26日22時19分=2017年=
20年前のSF映画「コンタクト」
【評】★5つが最高、☆は半分
★★★☆

今から20年前、1997年のSF映画「コンタクト」を見た。わずか20年前なのに、ずいぶん電子機器が古めかしい感じがするのは、モニターの画面が液晶ではなく、ブラウン管だったからか。今のようなCGも使えないので、一段と古めかしい感じになっている。
「科学と宗教」が大きなテーマ
地球外知的生命体と人類の接触を描いたカール・セーガンのSF小説を映画化した。途中までは実際にあり得るような進行だが、だんだん非現実的な展開となったのが残念。科学と宗教の関連が重要なテーマになっている。
さて、父親の影響で地球外知的生命体の存在を研究している天文学者エリー(ジョディ・フォスター)は、「私達は何者なのか。なぜ私達はここにいるのか」という幼い頃からの問いの答えを探し求め、情熱を持って仕事に打ち込む。彼女はある夜、未知の電波をキャッチする。それはこと座のベガからの26年前の信号だった。このことが世間に知られると、政治問題、宗教問題に発展する(これがこの映画の核心なのかもしれない)。
電波を分析すると、1936年にドイツがベルリンでのオリンピックをテレビ中継した映像が、初めて宇宙に発信された。その時の映像が、26年後にベガから送り返されてきたのだ。映像を分析すると、ヒトラーの演説の映像と、ベガへ行くことができる機器の設計図が収められていた。この辺は、この映画の一番見せ所であり、素晴らしいシナリオである。
急ピッチで基地が建造されるが、実証主義のエリーは神を信じないとされ、パイロットの選考から洩れてしまう。そして、基地はテロリストによって無残にも破壊されてしまう……。だが、日本の北海道にもう一つ、予備の基地が作られていたのだ。
地球ゴマのようなマシン登場

エリーは地球ゴマのような形のマシンに乗り込み、ワームホールをすごいスピードで進む。そこには美しい銀河の光景が広がっていた。
映画の中で「オッカムの剃刀」という言葉が出てくる。「余計なものをそぎ落とすと、真実が見えてくる」と説明していた。分かりやすく言えば「物事をシンプルに捉えよう」「物理などの法則は、単純であるべきだ」ということだ。
今日の足跡
最低気温11.2度、最高気温17.9度。雨。
○……今日は気温の割には、肌寒い感じだ。雨の一日となったので、花粉は少ない。花粉が終わるのはもうすぐ。

○……「かっぱ寿司」のロゴが変わり、看板が塗り替えられた。「安かろう、悪かろう」のイメージを払拭するためのロゴ変更らしい。河童のキャラクターが消え、スマートな感じになった。
○……タレント、コメンテーターのデーブ・スペクターさんが、Twitterで日本のドラマに対し苦言を呈したそうだ。「全てのテレビ局が全てのドラマを止めた方がいいと思います」とズバリ。さらには「進化してないし海外ドラマから何も学習してないし、相変わらず視聴者を無視する芸能プロダクション先行で不適切なキャスティング」と批判したという。
普段はダジャレやジョーク好きな、デーブ・スペクターさんが苦言を呈するというのはよほどのことだ。
リツイートは1万1000件を超えたらしい。
映画と変わりないほどレベルが高い海外ドラマに比べ、日本のドラマのレベルの低さに辟易したのだろう。実際、日本のドラマはまったく見る気がしない。良く言ってくれたよ。

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