19日20時52分=2017年=
一茶忌に信濃町で「全国俳句大会」 投句が特選に
今日11月19日は小林一茶の命日「一茶忌」。今年が191回目だという。一茶の故郷、長野県信濃町で一茶忌に合わせて「全国俳句大会」が開かれた。
実は今年8月、一茶記念館、一茶が没した土蔵、そして一茶の墓を見に行った際、俳句を詠んで投句箱に入れたのだった。先日、「あなたの投句した俳句が特選になりました」と連絡がきた。作品に自信がなかったのでかなり驚いた。
「全国俳句大会」は一茶記念館で開かれ、その中で表彰式があるという。車で30分の距離なので、出席することにした。

夜半からの雪で、信濃町は10cmの雪が積もっていた。冬タイヤに替えてから出かけたので良かった。今日が初雪だったという。雪の降らない所から来た人は、初雪を喜んでいるかもしれない。
↓町長あいさつ

↓俳句大賞の表彰式

メインの「全国俳句大会」には総数5500句が寄せられ、入選作はいずれもレベルが高い。この中で入選するには難しいと思う。
一茶忌俳句大賞は「先頭の蟻をいちども見ていない」(神奈川県・山岸秋元さん)。だれも気付かなかった切り口の句で、すごいと思う。
↓町内4か所に置かれている投句箱

今回受賞した「一茶の里投句箱」の作品だけれど、信濃町の町内に4か所の投句箱を設置し、募集した。投句総数は604句で、その中から特選10句、佳作35句が入選した。
604句の中から10句なので、確率(?)は60分の1。句には自信がなかったが、悪くない句なのだろう。
↓一茶の墓(今年8月10日)

「せみしぐれ一茶の墓に注ぎけり」
一茶の墓を訪れた際、アブラゼミのうるさい声が降り注いでいて、まるで墓に水をかけているかのように感じたので、それを詠んだ。松尾芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだが、しみ入るような声の蝉はニイニイゼミであるといわれる。でも、一茶の墓に降り注いでいたのはアブラゼミ。とても染み入るような鳴き声ではない。
表彰状と記念品(そばセットと手ぬぐい)、全国俳句大会の作品集をいただいた。こんなことはもう、2度とないだろうな。
今日の足跡
最低気温1.3度、最高気温6.0度。雨。この秋の最低気温。中郷より北は雪になった。

○……帰りに道の駅しなのに立ち寄った。酒類が売っていて、そこにあった信濃町の銘柄は高橋助作酒造店の代表銘柄「松尾」。一茶の故郷で「松尾」とは大胆なネーミングだと思う(笑)。
酒造りの神様「松尾大社」(京都)にあやかり命名したそうだ。

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