「ガメラ対深海怪獣ジグラ」

　上越ロケの映画「シグナル」の映画の中に出てくる劇中映画を2本見た。

　「シグナル～月曜日のルカ～」は古い名画座「銀映館」（高田世界館）が舞台なので、映画の中に何本も懐かしい映画が出てくる。

　劇中で上映された映画は『丹下左膳余話 百萬両の壺』『悪名』『新・平家物語』『ガメラ対深海怪獣ジグラ』の4本である。

　このうち見ることができたのは『新・平家物語』『ガメラ対深海怪獣ジグラ』の2本。



　そのうちの1本が「ガメラ対深海怪獣ジグラ」（１時間28分）で、GyaO!で見た。GyaO!ストアで315円だった。Yahoo!ウォレット支払いで、購入から7日間見られる。

↓映画「シグナル」に出てきた場面。最後にガメラが勝って飛び去る場面。


　1971年（昭和46年）公開された特撮映画で、「ガメラシリーズ」の第7作。この当時、新井松竹に来る怪獣映画はほとんど見た気がするのだが、この映画は見ていなかった。

　世界各地で謎の大型地震が発生する。一方、「鴨川シーワールド」で休暇中の洋介、トムの科学者2人と、その子供、健一とヘレンが宇宙船に誘拐される。物質空間転位四次元光線にやられたのである。ジグラ円盤内にいた女性工作員は健一とヘレンの父を催眠術で昏睡状態にしてしまう。助けに来たガメラによって宇宙船を壊された宇宙人は、水圧の違いから巨大化し、地球を植民地化することで復讐を図るというストーリー。

↓最後はガメラが勝つ


　巨大化したサメのような宇宙人ジグラは、超音波に弱いとか、光に弱いとか、いろいろ弱点があって、一度は仮死光線で海の中で逆さまになって死んだようになっていたガメラだったが、最後はガメラが投げた大岩が鼻先に刺さってジグラの身動きがとれなくなり、ガメラはジグラの背びれを叩いてテーマ曲を演奏したのだった（笑）。最後は火炎放射で跡形もなく消失してしまう。

　地球人の環境破壊に対するメッセージが強く出ていて、ジグラ星の海底に住むジグラは公害のため海が汚れてしまった。それで住める星を探す中、地球を発見する。海を汚すと、たいへんなことになるよ、と子供に呼びかけていたのだ。

　でも子供向けの映画なのに、妙に色気が充満していたのが印象的。当時の「大映ハレンチ青春路線」の新スター、八並映子演じる女性工作員のビキニ姿が画期的。当時はやっていた超ミニも披露していて、パンチラも随所にあった。

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　最低気温23.7度、最高気温33.2度。晴れ。



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