29日22時46分=2007年=
破天荒な映画「ヅラ刑事」
前から見たかった『ヅラ刑事』(ヅラでか)のDVDを借りてきた。先月(10月)に続編「ヅラ刑事 頭上最大の決戦」がテレビ放映されたそうで、見逃して実に残念。DVDにならないかなあ。
『ヅラ刑事』は、2006年9月公開の映画。ヅラ割引として、劇場窓口でヅラを全部取り外したら無料となるというサービスが話題を呼んだ。
監督は、『いかレスラー』『コアラ課長』『かにゴールキーパー』『日本以外全部沈没』の河崎実(かわさき・みのる)である。日本の超B級コメディーというと聞こえはいいが、「愛すべきバカ映画」である。
斬新というか、破天荒というか、発想力の豊かさというか、ふざけているというか、いつも驚かされる。
刑事ドラマや映画のパロディを数多く盛り込むのは恒例。今回は、カツラをブーメランのように投げ飛ばして犯人を追い詰めるというばかばかしさが笑える。これはウルトラセブンのパロディーなのだろう。主演は、この人しかいないというモト冬樹である。自虐的ではあるが、これこそ笑える。これが初主演作である。
特殊技能を生かして事件を解決する警視庁花曲署捜査一課の面々が超個性的だ。「ヅラ」をはじめ、「デカチン」「チビ」「デブ」「オヤジ」「イケメン」である。キャスティングはどんぴしゃりである。
モト冬木が歌う映画中のテーマソング「悲しみはヅラで飛ばせ」のノリに大爆笑。なんと、フルコーラスで時間をかせいでいる。
ばかばかしくて、大笑いして、それだけの映画。映画に感動とか、涙とか、芸術性とか、文学性とかを期待する人にはお勧めできない。映画を観て、点数を付けたり、★を付けたりする人は観ない方がいい
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