07日23時00分=2017年=
松田幸一ハーモニカライブ
↓開演前

日本のブルースハープ奏者の第一人者、松田幸一ライブに行ってきた。上越文化会館中ホール公演の5回目。本年度最後のライブである。
ブルースハープというのは、フォークシンガーがギターを弾きながら、首の所のホルダーにはさんでイントロや間奏に吹くハーモニカ、と言った方が分かりやすい。ボブディラン、吉田拓郎などが使っているやつだ。マウスハープともいう。
ブルースハープは「テン・ホールズ」と呼ばれ、10個の穴しかない。吹くとき吸うときに違う音が出るので、20の音が出るが、ベンディングという吹き方により半音や1音程度を下げることができるので、上手に吹けば3オクターブが出せる。
松田さんがライブで使ったブルースハープ

複数の穴を同時に吹けば和音が出るようになっているので、適当に吹いてもブルージーな雰囲気が出る。ただし、ハープはキー別になっているので、キーによって何本もそろえなくてはならない。
さて、松田さんのハーモニカの伴奏にギターの古橋一晃、チェロに橋本歩のメンバー。ギターがリードを取るとき、ベース域がなくなるので、チェロが効く。ちょっと珍しいトリオ編成である。
セットリストは次の通り。
1.ニューブロック・アンド・タックルブルース
2.小象の行進
3.ジョージア・オン・マイ・マインド
4.蜜蜂のダンス
5.星めぐりの歌(歌)~ザ・モーニングスター
6.セントルイス・ブルース
7.スマイル
8.Popity Pop
9.アーカンソー・トラベラー
10.港(歌)
11.ミケランジェロ
12.ラ・パルティーダ
13.ジューク
14.ホワイト・クリスマス
15.オレンジ・ブロッサム・スペシャル
【アンコール】
・おやすみアイリーン(歌)
・What A Wonderful World(この素晴らしき世界)
松田さんのブルースハープは、超一流。ラテンの曲を2本のブルースハープを重ねて、アコーディオンのような重厚さを出したり、機関車やバイクの走行音を演出したり、変幻自在だ。ブルースハープはプロもアマチュアも1本数千円のものを使う。同じ楽器なのに、音色が全然違う。あの音色を出すには相当な練習が必要なのだろう。
「セントルイスブルース」を演奏中、ハーモニカのリードが壊れたようで、楽屋まで予備のハーモニカを取りに行くハプニングが。キーがCのハーモニカだという。1曲目のブルースもCだったし、同じキーの曲が多かったためか。GやFキーも多かったと思う。すべてのキーをそろえるには12本必要だし、予備を用意するとなると、けっこう大変だと思う。
それは別にして、古橋さんのギターがかっこよかった。ジョージア・オンマイ・マインドや、セントルイス・ブルース、ホワイト・クリスマスなどが良かった。ガットギターで弾くブルージーなコードワークが新鮮だった。
松田さんは「上越は3回目」と言っていた。調べたら、2010年11月23日に高田小町で有田純弘さんと、2013年5月17日に仲町のBISで同じ古橋一晃さんとやっている。前の2回のライブは知らなかった。その以前は1970年代、アリスや杉田次郎のツアーのバックで来ていたようだ。

演奏終了後、CD購入者にサイン会が行われた。1996年のCD「VOICE OF HARMONICA」を購入。2000円。今日演奏した曲が4曲収録されていた。

松田さんは、明日は石川県白山市、9日は富山市でライブをやるそうだ。
↓松田幸一公式サイト
http://www.ari-times.com/
今日の足跡
最低気温-0.5度、最高気温12.0度。晴れ。ランニング5.6km。

○……今朝は寒かったが、すっきり晴れ上がって、雪で真っ白になった妙高連峰がきれいに見えた。16日にオープンするアライリゾートがある大毛無山にも雪が降って良かったのではないか。

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