29日22時56分=2018年=
1作目を超えられなかった! 映画「キングスマン ゴールデン・サークル」
【評】★5つが最高
★★★

続編というのはやっぱり難しいのかな。無理やりと言う感じで作られた続編「キングスマン ゴールデン・サークル」が封切られた。娯楽作としてはかなり楽しめる内容になっていて、見ては損はないけれど、1作目(2015年公開)のインパクトには及ばなかった。J-MAXシアターで上映中。
まずは頭部を撃ち抜かれて死亡したファースの再登場という強引な設定が笑いを誘う。一命をとりとめ、記憶喪失になるが、また復帰するというは無理ではないか。

ストーリーはヴァレンタインの魔の手から地球を救って一年後から始まる。謎の組織「ゴールデン・サークル」によって、私設スパイ組織「キングスマン」の拠点がミサイルですべて破壊されてしまう。残ったのは、エグジー(タロン・エガートン)と、教官でメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)だけだった。二人は敵を追い、同盟組織にあるアメリカのスパイ組織「ステイツマン」の協力を求めるという設定。「キングスマン」を壊滅させたのは、50年代アメリカ文化に倒錯したサイコな女性ポピーが率いる、世界の麻薬市場を牛耳る「ゴールデン・サークル」という組織だった。アメリカだけに「カントリーロード」の曲が使われ、カウボーイのように投げ縄を操る男がいたりして笑える。
イギリス映画だけに、スコッチウイスキーと、マティーニが頻繁に出てくる。スパイ組織ステイツマンの名を冠したバーボン”オールド・フォレスター・ステイツマン”は架空のウイスキーだが、実在するバーボンメーカーから発売されているという。
マティーニもたびたび登場するが、「ケンタッキー風マティーニ」というのはどんな味がするのだろう。
さて、今回もユニークな道具やらメカがたくさん出てきた。凶暴なロボット犬とか、女のロボットとか、サイボーグ化した右腕とか、けっこうおもしろかった。
見どころとしては、人間をミンチにしてハンバーガーにして食べちゃったり、女性を誘惑しあそこに発信機を仕込んだり、“ゲッ”という場面もあった。
特筆されるのはエルトン・ジョンの登場。ちょい役のカメオ出演かと思ったら、結構重要な役でアクションシーンもあったので驚いた。
【1作目のあらすじ】
1作目は、ハリー(コリンファース)が、死んだ同僚の息子エグシー(タロン・エガートン)をキングスマンに推薦し、トレーニングを始めるところから始まる
一方、超大富豪のヴァレンタインは、人口調整を目的とし、世界中の人が殺し合いを始める無料のSIMカードを世界中に配布する。計画に不信を抱いたハリーはヴァレンタインに殺されてしまう。恐ろしい計画が実行されてしまい、人々は狂暴になって殺し合うが、新人スパイのエグジーが世界を救うため、ヴァレンタインと戦う。
↓公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/kingsman/
↓予告編
今日の足跡
最低気温-0.5度、最高気温5.6度。雪。
○……雪は降ったりやんだりの状態だったが、ひどく寒い日が続いた後だったため、すごく暖かい感じがする。日中も0度を少し上回っただけなのに、暖かい感じがするとは。東京では8日連続で「冬日」だという。寒気は明日で一段落するらしい。2月に入ればそれほど、大雪にはならないだろう。
○……コカ・コーラからピーチ味が出たそうだ。3月の「桃の節句」に合わせたものだろうか。桃のフレーバーを使っているらしいが、いったいどんな味になっているのだろう。おそらく飲まないので分からないけど。書いておきながら、無責任な話……。

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