05日22時17分=2018年=
想天外すぎる人工衛星の暴走 映画「ジオストーム」
【評】★5つが最高
★★

「デイ・アフター・トゥモロー」と「アルマゲドン」を足して割ったような映画というのが第一印象。これから見に行こうという人にはお薦めしない。花火を見るつもりで行くのならOK。
↓東京壊滅?

「デイ・アフター・トゥモロー」(2004年)は、気温の変化によって海洋の循環に異常が生じ、地球が破滅的な影響を受ける。東京(銀座?)にゴルフボールサイズの巨大な雹が降り注いだが、今回も東京(新宿、銀座?)に大型バスを押しつぶすほどの超大型の雹が降った(予告編でも見られる)。


インドでは巨大な竜巻が発生。リオデジャネイロでは常夏の海が瞬時に氷結化し、人間も凍る。香港では地底マグマによるビルのドミノ倒しが起こるなど、想像を絶する空前絶後の災害が世界各地で次々と勃発するのだ。
それは最新テクノロジーを集結し、地球の気候をコントロールして自然災害がなくなることを可能にした人工衛星が、ウイルス感染して突如暴走したのだった。巨大災害が同時多発的に起きる地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐため、宇宙ステーションの開発者ジェイク(ジェラルド・バトラー)と彼の弟マックス(ジム・スタージェス)が立ち上がる。
それはいいのだが、米国主導の国際協力で作られた人工衛星であり、その権力争いによる人災であるのが笑える。単なるサイバーテロの映画だ。人工知能が暴走して、地球の害になる人間を滅ぼそうとしていたのではないのだ。
VFXはじょうずなのだが、アイデアやオリジナリティーはないし、脚本はつまらない。せめて地球温暖化に警鐘を鳴らすぐらいのテーマは持ってほしい。
↓公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/geostorm/
↓予告編
今日の足跡
最低気温-1.9度、最高気温1.0度。雪。上越市高田の積雪72cm、妙高市新井の積雪135cm(降雪25cm)。
○……また寒波がやってきた。2、3日は大雪になりそうだ。空から雪が降ってくるなら普通だが、佐賀県では自衛隊のヘリが空から降ってきたという。それも民家に落ちるという、あってはならない事故だ。上越地域でもあり得ることで、とてもおそろしいことだ。

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