26日20時09分=2017年=
衝撃の実話映画「スノーデン」
【評】★5つが最高
★★★★

「ウォール街」「ウォールストリート」のオリバー・ストーン監督なので、期待感は高かった。スノーデンが、家族や恋人、自由と幸せ、豊かな生活などすべてを捨てて、告発に至ったかを描いた映画である。報道である程度は知っていたが、背後でこのようなことが行われ、一人の若者が重大な告発に至った心の奥が分かったような気がした。
「スノーデン」は上越映画鑑賞会、本年度最後の上映会の作品である。午後からの上映に行ってきたが、まずまずの客の入りだった。
内部告発したスノーデンはCIAやNSA(アメリカ国家安全保障局)職員であり、超エリートなのだ。その任務のなかで、アメリカ政府がひそかに作り上げた国際的な監視プログラムの存在を知る。その監視プログラムというのがひどい。テロリストだけではなく、民間企業や個人までも対象とされ、全世界のメールや携帯電話での通話を監視することができるのだ。
スノーデンは人間として、または愛国者として告発を決意するわけだが、まさに命がけ。告発した結果、サイバーテロリストとして手配され、ロシアに亡命することになる。

現在は恋人のリンゼイ・ミルズもロシアで一緒に暮らしているらしい。スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の演技は見事だったが、恋人ミルズ役のシャイリーン・ウッドリーも悪くなかった。二人の心の葛藤が映画に厚みをもたらした。
ロシアに亡命したスノーデンがネット中継で、なぜこのような重大な告発をしたかを述べる場面が、真摯な心を吐露していて見事だった。
付け加えると、映画の中でも日本に住んでいたことがあり、日本語も少しできると言っていた。調べてみると、日本には2年間いたそうだ。
日本ではどうなのだろう。今でさえ、マスコミは権力に完全にコントロールされているのに、知らないうちに、メールや通話、SNSまですべて監視されていたら怖い。情報操作こそ、暗黒時代の幕開けなのだ。
↓予告編
今日の足跡
最低気温-0.1度、最高気温13.4度。晴れのち曇り、夕方から雨。
○……午前中は晴れたので、冬囲いをした。庭木の剪定もしたので、たっぷり3時間以上かかった。何より、剪定した木の枝を細かく切って、ごみ袋に入れる作業が大変だった。

○……エビの量が2倍入っているかっぱえびせん。香りもいいし、味もいい。

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