31日21時56分=2022年=
みさと食堂の「とん汁ラーメン」
上越市、妙高市の数店で提供されている「とん汁ラーメン」。妙高市の「松茶屋」が1980年代前半に売り出し、周辺に広がった。「たちばな」のとん汁ラーメンは松茶屋のずっと後である。

今日は、上越市今池にある「みさと食堂」のとん汁ラーメンを食べに行った。
昨年12月の「バナナマンのせっかくグルメ!!」で「みそラーメン」が取り上げれ、その後はずっと混雑が続いていた。今日は時間を外して午後1時過ぎに入店した。満席に近かったが待つことはなく、カウンター席に座れた。
とん汁ラーメン(850円)は、みそラーメン(800円)より50円高い。前回はみそラーメンを食べたので、今回は「とん汁ラーメン」である。

ゆでた麺に煮込んだとん汁をかけたラーメンである。バラ肉と玉ねぎがとろけておいしい。ただし、豆腐に“す”が入っているのはいただけない。煮込みすぎだ。松茶屋のように別鍋で調理するなど、工夫したほうがいいと思う。
【ブログ記事】
◇バナナマン効果で「みさと食堂」大混雑(2021年12月23日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-5211.html
今日の
最低気温5.8度、最高気温11.1度。小雨。
○……巨人が開幕から好スタート。昨年日本一のヤクルト相手に3連勝し、ここまで5勝1敗。今日は6-3の快勝で、20歳の堀田賢慎投手が1軍初登板初勝利。巨人は抑えの大勢など、新人が育っていて楽しみだ。ただし、広島は開幕6連勝。あなどれない。
ビッグボスこと新庄新監督が率いる日本ハムは、6-2でようやく今季初勝利。パフォーマンスで野球を面白くしようとする気持ちは分かるが、野球は結果を残さないと評価されない。新庄監督も一安心だろう。

今日は、上越市今池にある「みさと食堂」のとん汁ラーメンを食べに行った。
昨年12月の「バナナマンのせっかくグルメ!!」で「みそラーメン」が取り上げれ、その後はずっと混雑が続いていた。今日は時間を外して午後1時過ぎに入店した。満席に近かったが待つことはなく、カウンター席に座れた。
とん汁ラーメン(850円)は、みそラーメン(800円)より50円高い。前回はみそラーメンを食べたので、今回は「とん汁ラーメン」である。

ゆでた麺に煮込んだとん汁をかけたラーメンである。バラ肉と玉ねぎがとろけておいしい。ただし、豆腐に“す”が入っているのはいただけない。煮込みすぎだ。松茶屋のように別鍋で調理するなど、工夫したほうがいいと思う。
【ブログ記事】
◇バナナマン効果で「みさと食堂」大混雑(2021年12月23日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-5211.html
今日の足跡
最低気温5.8度、最高気温11.1度。小雨。
○……巨人が開幕から好スタート。昨年日本一のヤクルト相手に3連勝し、ここまで5勝1敗。今日は6-3の快勝で、20歳の堀田賢慎投手が1軍初登板初勝利。巨人は抑えの大勢など、新人が育っていて楽しみだ。ただし、広島は開幕6連勝。あなどれない。
ビッグボスこと新庄新監督が率いる日本ハムは、6-2でようやく今季初勝利。パフォーマンスで野球を面白くしようとする気持ちは分かるが、野球は結果を残さないと評価されない。新庄監督も一安心だろう。
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30日21時35分=2022年=
約50年ぶりに見た映画「ひまわり」
ウクライナで撮影されたという一面のヒマワリ畑が美しい映画「ひまわり」(1970年)の上映が高田世界館で始まった。高校2年の春休みに高田中劇で見たことを鮮明に覚えている。あれから半世紀。改めて見た映画の印象は、ロシアのウクライナ侵攻とも重なり、ずいぶん違った印象となった。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」というのは、梶井基次郎の『桜の樹の下には』の一節。映画で一面に咲くヒマワリの下には、イタリア兵やロシアの捕虜が埋まっていたのだ。
第二次大戦のロシア戦線は雪と寒さとの戦い。あの名作「八甲田山」で描かれたような地獄絵図。立ち止まったらたちどころに体が凍りついてしまう極寒の地が、冬のウクライナだったのだ。吹雪と寒さ、空腹で次々と倒れていく兵士。「このヒマワリ畑の下にはイタリア兵とロシア人捕虜が埋まっています」と語る地元案内人の言葉が印象的だ。

ウクライナで撮影されたというどこまでも続くひまわり畑は、タイトルバックとエンディングのほか、ロシア戦線に出征したまま戻らない夫(マルチェロ・マストロヤンニ)を、イタリア人の妻(ソフィア・ローレン)が捜しに行く場面に出てくる。キエフの南500キロにあるヘルソン州で撮影されたという。
ひまわり畑のタイトルバックは左にパン(水平移動)し、エンディングは右にパンしていることに気付いた。同じひまわり畑だが、最初と最後ではずいぶん印象が違う。ヒマワリはウクライナの国花であり、その花からとれる蜂蜜は名産となっている(先日、購入した)。
高校生の時に見たときは、もちろんひまわり畑の印象が強かったけれど、海辺の小舟に隠れて愛を交わす2人の激しさが強烈だった。映画前半は、女好きなイタリア男と、ナイスボディのナポリ女というおバカなカップルの話である。ナポリ女がそそのかし、出征を逃れるためのスピード婚と仮病の偽装工作。切ない話になるのはアントニオが出征してからだ。
↓リュドミラ・サベリーエワ

映画はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが主役。だが、感情の起伏が激しく、必死の形相で夫を探すソフィア・ローレンよりも、清楚なロシア妻を演じたリュドミラ・サベリーエワの可憐さにひかれた。ジョバンナ(ソフィア・ローレン)を家に迎えた際や、夫がイタリアに向かうときの不安な表情が何ともいえない。それは再見した今回も同じ印象だ。
両方とも既に子供がいる家庭なので、アントニオがジョバンナを追ってイタリアに戻ってきても、既に修復は不可能だった。駅での別れのシーンは涙が止まらないほど感動した場面だったが、「これでアントニオは美しいロシア妻の元に帰れるのだ」と思ってしまう気持ちも交錯した。
ロシア軍のウクライナ侵攻で、引き裂かれた夫婦がどれだけいるかと思うと胸が痛い。ヘンリー・マンシーニの切ない旋律はウクライナの人々の悲しみを表しているようだ。
蛇足)新婚の朝、アントニオがジョバンナにオムレツを作ってやる場面がある。「じいさんも新婚の朝に食べた」というのだ。なんと卵を24個も使い、塩と胡椒で味付けをしたシンプルなもの。2人はオムレツを食べて腹いっぱいになる。この場面が夫婦の幸せを象徴していた。
今日の
最低気温2.3度、最高気温20.4度。晴れ。
○……ウクライナへの人道支援で先日、妙高市役所の募金箱に寄付をしてきた。
今月2日、上越市と上越市議会がプーチン大統領に抗議文を送ったと報じられた。ロシア大使館宛てに郵送したというが、プーチンに届くとは思われない。
それに市長と議長の署名が自筆ではなく、国際的には無意味なハンコを押してある。さらには、文書が日本語なのに笑ってしまった。プーチンはどうやって読むのか。上越市にはロシア語が分かる人材がいないということを公にしたようなもので、とても恥ずかしい。
抗議文を送るなら、併せて人道支援に寄付すべきだ。市民が寄付しているのに、市長や市議が寄付しないというのはおかしい。もし寄付しているのなら、情報公開すべきだ。

「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」というのは、梶井基次郎の『桜の樹の下には』の一節。映画で一面に咲くヒマワリの下には、イタリア兵やロシアの捕虜が埋まっていたのだ。
第二次大戦のロシア戦線は雪と寒さとの戦い。あの名作「八甲田山」で描かれたような地獄絵図。立ち止まったらたちどころに体が凍りついてしまう極寒の地が、冬のウクライナだったのだ。吹雪と寒さ、空腹で次々と倒れていく兵士。「このヒマワリ畑の下にはイタリア兵とロシア人捕虜が埋まっています」と語る地元案内人の言葉が印象的だ。

ウクライナで撮影されたというどこまでも続くひまわり畑は、タイトルバックとエンディングのほか、ロシア戦線に出征したまま戻らない夫(マルチェロ・マストロヤンニ)を、イタリア人の妻(ソフィア・ローレン)が捜しに行く場面に出てくる。キエフの南500キロにあるヘルソン州で撮影されたという。
ひまわり畑のタイトルバックは左にパン(水平移動)し、エンディングは右にパンしていることに気付いた。同じひまわり畑だが、最初と最後ではずいぶん印象が違う。ヒマワリはウクライナの国花であり、その花からとれる蜂蜜は名産となっている(先日、購入した)。
高校生の時に見たときは、もちろんひまわり畑の印象が強かったけれど、海辺の小舟に隠れて愛を交わす2人の激しさが強烈だった。映画前半は、女好きなイタリア男と、ナイスボディのナポリ女というおバカなカップルの話である。ナポリ女がそそのかし、出征を逃れるためのスピード婚と仮病の偽装工作。切ない話になるのはアントニオが出征してからだ。
↓リュドミラ・サベリーエワ

映画はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが主役。だが、感情の起伏が激しく、必死の形相で夫を探すソフィア・ローレンよりも、清楚なロシア妻を演じたリュドミラ・サベリーエワの可憐さにひかれた。ジョバンナ(ソフィア・ローレン)を家に迎えた際や、夫がイタリアに向かうときの不安な表情が何ともいえない。それは再見した今回も同じ印象だ。
両方とも既に子供がいる家庭なので、アントニオがジョバンナを追ってイタリアに戻ってきても、既に修復は不可能だった。駅での別れのシーンは涙が止まらないほど感動した場面だったが、「これでアントニオは美しいロシア妻の元に帰れるのだ」と思ってしまう気持ちも交錯した。
ロシア軍のウクライナ侵攻で、引き裂かれた夫婦がどれだけいるかと思うと胸が痛い。ヘンリー・マンシーニの切ない旋律はウクライナの人々の悲しみを表しているようだ。
蛇足)新婚の朝、アントニオがジョバンナにオムレツを作ってやる場面がある。「じいさんも新婚の朝に食べた」というのだ。なんと卵を24個も使い、塩と胡椒で味付けをしたシンプルなもの。2人はオムレツを食べて腹いっぱいになる。この場面が夫婦の幸せを象徴していた。
今日の足跡
最低気温2.3度、最高気温20.4度。晴れ。
○……ウクライナへの人道支援で先日、妙高市役所の募金箱に寄付をしてきた。
今月2日、上越市と上越市議会がプーチン大統領に抗議文を送ったと報じられた。ロシア大使館宛てに郵送したというが、プーチンに届くとは思われない。
それに市長と議長の署名が自筆ではなく、国際的には無意味なハンコを押してある。さらには、文書が日本語なのに笑ってしまった。プーチンはどうやって読むのか。上越市にはロシア語が分かる人材がいないということを公にしたようなもので、とても恥ずかしい。
抗議文を送るなら、併せて人道支援に寄付すべきだ。市民が寄付しているのに、市長や市議が寄付しないというのはおかしい。もし寄付しているのなら、情報公開すべきだ。
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- 祝アカデミー作品賞!笑いと涙の映画「コーダ あいのうた」 (2022/03/28)
- 現代中国の生活が分かる映画「春江水暖」 (2022/03/27)
29日22時49分=2022年=
上越食道園の「ランチ」
上越市春日山町1にある「肉のたなべ」が経営する焼肉店が上越食道園。ランチタイムは人気で、待たないと入店できないこともある。昼間から焼肉を食べる人も多いが、今回はリーズナブルな平日限定のサービスランチを紹介。


料理は「山賊焼き定食」「洋風カツライス」「おばんざい定食「なごみ豚もつ煮定食」「麻婆ラーメン」の5種類から選べる。すべて税込み700円。大盛り無料で、ドリンクバーまで付いている。

今回は「なごみ豚もつ煮定食」を注文。ビールが飲みたくなったが、そこはじっとこらえた。一口食べて、もつ煮のおいしさに驚いた。もつがたっぷり入っているし、味が染み込んだ大根や人参がおいしい。
サラダ、小鉢、漬物も付いている。ドリンクは3杯飲んだので、ずいぶんんお得な感じだ。
◇所在地:上越市春日山町1-7-8
◇電話:025-524-8955
◇営業時間:11:00~14:00 17:00~22:00
◇定休:水曜
今日の
最低気温3.3度、最高気温13.9度。曇り。

○……知人から毎年いただいている宮古島特産の「黒糖」。毎朝、ヨーグルトにかけて食べている。香りがよく、甘すぎず、滋養が豊富で素晴らしい健康食品だ。


料理は「山賊焼き定食」「洋風カツライス」「おばんざい定食「なごみ豚もつ煮定食」「麻婆ラーメン」の5種類から選べる。すべて税込み700円。大盛り無料で、ドリンクバーまで付いている。

今回は「なごみ豚もつ煮定食」を注文。ビールが飲みたくなったが、そこはじっとこらえた。一口食べて、もつ煮のおいしさに驚いた。もつがたっぷり入っているし、味が染み込んだ大根や人参がおいしい。
サラダ、小鉢、漬物も付いている。ドリンクは3杯飲んだので、ずいぶんんお得な感じだ。
◇所在地:上越市春日山町1-7-8
◇電話:025-524-8955
◇営業時間:11:00~14:00 17:00~22:00
◇定休:水曜
今日の足跡
最低気温3.3度、最高気温13.9度。曇り。

○……知人から毎年いただいている宮古島特産の「黒糖」。毎朝、ヨーグルトにかけて食べている。香りがよく、甘すぎず、滋養が豊富で素晴らしい健康食品だ。
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28日22時03分=2022年=
祝アカデミー作品賞!笑いと涙の映画「コーダ あいのうた」
【評】★5つが最高
★★★★★
注目されていたアカデミー賞の作品賞は「コーダ あいのうた」に決まった。受賞が決まったその日に、映画を見たのはハッピーだ。笑いあり、涙ありの感動作だった。濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」は作品賞を逃したが、国際長編映画賞を取れので良かった。映画「コーダ あいのうた」は高田世界館で上映中だが、4月1日(金)で終了なので注意。

タイトルに付いている「CODA(コーダ)」とは、「Child of Deaf Adults」の略語で、「聾唖の親を持つ子供」という意味。女子高生ルビーの家族4人のうち父母兄は聾唖者。ルビーも含めて全員が漁業を営む。仕事の最中は手話でこと足りるが、陸にあがるとルビーの通訳に頼って生活せざるをえない。家族みんなが明るく、貧しいながらも協力しあって暮らしている様子がいい。
両親はセックスに対してオープンで、娘は通訳に困ることがある。両親がインキンタムシになり、医師から「セックスは2週間厳禁」と言われたのを、ルビーは忠実に訳すしかない。両親の「そりゃ無理だ」で大笑いした。


ルビーは歌が大好きで、合唱部顧問の坂本龍一似の熱血先生から才能を認められ、学校の発表会で男の子とのデュオをやれと言われる。ルビーの家で2人きりの練習をすることになった。先生には見つめ合って歌えと言われたが気恥ずかしい。2人のハーモニーが美しいだけではなく、背を向けて歌うのがいじらしい。だが、その美しい場面がギコギコ音と、あえぎ声でかき消される。ルビーが帰ってきているのが分からず、両親は昼間から行為を始めてしまったのだ。
顧問の先生は、都会の名門バークレー音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。健聴者が1人いないと、法律上は漁船の運行が認められないこともあり、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意する。

これ以上書くとネタバレになる。映画を見たいと思った人はこれ以上読まない方がいいかも。
歌の場面では何度も泣かされる。その歌の聞かせ方もうまい。デビッド・ボウイの「スターマン」をデュオでやるのだが、練習のときと本番で同じ曲を2度聞かせるという野暮なことはやらない。本番では聾唖者と同じ「無音」で歌を聞かせたのだ。そして、オーディションは家族に聴かせるため、手話付きで感動を倍加させた。曲はジョニー・ミッチェルの「青春の光と影」。大好きな曲だ。
↓助演男優を受賞したトロイ・コッツァー

さらに素晴らしかったのは、娘の歌声が聴けない父が「自分1人のために歌ってほしい」と娘ののどに手を置き、口の動きを読みながら歌ってもらう場面だ。父親を演じたトロイ・コッツァーは、おそらくこの場面でアカデミー助演男優賞を確実にしたのだと思う。
母親のせりふが心に残った。ルビーが生まれたとき、耳が聞こえると分かって「がっかりした」というのだ。なぜなら、「分かり合えないと思って」。

デュエットが縁で引かれ合う2人の純朴さも心を打つ。高さ10mの崖から川の淵に飛び込み、じゃれ合う場面が美しい。
(メモ)顧問の先生がルビーにしたアドバイスが面白い。「ボブ・ディランの声をデビッド・ボウイはなんと表現したか知っているか? 『砂と糊を混ぜたような声』と言ったんだ」。声の良さではなく、何を伝えるかが大事だということだろうか。
今日の
最低気温4.8度、最高気温11.7度。曇り。
↓フロントガラスに付いた花粉

○……今日も花粉が大量に飛んだ。車のガラスにたくさん付着していた。

○……昨日の上越映画鑑賞会の例会で、高田世界館のロビーに、このほど亡くなった映画評論家の佐藤忠男さんの色紙と著作「日本映画思想史」、新聞記事が置かれていた。会員の私物だろうか。色紙には次のように書かれていた。
「高田はなつかしい町です。一九四七年から四九年にかけてここにいました。雪の中を映画を見に歩き、古本屋で世界戯曲全集を買って読みふけりました。それが私の教養の土台です」
佐藤忠男(二〇〇〇年五月二十七日)
★★★★★
注目されていたアカデミー賞の作品賞は「コーダ あいのうた」に決まった。受賞が決まったその日に、映画を見たのはハッピーだ。笑いあり、涙ありの感動作だった。濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」は作品賞を逃したが、国際長編映画賞を取れので良かった。映画「コーダ あいのうた」は高田世界館で上映中だが、4月1日(金)で終了なので注意。

タイトルに付いている「CODA(コーダ)」とは、「Child of Deaf Adults」の略語で、「聾唖の親を持つ子供」という意味。女子高生ルビーの家族4人のうち父母兄は聾唖者。ルビーも含めて全員が漁業を営む。仕事の最中は手話でこと足りるが、陸にあがるとルビーの通訳に頼って生活せざるをえない。家族みんなが明るく、貧しいながらも協力しあって暮らしている様子がいい。
両親はセックスに対してオープンで、娘は通訳に困ることがある。両親がインキンタムシになり、医師から「セックスは2週間厳禁」と言われたのを、ルビーは忠実に訳すしかない。両親の「そりゃ無理だ」で大笑いした。


ルビーは歌が大好きで、合唱部顧問の坂本龍一似の熱血先生から才能を認められ、学校の発表会で男の子とのデュオをやれと言われる。ルビーの家で2人きりの練習をすることになった。先生には見つめ合って歌えと言われたが気恥ずかしい。2人のハーモニーが美しいだけではなく、背を向けて歌うのがいじらしい。だが、その美しい場面がギコギコ音と、あえぎ声でかき消される。ルビーが帰ってきているのが分からず、両親は昼間から行為を始めてしまったのだ。
顧問の先生は、都会の名門バークレー音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。健聴者が1人いないと、法律上は漁船の運行が認められないこともあり、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意する。

これ以上書くとネタバレになる。映画を見たいと思った人はこれ以上読まない方がいいかも。
歌の場面では何度も泣かされる。その歌の聞かせ方もうまい。デビッド・ボウイの「スターマン」をデュオでやるのだが、練習のときと本番で同じ曲を2度聞かせるという野暮なことはやらない。本番では聾唖者と同じ「無音」で歌を聞かせたのだ。そして、オーディションは家族に聴かせるため、手話付きで感動を倍加させた。曲はジョニー・ミッチェルの「青春の光と影」。大好きな曲だ。
↓助演男優を受賞したトロイ・コッツァー

さらに素晴らしかったのは、娘の歌声が聴けない父が「自分1人のために歌ってほしい」と娘ののどに手を置き、口の動きを読みながら歌ってもらう場面だ。父親を演じたトロイ・コッツァーは、おそらくこの場面でアカデミー助演男優賞を確実にしたのだと思う。
母親のせりふが心に残った。ルビーが生まれたとき、耳が聞こえると分かって「がっかりした」というのだ。なぜなら、「分かり合えないと思って」。

デュエットが縁で引かれ合う2人の純朴さも心を打つ。高さ10mの崖から川の淵に飛び込み、じゃれ合う場面が美しい。
(メモ)顧問の先生がルビーにしたアドバイスが面白い。「ボブ・ディランの声をデビッド・ボウイはなんと表現したか知っているか? 『砂と糊を混ぜたような声』と言ったんだ」。声の良さではなく、何を伝えるかが大事だということだろうか。
今日の足跡
最低気温4.8度、最高気温11.7度。曇り。
↓フロントガラスに付いた花粉

○……今日も花粉が大量に飛んだ。車のガラスにたくさん付着していた。

○……昨日の上越映画鑑賞会の例会で、高田世界館のロビーに、このほど亡くなった映画評論家の佐藤忠男さんの色紙と著作「日本映画思想史」、新聞記事が置かれていた。会員の私物だろうか。色紙には次のように書かれていた。
「高田はなつかしい町です。一九四七年から四九年にかけてここにいました。雪の中を映画を見に歩き、古本屋で世界戯曲全集を買って読みふけりました。それが私の教養の土台です」
佐藤忠男(二〇〇〇年五月二十七日)
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- 現代中国の生活が分かる映画「春江水暖」 (2022/03/27)
- ジョン・カーペンター監督の「スターマン/愛・宇宙はるかに」 (2022/03/17)
27日20時49分=2022年=
現代中国の生活が分かる映画「春江水暖」
【評】★5つが最高。☆は半分
★★★☆
上越映画鑑賞会の例会上映「春江水暖」に行ってきた。現代の中国で生活する人々の営み、精神性が良く分かる。経済成長の真っ只中にある中国は、貧富の差こそあれ、貧しい国ではない。衣服も食生活も経済大国だ。古いものと新しいもののはざまで揺れる大家族の有り様が興味深い。

杭州市は上海に近い中国東部。北東に大河、富春江が流れる。中でも富陽地区は開発の真っ最中。古い住宅を壊して高層マンションに建て替える工事が進む。地下鉄も建設されている。開発にひっかかれば、高額な立ち退き料が転がり込む。マンションはどんどん値上がりし、投機目的に買う人も多い。お金を貯めてから買おうとする人はバカを見る。
3年前、中国を旅行した際も同じだった。工事中の高層マンションが至るところにあった。それでも供給が足らず、すぐに売れてしまう。
映画の中で、「3年間で100万貯めた」という女性が出てきた。1人民元は約20円なので、日本円にして2000万円となる。日本で女性が3年で2000万円貯めるのは難しい。中国は富める国になっていることが映画でも分かる。中国も親を老人ホームに入れる時代になっているのだ。


それにしても、横に移動するカメラがいい。スケール感が半端じゃないのは中国だからからだろうか。それと、杭州市は雪も降り、日本と同様に四季があるのも親近感を覚える。映画の冒頭のロングショットの美しさは筆舌に尽くしがたい。
中国の新鋭グー・シャオガン監督の長編デビュー作。それなのに3部作の第1作というのも驚く。2021年キネマ旬報ベストテン7位。
今日の
最低気温8.2度、最高気温15.9度。曇り。

○……儀明川沿いのコヒガンザクラが咲いているか見に行ったら、まだ早かった。つぼみはまだ固い。
↓画像はアサヒビールの公式サイトより拝借

○……アサヒビールの「スパードライ」が発売36年でフルリニューアルした。パッケージも変わった。
飲んでみたら、飲み口がちょっと違う。苦味が少し強くなった印象。素人の感想なので当てにならないけれど。
★★★☆
上越映画鑑賞会の例会上映「春江水暖」に行ってきた。現代の中国で生活する人々の営み、精神性が良く分かる。経済成長の真っ只中にある中国は、貧富の差こそあれ、貧しい国ではない。衣服も食生活も経済大国だ。古いものと新しいもののはざまで揺れる大家族の有り様が興味深い。

杭州市は上海に近い中国東部。北東に大河、富春江が流れる。中でも富陽地区は開発の真っ最中。古い住宅を壊して高層マンションに建て替える工事が進む。地下鉄も建設されている。開発にひっかかれば、高額な立ち退き料が転がり込む。マンションはどんどん値上がりし、投機目的に買う人も多い。お金を貯めてから買おうとする人はバカを見る。
3年前、中国を旅行した際も同じだった。工事中の高層マンションが至るところにあった。それでも供給が足らず、すぐに売れてしまう。
映画の中で、「3年間で100万貯めた」という女性が出てきた。1人民元は約20円なので、日本円にして2000万円となる。日本で女性が3年で2000万円貯めるのは難しい。中国は富める国になっていることが映画でも分かる。中国も親を老人ホームに入れる時代になっているのだ。


それにしても、横に移動するカメラがいい。スケール感が半端じゃないのは中国だからからだろうか。それと、杭州市は雪も降り、日本と同様に四季があるのも親近感を覚える。映画の冒頭のロングショットの美しさは筆舌に尽くしがたい。
中国の新鋭グー・シャオガン監督の長編デビュー作。それなのに3部作の第1作というのも驚く。2021年キネマ旬報ベストテン7位。
今日の足跡
最低気温8.2度、最高気温15.9度。曇り。

○……儀明川沿いのコヒガンザクラが咲いているか見に行ったら、まだ早かった。つぼみはまだ固い。
↓画像はアサヒビールの公式サイトより拝借

○……アサヒビールの「スパードライ」が発売36年でフルリニューアルした。パッケージも変わった。
飲んでみたら、飲み口がちょっと違う。苦味が少し強くなった印象。素人の感想なので当てにならないけれど。
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26日20時17分=2022年=
2年半ぶりの「じゃんごっこ」ライブ
ジプシー・ジャズのギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのトリビュートバンド「じゃんごっこ」ライブが、高田まちかど館交流館(本町3)で行われた。頸城区の樹下美術館で2019年10月に開かれて以来、2年半ぶりだ。
↓じゃんごっこの4人

「じゃんごっこ」は新潟市を中心に演奏活動をしている4人組。要するに、ジャンゴのギターとステファン・グラッペリのバイオリンのサウンドを中心に、再現して聞かせてくれるバンドである。
お酒やおつまみの販売をするというので、高田まで電車で行くことにした。ジャズはお酒を飲みながら聴くのが一番楽しいからだ。16時開演なのに、14時21分新井発の電車しかないが、早めに行くことにした。早めに出たのが正解だった。台風並みの強風のため、架線に飛来物がからまったりして、30分以上遅れが出た。会場に着いたのが開場時間ぴったりだった。
高田まちかど館交流館は元の第四銀行で、ホール内はけっこう響いて残響がある。ジャズの演奏はもう少しデッドの方がいいので少々心配だったので、生音が聞こえる最前列に陣取った。
↓ベルギービールがいろいろ

↓ワインを飲みながらのライブは最高

さて、会場ではワインとビールの販売をしていた。ジャンゴが生まれた国ベルギーにちなんで、ベルギーのビール。そして、演奏活動をした国フランスのワインである。もちろん、両方のんだ。ベルギーのビールは、フランボワーズ入りの木イチゴ風味のビール。初めて飲んだ。
さて、ライブはバイオリンのピチカートで始まる曲「ラ・バルスーズ」から。バイオリンのステファン・グラッペリが担当した映画「バルスーズ」の主題歌だという。4ビートの曲って大好き。客席に問いかけた曲目の「ラ・バルスーズ」って、調べてみたら「睾丸」のスラングだという。
あとの曲は次の通り(メモ)。間違っていたらごめんなさい。


①Les Valseuses(ラ・バルスーズ)
②Belleville(ベルヴィル)=Django
https://youtu.be/lT-dj7rJSn0
③Songe d'Autumn(秋の夢)
④もしも私があなたのお母さんだったら
⑤Almost Like being in love
⑥Anouman(アヌーマン)=Django
⑦Troublant bolero=Django
⑧アニバーサリー・ソング(ドナウ川のさざなみ)
(休憩)
⑨When Day Is Done
⑩Made in France(メイド・イン・フランス)=Bireli Lagrene
⑪La Mer(ラ・メール)
https://youtu.be/tgNQ4FR6Me8
⑫Webster(ウェブスター)=Django
⑬Stompin' At Decca=Django
⑭Heavy artillery(Artillerie Lourde)
⑮To Brazil
⑯I'll See You In My Dream(夢で逢いましょう)
⑰Minor Swing(マイナー・スウィング)=Django
【 じゃんごっこメンバー 】
・佐藤俊次(バイオリン)
・水落晶彦(ギター)
・圓山敦史(ギター)
・岡田保紀(ベース)
↓ジャンゴ・ラインハルトのお気に入りLP

【以前の記事】
◇樹下美術館で「じゃんごっこ」ライブ これぞ本物の生音(2019年10月7日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4395.html
◇ジャンゴのジャズライブ&映画「永遠のジャンゴ」(2018年3月3日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3803.html
今日の
最低気温11.5度、最高気温20.9度。曇り。強風。
↓ぼんぼりが粉々になって散乱していた

↓運休の掲示が(高田駅)

○……今日は一日強風が吹き荒れた。ぼんぼりが壊れたり、木が倒れて危険なので、観桜会は初日なのに中止になった。花火も明日に順延。ライブが終わり駅に行ったら風のため運休するとの張り紙。でも1本は動くというので、駅近くの店で腹ごしらえして1時間ほど待った。あやうく、家に帰れなくなるところだった。
↓じゃんごっこの4人

「じゃんごっこ」は新潟市を中心に演奏活動をしている4人組。要するに、ジャンゴのギターとステファン・グラッペリのバイオリンのサウンドを中心に、再現して聞かせてくれるバンドである。
お酒やおつまみの販売をするというので、高田まで電車で行くことにした。ジャズはお酒を飲みながら聴くのが一番楽しいからだ。16時開演なのに、14時21分新井発の電車しかないが、早めに行くことにした。早めに出たのが正解だった。台風並みの強風のため、架線に飛来物がからまったりして、30分以上遅れが出た。会場に着いたのが開場時間ぴったりだった。
高田まちかど館交流館は元の第四銀行で、ホール内はけっこう響いて残響がある。ジャズの演奏はもう少しデッドの方がいいので少々心配だったので、生音が聞こえる最前列に陣取った。
↓ベルギービールがいろいろ

↓ワインを飲みながらのライブは最高

さて、会場ではワインとビールの販売をしていた。ジャンゴが生まれた国ベルギーにちなんで、ベルギーのビール。そして、演奏活動をした国フランスのワインである。もちろん、両方のんだ。ベルギーのビールは、フランボワーズ入りの木イチゴ風味のビール。初めて飲んだ。
さて、ライブはバイオリンのピチカートで始まる曲「ラ・バルスーズ」から。バイオリンのステファン・グラッペリが担当した映画「バルスーズ」の主題歌だという。4ビートの曲って大好き。客席に問いかけた曲目の「ラ・バルスーズ」って、調べてみたら「睾丸」のスラングだという。
あとの曲は次の通り(メモ)。間違っていたらごめんなさい。


①Les Valseuses(ラ・バルスーズ)
②Belleville(ベルヴィル)=Django
https://youtu.be/lT-dj7rJSn0
③Songe d'Autumn(秋の夢)
④もしも私があなたのお母さんだったら
⑤Almost Like being in love
⑥Anouman(アヌーマン)=Django
⑦Troublant bolero=Django
⑧アニバーサリー・ソング(ドナウ川のさざなみ)
(休憩)
⑨When Day Is Done
⑩Made in France(メイド・イン・フランス)=Bireli Lagrene
⑪La Mer(ラ・メール)
https://youtu.be/tgNQ4FR6Me8
⑫Webster(ウェブスター)=Django
⑬Stompin' At Decca=Django
⑭Heavy artillery(Artillerie Lourde)
⑮To Brazil
⑯I'll See You In My Dream(夢で逢いましょう)
⑰Minor Swing(マイナー・スウィング)=Django
【 じゃんごっこメンバー 】
・佐藤俊次(バイオリン)
・水落晶彦(ギター)
・圓山敦史(ギター)
・岡田保紀(ベース)
↓ジャンゴ・ラインハルトのお気に入りLP

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◇樹下美術館で「じゃんごっこ」ライブ これぞ本物の生音(2019年10月7日)
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◇ジャンゴのジャズライブ&映画「永遠のジャンゴ」(2018年3月3日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3803.html
今日の足跡
最低気温11.5度、最高気温20.9度。曇り。強風。
↓ぼんぼりが粉々になって散乱していた

↓運休の掲示が(高田駅)

○……今日は一日強風が吹き荒れた。ぼんぼりが壊れたり、木が倒れて危険なので、観桜会は初日なのに中止になった。花火も明日に順延。ライブが終わり駅に行ったら風のため運休するとの張り紙。でも1本は動くというので、駅近くの店で腹ごしらえして1時間ほど待った。あやうく、家に帰れなくなるところだった。
25日20時37分=2022年=
超辛い「柿の種 超わさび」
新潟市に本社がある亀田製菓から「柿の種 超わさび」が3月14日に全国発売された。安曇野産本わさびを使用したという。柿の種フリークの私としては食べないわけにはいかない。

パッケージに山盛りのワサビの写真があって、見るからに辛そう。「お客様からの『もっと辛く!』のご要望にお応えして」商品化したという。さっそく食べてみたら、たしかにすごく辛い。だが、ピリピリした辛さで、本わさびのツンとする辛さではないような気がする。唐辛子の辛さとは違うので、好き嫌いはあると思う。
6袋入り大袋(161g入り)と、コンビニ用の47g入りが出ている。期間限定商品。
今日の
最低気温3.5度、最高気温16.7度。晴れ。
↓上越市の中央橋から見た南葉山

○……今日は朝から山がぼんやりかすんでいる。春霞かとも思ったが、おそらく花粉が舞っているせいだ。目がかゆくてたまらない。
○……円安が止まらない。さらに円安が進めば日本の国債が暴落する可能性があると一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏が、東洋経済オンラインで述べている。それがさらに進めば輸入価格が高騰し、国内でインフレが起こる。それがさらに円安を進める悪循環に陥る可能性があるという。
この1週間で円は115円から119円まで4円も円安が進んだ。日本円で貯金しても目減りするだけで、米ドルの方が得なのは歴然だ。アメリカの金利がさらに高くなっていけば、日本の国債の大暴落もあり得る。

パッケージに山盛りのワサビの写真があって、見るからに辛そう。「お客様からの『もっと辛く!』のご要望にお応えして」商品化したという。さっそく食べてみたら、たしかにすごく辛い。だが、ピリピリした辛さで、本わさびのツンとする辛さではないような気がする。唐辛子の辛さとは違うので、好き嫌いはあると思う。
6袋入り大袋(161g入り)と、コンビニ用の47g入りが出ている。期間限定商品。
今日の足跡
最低気温3.5度、最高気温16.7度。晴れ。
↓上越市の中央橋から見た南葉山

○……今日は朝から山がぼんやりかすんでいる。春霞かとも思ったが、おそらく花粉が舞っているせいだ。目がかゆくてたまらない。
○……円安が止まらない。さらに円安が進めば日本の国債が暴落する可能性があると一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏が、東洋経済オンラインで述べている。それがさらに進めば輸入価格が高騰し、国内でインフレが起こる。それがさらに円安を進める悪循環に陥る可能性があるという。
この1週間で円は115円から119円まで4円も円安が進んだ。日本円で貯金しても目減りするだけで、米ドルの方が得なのは歴然だ。アメリカの金利がさらに高くなっていけば、日本の国債の大暴落もあり得る。
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24日21時29分=2022年=
CoCo壱番屋の「新潟たれカツカレー」
「Coco壱番屋」には店舗限定カレーというのがあって、上越市の上越アルカディアシティ店に、「新潟たれカツカレー」があるとの情報が。それも県内では新潟亀田店とここだけのようだ。上越総合病院に行った帰りに立ち寄った。

ココイチって、肉や野菜をオーダーしないと、カレーソースだけしかないみじめなカレーになってしまう。トッピングで儲けが出る仕組みになっている。調子に乗ってトッピングすると1皿1500円ぐらいになって驚くことも。


「新潟たれカツカレー」(776円)はカレーライスにたれカツ2枚がのっているという不思議な取り合わせ。カツはヒレ肉ではないと思う。揚げたてのカツに、マルタ食品の「バカタレ」をくぐらせた一品。ちょっと甘めのタレだ。
だが、カレーのスパイスの香りに、たれカツのしょうゆソースの香りが負けてしまっている。単なるカツだと割り切って食べるしかないと思う。カレーとたれカツを一緒に食べられるだけで儲けものだとするのが正しい食べ方だ。新潟愛だね。
CoCo壱番屋はモバイルオーダーを導入している。アプリで登録し、QRコードを読み込み、トッピングなどを選ぶ方式。マクドナルドの方式が100点だとすると、CoCo壱番屋は50点。店員を呼んでオーダーした方が早い。それに、モバイルオーダーをして、アプリ内決済すると、食い逃げ状態になってしまうと思う。
今日の
最低気温2.9度、最高気温12.0度。曇り。妙高市新井の積雪は65cm。
○……北朝鮮の弾道ミサイルは、これまでにないほど本県に近い場所に落ちた。排他的経済水域内である。ウクライナ情勢と連動していることは間違いない。許せない暴挙だ。
○……今日午後1時41分に地震があった。上中越沖が震源地らしい。ちょうど車の中にいた。長めの横揺れがあり、驚いた。最大震度は上越市の震度2。最近、地震が多いので心配だ。

ココイチって、肉や野菜をオーダーしないと、カレーソースだけしかないみじめなカレーになってしまう。トッピングで儲けが出る仕組みになっている。調子に乗ってトッピングすると1皿1500円ぐらいになって驚くことも。


「新潟たれカツカレー」(776円)はカレーライスにたれカツ2枚がのっているという不思議な取り合わせ。カツはヒレ肉ではないと思う。揚げたてのカツに、マルタ食品の「バカタレ」をくぐらせた一品。ちょっと甘めのタレだ。
だが、カレーのスパイスの香りに、たれカツのしょうゆソースの香りが負けてしまっている。単なるカツだと割り切って食べるしかないと思う。カレーとたれカツを一緒に食べられるだけで儲けものだとするのが正しい食べ方だ。新潟愛だね。
CoCo壱番屋はモバイルオーダーを導入している。アプリで登録し、QRコードを読み込み、トッピングなどを選ぶ方式。マクドナルドの方式が100点だとすると、CoCo壱番屋は50点。店員を呼んでオーダーした方が早い。それに、モバイルオーダーをして、アプリ内決済すると、食い逃げ状態になってしまうと思う。
今日の足跡
最低気温2.9度、最高気温12.0度。曇り。妙高市新井の積雪は65cm。
○……北朝鮮の弾道ミサイルは、これまでにないほど本県に近い場所に落ちた。排他的経済水域内である。ウクライナ情勢と連動していることは間違いない。許せない暴挙だ。
○……今日午後1時41分に地震があった。上中越沖が震源地らしい。ちょうど車の中にいた。長めの横揺れがあり、驚いた。最大震度は上越市の震度2。最近、地震が多いので心配だ。
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23日21時04分=2022年=
本州のへそ
先日、長野県小川村へ行った帰り、運転した友人が「本州のHESO(へそ)」へ連れて行ってくれた。
「本州のHESO」とはなにか。県道31号線、通称“オリンピック道路”を白馬村方面に進んでいくとそこにあった。道の駅おがわから、それほど遠くない。



所々に案内看板があったので、難なく到着。解説看板と、東屋があった。看板に書かれていることを整理すると、次のようになる。
・2004年12月11日、東経137度58分40.2708秒、北緯36度39分17.75736秒に本州の中心地点があることが確認された。
・この地点は、本州の平面図で均衡を保てる点(重心)に当たる。

東屋には何やら獅子の顔のような造形物が置いてあり、賽銭箱の仕様になっていた。電話ボックスのような扉付きの台には、記念スタンプが置かれていた。
2017年に見附市で、「新潟県の重心点」に立ち寄ったことがある。近くのガスタンクに、「ここは新潟県のどまんなか」と書かれ、木柱が建っていた。名物「へそラーメン」も食べてきた。
◇新潟県の「へそ」見附市、へそラーメンもあった(2017年1月20日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3392.html
「日本のへそ」というのもあって、定義の違いによって、群馬県渋川市、栃木県佐野市、山梨県韮崎市、長野県辰野市、岐阜県関市、兵庫県西脇市が名乗っているらしい。
今日の
最低気温-1.6度、最高気温8.5度。曇り。
○……今朝は冷え込んで氷が張っていた。雪の表面も凍ってガチガチに。こんな日は「しみ渡り」ができる。雪の上に乗ってみたら、靴が雪に沈まず雪の上を歩けた。子供の頃の通学を思い出した。

○……道路沿いの雪が消えたので、スノーポールの回収作業をしていた。立てるのもたいへんだが、回収するのもたいへんだ。

○……ウクライナのゼレンスキー大統領が、午後6時から日本の国会でオンライン演説をするというので、早めに仕事から帰ってテレビを見た。
ウクライナの惨状や、チェルノブイリ原発の危機をを訴えた上で「日本はアジアで初めてロシアに圧力をかけた」と日本を評価したり、援助を感謝する発言もあった。
ロシアに対する制裁の継続を求めてきたが、日本に対する無茶な要求(武器の提供など)がなかったのは良かったかな。
それにしても、ゼレンスキー大統領の演説は、日本の立場も理解した内容で立派なものだった。
「本州のHESO」とはなにか。県道31号線、通称“オリンピック道路”を白馬村方面に進んでいくとそこにあった。道の駅おがわから、それほど遠くない。



所々に案内看板があったので、難なく到着。解説看板と、東屋があった。看板に書かれていることを整理すると、次のようになる。
・2004年12月11日、東経137度58分40.2708秒、北緯36度39分17.75736秒に本州の中心地点があることが確認された。
・この地点は、本州の平面図で均衡を保てる点(重心)に当たる。

東屋には何やら獅子の顔のような造形物が置いてあり、賽銭箱の仕様になっていた。電話ボックスのような扉付きの台には、記念スタンプが置かれていた。
2017年に見附市で、「新潟県の重心点」に立ち寄ったことがある。近くのガスタンクに、「ここは新潟県のどまんなか」と書かれ、木柱が建っていた。名物「へそラーメン」も食べてきた。
◇新潟県の「へそ」見附市、へそラーメンもあった(2017年1月20日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3392.html
「日本のへそ」というのもあって、定義の違いによって、群馬県渋川市、栃木県佐野市、山梨県韮崎市、長野県辰野市、岐阜県関市、兵庫県西脇市が名乗っているらしい。
今日の足跡
最低気温-1.6度、最高気温8.5度。曇り。
○……今朝は冷え込んで氷が張っていた。雪の表面も凍ってガチガチに。こんな日は「しみ渡り」ができる。雪の上に乗ってみたら、靴が雪に沈まず雪の上を歩けた。子供の頃の通学を思い出した。

○……道路沿いの雪が消えたので、スノーポールの回収作業をしていた。立てるのもたいへんだが、回収するのもたいへんだ。

○……ウクライナのゼレンスキー大統領が、午後6時から日本の国会でオンライン演説をするというので、早めに仕事から帰ってテレビを見た。
ウクライナの惨状や、チェルノブイリ原発の危機をを訴えた上で「日本はアジアで初めてロシアに圧力をかけた」と日本を評価したり、援助を感謝する発言もあった。
ロシアに対する制裁の継続を求めてきたが、日本に対する無茶な要求(武器の提供など)がなかったのは良かったかな。
それにしても、ゼレンスキー大統領の演説は、日本の立場も理解した内容で立派なものだった。
22日22時06分=2022年=
善光寺と犀川スキーバス事故慰霊碑
春の彼岸ということでもないが、先日小川村に行く途中、善光寺に立ち寄った。4月3日から前立本尊の御開帳が始まるが、混み合わないうちに、国の重要文化財の山門の登楼参拝を済ませてきた。

山門は大規模な修復工事を記念して、約40年にわたって中断されていた2階の登楼参拝を、2008年から再開したという。まだ、見たことがなかったので、500円を払って観覧した。何事もお金である。
↓回廊

中には山門本尊の文殊菩薩像と四天王立像や、四国八十八ヶ所霊場の御分身仏が展示されていた。これは四国八十八ヶ所を巡るご利益があるという。
↓善光寺参道の展望

内部の写真撮影は禁止だが、2階から外の風景は撮影できた。
小川村へ向かう途中、1985年の犀川スキーバス事故慰霊碑があるというので、立ち寄った。笹平ダムの近くで、この場所はダム湖にあたる。

↓慰霊碑の碑文

1985年1月28日、国道19号を走行していたスキーバスが犀川に転落した。バスには日本福祉大学の学生ら総勢46人が乗っていた。午前5時45分。スピードの出しすぎでバスがカーブを曲がりきれず、極寒の犀川に転落。大学生22人、教員1人、運転手ら2人、合計25人の命が失われた。事故はうっすらながら記憶があった。
事故現場には1987年、慰霊碑が建立された。随分立派な碑である。春の彼岸とあって、花がたくさん飾ってあった。事故から37年。痛ましい事故を思って手を合わせた。
今日の
最低気温0.4度、最高気温5.2度。曇り一時雨。

○……新潟市出身の映画評論家、佐藤忠男さんが亡くなった。91歳。東南アジア映画に光を当てたほか、映画評論を通じて映画の素晴らしさを伝えた。まさに、新潟県がほこる一流の映画評論家だった。
朝日新聞や新潟日報で映画評論を読んでいたが、佐藤さんイチオシの映画は間違いがなかった。評論のポイントも的確だった。
これまで何冊か著書を読んでいたが、本棚を探したら2冊あった。冥福を祈るには著書を読むことが故人にとって一番うれしいだろう。寝る前に読もうかな。

山門は大規模な修復工事を記念して、約40年にわたって中断されていた2階の登楼参拝を、2008年から再開したという。まだ、見たことがなかったので、500円を払って観覧した。何事もお金である。
↓回廊

中には山門本尊の文殊菩薩像と四天王立像や、四国八十八ヶ所霊場の御分身仏が展示されていた。これは四国八十八ヶ所を巡るご利益があるという。
↓善光寺参道の展望

内部の写真撮影は禁止だが、2階から外の風景は撮影できた。
犀川スキーバス事故慰霊碑
小川村へ向かう途中、1985年の犀川スキーバス事故慰霊碑があるというので、立ち寄った。笹平ダムの近くで、この場所はダム湖にあたる。

↓慰霊碑の碑文

1985年1月28日、国道19号を走行していたスキーバスが犀川に転落した。バスには日本福祉大学の学生ら総勢46人が乗っていた。午前5時45分。スピードの出しすぎでバスがカーブを曲がりきれず、極寒の犀川に転落。大学生22人、教員1人、運転手ら2人、合計25人の命が失われた。事故はうっすらながら記憶があった。
事故現場には1987年、慰霊碑が建立された。随分立派な碑である。春の彼岸とあって、花がたくさん飾ってあった。事故から37年。痛ましい事故を思って手を合わせた。
今日の足跡
最低気温0.4度、最高気温5.2度。曇り一時雨。

○……新潟市出身の映画評論家、佐藤忠男さんが亡くなった。91歳。東南アジア映画に光を当てたほか、映画評論を通じて映画の素晴らしさを伝えた。まさに、新潟県がほこる一流の映画評論家だった。
朝日新聞や新潟日報で映画評論を読んでいたが、佐藤さんイチオシの映画は間違いがなかった。評論のポイントも的確だった。
これまで何冊か著書を読んでいたが、本棚を探したら2冊あった。冥福を祈るには著書を読むことが故人にとって一番うれしいだろう。寝る前に読もうかな。
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