30日22時51分=2013年=
映画「ほかいびと」でトークショー
4月28日から高田世界館で「ほかいびと」の上映が始まった。初日に北村皆雄監督と、漂泊の俳人・井上井月(いのうえ・せいげつ)を演じた田中泯さんによる舞台挨拶とトークショーが開かれたので、行ってきた。2回目のトークショーの後に懇親会があり、それにも参加してきた。映画は明日、2日まで。
この映画は昨年4月14日に、長野市の長野相生座・ロキシーまで見に行ったので、今回で2回目になる。映画の感想などはその日のブログ(http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1632.html)に書いたので省略。
↓真ん中が田中泯さん、右が北村監督

漂泊の俳人・井上井月は、1822年(文政5年)、越後の長岡藩生まれとされる。30代後半のころ伊那谷を訪れ、以来約30年間、明治に死去するまでそこで放浪生活を送り続けた。「ほかいびと」というのは、訪れる家で子が生まれれば称え、稲が実れば笑い、蚕が桑をよく食べれば寿ぎ、死者への追悼句を捧げる人のことだ。
財産も家も持たない、まさに漂泊の俳人。1800句が残されているという。その残された資料や取材を元に、ドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜて見せるというユニークな映画だ。
とにかく、井上井月を演じた田中泯さんが素晴らしい。まさに適役だ。北村監督もトークショーで「井月は何を言っているのか、生きているのか、酔っ払っているのか分からない人だった。言葉ではない形で表現できるのは、舞踊家の泯さんしかいないと思い、半年かけてくどいた」と話していた。泯さんも「僕もほかいびとみたいなものです。畑も家も全部借り物。自分のものにすると一生懸命やらなくなる」と言っていた。
映画の中で泯さんが踊る場面があるが、即興だという。「俳句をひねり出すように、その場で踊り出すことができないか」という感覚で表現した「場踊り」だという。
映画を再度見るにあたって、泯さんの映画デビューの作品「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)を見直した。この映画で泯さんは、48回キネマ旬報賞新人男優賞、第26回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞・新人俳優賞を受賞した。
映画の後半に井口清兵衛(真田広之)と余吾善右衛門(田中泯)の屋敷の中での決闘がある。清兵衛が屋敷に乗り込むと、余吾は「お主とすこし話がしたい。まぁ、かけんか」と話し始め、「わしを逃してくれんか」と持ちかける始末。余吾は藩のために一心に働いた末に命じられた切腹の辛さなどを打ち明け、二人は互いの境遇に共感する。しかし清兵衛が妻の葬式代のために刀を売ってしまったことを知ると、「わしを竹光で斬るというのか」と余吾の目付きが変わった。清兵衛が「小太刀で戦うつもりだった」と答えると、余吾が立ち上がった。「小手先の剣法で、このわしを殺すつもりだったのか。許さぬ」。そこからが壮絶な戦いとなる。
清兵衛を追い詰めた余吾は「観念しろ。わしを甘くみた報いだ」といって切りかかったが、鴨居に刀が食い込んで、そこを反対に切られてしまう。切られてから「暗い。何も見えん」「地獄だ」と言って倒れるまでが、舞を舞っているようですごい。憔悴した余吾善右衛門を演じるために、かなりの減量をしたという。井月役も同様で、泯さんは「ダイエットができない人は、本気で痩せようと思っていない」と一刀両断だった。甘さがあっては演技はできないということか。


懇親会では北村監督があいさつし、泯さんが乾杯の音頭をとった。誰が用意したのか、アケビのつるや、カンゾウのおひたしが出ていて、二人は珍しがっていた。雪中梅、鮎正宗、スキー正宗などの地酒や、岩の原ワインも出て、夜遅くまで懇親を深めた。
最低気温13.0度、最高気温20.6度。曇り。
市の固定資産税を収める期限が今日までだったのに、忘れてしまった。
失敗、失敗。
ネットで、電子マネーか、クレジットカードを使って払えるといいのに。
第一、働いているのに、平日払えというのはおかしいと思う。

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この映画は昨年4月14日に、長野市の長野相生座・ロキシーまで見に行ったので、今回で2回目になる。映画の感想などはその日のブログ(http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1632.html)に書いたので省略。
↓真ん中が田中泯さん、右が北村監督

漂泊の俳人・井上井月は、1822年(文政5年)、越後の長岡藩生まれとされる。30代後半のころ伊那谷を訪れ、以来約30年間、明治に死去するまでそこで放浪生活を送り続けた。「ほかいびと」というのは、訪れる家で子が生まれれば称え、稲が実れば笑い、蚕が桑をよく食べれば寿ぎ、死者への追悼句を捧げる人のことだ。
財産も家も持たない、まさに漂泊の俳人。1800句が残されているという。その残された資料や取材を元に、ドキュメンタリーとフィクションを織り交ぜて見せるというユニークな映画だ。
とにかく、井上井月を演じた田中泯さんが素晴らしい。まさに適役だ。北村監督もトークショーで「井月は何を言っているのか、生きているのか、酔っ払っているのか分からない人だった。言葉ではない形で表現できるのは、舞踊家の泯さんしかいないと思い、半年かけてくどいた」と話していた。泯さんも「僕もほかいびとみたいなものです。畑も家も全部借り物。自分のものにすると一生懸命やらなくなる」と言っていた。
映画の中で泯さんが踊る場面があるが、即興だという。「俳句をひねり出すように、その場で踊り出すことができないか」という感覚で表現した「場踊り」だという。
映画を再度見るにあたって、泯さんの映画デビューの作品「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)を見直した。この映画で泯さんは、48回キネマ旬報賞新人男優賞、第26回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞・新人俳優賞を受賞した。
映画の後半に井口清兵衛(真田広之)と余吾善右衛門(田中泯)の屋敷の中での決闘がある。清兵衛が屋敷に乗り込むと、余吾は「お主とすこし話がしたい。まぁ、かけんか」と話し始め、「わしを逃してくれんか」と持ちかける始末。余吾は藩のために一心に働いた末に命じられた切腹の辛さなどを打ち明け、二人は互いの境遇に共感する。しかし清兵衛が妻の葬式代のために刀を売ってしまったことを知ると、「わしを竹光で斬るというのか」と余吾の目付きが変わった。清兵衛が「小太刀で戦うつもりだった」と答えると、余吾が立ち上がった。「小手先の剣法で、このわしを殺すつもりだったのか。許さぬ」。そこからが壮絶な戦いとなる。
清兵衛を追い詰めた余吾は「観念しろ。わしを甘くみた報いだ」といって切りかかったが、鴨居に刀が食い込んで、そこを反対に切られてしまう。切られてから「暗い。何も見えん」「地獄だ」と言って倒れるまでが、舞を舞っているようですごい。憔悴した余吾善右衛門を演じるために、かなりの減量をしたという。井月役も同様で、泯さんは「ダイエットができない人は、本気で痩せようと思っていない」と一刀両断だった。甘さがあっては演技はできないということか。


懇親会では北村監督があいさつし、泯さんが乾杯の音頭をとった。誰が用意したのか、アケビのつるや、カンゾウのおひたしが出ていて、二人は珍しがっていた。雪中梅、鮎正宗、スキー正宗などの地酒や、岩の原ワインも出て、夜遅くまで懇親を深めた。
最低気温13.0度、最高気温20.6度。曇り。
市の固定資産税を収める期限が今日までだったのに、忘れてしまった。
失敗、失敗。
ネットで、電子マネーか、クレジットカードを使って払えるといいのに。
第一、働いているのに、平日払えというのはおかしいと思う。

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29日21時20分=2013年=
世の中に「やんなっちゃった」?
今日、ウクレレ漫談家の牧伸二さんが多摩川に飛び降り、自殺したという。78歳だった。ご冥福をお祈りします。
日本で一番有名なウクレレソングと言えば、牧伸二さんが「あ~あ やんなっちゃった」と歌う「やんなっちゃった節」だろうな。私もウクレレを4本持っているが、人に弾いてみせるとき、これをやるとウケる。
1500ものバージョンがあるらしく、その時々の流行りや事件、時勢を歌い込む。郵政民営化法案や、オレオレ詐欺、若貴兄弟の確執などもやっていた。きみまろよりもずいぶん早く自虐ネタや、高齢者ネタ、シモネタもやっていたのだ。
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
フランク永井は低音の魅力
神戸一郎も低音の魅力 水原弘も低音の魅力
漫談の牧伸二 低能の魅力
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
牧伸二は78歳 高齢社会の仲間だよ
だけど虫歯が1本も無いよ だから全部入れ歯だよ
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪これから日本はどうなるの? ヨタヨタしている自民党
モタモタしている民主党 参議院じゃなくて養老院
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
男女混浴温泉旅行 お風呂の中はおばあちゃんばかり
湯船に浮かんだ干しぶどう それ見てきのこがしぼんでる
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
娘はうろうろ朝帰り、息子は酔っ払って朝帰り
女房は浮気で朝帰り、亭主はあきれて里帰り
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
いろいろなバージョンがあるが、それよりもCMソングの方がイメージが強烈だった。なんといっても子供の頃流れていたCMが「ロゼット洗顔パスタ」。パスタといっても、スパゲッティではない。洗顔クリームなのだ。
♪にきびができたどうすりゃいんだ
にきびができたらこうすりゃいんだ
ロゼット使って洗顔したら 白くてきれいになっちゃった~
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
というやつだ。今でも覚えているぐらいだから、宣伝効果バツグンだった。雑誌などにもロゼット洗顔パスタの広告があり、白子さんと黒子さんが主人公の漫画が載っていた。白子さんはロゼット洗顔パスタを使っていて色白だが、黒子さんが色黒なのだ。いま、この漫画を掲載したら、「ちびくろサンボ」に匹敵するぐらいたいへんなことになりそうだ。

防虫剤のピレパラアースの「やんなっちゃった」も良く流れていたCMだ。
ところで、牧伸二はマーチンの3Mや、Gストリングなどのウクレレを使っていた。漫談をやるのにもったいないほど、いい音で鳴っていた。「やんなっちゃった節」は、G-C-D7という簡単な循環コード。原曲はハワイアンのスタンダード「タフワフワイ」である。
最低気温4.0度、最高気温22.1度。晴れ。

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日本で一番有名なウクレレソングと言えば、牧伸二さんが「あ~あ やんなっちゃった」と歌う「やんなっちゃった節」だろうな。私もウクレレを4本持っているが、人に弾いてみせるとき、これをやるとウケる。
1500ものバージョンがあるらしく、その時々の流行りや事件、時勢を歌い込む。郵政民営化法案や、オレオレ詐欺、若貴兄弟の確執などもやっていた。きみまろよりもずいぶん早く自虐ネタや、高齢者ネタ、シモネタもやっていたのだ。
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
フランク永井は低音の魅力
神戸一郎も低音の魅力 水原弘も低音の魅力
漫談の牧伸二 低能の魅力
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
牧伸二は78歳 高齢社会の仲間だよ
だけど虫歯が1本も無いよ だから全部入れ歯だよ
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪これから日本はどうなるの? ヨタヨタしている自民党
モタモタしている民主党 参議院じゃなくて養老院
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
男女混浴温泉旅行 お風呂の中はおばあちゃんばかり
湯船に浮かんだ干しぶどう それ見てきのこがしぼんでる
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
♪あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた
娘はうろうろ朝帰り、息子は酔っ払って朝帰り
女房は浮気で朝帰り、亭主はあきれて里帰り
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
いろいろなバージョンがあるが、それよりもCMソングの方がイメージが強烈だった。なんといっても子供の頃流れていたCMが「ロゼット洗顔パスタ」。パスタといっても、スパゲッティではない。洗顔クリームなのだ。
♪にきびができたどうすりゃいんだ
にきびができたらこうすりゃいんだ
ロゼット使って洗顔したら 白くてきれいになっちゃった~
あ~あ やんなっちゃった あ~あ おどろいた♪
というやつだ。今でも覚えているぐらいだから、宣伝効果バツグンだった。雑誌などにもロゼット洗顔パスタの広告があり、白子さんと黒子さんが主人公の漫画が載っていた。白子さんはロゼット洗顔パスタを使っていて色白だが、黒子さんが色黒なのだ。いま、この漫画を掲載したら、「ちびくろサンボ」に匹敵するぐらいたいへんなことになりそうだ。

防虫剤のピレパラアースの「やんなっちゃった」も良く流れていたCMだ。
ところで、牧伸二はマーチンの3Mや、Gストリングなどのウクレレを使っていた。漫談をやるのにもったいないほど、いい音で鳴っていた。「やんなっちゃった節」は、G-C-D7という簡単な循環コード。原曲はハワイアンのスタンダード「タフワフワイ」である。
最低気温4.0度、最高気温22.1度。晴れ。

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28日23時55分=2013年=
山菜が直売所にどっと出た
桜が散ったと同時に、春の山菜が直売所にどっと出た。昨日から上越市のあるるん畑、浦川原物産館、妙高市のとまと、あらい道の駅「ひだなん」などの直売所では山菜まつりなどを開催している。



あらい道の駅に立ち寄ったら、驚くほど多種の山菜が並んでいた。
いま最盛期なのがコゴメ(コゴミ)で、量的にすごい。そのほか、ゼンマイ、ワラビ、フキノトウ、ウド、ウルイ(ゲンブキ)、コシアブラ、カンゾウなど勢揃いだ。
一度に買っても食べきれないので、葉ワサビとコゴメ、アサツキを買ってきた。
コゴメはおひたしに、アサツキは酢味噌和えにする。葉ワサビは切ってから砂糖をまぶし、熱湯をかけて出来上がり。辛味が抜けないように、冷めてからタッパーに入れる。めんつゆをかけて食べる。
最低気温6.5度、最高気温17.9度、晴れ。

妙高市柳井田町の新井聖書教会の垣根にライラックの木があって、薄紫色のきれいな花を咲かせている。フランスではリラと呼ぶ花だ。近寄ってみると、小さな花が集まって大きな花になっている。
サッポロでは5月中旬にライラックまつりがあるそうで、一度行ってみたいな。街中がいい香りで包まれるのだろう。



あらい道の駅に立ち寄ったら、驚くほど多種の山菜が並んでいた。
いま最盛期なのがコゴメ(コゴミ)で、量的にすごい。そのほか、ゼンマイ、ワラビ、フキノトウ、ウド、ウルイ(ゲンブキ)、コシアブラ、カンゾウなど勢揃いだ。
一度に買っても食べきれないので、葉ワサビとコゴメ、アサツキを買ってきた。
コゴメはおひたしに、アサツキは酢味噌和えにする。葉ワサビは切ってから砂糖をまぶし、熱湯をかけて出来上がり。辛味が抜けないように、冷めてからタッパーに入れる。めんつゆをかけて食べる。
最低気温6.5度、最高気温17.9度、晴れ。

妙高市柳井田町の新井聖書教会の垣根にライラックの木があって、薄紫色のきれいな花を咲かせている。フランスではリラと呼ぶ花だ。近寄ってみると、小さな花が集まって大きな花になっている。
サッポロでは5月中旬にライラックまつりがあるそうで、一度行ってみたいな。街中がいい香りで包まれるのだろう。
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27日21時52分=2013年=
ゴーゴーカレー初挑戦
「ゴーゴーカレー」というから、我々の世代は踊りながら食べるカレーかと思ってしまう(笑)。
実は、金沢のご当地B級グルメで、新潟県初上陸だという。その店の名は「上越高田スタジアム」というプロレスみたいな名称である。土橋の上越大通り沿いに4月25日、新規オープンしたが、当日は555人限定で、55円で販売したため、大行列ができた。

空いたら行こうと思っていたが、今日、ちょうどお昼ごろ通りかかることになったので、食べてみることにした。店の外観は、黄色主体の派手派手装飾。真っ赤な字体で「ゴーゴーカレー」書かれていて、ゴリラのマークが入っている。そして、カツカレーの写真があり、「クセになる味」と書かれている。

店内は外観にもましてインパクト満点。四方の壁が真っ黄色で、パウチされたチラシがぎっしり貼ってある。雑誌に紹介された記事も並んでいる。そして、厨房に面した上部には「すべてのお客様の元気のために」という社是か社訓が書かれている。客席はシンプルな白いテーブルに丸いすの4人掛け。あとはカウンターだ。
まずは、入り口で食券を買う。ゴーゴーカレーというのはトッピングなしのやつ。トッピングはロースカツ、チキンカツ、ウインナー、エビフライがあり、+200円だ。
ご飯の量により、ヘルシー、エコノミー、ビジネス、ファーストという飛行機のランクのようになっていて、エコノミーが中盛、ビジネスが大盛りだ。小盛りのヘルシーが500円、エコノミーが550円、ビジネスが650円、特盛のファーストが750円となっている。一番人気はロースカツカレーだという。
不思議なのは「甘口」「辛口」という区別がないことだ。なぜだろう。

ロースカツカレーのビジネス(750円)に決め、食券を買って席が空くのを待つ。11時40分ごろだったが、7人待ちだった。10分ほど待ってテーブルに座り、店員に食券を渡した。10分後ぐらいにカレーが運ばれてきたので、見るとすごい量だ。食べきれるかどうか、ちょっと心配になってきた。エコノミークラスにすればよかったと後悔してしまった。
ルーの色はハヤシライスのような黒っぽい茶色。そしてかなりとろみが強くねっとりしている。小麦粉でとろみを付けたというより、とんこつラーメンのような脂がたっぷり入っている感じ。食べてみると、辛味や香りはルーに閉じ込められていて、喉元を過ぎると辛味と香りが鼻に抜けてくる。
ごはんは固めに炊いてある。キャベツの千切りが少し付いている(お代わり可能だという)。そして、ロースカツは注文を受けてから揚げているので、衣がさくさくだ。カツの厚さは7、8mmぐらいで、1cm幅に切って食べやすくしてある。カツはもちろんロースなので柔らかくてうまい。スプーンではなく、フォークで食べるのが特徴だ。
濃厚なルーと大量のご飯のため、半分食べたら満腹感が出てきた。そこで福神漬(無料)を食べて水を飲み、口直しをして、再び食べだした。最後は苦しくなったが、なんとか完食。あぁ、満腹だ。濃厚な味なので、好き嫌いは分かれると思うが、味自体は及第。あとはくせになるかどうか、かな。
でんぷんと脂質を大量に摂ったので、夕方まで満腹感が残った。サラダが別メニューであると、ありがたい。
「ゴーゴー」というのは松井秀喜の背番号55からとったらしく、ゴリラのマークも松井をイメージしているようだが、広告料は払っているのだろうか。
妙高市に本社がある写真店のコービドーがフランチャイズでやっているのだが、「木田食堂」に続く飲食店への挑戦である。長く続けてほしいと思う。
◇ゴーゴーカレー公式サイト
http://www.gogocurry.com/
最低気温7.6度、最高気温14.5度。小雨のち曇り、のち一時晴れ。
今日のテレビ番組「世界一受けたい授業」の1限目は田中俊一先生の講義で「睡眠」について。それによると、熟睡するにはいろいろな条件があるようだ。
・理想的な睡眠時間は7時間半。連続でなくて、分けて寝てもいい。
・夕食から2時間以内に寝ると肌が荒れる。
・風呂は寝る3時間前に入ると熟睡しやすい。(脳の温度が上がると熟睡できない)
・寝室はなるべく暗くする。明るい所で寝ると、太る。
・寝るときは上を向いて手足を伸ばす。うつ伏せはだめ。

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実は、金沢のご当地B級グルメで、新潟県初上陸だという。その店の名は「上越高田スタジアム」というプロレスみたいな名称である。土橋の上越大通り沿いに4月25日、新規オープンしたが、当日は555人限定で、55円で販売したため、大行列ができた。

空いたら行こうと思っていたが、今日、ちょうどお昼ごろ通りかかることになったので、食べてみることにした。店の外観は、黄色主体の派手派手装飾。真っ赤な字体で「ゴーゴーカレー」書かれていて、ゴリラのマークが入っている。そして、カツカレーの写真があり、「クセになる味」と書かれている。

店内は外観にもましてインパクト満点。四方の壁が真っ黄色で、パウチされたチラシがぎっしり貼ってある。雑誌に紹介された記事も並んでいる。そして、厨房に面した上部には「すべてのお客様の元気のために」という社是か社訓が書かれている。客席はシンプルな白いテーブルに丸いすの4人掛け。あとはカウンターだ。
まずは、入り口で食券を買う。ゴーゴーカレーというのはトッピングなしのやつ。トッピングはロースカツ、チキンカツ、ウインナー、エビフライがあり、+200円だ。
ご飯の量により、ヘルシー、エコノミー、ビジネス、ファーストという飛行機のランクのようになっていて、エコノミーが中盛、ビジネスが大盛りだ。小盛りのヘルシーが500円、エコノミーが550円、ビジネスが650円、特盛のファーストが750円となっている。一番人気はロースカツカレーだという。
不思議なのは「甘口」「辛口」という区別がないことだ。なぜだろう。

ロースカツカレーのビジネス(750円)に決め、食券を買って席が空くのを待つ。11時40分ごろだったが、7人待ちだった。10分ほど待ってテーブルに座り、店員に食券を渡した。10分後ぐらいにカレーが運ばれてきたので、見るとすごい量だ。食べきれるかどうか、ちょっと心配になってきた。エコノミークラスにすればよかったと後悔してしまった。
ルーの色はハヤシライスのような黒っぽい茶色。そしてかなりとろみが強くねっとりしている。小麦粉でとろみを付けたというより、とんこつラーメンのような脂がたっぷり入っている感じ。食べてみると、辛味や香りはルーに閉じ込められていて、喉元を過ぎると辛味と香りが鼻に抜けてくる。
ごはんは固めに炊いてある。キャベツの千切りが少し付いている(お代わり可能だという)。そして、ロースカツは注文を受けてから揚げているので、衣がさくさくだ。カツの厚さは7、8mmぐらいで、1cm幅に切って食べやすくしてある。カツはもちろんロースなので柔らかくてうまい。スプーンではなく、フォークで食べるのが特徴だ。
濃厚なルーと大量のご飯のため、半分食べたら満腹感が出てきた。そこで福神漬(無料)を食べて水を飲み、口直しをして、再び食べだした。最後は苦しくなったが、なんとか完食。あぁ、満腹だ。濃厚な味なので、好き嫌いは分かれると思うが、味自体は及第。あとはくせになるかどうか、かな。
でんぷんと脂質を大量に摂ったので、夕方まで満腹感が残った。サラダが別メニューであると、ありがたい。
「ゴーゴー」というのは松井秀喜の背番号55からとったらしく、ゴリラのマークも松井をイメージしているようだが、広告料は払っているのだろうか。
妙高市に本社がある写真店のコービドーがフランチャイズでやっているのだが、「木田食堂」に続く飲食店への挑戦である。長く続けてほしいと思う。
◇ゴーゴーカレー公式サイト
http://www.gogocurry.com/
最低気温7.6度、最高気温14.5度。小雨のち曇り、のち一時晴れ。
今日のテレビ番組「世界一受けたい授業」の1限目は田中俊一先生の講義で「睡眠」について。それによると、熟睡するにはいろいろな条件があるようだ。
・理想的な睡眠時間は7時間半。連続でなくて、分けて寝てもいい。
・夕食から2時間以内に寝ると肌が荒れる。
・風呂は寝る3時間前に入ると熟睡しやすい。(脳の温度が上がると熟睡できない)
・寝室はなるべく暗くする。明るい所で寝ると、太る。
・寝るときは上を向いて手足を伸ばす。うつ伏せはだめ。

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26日22時44分=2013年=
黄色い絨毯 菜の花が見頃

ピンクから黄色へ主役が変わった。観桜会が終わった高田公園で、いま菜の花が見頃を迎えている。
一番きれいなのは上越大通りに面した場所で、旧図書館のあたり。100mほどにわたり、黄色い絨毯を敷き詰めたように咲いている。
あまりに黄色が強烈で、目が痛くなるほどだ。
最低気温7.6度、最高気温14.8度。曇りのち雨。

上越市四ケ所の三宝亭に最近登場したニラレバ炒めを食べた。これがめっぽううまい。
なにしろ、レバーがやわらかい。家で作ると、固いレバーになってしまうが、どんなコツがあるのだろうか。
ニラレバ炒めだけなら480円、それにライスとスープを付けて定食にできる。

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25日23時40分=2013年=
手軽に食べられる「ブラック焼きそば」
仕事で直江津からの帰り、「ブラック焼きそばのキャンペーン中だったな」と気付き、イトーヨーカドー直江津店に立ち寄った。昼食用に糸魚川のご当地グルメ、ブラック焼きそばを買って帰ることにした。

昨年、ブラック焼きそばが家庭で簡単に作れるセットが発売され、スーパーなどで買い求めることができた。しかし、薄焼き玉子を作ったりする手間がかかり、手軽に食べるわけにはいかなかった。調理済みのブラック焼きそばなら、スーパーなどで買ってきてそのまま食べられる。普及にはずみが付くと思う。

食品売場にはブラック番長も来ていて、係の人が試食を勧めながらピーアールしていた。記念に写真を撮らせてもらった。今日は昨日よりも売れているようで、残りはあまりなかった。
1パック398円ということで、昼食としては手ごろな値段。コンビニでも売るようになれば、もっと売れると思う。

味の方だが、及第点だと思う。麺類なので伸びてしまうという欠点があるのだが、イカスミのこってり感が、麺のパサパサ感を打ち消しているので、時間が経っても伸びている感じがしない。逆に、もっちり感があって、いいと思う。
最低気温8.2度、最高気温18.6度。晴れ。

上越大通りを車で走っていたら、土橋で金沢のご当地グルメ「ゴーゴーカレー」のオープンということで、長い列ができていた。折込ちらしも入れずに、行列ができるとは不思議だ。混雑を避けるため、あえてちらしを入れなかったのだろう。ドンキホーテのオープン時と同じだ。
女性が旗を振っていたし、宣伝カーも回っていた。しばらくは混みあうと思うので、空いたら食べに行こうと思う。

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昨年、ブラック焼きそばが家庭で簡単に作れるセットが発売され、スーパーなどで買い求めることができた。しかし、薄焼き玉子を作ったりする手間がかかり、手軽に食べるわけにはいかなかった。調理済みのブラック焼きそばなら、スーパーなどで買ってきてそのまま食べられる。普及にはずみが付くと思う。

食品売場にはブラック番長も来ていて、係の人が試食を勧めながらピーアールしていた。記念に写真を撮らせてもらった。今日は昨日よりも売れているようで、残りはあまりなかった。
1パック398円ということで、昼食としては手ごろな値段。コンビニでも売るようになれば、もっと売れると思う。

味の方だが、及第点だと思う。麺類なので伸びてしまうという欠点があるのだが、イカスミのこってり感が、麺のパサパサ感を打ち消しているので、時間が経っても伸びている感じがしない。逆に、もっちり感があって、いいと思う。
最低気温8.2度、最高気温18.6度。晴れ。

上越大通りを車で走っていたら、土橋で金沢のご当地グルメ「ゴーゴーカレー」のオープンということで、長い列ができていた。折込ちらしも入れずに、行列ができるとは不思議だ。混雑を避けるため、あえてちらしを入れなかったのだろう。ドンキホーテのオープン時と同じだ。
女性が旗を振っていたし、宣伝カーも回っていた。しばらくは混みあうと思うので、空いたら食べに行こうと思う。

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24日23時07分=2013年=
昔の本の装丁っていいな
昔の本の装丁って、今のように画像をパソコンで作るのと違って、手描きだから味がある。デジタルはデジタルの良さがあるけれど、アナログはアナログの良さがあるのだ。

最近、手に入れた水澤健一さん編の「越後の民話」という本だ。未来社が発行しているシリーズで全50巻。新潟はこの「越後の民話」のほか「佐渡の民話」も出ている。1957年発行で、著者は長岡生まれの民俗学者、水沢謙一さんだ。県内を上越、中越、下越に分け、計77編を収録している。
このカバー絵が素晴らしい。金沢佑光さんという人が描いている。半纏を着ているキツネと、しゃもじを盛ったキツネが描かれている。何回見ても、味わい深い絵だと思う。
最低気温9.8度、最高気温19.7度。晴れときどき曇り、夕方から一時小雨。
今日24日、iPad mini用のキーボード「ロジクール ウルトラスリム キーボード ミニ」(型番:TM710)が発売されたたという。かなり欲しくなっている。でも、欲しい場合、数日は待つことにhttp://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/ultrathin-keyboard-mini?crid=1325している。それでも欲しい場合は買う。
Bluetooth機能でiPad本体とワイヤレスで接続し、キーレイアウトは英語60キーで、キーピッチは16mm。。厚さ7.3mmの薄型軽量で、溝の部分にiPad miniを立てて、スタンドしても使えるという。
つまり、これを買うと、iPadミニがノートパソコンになるというわけだ。「ロジクール オンラインストア」の直販価格は8980円。衝動買いしてしまいそうな価格だな。
↓メーカーサイト
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/ultrathin-keyboard-mini?crid=1325

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最近、手に入れた水澤健一さん編の「越後の民話」という本だ。未来社が発行しているシリーズで全50巻。新潟はこの「越後の民話」のほか「佐渡の民話」も出ている。1957年発行で、著者は長岡生まれの民俗学者、水沢謙一さんだ。県内を上越、中越、下越に分け、計77編を収録している。
このカバー絵が素晴らしい。金沢佑光さんという人が描いている。半纏を着ているキツネと、しゃもじを盛ったキツネが描かれている。何回見ても、味わい深い絵だと思う。
最低気温9.8度、最高気温19.7度。晴れときどき曇り、夕方から一時小雨。
今日24日、iPad mini用のキーボード「ロジクール ウルトラスリム キーボード ミニ」(型番:TM710)が発売されたたという。かなり欲しくなっている。でも、欲しい場合、数日は待つことにhttp://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/ultrathin-keyboard-mini?crid=1325している。それでも欲しい場合は買う。
Bluetooth機能でiPad本体とワイヤレスで接続し、キーレイアウトは英語60キーで、キーピッチは16mm。。厚さ7.3mmの薄型軽量で、溝の部分にiPad miniを立てて、スタンドしても使えるという。
つまり、これを買うと、iPadミニがノートパソコンになるというわけだ。「ロジクール オンラインストア」の直販価格は8980円。衝動買いしてしまいそうな価格だな。
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23日23時48分=2013年=
男前豆腐店の「特濃ケンちゃん」

クリーミーで口の中でとろけるような食感と甘さ、豆腐のうまみをギュッと濃縮したようなうまみが素晴らしいと思う。3人前が一緒にパックされている。
パッケージに何種類かのレシピが書いてあり、何種類か作ってみたが、どれも酒のつまみやご飯のおかずにぴったりだ。
プリンのように皿に乗せると、「男」っていう文字が浮かぶ。

写真はキューリとザーサイを刻み、だし醤油をかけたもの。これはうまいよ。
最低気温4.2度、最高気温16.6度。晴れ。
今日は会社の事務所の引っ越し。何日も前から準備をしてきたつもりだが、実際はトラブル続き。ファクス回線の移転手続きがされていなかったり、ネットがつながらなかったり、大変だった。
まだLANの配線が終わっていないので、明日一日かかりそうだ。自分の机周りの後片付けはその後だ。


一応引っ越しが終わったので、夜8時になってから仲町の「浜焼太郎」に繰り出した。

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22日23時19分=2013年=
村上春樹の新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
アマゾンに予約していたが、発売日に届かず、翌日ようやく手にすることができた。初版で20万部も刷ったらしい。これじゃ、せっかくの初版の価値がまったくない(笑)。そして、発売7日目の18日、100万部になったという。最近のミリオンセラーはダイエット本やミステリーばかりだし、純文学で100万部というのはすごいことだ。

ネタバレになるので、ストーリーには触れずに書くけれど、これから読もうとする人は、このブログを読まない方が楽しめると思う。
村上春樹の文体は、欧米文学かぶれという人が多いけど、とにかく知的でかっこいい。インテリジェンスにあふれ、スマートな文章は、これまでの日本文学にはあまりなかった。日本の私小説のような、暗く、どろどろしたものが皆無で、対比すれば、私小説が演歌で、村上文学がビートルズといってもいい。
もちろん、比喩のたくみさはいつもうなるし、服装の観察眼というか、服装を見るだけで、その人の趣味や生活まで分かるような鋭い分析は楽しい。もしかして、春樹氏は普段からこのような鋭い観察眼で人を見ているのかもしれない。いや、顔やスタイル、服装の説明を通じ、読者は頭のなかでその人物を描く。一度イメージが定着すれば、まるで映画のように頭の中でその人物が動くという効果がある。春樹氏の細かい描写は、非常に絵画的な効果をもたらしている。
音楽への造詣も素晴らしい。小説に出てくるジャズやクラシックの名曲を聞きながら読めば、さらに深みが増す。映画に音楽がつくので、映画館にいるような五感を刺激する読書体験ができるのだ。
今回の新作には、フランツ・リストの「ル・マル・デュ・ペイ」という「巡礼の年」という曲集の第1年、スイスの巻に入っている曲が出てくる。YouTubeにはラザール・ベルマン演奏のものはなかなかなかったが、ようやく見つけた。ほんとにこの小説にぴったりな曲である。
↓ラザール・ベルマン演奏 フランツ・リストのピアノ独奏曲集『巡礼の年』《第1年:スイス-》第8曲 「郷愁(ル・マル・デュ・ペイ)Liszt - Annees de pelerinage - I. Suisse - 8. Le mal du pays
このほか、セロニアス・モンクの「ラウンド・ミッドナイト」も出てくる。灰田文紹が中学校のピアノで弾く曲である。これは名曲だ。アオの携帯電話の着信音はプレスリーの「ラスヴェガス万歳!」というのもおもしろい。
↓Thelonious Monk - Round About Midnight(2分59秒)
↓Elvis Presley - Viva Las Vegas(2分27秒)
飲み物、食べ物もいろいろ出てきて、それぞれセンスのよさを感じる。つくると沙羅が4度目のデートで恵比寿のバーに行く。沙羅はモヒート(ラムベースのカクテル)の次に、ナパ(カルフォルニアのナパヴァレー)のカベルネ・ソーヴィニョン(赤ワイン)を頼んでる。モヒートはまだ飲んだことがないので、ぜひ飲みたい。12章で沙羅がおいしそうに食べるケーキは「レモン・スフレ」。デザートを必ず食べながら、彼女が美しい体型を保ち続けていることに、つくるは感心する。読者がもし、その味を知っていれば、読書することで味覚まで刺激されるのだ。
↓モヒート(カクテル)

ストーリーに触れないように書くと、こんな枝葉部分しか書けないのが残念。
ところで、私の学生時代も、このような精神的につながった男女の友人グループがあって、この小説が自分自身とつながっているように思える。昔の友だちのことを思い出してしまった。
最低気温2.3度、最高気温13.5度。曇り。今日も寒い。
泉田知事が原子力規制委員会に怒りの声を挙げているのが、報道ステーションで流れた。自然災害と原子力災害が同時に起きた場合、知事は現場で指示できなくなることについて声を荒げていた。
また、原子力規制委員会が今月10日にまとめた新たな規制基準の案について「原発事故の検証が終わらないなか、地元の意見も聞かずに作られた新たな基準だ」として、強く要望していた。そして、以前から申し込んでいたにもかかわらず、基準案ができてから、知事の意見を聞くという事に対しても立腹していた。
原発問題についての知事の発言は、県民の安心安全という立場を重んじ、当初から首尾一貫していて頼もしい。

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ネタバレになるので、ストーリーには触れずに書くけれど、これから読もうとする人は、このブログを読まない方が楽しめると思う。
村上春樹の文体は、欧米文学かぶれという人が多いけど、とにかく知的でかっこいい。インテリジェンスにあふれ、スマートな文章は、これまでの日本文学にはあまりなかった。日本の私小説のような、暗く、どろどろしたものが皆無で、対比すれば、私小説が演歌で、村上文学がビートルズといってもいい。
もちろん、比喩のたくみさはいつもうなるし、服装の観察眼というか、服装を見るだけで、その人の趣味や生活まで分かるような鋭い分析は楽しい。もしかして、春樹氏は普段からこのような鋭い観察眼で人を見ているのかもしれない。いや、顔やスタイル、服装の説明を通じ、読者は頭のなかでその人物を描く。一度イメージが定着すれば、まるで映画のように頭の中でその人物が動くという効果がある。春樹氏の細かい描写は、非常に絵画的な効果をもたらしている。
音楽への造詣も素晴らしい。小説に出てくるジャズやクラシックの名曲を聞きながら読めば、さらに深みが増す。映画に音楽がつくので、映画館にいるような五感を刺激する読書体験ができるのだ。
今回の新作には、フランツ・リストの「ル・マル・デュ・ペイ」という「巡礼の年」という曲集の第1年、スイスの巻に入っている曲が出てくる。YouTubeにはラザール・ベルマン演奏のものはなかなかなかったが、ようやく見つけた。ほんとにこの小説にぴったりな曲である。
↓ラザール・ベルマン演奏 フランツ・リストのピアノ独奏曲集『巡礼の年』《第1年:スイス-》第8曲 「郷愁(ル・マル・デュ・ペイ)Liszt - Annees de pelerinage - I. Suisse - 8. Le mal du pays
このほか、セロニアス・モンクの「ラウンド・ミッドナイト」も出てくる。灰田文紹が中学校のピアノで弾く曲である。これは名曲だ。アオの携帯電話の着信音はプレスリーの「ラスヴェガス万歳!」というのもおもしろい。
↓Thelonious Monk - Round About Midnight(2分59秒)
↓Elvis Presley - Viva Las Vegas(2分27秒)
飲み物、食べ物もいろいろ出てきて、それぞれセンスのよさを感じる。つくると沙羅が4度目のデートで恵比寿のバーに行く。沙羅はモヒート(ラムベースのカクテル)の次に、ナパ(カルフォルニアのナパヴァレー)のカベルネ・ソーヴィニョン(赤ワイン)を頼んでる。モヒートはまだ飲んだことがないので、ぜひ飲みたい。12章で沙羅がおいしそうに食べるケーキは「レモン・スフレ」。デザートを必ず食べながら、彼女が美しい体型を保ち続けていることに、つくるは感心する。読者がもし、その味を知っていれば、読書することで味覚まで刺激されるのだ。
↓モヒート(カクテル)

ストーリーに触れないように書くと、こんな枝葉部分しか書けないのが残念。
ところで、私の学生時代も、このような精神的につながった男女の友人グループがあって、この小説が自分自身とつながっているように思える。昔の友だちのことを思い出してしまった。
最低気温2.3度、最高気温13.5度。曇り。今日も寒い。
泉田知事が原子力規制委員会に怒りの声を挙げているのが、報道ステーションで流れた。自然災害と原子力災害が同時に起きた場合、知事は現場で指示できなくなることについて声を荒げていた。
また、原子力規制委員会が今月10日にまとめた新たな規制基準の案について「原発事故の検証が終わらないなか、地元の意見も聞かずに作られた新たな基準だ」として、強く要望していた。そして、以前から申し込んでいたにもかかわらず、基準案ができてから、知事の意見を聞くという事に対しても立腹していた。
原発問題についての知事の発言は、県民の安心安全という立場を重んじ、当初から首尾一貫していて頼もしい。

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21日22時53分=2013年=
高田城百万人観桜会のフィナーレ花火
今日は高田城百万人観桜会の最終日で、夕方に神輿が出て、夜8時には花火が上がった。

仕事が7時30分ごろに終わったので、高田公園に行って花火見物をしてきた。5分ぐらいの短い花火だったが、森山直太朗の「さくら」の歌などに同期させて次々と上がるので楽しい。
三重櫓のすぐ近くで上げているので、すぐ目の前で見物できる。まるで、三重櫓が炎に包まれるようで、迫力があった。
*写真をクリックすると、拡大表示できます。



今日は一日雨だと思ったが、夕方になって少し気温が上がって、雨もやんだ。神輿も花火も無事にできてよかった。
最低気温1.6度、最高気温7.0度。
今日はとても寒く、いもり池付近で雪が積もったそうだ。午前中の気温は5度以下。冷たい雨が降る中、2時間も立ったまま外にいたので、体の芯まで冷えてしまった。
今日は長野マラソン。9000人が走った。スタートの長野運動公園ではなんと雪が降っていた。気温0.4度!
招待選手で公務員ランナー、川内優輝が日本人男子選手として初めて優勝した。タイムは2時間14分27秒だった。

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三重櫓のすぐ近くで上げているので、すぐ目の前で見物できる。まるで、三重櫓が炎に包まれるようで、迫力があった。
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今日は一日雨だと思ったが、夕方になって少し気温が上がって、雨もやんだ。神輿も花火も無事にできてよかった。
最低気温1.6度、最高気温7.0度。
今日はとても寒く、いもり池付近で雪が積もったそうだ。午前中の気温は5度以下。冷たい雨が降る中、2時間も立ったまま外にいたので、体の芯まで冷えてしまった。
今日は長野マラソン。9000人が走った。スタートの長野運動公園ではなんと雪が降っていた。気温0.4度!
招待選手で公務員ランナー、川内優輝が日本人男子選手として初めて優勝した。タイムは2時間14分27秒だった。

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