30日22時59分=2016年=
開脚に挑戦!?

今年4月に発売された「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」という、長いタイトルの本がすごく売れている。いまも、ベスト10に入っている。「開脚の女王」こと、ヨガインストラクターのEiko(泉栄子)さんがが開発した開脚をするためだけに作られた本だという。
実は、2014年5月に公開されたYoutubeの動画「体が硬い人でも必ず開脚が出来るようになるストレッチ方法」というのを、この本が発売する前に見ていて、開脚の方法については予備知識があった。たしかに、開脚できたら楽しいので、やってみたい感じはその時からあった。
本がベストセラーになったと聞いたので、書店で立ち読みしてみた。ところが、本の内容がうすっぺら。関係ない小説が入ってたりして、新しいものがない。4分17秒のYouTube動画を見れば、すべてが足りてしまうのだ。良かったら買おうと思っていたが、5分立ち読みしただけで内容が分かったのでやめた。
この本の肝心なところは10ページで終わり。あとは不要。これから本を買おうと思っている人は、動画を見たほうが内容が豊富。テレビ番組のリンクもあるので、合わせて見れば全貌が分かる。
単なる開脚だけではなく、これによってダイエットができたり、腰痛が治ったりするらしい。原理的には分かるが、全員がそんな都合のいいようにいくだろうか。それにしても、動画の再生回数は今日現在、411万回というのはすごい。本の帯には250万回と書いてあるので、その後また増えたのだろう。
開脚を目指して頑張るのはいいのだけれど、股関節や太ももの筋肉を痛めないか心配だ。朝起きたときなど、まだ体が冷えていて体が硬いときにいきなりやったら筋を痛めてしまう。ウオーミングアップしてからやったほうがいいのではないか。基本的な運動のやり方が書かれていないのが気になる。
とりあえず、基本的なストレッチを1週間ほど前からやっている。4週間というのは無理でも、1年かければ胸まで着く「ベターッと開脚」ができるようになるのではないだろうか。
ちなみにEikoさんは49歳。年齢よりかなり若くみえるのは開脚のおかげだろうか。
↓体が硬い人でも必ず開脚が出来るようになるストレッチ方法(動画)
↓テレビ番組への出演
最低気温12.2度、最高気温23.2度。晴れ。このところ雨続きで、ろくにランニングができなかったが、今日は奇麗に晴れて、妙高連峰もくっきり見えた。今日は7kmを気持ち良く走った。半袖、短パンで走っていたら、なんだか寒かった。最低気温が10度に近づいているので、寒いのだろう。
周囲はもうすっかり秋の景色。ススキも穂がでてきて、木々の紅葉も一部で始まっている。稲刈りがほぼ終わり、刈田が広がっている。
読みたい本が、いっぱいたまっている。見たい映画もたくさんある。見に行きたい絵画展やコンサートもいっぱい。なのに仕事がつまっていて、時間がない。
明日の休みは、はさ木マラソンの誘導ボランティアに朝から行く予定。去年に続いて2年連続だ。去年はゲストに松野明美さんが来て楽しかったが、今年はだれもいないようだ。
今年で4回目の大会。天気はまずまずかな。

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29日22時39分=2016年=
まさにタランティーノの世界 映画「ヘイトフルエイト」
【評】★5つが最高、☆は半分
★★★☆

2003年の「キル・ビル Vol.1」ですごい監督だと思った。それから人気急上昇。奇想天外な戦争映画「イングロリアス・バスターズ」(2009年)で度肝を抜かされ、「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)は、先の展開が読めない超一級の娯楽作だった。
3年ぶりの新作だというのに、上越や新潟、長野での上映はなし。仕方なく、9月2日のDVDレンタル開始を待つことになった。
さて、新作「ヘイトフルエイト」は、黒澤風に言えば「八人の悪人」だろうか。舞台は南北戦争直後のアメリカで、雪がある寒い山岳地帯である。雪はあるが、積雪はそれほどでもなく、馬車が走っている。
首に賞金がかかっているデイジーを捕らえ、懸賞金をもらうためにジョン・ルースが、荷馬車で町へ向かっている。その途中、吹雪の中で立ち往生した黒人、マーキスは交渉の末、荷馬車に乗せてもらう。さらに保安官クリスも乗せてもらい、ロッジ"ミニーの店"に辿り着いた。ところが店にミニーはおらず、4人の男が店内で吹雪が過ぎ去るのを待っていた。
実は馬車の御者もいるので計9人なんだが、タイトルからすると「悪者」は8人。御者は別だということだろう。それにしても、8人ともすべて怪しく、口が悪く、暴力的で、うそつきだ。南北戦争で黒人を皆殺しにした話をして険悪になったりする。保安官も人種差別丸出した。賞金稼ぎのジョンは女のデイジーを容赦なく殴りつける。憎しみが渦巻く場面の連続で、気分が悪くなるような時間が続く。みんなはそれぞれ思惑があり、秘密があって、相手の出方を伺っている。一色触発の危機を抱いたまま、話が展開していく。
さて、後半は一人が殺されると、物語は急展開。まさに密室殺人のミステリー。思惑、疑惑、うそ、欺瞞がうずまく。そして、殺し合いに突入すると、タランティーノらしい血しぶきが吹き出し、首が吹っ飛ぶ壮絶な場面の連続。目を背けたくなる場面が続き、おそらく最後は全員が死ぬであろうという感じで終わるのだが、最後の3人になってからが壮絶。人種差別の極致。残酷の極致の殺し方、殺され方で終わる。
前作ではスッキリ終わってくれたのだが、今作の後味は最悪。絶対に子どもや女性には見せたくない映画である。こんな映画をどうして作ったのか。タランティーノの心境にどんな変化が起こったのだろうか。心の中を覗いてみたい。
映画自体には一定の評価をしたいが、今年の「最悪の映画」であることも間違いない。
なお、音楽を担当したエンニオ・モリコーネは、今作で第88回アカデミー賞で作曲賞を受賞した。超ベテランが初めての受賞で、それだけが救い。
↓予告編動画
【ブログ内関連記事】
◇最高の娯楽作品、タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」(2013年4月6日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1991.html
◇タランティーノの戦争映画(2010年6月1日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-983.html
最低気温17.1度、最高気温22.0度。雨。


昨日、パ・リーグで日本ハムが西武に1対0で勝って、4年ぶりのリーグ優勝を果たした。
大谷投手の力強い完璧な投球で、西武の強力打線をわずか1安打に封じた。最高の舞台で最高の投球ができるなんて、やっぱりすごい。打席に立たず、投球に専念しただけのことはあり、15奪三振の会心のピッチングだった。
大谷は指の豆をつぶしたことでバッターに専念し、20本というホームランを打ったが、そのおかげで肩を十分休ませることができた。だから、昨日のような完璧なピッチングができた。日本シリーズでも、かなり無理ができる。日本一は広島より、日本ハムかな。

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★★★☆

2003年の「キル・ビル Vol.1」ですごい監督だと思った。それから人気急上昇。奇想天外な戦争映画「イングロリアス・バスターズ」(2009年)で度肝を抜かされ、「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)は、先の展開が読めない超一級の娯楽作だった。
3年ぶりの新作だというのに、上越や新潟、長野での上映はなし。仕方なく、9月2日のDVDレンタル開始を待つことになった。
さて、新作「ヘイトフルエイト」は、黒澤風に言えば「八人の悪人」だろうか。舞台は南北戦争直後のアメリカで、雪がある寒い山岳地帯である。雪はあるが、積雪はそれほどでもなく、馬車が走っている。
首に賞金がかかっているデイジーを捕らえ、懸賞金をもらうためにジョン・ルースが、荷馬車で町へ向かっている。その途中、吹雪の中で立ち往生した黒人、マーキスは交渉の末、荷馬車に乗せてもらう。さらに保安官クリスも乗せてもらい、ロッジ"ミニーの店"に辿り着いた。ところが店にミニーはおらず、4人の男が店内で吹雪が過ぎ去るのを待っていた。
実は馬車の御者もいるので計9人なんだが、タイトルからすると「悪者」は8人。御者は別だということだろう。それにしても、8人ともすべて怪しく、口が悪く、暴力的で、うそつきだ。南北戦争で黒人を皆殺しにした話をして険悪になったりする。保安官も人種差別丸出した。賞金稼ぎのジョンは女のデイジーを容赦なく殴りつける。憎しみが渦巻く場面の連続で、気分が悪くなるような時間が続く。みんなはそれぞれ思惑があり、秘密があって、相手の出方を伺っている。一色触発の危機を抱いたまま、話が展開していく。
さて、後半は一人が殺されると、物語は急展開。まさに密室殺人のミステリー。思惑、疑惑、うそ、欺瞞がうずまく。そして、殺し合いに突入すると、タランティーノらしい血しぶきが吹き出し、首が吹っ飛ぶ壮絶な場面の連続。目を背けたくなる場面が続き、おそらく最後は全員が死ぬであろうという感じで終わるのだが、最後の3人になってからが壮絶。人種差別の極致。残酷の極致の殺し方、殺され方で終わる。
前作ではスッキリ終わってくれたのだが、今作の後味は最悪。絶対に子どもや女性には見せたくない映画である。こんな映画をどうして作ったのか。タランティーノの心境にどんな変化が起こったのだろうか。心の中を覗いてみたい。
映画自体には一定の評価をしたいが、今年の「最悪の映画」であることも間違いない。
なお、音楽を担当したエンニオ・モリコーネは、今作で第88回アカデミー賞で作曲賞を受賞した。超ベテランが初めての受賞で、それだけが救い。
↓予告編動画
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最低気温17.1度、最高気温22.0度。雨。


昨日、パ・リーグで日本ハムが西武に1対0で勝って、4年ぶりのリーグ優勝を果たした。
大谷投手の力強い完璧な投球で、西武の強力打線をわずか1安打に封じた。最高の舞台で最高の投球ができるなんて、やっぱりすごい。打席に立たず、投球に専念しただけのことはあり、15奪三振の会心のピッチングだった。
大谷は指の豆をつぶしたことでバッターに専念し、20本というホームランを打ったが、そのおかげで肩を十分休ませることができた。だから、昨日のような完璧なピッチングができた。日本シリーズでも、かなり無理ができる。日本一は広島より、日本ハムかな。

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28日21時34分=2016年=
金木犀が咲いた

我が家の庭だけでなく、あちこちで金木犀が一斉に咲いた。独特の甘ったるい香りは、なんと表現していいのだろうか。優雅?妖艶?悩ましい? いや昔、トイレにあった芳香剤の匂いか。でも、芳香剤より安っぽくない香りだ。そりゃそうだろう、本物だもの。
発売された頃のバスクリン(ボール紙の筒のやつ)もこんな匂いだった。バスクリンはジャスミンだったけれど、ジャスミンも金木犀と同じ仲間(モクセイ科)である。ジャスミンの方が、ややさわやかな感じか。

昨日までつぼみの状態だったが、今朝キッチンの窓を開けたら、ふわっと香りが漂ってきた。外に出てみると、つぼみが弾け、開花していた。今年はびっしりと花を付けている。近づくとくらくらするような、強い香りである。金木犀の香りのコロンをつけている女性がいたら、ちょっと警戒してしまうかもしれない。
さて、金木犀があるなら銀木犀もある。同じ種類だが、金木犀の花はオレンジ色。銀木犀は白か薄いアイボリーの花だという。この辺では見たことがない。
最低気温21.4度、最高気温24.5度。曇りときどき雨。

「モッツァレラのような ナチュラルとうふ」というのを買ってきて食べた。あの「ザクとうふ」を世に出した相模屋の製品なのだ。関東甲信越・関西地区の限定販売で9月3日から販売されているという。
もちもちしていて、チーズのように伸びる。オリーブオイルやはちみつをかけて食べろと書いてあったので、オリーブオイルをかけて食べた。ここまでくると、もう豆腐というジャンルから逸脱している。ほとんど豆腐ではない感じ。しいていえば、イタリアン豆腐か。うまい、まずいも超越した新しい味なのだろう。100g入り198円は、高いか安いか。
このほかに「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」という商品もあるようだ。

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27日22時43分=2016年=
出荷一時停止の「ファンタ 真っ赤なオレンジ」

「ファンタ 真っ赤なオレンジ」の490mlペットボトル入りが、9月16日に出荷を一時停止したという。まるで、先般の「カップヌードル謎肉祭」のようだ。
発売は9月12日だったが、需要想定を上回る需要があり、4日後に出荷停止となったらしい。
ファンタは、今年1月に「ファンタ レモン+C」、7月に「ファンタ すいか」と、季節に合わせた商品を発売してきた。今回の第3弾はハロウィンシーズンに合わせ、真っ赤な飲料を出したようだ。
さて、「ちょっとほろ苦いブラッドオレンジフレーバー」というキャッチフレーズ。実際飲んで見たところ、ちょっと苦味があるが、ブラッドオレンジフレーバーと思われる香料がさわやか。炭酸なのでさわやかさが一層引き立つ感じだ。
ブログの記事を検索すると「トマトっぽい味」「薬っぽい味」という評があったが、たしかにトマトといえばトマトの感じはした。でも「ブラッドオレンジ」の味を知らないので、なんとも言えない。「トマトサイダーのような味」というのが近いかも。
「薬っぽい味」というコメントも若干ある。でもコーラほどではない。中学生の頃、初めてコカ・コーラを飲んで、薬くさくて閉口したことがあった。初めてこれを飲む人は、薬っぽさを強く感じるかもしれない。
490mL入り(140円)は出荷停止中だが、1.5L(320円)は販売しているようだ。スーパーの飲料売り場を見渡したけれど、それらしきものはなかった。
普段は果汁が入っていない人工甘味料たっぷりのドリンクはほとんど飲まないが、話題になったものや、出荷停止などのお菓子やドリンクはつい買ってしまう。たまにはジャンクフードや色水を飲むのも、精神衛生上いいかも。
【ブログ内関連記事】
◇「カップヌードル謎肉祭」食べたぞ(2016年9月16日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3264.html
◇品切れ続出 ブルボンの「ルマンドアイス」(2016年8月13日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3230.html
最低気温20.0度、最高気温31.0度。久しぶりの真夏日となり、暑い一日。会社ではエアコンを入れた。
ジュースの話のついでに、こんなネーミングのお菓子もあるのを紹介。「禁断のコーラ」(カバヤ)というチョコだ。食べるとコーラの風味がしてパチパチはじけるのだ。特においしいわけでもない。ネーミングの勝利。120円。
「禁断のラムネ」に続く商品として、今年7月26日に発売され、けっこうはまる人がいたらしい。

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26日23時21分=2016年=
「いいやま湯滝温泉」で疲れ癒す

北信州ハーフマラソンの帰り、飯山市のいいやま湯滝温泉で疲れを癒してきた。この温泉は何回も入っているが、施設もいいし、食堂もあるし、なによりも露天風呂から見渡す千曲川の眺めは絶景。
マラソンの参加者はゼッケンを提示すると100円引きのサービスがあった。大人510円の入館料が410円になった。この温泉は弱アルカリ単純温泉で、循環方式だ。かけ流しなら野沢温泉を選んだのだが、駐車がたいへんだし、風呂が狭い。
↓露天風呂

ここの露天風呂は湯船の壁側が岩になっていて、湯が滝のように流れ落ちて気持ちがいい。昔は内湯から露天風呂に行くのに服を着ないと行けなかったはずだが、いつからか屋外に長さ10数メートルの柵をめぐらせ、そこを通って行けるようになった。
↓内湯と露天風呂をつなぐ通路

女湯にも露天風呂があるが、おそらく隣接しているのだろう。男湯の内湯と露天風呂は女性用の浴室をはさんでいるため、男湯の内湯から露天風呂へ行くには、裸のままぐるりと回って行く必要があるのだ。
柵には隙間があるし、柵もそれほど高くない。階段を降りていくので、その場所は川側にある駐車場から丸見え。下の駐車場は「千曲川ラフティング」の乗り場で家族連れも多い。対岸は国道で車が走っている。タオルを持って通路を渡ればいいのだが、素っ裸で移動するとたいへんなことになるかもしれない。
それから、今の季節はいいのだが、冬は相当寒いだろう。冬は通行禁止になるのかな。

割り引き額の100円で、八ヶ岳牛乳のコーヒー牛乳(110円)を飲んだ。マラソンで疲れていたせいもあるのか、これがうまかった。製造元の八ヶ岳乳業は1954年創業だという。このコーヒー牛乳を飲むと、昔上越市幸町にあった「塚田乳業」を思い出す。あのコーヒー牛乳もうまかったな。
さて、この日は2階の広間で「ゆたき寄席」をやるというので、覗いてみた。毎月第4日曜にやっていて、この日で3回目の開催らしい。出演は中野市落語研究会の面々だ。


夕方から仕事だったので、一席だけ聞いて帰ることにした。最初は理髪家文正さんの登場。65~70歳ぐらいのベテランだろうか。この人がなかなかうまかった。
出し物は上方落語の「酢豆腐」。NHKの連続テレビ小説にもあった「ちりとてちん」ではなく、初代桂春団治が得意とした演目。理髪家さんは、落語に出てくる食べ物の一つを、飯山市のうなぎ専門店「本多」のウナギに替えたり、飯山の地酒を飲むように替えたり、長野名物の唐辛子「八幡屋礒五郎」を調味料に登場させながら、大いに笑わせた。オチもちょっと替え、オーバーな身振り手振りで大笑いさせた。実に面白かった。
↓いいやま湯滝温泉公式サイト
http://www.yutakionsen.net/
最低気温21.2度、最高気温24.8度。曇り一時雨。

ベビースターラーメンに柿の種入りのものがあった。ベビースターと柿の種、ピーナツの3種ミックス。

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25日21時18分=2016年=
秋の一日を満喫「北信州ハーフマラソン」
今年で4回目を迎えた「北信州ハーフマラソン」を走ってきた。昨年は調子が良く、2時間4秒という自分としては好記録が出たが、今年は暑かったせいなのか、体調が万全でないせいなのか、昨年より10分も遅いタイムとなってしまった。
↓朝方は霧が出ていた

午前5時半に起床し、6時に家を出発した。スタート地点の野沢温泉村まで約1時間。途中、道沿いに霧が出ていたが、その後は晴れる予想だった。駐車場からスタート地点の野沢温泉村役場まではシャトルバスが出ている。8時半スタートだが、1時間前に会場入り。トイレに行ったり、荷物を預けたり、ウォームアップしているうちにスタート時間となった。
↓スタート前

↓号砲が鳴っても全然進まない

エントリー数は、昨年が2700人、今年は3200人と年々参加者が増えている。スタート地点を見るだけで、増えたことが分かる。このマラソンは景色がきれいで、コースがいい。沿道の人の応援も多いし、エイドのもてなし、ゴール後のもてなしも最高だ。今後ますますいい大会になるだろう。
↓チアガールたち

スタート前にはチアリーディングのかわいい女子のパフォーマンスもあった。スタート地点に並ぶのが遅くなり、すでに前の方はぎっしり。仕方なく後ろの方に並んだ。そのため、スタートの号砲がなってから、ゲートをくぐるまでに1分20秒もかかってしまった。
このコースは、スタート直後の500mぐらいが急な登りで、その後は坂をぐんぐん下っていく。途中、ゆるやかな登りは何箇所かあるが、ほぼ下り基調である。下りが得意なランナーなら、良い記録が出るだろう。スタート直後は天候は曇りで涼しかったが、5kmを過ぎたあたりから陽が差し始め、急に暑くなってきた。
↓第一給水所(5.7km地点)

給水は全部で6か所あり、このほかにも私設エイドがいくつか出ていた。スポーツドリンクは1つおきにあり、第2給水所では野沢菜、第4給水所ではバナナ、第5給水所では水スポンジがあった。小学生たちがボランティアでランナーに水などを手渡していて、元気が出た。いい経験をしているな。
↓私設給水所

ゴールの制限時間は特にないようだが、4つの関門があり、最後の関門の19.3kmで2時間35分である。対面走行区間を見ていたら、一番後ろのランナーのすぐ後に、脱落ランナーを収容するワゴン車が何台か走っていた。
中間の10kmのタイムが58分。キロ当たり6分を切っているので、まずまずのペース。だが、15kmを過ぎた当たりから、ガクンとペースダウンしてしまった。今年は10km以上を走る練習をしていなかったためだろう。
タイムは年齢とともに悪くなるので仕方ないとして、ここのコースは景色が素晴らしい。刈り取り前の黄金色の田んぼ、ススキ、コスモス、そばの花、千曲川の流れ……どれも美しい田園風景が広がる。
↓ゴールでは女の子がタオルをかけてくれた

↓コシヒカリのおにぎりサービス

↓リンゴのサービス

ゴールでは女の子が、タオルをかけてくれた。こういうのは、最高にうれしい。ゴール付近にはいろいろなサービスがあり、リンゴやコシヒカリのおにぎり、野沢菜、なめこの惣菜、かりんとうなどが振る舞われた。特にリンゴとおにぎりはうまかった。
↓うまいもの市

ゴール付近では「うまいもの市」をやっていて、飯山の特産品、グルメなどが販売されていた。「とり鍋」(200円)を買って、おにぎりやたこ焼きと一緒に食べた。
帰りはまたシャトルバスに乗って野沢温泉へ。そこから日帰り温泉で汗を流し、車で自宅に帰った。そして、夕方から仕事という忙しい一日。夕食後、ビールを飲んだら一気に疲れが出た。
【ブログ内関連記事】
◇あと4秒の無念!北信州ハーフマラソン(2015年9月27日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2907.html
◇新幹線飯山駅目指して走った「北信州ハーフマラソン」(2014年9月28日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2538.html
◇暑かった「北信州ハーフマラソン」(2012年6月17日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1696.html
最低気温16.7度、最高気温28.8度。曇りのち晴れ。

10月9日のコシヒカリマラソンのコースに、距離表示が出たし、このような車両通行止めの告知看板が出された。多くの人が応援に出てくれるといいのだけれど。沿道に応援がいるかどうかで、ずいぶん頑張る気持ちが違ってくる。

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↓朝方は霧が出ていた

午前5時半に起床し、6時に家を出発した。スタート地点の野沢温泉村まで約1時間。途中、道沿いに霧が出ていたが、その後は晴れる予想だった。駐車場からスタート地点の野沢温泉村役場まではシャトルバスが出ている。8時半スタートだが、1時間前に会場入り。トイレに行ったり、荷物を預けたり、ウォームアップしているうちにスタート時間となった。
↓スタート前

↓号砲が鳴っても全然進まない

エントリー数は、昨年が2700人、今年は3200人と年々参加者が増えている。スタート地点を見るだけで、増えたことが分かる。このマラソンは景色がきれいで、コースがいい。沿道の人の応援も多いし、エイドのもてなし、ゴール後のもてなしも最高だ。今後ますますいい大会になるだろう。
↓チアガールたち

スタート前にはチアリーディングのかわいい女子のパフォーマンスもあった。スタート地点に並ぶのが遅くなり、すでに前の方はぎっしり。仕方なく後ろの方に並んだ。そのため、スタートの号砲がなってから、ゲートをくぐるまでに1分20秒もかかってしまった。
このコースは、スタート直後の500mぐらいが急な登りで、その後は坂をぐんぐん下っていく。途中、ゆるやかな登りは何箇所かあるが、ほぼ下り基調である。下りが得意なランナーなら、良い記録が出るだろう。スタート直後は天候は曇りで涼しかったが、5kmを過ぎたあたりから陽が差し始め、急に暑くなってきた。
↓第一給水所(5.7km地点)

給水は全部で6か所あり、このほかにも私設エイドがいくつか出ていた。スポーツドリンクは1つおきにあり、第2給水所では野沢菜、第4給水所ではバナナ、第5給水所では水スポンジがあった。小学生たちがボランティアでランナーに水などを手渡していて、元気が出た。いい経験をしているな。
↓私設給水所

ゴールの制限時間は特にないようだが、4つの関門があり、最後の関門の19.3kmで2時間35分である。対面走行区間を見ていたら、一番後ろのランナーのすぐ後に、脱落ランナーを収容するワゴン車が何台か走っていた。
中間の10kmのタイムが58分。キロ当たり6分を切っているので、まずまずのペース。だが、15kmを過ぎた当たりから、ガクンとペースダウンしてしまった。今年は10km以上を走る練習をしていなかったためだろう。
タイムは年齢とともに悪くなるので仕方ないとして、ここのコースは景色が素晴らしい。刈り取り前の黄金色の田んぼ、ススキ、コスモス、そばの花、千曲川の流れ……どれも美しい田園風景が広がる。
↓ゴールでは女の子がタオルをかけてくれた

↓コシヒカリのおにぎりサービス

↓リンゴのサービス

ゴールでは女の子が、タオルをかけてくれた。こういうのは、最高にうれしい。ゴール付近にはいろいろなサービスがあり、リンゴやコシヒカリのおにぎり、野沢菜、なめこの惣菜、かりんとうなどが振る舞われた。特にリンゴとおにぎりはうまかった。
↓うまいもの市

ゴール付近では「うまいもの市」をやっていて、飯山の特産品、グルメなどが販売されていた。「とり鍋」(200円)を買って、おにぎりやたこ焼きと一緒に食べた。
帰りはまたシャトルバスに乗って野沢温泉へ。そこから日帰り温泉で汗を流し、車で自宅に帰った。そして、夕方から仕事という忙しい一日。夕食後、ビールを飲んだら一気に疲れが出た。
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最低気温16.7度、最高気温28.8度。曇りのち晴れ。

10月9日のコシヒカリマラソンのコースに、距離表示が出たし、このような車両通行止めの告知看板が出された。多くの人が応援に出てくれるといいのだけれど。沿道に応援がいるかどうかで、ずいぶん頑張る気持ちが違ってくる。

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24日22時02分=2016年=
王華飯店の500円ランチ
上越市仲町3の「王華(おおか)飯店」は月曜から土曜まで、木曜の定休日と祝日以外は500円ランチをやっている。今日は仕事だったので、土曜にランチをやっている店はありがたい。
なんといってもワンコイン、500円(税込み)で麺類を食べられるのがうれしい。週替りでメニューが替わる。店の入り口にランチメニューが書いてあるし、次週の予定も書いてある。ほとんどが麺類である。
↓什錦炒麺

↓豆目湯麺

↓入り口にランチメニューが

8月16日にに食べたときは「什錦炒麺(五目あんかけ焼きそば)」だったが、今日は「豆目湯麺(もやしラーメン)」だった。日本人の味覚に合わせたやさしい味で、飽きることがない。
宴会でも利用することがあるが、料理はみんなおいしく、麻婆豆腐や回鍋肉がおいしい。5000円で飲み放題ができるし、腹いっぱいになる。創業してから30年以上になるそうだ。地元の人、常連客の利用が多く、サンダル履きで気軽に中華が食べられる店だ。店内は暗めだ。
500円ランチはもう5年以上前からやっていると思う。最近のラーメンは1000円近くするものが多く、庶民の価格からはどんどん離れていくが、ここは500円だからね。コンビニで弁当を買うよりも安い。廃棄物も出ないし、環境にもやさしい。500円で麺類が食べられるのは「ほうとく」か、チェーン店、立ち食い店ぐらいしかないと思う。
難を言えば駐車場かな。店の前には2台しかないし、別の場所にもあるが、分かりにくい。いっぱいになっている時も多いので、雁木通りプラザに停めて、歩いて行くことが多い。
なお、ランチタイムは11:30~13:30なので注意。電話025-525-9012。
最低気温15.5度、最高気温24.0度。曇り。

昨日は次男夫婦が、子供を連れてディズニーシーへ行ってきた際のお土産を持ってきた。夕食におでんを作った。
コンビニのおでんよりもおいしいのを作らないといけないと思い、大量の昆布からだしを取り、午前中から大根を煮て、ゆでたまごをだしに入れ、準備した。おでんタネも厳選して、良い材料を集めた。味にはうるさい次男も、満足して帰ったようだ。
おでん鍋に入っているのはほんの一部で、大鍋にいっぱい作った。だいぶ余ったので、今日の夕食もおでんとなった。

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なんといってもワンコイン、500円(税込み)で麺類を食べられるのがうれしい。週替りでメニューが替わる。店の入り口にランチメニューが書いてあるし、次週の予定も書いてある。ほとんどが麺類である。
↓什錦炒麺

↓豆目湯麺

↓入り口にランチメニューが

8月16日にに食べたときは「什錦炒麺(五目あんかけ焼きそば)」だったが、今日は「豆目湯麺(もやしラーメン)」だった。日本人の味覚に合わせたやさしい味で、飽きることがない。
宴会でも利用することがあるが、料理はみんなおいしく、麻婆豆腐や回鍋肉がおいしい。5000円で飲み放題ができるし、腹いっぱいになる。創業してから30年以上になるそうだ。地元の人、常連客の利用が多く、サンダル履きで気軽に中華が食べられる店だ。店内は暗めだ。
500円ランチはもう5年以上前からやっていると思う。最近のラーメンは1000円近くするものが多く、庶民の価格からはどんどん離れていくが、ここは500円だからね。コンビニで弁当を買うよりも安い。廃棄物も出ないし、環境にもやさしい。500円で麺類が食べられるのは「ほうとく」か、チェーン店、立ち食い店ぐらいしかないと思う。
難を言えば駐車場かな。店の前には2台しかないし、別の場所にもあるが、分かりにくい。いっぱいになっている時も多いので、雁木通りプラザに停めて、歩いて行くことが多い。
なお、ランチタイムは11:30~13:30なので注意。電話025-525-9012。
最低気温15.5度、最高気温24.0度。曇り。

昨日は次男夫婦が、子供を連れてディズニーシーへ行ってきた際のお土産を持ってきた。夕食におでんを作った。
コンビニのおでんよりもおいしいのを作らないといけないと思い、大量の昆布からだしを取り、午前中から大根を煮て、ゆでたまごをだしに入れ、準備した。おでんタネも厳選して、良い材料を集めた。味にはうるさい次男も、満足して帰ったようだ。
おでん鍋に入っているのはほんの一部で、大鍋にいっぱい作った。だいぶ余ったので、今日の夕食もおでんとなった。

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23日23時06分=2016年=
二階堂ふみが金魚になった映画「蜜のあわれ」
【評】★5つが最高
★★★

今年4月公開の映画「蜜のあわれ」。原作は室生犀星。金沢の三文豪の一人として知られているが、今はあまり読まれていない作家だろう。ちなみに、あとの二人は泉鏡花と徳田秋声だ。昨年金沢に行った際、泉鏡花と五木寛之にちなむ記念碑や記念館、名所などをめぐったが、室生犀星は行かなかった。
考えてみると、泉鏡花は「婦系図」と「高野聖」を読んでいるが、室生犀星は詩集に親しんだ程度。詩は「抒情小曲集」の「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」という一節が有名だ。犀星というペンネームは、「犀川の西」という意味らしい。
その室生犀星が晩年に書いた小説「蜜のあはれ」を原作にした映画。今はもう読まれていない室生犀星の小説を映画化しようなんて、普通は誰も思わないだろう。監督の石井岳龍は、金沢に住んでいたこともないようだし、インディーズ界の旗手として手腕を知られる監督が、なぜ、室生犀星なのかは分からない。

↓二階堂ふみのお尻

さて、映画は老作家(大杉漣)の妄想から生まれた金魚の少女を二階堂ふみが演じ、あやしげな同居生活と、過去の女も交えて摩訶不思議なストーリー展開となる。
レトロで官能的な魅力を持った金魚「赤子」を演じた二階堂ふみの独壇場である。赤いおべべを着て、ふわふわなまめかしく踊ると、まるで金魚の生まれ変わりのようだ。丸いおしりも魅力的で、男が老境に入ってからの性的欲望の化身となった。ガリガリに細い女の子や、スレンダーすぎる女の子じゃだめなんだと思う。この独特な可愛らしいキャラクター演じられるのは二階堂ふみしかいないと思わせる。
赤子は自分のことを「あたい」と言い、老作家を「おじさま」と呼ぶのも、怪しげな感じが充満している。赤子が動くたびに、水の「ポチャン」という音がするのもステキ。映画のテンポも微妙にスローだし、独特の雰囲気が出たのではないか。
↓芥川龍之介を演じた高良健吾

大杉漣も、二階堂ふみの妙演に食われちゃったな。映画の中と同じように翻弄されてしまった。一方、短い出演にもかかわらず、鮮烈な存在感を見せたのは、芥川龍之介を演じた高良健吾だった。まさに芥川龍之介!という凄みがあったね。
↓予告編
最低気温17.0度、最高気温20.6度。曇り時々雨。
↓マダム・タッソーの蝋人形(アンジーとブラッド・ピット)

アンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットと離婚を申請した。子育てに関する不一致が理由だという。ブラッドの飲酒とマリファナ摂取量の度が過ぎていること、ハイになると怒りだすことから、「このままだと子どもたちが危険」だと三くだり半を突きつけたのが真相だと伝えられている。
まあ、有名人はくっついたり離れたりするのも仕事だから仕方ない面もある。
この離婚騒動で、有名人の蝋人形があるお台場の「マダム・タッソー」で、二人の蝋人形が離ればなれになるらしい。ニュースでやっていた。
2014年にマダムタッソーに行って、二人の写真を撮っている。これがその写真だ。
【ブログ内関連記事】
◇マダム・タッソーで芸能人に触りまくる(2014年6月3日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2418.html

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★★★

今年4月公開の映画「蜜のあわれ」。原作は室生犀星。金沢の三文豪の一人として知られているが、今はあまり読まれていない作家だろう。ちなみに、あとの二人は泉鏡花と徳田秋声だ。昨年金沢に行った際、泉鏡花と五木寛之にちなむ記念碑や記念館、名所などをめぐったが、室生犀星は行かなかった。
考えてみると、泉鏡花は「婦系図」と「高野聖」を読んでいるが、室生犀星は詩集に親しんだ程度。詩は「抒情小曲集」の「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」という一節が有名だ。犀星というペンネームは、「犀川の西」という意味らしい。
その室生犀星が晩年に書いた小説「蜜のあはれ」を原作にした映画。今はもう読まれていない室生犀星の小説を映画化しようなんて、普通は誰も思わないだろう。監督の石井岳龍は、金沢に住んでいたこともないようだし、インディーズ界の旗手として手腕を知られる監督が、なぜ、室生犀星なのかは分からない。

↓二階堂ふみのお尻

さて、映画は老作家(大杉漣)の妄想から生まれた金魚の少女を二階堂ふみが演じ、あやしげな同居生活と、過去の女も交えて摩訶不思議なストーリー展開となる。
レトロで官能的な魅力を持った金魚「赤子」を演じた二階堂ふみの独壇場である。赤いおべべを着て、ふわふわなまめかしく踊ると、まるで金魚の生まれ変わりのようだ。丸いおしりも魅力的で、男が老境に入ってからの性的欲望の化身となった。ガリガリに細い女の子や、スレンダーすぎる女の子じゃだめなんだと思う。この独特な可愛らしいキャラクター演じられるのは二階堂ふみしかいないと思わせる。
赤子は自分のことを「あたい」と言い、老作家を「おじさま」と呼ぶのも、怪しげな感じが充満している。赤子が動くたびに、水の「ポチャン」という音がするのもステキ。映画のテンポも微妙にスローだし、独特の雰囲気が出たのではないか。
↓芥川龍之介を演じた高良健吾

大杉漣も、二階堂ふみの妙演に食われちゃったな。映画の中と同じように翻弄されてしまった。一方、短い出演にもかかわらず、鮮烈な存在感を見せたのは、芥川龍之介を演じた高良健吾だった。まさに芥川龍之介!という凄みがあったね。
↓予告編
最低気温17.0度、最高気温20.6度。曇り時々雨。
↓マダム・タッソーの蝋人形(アンジーとブラッド・ピット)

アンジェリーナ・ジョリーがブラッド・ピットと離婚を申請した。子育てに関する不一致が理由だという。ブラッドの飲酒とマリファナ摂取量の度が過ぎていること、ハイになると怒りだすことから、「このままだと子どもたちが危険」だと三くだり半を突きつけたのが真相だと伝えられている。
まあ、有名人はくっついたり離れたりするのも仕事だから仕方ない面もある。
この離婚騒動で、有名人の蝋人形があるお台場の「マダム・タッソー」で、二人の蝋人形が離ればなれになるらしい。ニュースでやっていた。
2014年にマダムタッソーに行って、二人の写真を撮っている。これがその写真だ。
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◇マダム・タッソーで芸能人に触りまくる(2014年6月3日)
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22日22時08分=2016年=
当て字の店名「雪詩慕雲(せしぼん)」

もう開店して25~30年ぐらいになるだろうか。山麓線沿いの上越市大豆にある喫茶店・レストランの「雪詩慕雲(せしぼん)」。郊外型喫茶店の先駆けの店である。店名はフランス語(C'est si bon)で「素晴らしい」という意味だ。10月から、経営者が変わるそうだ。以前は、道の駅あらいにあった「哲学の森」と、下門前の「キャナリィ・ロウ」の3店が同じ系列だったが、すべて別々になる。
「雪詩慕雲(せしぼん)」という店名は一時、外国語を漢字で表現し、店名にするのが流行った頃のものだ。
現在、土橋にある「カーザ・サンヴィート」は、開店してから30年ほど経つ、イタリア料理の老舗。昔、南本町1丁目の有沢製作所入り口のホテル1階で営業していた。その時の店名は「散陽戸」だったかな(?)。
石橋にあるカレーの「待夢里」は開店してから30年以上経つ喫茶店。カレーが有名だ。これで「タイムリー」と読む。
このような当て字は昔からあって、探偵小説の江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーをもじったものだ。タレントの谷啓は、俳優のダニー・ケイをもじり、喜劇の益田喜頓はバスター・キートンをもじった。
その後も、北山修が1970年代に自切俳人(ジキルハイド)として活動していたこともあったし、松任谷由実は他の歌手に楽曲を提供する時、呉田軽穂(グレタ・ガルボ)というペンネームを使っていた。小柳ルミ子の歌、「来夢来人」(ライムライト)が出たのは1980年だから、36年前である。
さて、「雪詩慕雲」に久しぶりに入ってみた。昔は1杯9995円のコーヒーもあったが、メニューからなくなっていた。その上、メニューも大幅に変わっていた。以前はランチの種類も多かったはずだ。基本はピザとパスタがそれぞれセット(サラダ、ドリンク付き)になったものが多い。大体1100円から1500円ほどである。
↓ワンプレートランチ

↓炭火焼きコーヒー

ワンプレートランチ(1350円)を食べた。前菜、サラダ、パンまたはライス、スープ、メインディッシュ、ドリンクが付く。1日限定10食だという。
この日のランチは、タンドリーチキンがメイン。それにエビのカルパッチョ、スープが付いていた。炭火焙煎コーヒーは相変わらずうまい。開店当初と同じく、店名入りのカップで出てきた。
最低気温18.0度、最高気温24.9度。曇り。

あるるんの杜で買った「いちじくタルト」(280円)。いちじくをたっぷり使った風味豊かなタルトだった。値段も安い。

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21日22時45分=2016年=
中高年も満足させるアニメ「君の名は。」
【評】★5つが最高、☆は半分
★★★☆

8月26日に公開した映画だが、アニメなのでパスしていたら、公開から25日目の9月19日時点で配収91億円を突破したそうだ。明日も祝日だし、今月中にも日本のアニメとしては「風立ちぬ」以来の100億円の大台突破は間違いなさそうだ。
同年代の友人から「我々の年代でも面白かった」と推薦をもらったので、遅ればせながらJ-MAXシアターに見に行った。映画館はけっこうな混み具合。隣の人と隣り合わせになることは普段ない(普通は1人分空ける)。
1953年の名作「君の名は」(大庭秀雄監督)とは何も関係がない。アニメ作品のタイトルは「 」の中に○が入る。タイトルは昔の映画を連想させるが、アニメの方は、スマホが主人公の二人を結びつける重要な役割をしているし、タイムプラス動画風の映像を使っていたり、自然災害が多発する現代の危機管理を描いているところなど、とても新しい。
アニメ作品ではあるがが、“黄昏時”や紅葉など、実写のような自然や、東京の街の描写があまりにも美しいのに感嘆した。そして、彗星を実際に見ているような美しい描写が素晴らしい。
物語は1000年ぶりの彗星の来訪を控えた日本が舞台。男女2人の高校生が主役だ。二人は、誰かを探し求めている感覚があった。女子高生の三葉は山々に囲まれた田舎町に住む。町長である父の封建性や、家系の神社の風習などに嫌気がさし、東京へ出ることを夢見ている。そして、自分が都会で暮らす男子高校生になる夢を見る。一方、東京に住む男子高校生の瀧は田舎町に生活する夢を見る。だが、それは夢ではなく、自分たちが実際に入れ替わっていることに気付く。
この辺は、大林宣彦監督の「転校生」の焼き直しのような感じだ。男女が入れ替わるので、それに伴うエッチな部分もある。だが、二人のラブストーリーや、彗星落下に伴う町消滅の危機などをからめ、未来や過去を行ったり来たりする複雑なストーリーになっている。思春期の甘酸っぱさも良く描かれていたし、伏線も最後にきちんと昇華されている。無駄なカットはほとんどなく、良く整理されていたと思う。テンポも良かったし、音楽も良かった。
それにしても、後半の思いもよらない展開には驚いた。ラブストーリーとスペクタクルが重層し、一大シンフォニーになっている。これだけの映画を組み立てた新海誠監督に拍手!
↓予告
最低気温18.2度、最高気温24.4度。曇り。

銀座に本店がある「宗家 源吉兆庵」の秋限定商品「陸乃宝珠」と「芳都嬉」を食べた。いずれも1個300円ほどする高級和菓子だ。
「陸乃宝珠」は、果実の女王、マスカットオブアレキサンドリアを皮のまま丸ごと1個使用し、周りを求肥で包んでいる。食べると、甘酸っぱい果汁がほとばしる。高級感たっぷりだ。
新商品「芳都嬉(ほおずき)」は、裏ごしした国産ほおずきを使用した、爽やかな酸味の羊羹。上品な風味の和菓子である。

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★★★☆

8月26日に公開した映画だが、アニメなのでパスしていたら、公開から25日目の9月19日時点で配収91億円を突破したそうだ。明日も祝日だし、今月中にも日本のアニメとしては「風立ちぬ」以来の100億円の大台突破は間違いなさそうだ。
同年代の友人から「我々の年代でも面白かった」と推薦をもらったので、遅ればせながらJ-MAXシアターに見に行った。映画館はけっこうな混み具合。隣の人と隣り合わせになることは普段ない(普通は1人分空ける)。
1953年の名作「君の名は」(大庭秀雄監督)とは何も関係がない。アニメ作品のタイトルは「 」の中に○が入る。タイトルは昔の映画を連想させるが、アニメの方は、スマホが主人公の二人を結びつける重要な役割をしているし、タイムプラス動画風の映像を使っていたり、自然災害が多発する現代の危機管理を描いているところなど、とても新しい。
アニメ作品ではあるがが、“黄昏時”や紅葉など、実写のような自然や、東京の街の描写があまりにも美しいのに感嘆した。そして、彗星を実際に見ているような美しい描写が素晴らしい。
物語は1000年ぶりの彗星の来訪を控えた日本が舞台。男女2人の高校生が主役だ。二人は、誰かを探し求めている感覚があった。女子高生の三葉は山々に囲まれた田舎町に住む。町長である父の封建性や、家系の神社の風習などに嫌気がさし、東京へ出ることを夢見ている。そして、自分が都会で暮らす男子高校生になる夢を見る。一方、東京に住む男子高校生の瀧は田舎町に生活する夢を見る。だが、それは夢ではなく、自分たちが実際に入れ替わっていることに気付く。
この辺は、大林宣彦監督の「転校生」の焼き直しのような感じだ。男女が入れ替わるので、それに伴うエッチな部分もある。だが、二人のラブストーリーや、彗星落下に伴う町消滅の危機などをからめ、未来や過去を行ったり来たりする複雑なストーリーになっている。思春期の甘酸っぱさも良く描かれていたし、伏線も最後にきちんと昇華されている。無駄なカットはほとんどなく、良く整理されていたと思う。テンポも良かったし、音楽も良かった。
それにしても、後半の思いもよらない展開には驚いた。ラブストーリーとスペクタクルが重層し、一大シンフォニーになっている。これだけの映画を組み立てた新海誠監督に拍手!
↓予告
最低気温18.2度、最高気温24.4度。曇り。

銀座に本店がある「宗家 源吉兆庵」の秋限定商品「陸乃宝珠」と「芳都嬉」を食べた。いずれも1個300円ほどする高級和菓子だ。
「陸乃宝珠」は、果実の女王、マスカットオブアレキサンドリアを皮のまま丸ごと1個使用し、周りを求肥で包んでいる。食べると、甘酸っぱい果汁がほとばしる。高級感たっぷりだ。
新商品「芳都嬉(ほおずき)」は、裏ごしした国産ほおずきを使用した、爽やかな酸味の羊羹。上品な風味の和菓子である。

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