ引きで60人がフィリピンに向かい、途中潜水艦に撃沈されて戦死してしまう。その前夜、主人公の松山啓太(豊川悦司)は、戦地に向かう森川(六平直政)から一枚のハガキを託される。森川の妻・友子(大竹しのぶ)からのハガキで、そこには「今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないので何の風情もありません」と書かれていた。
検閲が厳しくハガキの返事が出せない森川は、生きて帰って来られないことを覚悟していた。そして啓太に、もし生き残ったらハガキを持って妻を訪ね、そのハガキを読んだことを伝えてくれと依頼した。
結局、残った40人のうちくじ引きで30人が沖縄の戦地に行って全員が戦死した。さらに残った10人のうち4人が戦死し、100人のうち6人だけが生きて終戦を迎えた。
森川の妻友子は、夫に死なれて老いた義父母から懇願されて、次男と結婚することになる。しかし、次男も戦死。残された義父母も心痛から死んで、友子だけが残る。
ストーリーを紹介するつもりはないが、戦争を呪いながら貧乏暮らしをして生きている友子のところに、啓太が「一枚のハガキ」を持って訪ねてくる。
啓太も戦地に行っている間に、父親と妻が関係を持ち、啓太が生きて帰ってくることを知って、二人で家から逃げたのだった。
絶望の2人が出会って、物語は進んでいくのだが、最後は希望が持てる結末になっている。
今年4月に100歳の誕生日を迎える新藤兼人監督の最後の監督作品と言われているが、これだけの「生きる力」を与える作品が、いまも作れるとは驚異的だ。戦争の悲惨さ、無意味さを何とかして伝えようというパワーを感じる。最後にして最高の作品といえるかもしれない。
この作品はキネマ旬報の2011年の日本映画の1位となった。オーバーアクション気味ではあるが大竹しのぶの全力の演技は見事。豊川悦司の力が抜けた演技も素晴らしかった。無駄のないシナリオとカット割りで、監督の作品の中では一番メッセージがストレートに伝わった作品だと思う。これだけ作品にパワーが注入されたのだから、100歳になってからもう一本撮ってほしいものだ。
書き忘れたが、今日は上越映画鑑賞会の例会上映で、高田世界館で行われた。午前11時の回に行ったのだが、すごく大勢の人が入っていて驚いた。さすが昨年のベストワン作品である。
↓「一枚のハガキ」公式サイト
http://www.ichimai-no-hagaki.jp/
最低気温1.0度、最高気温7.8度。曇りときどき雨。一時あられ。
上越市高田の最深積雪67cm。この分では今月中に積雪ゼロにはなりそうもない。

高田公園の前を通りかかったら、観桜会のぼんぼりがずらりと並んでいた。
今年は雪消えが遅く、公園内を機械除雪したという。
3年豪雪の年は、自衛隊が出動して雪を消したことを思い出す。昭和60年だったと思う。

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24日21時39分=2012年=
かんずり柿の種

3月16日に発売されたばかりの「かんずり柿の種」を食べてみた。
柿の種が大好物で切らしたことがないほど。新種の柿の種は100%食べていると思う。
あらい道の駅で売っていたので、さっそく買ってきて試食。だいたい、奇抜っぽい柿の種はほとんどがおいしくない。もしくは、最初はおいしく感じるけれども、2回目は買わないというパターンが多い。最後は結局、普通の柿の種に戻ってしまう。
だが、今回のかんずり柿の種はうまいと思う。辛さだけではなく、糀や柚子の風味があり、どんどん手が出てしまう。酒のつまみに最高で、特にビールに合う。
この商品は、中学校の新設教科『社会創造科』の授業の一環として、新潟大学教育学部付属中学校の生徒のアイデアを元に、小千谷市の阿部幸製菓が企画、開発したものだという。
新潟県内限定発売なので、土産に最適な商品だと思う。
値段はパッケージ入りで1箱630円(税込み)。
最低気温2.8度、最高気温8.0度。雨。
前回は東日本大震災などの影響で中止となった長野マラソンだが、今年は4月15日に2年ぶりに開催する。参加定員が8000人から1万人に増えたという。
シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんがゲストとして参加するという。マネージャーの西村孔さんと結婚するということで、「おめでとう」コールが起きるのではないか。とにかく、注目の的だろうな。
去年、軽井沢ハーフマラソンのゲストランナーに来ていて、写真をいっぱい撮ったし、ハイタッチさせてもらった。
長野マラソンには準備不足と、花粉症のため出られないのが残念。

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23日23時48分=2012年=
高田城ロードレースがシティコースに
このブログで度々書いてきたことが実現した。
6月3日に行われる第13回高田城ロードレースが、今年は市街地を走るコースに一新されたのだ。昨日、パンフレットが郵送されてきた。早速RUNNETでハーフマラソンの部に申し込んだ。

市街地を走らせれば見物人も多くランナーが励みになる。おしゃれな格好や仮装して走る人が多くなり、見物人も楽しい。普段は走れないメインストリートを走れるのも楽しみだ。
田舎道を走るレースより、確実に参加者は増える。小布施見にマラソンは、毎年1000人ずつ参加者が増えていったし、軽井沢ロードレースが市街地コースに変えたら、参加者はそれまでの2000人から4000人に倍増した。東京マラソンの成功が、各地に波及していったのかもしれない。
参加者が増えれば、地元に落ちるお金が増える。ランナーだけではなく、伴侶や友人なども来る。宿泊、食事、入浴、土産など、落ちるお金は半端じゃない。それも、一番空いている時期に来てもらえるのだ。

コースマップを見ると、ちょっと複雑だ。信越本線があるため踏切を通らずにコース設定するのは難しい。雁木通りプラザを出発し、本町通り、北本町、跨線橋をまたぎ山麓線を南下する。金谷山付近で折り返し、今度は山麓線を一気に北上する。途中で上教大方面へ左折し、岩木から春日山町へ。春日神社などを周り、山麓線へ戻り、跨線橋を通って雁木通りプラザに戻る。
申し込み締め切りは5月2日。昨年の参加者は1758人だったので、増えることは間違いない。3000人ぐらいはいくのではないか。
最低気温4.0度、最高気温8.3度。曇りで午後から一時雨。
日本で一番本を読むと言われた長野県で一番大きな書店、平安堂がピンチだという。
1997年2月期の年売上高は220億円だったのに対し、2011年2月期は半分以下の91億円に減少した。
時代の流れで仕方がないものの、長野の文化の砦がこれじゃ哀しい。
長野市の高沢産業が買収し、資金援助をするようだ。つまり平安堂は子会社になるのだという。

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6月3日に行われる第13回高田城ロードレースが、今年は市街地を走るコースに一新されたのだ。昨日、パンフレットが郵送されてきた。早速RUNNETでハーフマラソンの部に申し込んだ。

市街地を走らせれば見物人も多くランナーが励みになる。おしゃれな格好や仮装して走る人が多くなり、見物人も楽しい。普段は走れないメインストリートを走れるのも楽しみだ。
田舎道を走るレースより、確実に参加者は増える。小布施見にマラソンは、毎年1000人ずつ参加者が増えていったし、軽井沢ロードレースが市街地コースに変えたら、参加者はそれまでの2000人から4000人に倍増した。東京マラソンの成功が、各地に波及していったのかもしれない。
参加者が増えれば、地元に落ちるお金が増える。ランナーだけではなく、伴侶や友人なども来る。宿泊、食事、入浴、土産など、落ちるお金は半端じゃない。それも、一番空いている時期に来てもらえるのだ。

コースマップを見ると、ちょっと複雑だ。信越本線があるため踏切を通らずにコース設定するのは難しい。雁木通りプラザを出発し、本町通り、北本町、跨線橋をまたぎ山麓線を南下する。金谷山付近で折り返し、今度は山麓線を一気に北上する。途中で上教大方面へ左折し、岩木から春日山町へ。春日神社などを周り、山麓線へ戻り、跨線橋を通って雁木通りプラザに戻る。
申し込み締め切りは5月2日。昨年の参加者は1758人だったので、増えることは間違いない。3000人ぐらいはいくのではないか。
最低気温4.0度、最高気温8.3度。曇りで午後から一時雨。
日本で一番本を読むと言われた長野県で一番大きな書店、平安堂がピンチだという。
1997年2月期の年売上高は220億円だったのに対し、2011年2月期は半分以下の91億円に減少した。
時代の流れで仕方がないものの、長野の文化の砦がこれじゃ哀しい。
長野市の高沢産業が買収し、資金援助をするようだ。つまり平安堂は子会社になるのだという。

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22日21時43分=2012年=
佐藤忠良と屋外彫刻
先日、3月18日のNHKテレビ「日曜美術館」(再放送)で、「人と土と空の物語 彫刻家佐藤忠良がのこしたもの」という番組をやっていた。佐藤さんは震災被災地の宮城県出身であり、昨年3月30日に98歳で亡くなった。

実は、上越市の高田公園にあるブロンズプロムナードに高田生まれの彫刻家、岩野勇三さんのブロンズコーナーがある。心がいやされる作品が多く、とても気に入っている。
↓岩野さんの作品で一番すきなブロンズ像

その岩野さんの先生が佐藤忠良さんなのである。
そうそう、上越市に住む児童文学者、杉みき子さんの童話「小さな雪の町の物語」の装丁、挿絵を書いていることを思い出した。
↓高田公園のブロンズプロムナードにある佐藤忠良さんの「演技生」

高田公園のブロンズプロムナードには、佐藤忠良さんの「演技生」という胸像があって、長女の佐藤オリエさん(女優)がモデルではないかと言われている。なんだか、人柄が伝わってくる作品である。
岩野さんの彫刻を通じ感じていたことが、そのまま先生の佐藤さんに通じる部分が多いことが、この番組を通じてわかった。作品作りを通じ、先生が大事にしていたものがそのまま出ているような気がする。
佐藤さんは、1年間いたシベリアで終戦を迎え、氷点下30度の下、3年間強制労働をし、ようやく日本に帰ってきた。自分が生きるだけでも必死なのに、その中で困っている人に手を差し伸べる人間の優しさがあった。だから、社会の底辺で働く人にも、温かい眼差しを向けることができた。人間味にあふれ、飾らない人の造形ができるのは、そんな体験があったのだ。
この番組を案内した作家の柳田国男さんは「飾り気はないが、奥深い」と言っていた。画家の安野光雅さんは「仏像みたいなイメージ」とも言っていた。
番組のハイライトは、野外彫刻の美しさであった。佐藤さんの作品は自然にとけ込んでいて、四季折々の風景や、朝夕の光の変化、空や雲の動きに応じて、違った美しさを見せる。ブロンズの手や髪の毛で切り取った「小さな窓」が、景色を取り込み、見る人ごとに違う美しさを見せていたのは発見だった。
今度、高田公園に行ったら、景色の変化という視点を持って見てみたい。
↓このブロンズ像をいつか見てみたい

番組の中で紹介されていた職人さんの手を借りて作ったいわき市のコンクリート製の母子像、90歳のときに作った子供病院のレリーフを見てみたいと思った。また、宮城県美術館に隣接した佐藤忠良記念館も行ってみたい。
最低気温-2.5度、最高気温13.9度。曇り。
昨日、映画「モテキ」に関連し、長澤まさみちゃんがTWNGAのTシャツを着ていたことを書いた。
そのTENGAのTシャツって、実際に売っているのを知って驚いた。映画と同じ「LOVE ME TENGA」と書いてある。「ラブミー・テンダー」のもじりで、笑ってしまう。
このTシャツを買おうとすると、「18歳以上ですか」と確認されるのが傑作だ。TシャツにR指定とは(笑)。1枚2500円。
↓TENGAのTシャツサイト
http://www.tenga.co.jp/products/others/t_shirts_love.php
こんなの着て、町を歩けないよ。

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実は、上越市の高田公園にあるブロンズプロムナードに高田生まれの彫刻家、岩野勇三さんのブロンズコーナーがある。心がいやされる作品が多く、とても気に入っている。
↓岩野さんの作品で一番すきなブロンズ像

その岩野さんの先生が佐藤忠良さんなのである。
そうそう、上越市に住む児童文学者、杉みき子さんの童話「小さな雪の町の物語」の装丁、挿絵を書いていることを思い出した。
↓高田公園のブロンズプロムナードにある佐藤忠良さんの「演技生」

高田公園のブロンズプロムナードには、佐藤忠良さんの「演技生」という胸像があって、長女の佐藤オリエさん(女優)がモデルではないかと言われている。なんだか、人柄が伝わってくる作品である。
岩野さんの彫刻を通じ感じていたことが、そのまま先生の佐藤さんに通じる部分が多いことが、この番組を通じてわかった。作品作りを通じ、先生が大事にしていたものがそのまま出ているような気がする。
佐藤さんは、1年間いたシベリアで終戦を迎え、氷点下30度の下、3年間強制労働をし、ようやく日本に帰ってきた。自分が生きるだけでも必死なのに、その中で困っている人に手を差し伸べる人間の優しさがあった。だから、社会の底辺で働く人にも、温かい眼差しを向けることができた。人間味にあふれ、飾らない人の造形ができるのは、そんな体験があったのだ。
この番組を案内した作家の柳田国男さんは「飾り気はないが、奥深い」と言っていた。画家の安野光雅さんは「仏像みたいなイメージ」とも言っていた。
番組のハイライトは、野外彫刻の美しさであった。佐藤さんの作品は自然にとけ込んでいて、四季折々の風景や、朝夕の光の変化、空や雲の動きに応じて、違った美しさを見せる。ブロンズの手や髪の毛で切り取った「小さな窓」が、景色を取り込み、見る人ごとに違う美しさを見せていたのは発見だった。
今度、高田公園に行ったら、景色の変化という視点を持って見てみたい。
↓このブロンズ像をいつか見てみたい

番組の中で紹介されていた職人さんの手を借りて作ったいわき市のコンクリート製の母子像、90歳のときに作った子供病院のレリーフを見てみたいと思った。また、宮城県美術館に隣接した佐藤忠良記念館も行ってみたい。
最低気温-2.5度、最高気温13.9度。曇り。
昨日、映画「モテキ」に関連し、長澤まさみちゃんがTWNGAのTシャツを着ていたことを書いた。
そのTENGAのTシャツって、実際に売っているのを知って驚いた。映画と同じ「LOVE ME TENGA」と書いてある。「ラブミー・テンダー」のもじりで、笑ってしまう。
このTシャツを買おうとすると、「18歳以上ですか」と確認されるのが傑作だ。TシャツにR指定とは(笑)。1枚2500円。
↓TENGAのTシャツサイト
http://www.tenga.co.jp/products/others/t_shirts_love.php
こんなの着て、町を歩けないよ。

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