結婚初夜に「傘をさす」の意味

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↓「この世界の片隅に」の結婚の場面
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 キネマ旬報ベストテンで、日本映画第1位となった話題のアニメ「この世界の片隅に」で、主人公のすずが結婚初夜を迎える場面に、不思議なせりふのやり取りがある。

どういうやり取りかというと、次のとおりだ。

 嫁入り前、おばあちゃんはすずに、神妙な顔でこう言う。

「結婚式の晩に花婿が『傘を一本持ってきたか』と言うから、そうしたら『はい 新(にい)なのを1本持ってきました』と言いなさい」。そして「『さしてもええかいの』と言われたら「どうぞ」と返せ」と。「ええか?」と念を押すおばあちゃんに、すずは「なんで?」と聞く。

 このやり取りに詳しい説明はない。どうやら広島では、結婚初夜にはこのような合言葉を交わす決まり(儀式)になっているようだ。

↓原作の傘の場面
世界の片隅の傘

 直接的に行為を口にするのではなく、定型の例え話として、緊張する場面をスムーズに進める「生活の知恵」のようなものだろうか。初夜で初めて夫婦が顔を合わせることもあるので、こんなやり方が定着したのか。

 なんで傘なのだろうか。開くと濡れたり、さしたりする例えなのだろうか。

柿の木問答



↓「非常民の民俗文化」(赤松啓介著)
2017-01-27非常民の民俗文化

 「柿の木問答」というのもあって、「非常民の民俗文化」(赤松啓介著)によると、兵庫県加西郡九会村では、次のような問答が行われていた。

 「あんたの家に柿の木がありまっか」
 「ヘェ、おます」
 「わしが登ってもぎってもよろしますか」
 「ヘェ、どうぞもぎって下さい」
 「そんならちぎらしてもらいます」

 青く固い柿が、赤く色付き熟して良い香りを放つ様子を女性の体に例えている。柿は実を多くつけることから、安産の象徴になのだろう。

 こういった習俗が全国にあったらしい。

 江戸中期の俳人、加賀の千代女が18歳で嫁した際に詠んだ「渋かろが知らねど柿の初ちぎり」という句も、意味が深い。食べ(られ)てみなけりゃ、渋いかどうかは分からないなんて。

今日の足跡


 最低気温-2.9度、最高気温13.4度。曇りのち雨。

 今日は暖かかった。今は一年で一番寒い寒の時期だというのに、最高気温が10度以上もあるなんて。

 もう一度ぐらいは寒波がくるだろうが、早く節分が過ぎて、春が近くなってほしい。

2017-01-27たら汁

 今日、「たら汁」を作った。寒い日だったらよかったのに、なぜ作ってしまったのだろう。

 たら汁を作るときは、血あいをきれいに洗ったり、内蔵の内側に付いている黒い幕を取る作業が必要。そうしないと、魚臭くなってしまうのだ。今日はさっぱりした醤油味だったが、寒い日には酒粕を入れると体が温まる。





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