05日22時50分=2017年=
「柳下美恵のピアノdeシネマ」でロイドの無声映画
↓ピアノ伴奏の柳下美恵さん

高田世界館では昨年10月に坂本頼光さんの弁士によるハロルド・ロイドの代表作「ロイドの要心無用」をやったばかりだが、今回は「ロイドの福の神」(1926年/アメリカ/53分)の上映だ。
今回は弁士ではなく、ピアノの生伴奏のみ。無声映画だが、字幕が出るので大丈夫だ。
伴奏の柳下美恵さんは、サイレント映画を専門にやっているピアニストだという。ステージには電子ピアノが1台置かれていて、映画に合わせながら弾いていた。





「要心無用」に比べて知名度はあまりない作品だが、スラップスティック(体を使ったドタバタギャグ)の連続が魅力的な作品。
今から見ればクラシックカーだが、車の魅力を最大限に出している。最初から2つの自動車事故のギャグだし、後半は2階建てバスの暴走がとてつもなく面白い。すべて、ロケで撮っているので、ごまかしはきかない。いやー、すごい。
中でも途中で運転手がいなくなっちゃたのには大笑いだ。子供の客が何人かいて、ゲラゲラ笑っていた。面白いものは無声映画だろうと、3D映画だろうと同じ。笑いは普遍的なのだ。そういえば、ロイドの映画は、ジョージ・ミラー監督の名作「マッドマックス怒りのデスロード」のヒントにもなったそうだ。バスの暴走シーンなどはそのままだ。
ストーリーだが、大富豪のハロルド(ハロルド・ロイド)は、高級車を2台もおしゃかにするほど金使いが荒い。そのハロルドが、屋台を燃やしてしまった償いに大金をやったおかげで、貧民街にりっぱな教会ができてしまった。しかも、ハロルドの名前入りだ。勝手に名前を使われては困ると乗り込んだところ、伝道師の娘のホープ(ジョビナ・ラスルトン)に一目惚れしてしまうという話。
あぁー、面白かった。これで500円の入場料は安い。
今日の足跡
最低気温3.4度、最高気温11.8度。曇り一時晴れ。
↓スノーダンプを体験

↓鳥追い

○……昨日放送した日本テレビ系列(テレビ新潟)の番組「遠くへ行きたい」で、十日町市が紹介された。「豪雪に遊ぶ小正月-新潟 十日町~松之山温泉-」というタイトルである。
女優の羽田美智子さんが冬の十日町市を訪ねた。豪雪の中、名物「へぎそば」を食べ、松之山の三省地区に向い、子供によって行われている小正月行事「鳥追い」に参加する。翌朝は十日町の冬の市「節季市」へ行ってチンコロ細工を見る。松之山では「美人林」をかんじきを履いて散策し、松之山温泉の伝統行事「むこ投げ」を見学したり、スキー場で雪遊びを楽しんでいた。
羽田美智子さんは、ウインタースポーツはまったくだめで、運動神経がずいぶん鈍いようだ。

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