06日22時32分=2018年=
高田世界館も掲載されている「日本懐かし映画館大全」

昭和の匂いが残る懐かしの映画館を紹介する本が昨年12月に出た。「日本懐かし映画館大全」(大屋尚浩著)である。128ページ、本体価格1500円。

まえがきを読むと、2000年8月に開設した映画館専門サイト「港町キネマ通り」(http://www.cinema-st.com/)で、全国を訪ね歩き取材した370館を紹介したものがもとになっているという。
サイトと同様に、本もロードショウ館、名画座、シネコン、成人館、ミニシアターなどに分かれている。
懐かしの映画館が一つずつなくなっているが、残念ながらこの本で大きく紹介されている新宿ミラノ座が、昨年12月末で閉館した。1000を超える座席数と巨大スクリーンを持つ日本最大級の映画館として一時代を築いた映画館である。オープンは1956年12月1日。58年間に674本の映画を上映したという。こんなでっかい映画館は、もう現代には合わないんだろうな。
長野県にある5つのクラシックな映画館、東座、トキワ劇場、上田映劇、長野松竹相生座・長野ロキシー1・2、千石劇場が紹介されている。「懐かしい映画館の宝庫」と紹介している。
森田惠子監督のドキュメンタリー映画「旅する映写機」で取り上げられた高知の「大心劇場」は、機会があったら行ってみたい昭和レトロな映画館だ。

上越市の高田世界館は106ページに紹介されている。日本最古級の映画館なのに、扱いが小さすぎると思う。
学生のころ、よく通った池袋東口の文芸坐と文芸地下、中野武蔵野館、歌舞伎町にあった新宿アートビレッジ(16ミリ専門の上映館・席数40)、新宿の名画座ミラノ、銀座の並木座、東急名画座、中野名画座、大塚名画座、三鷹文化劇場、新宿ローヤル劇場、高田馬場パール座……どれもなくなってしまった。名画を上映している映画館を探して、あちこちに電車に乗って通った映画館だけに本当に残念だ。
残っているのは早稲田松竹ぐらいのようだ(悲しい…)。
この本を持って全国の映画館を巡る旅をしたら楽しいだろうな。仕事引退後の楽しみにとっておこう。
今日の足跡
最低気温-1.9度、最高気温1.0度。曇りときどき雪、一時晴れ。
↓雪雲が福井県付近に停滞しているのが分かる

○……今日は大雪の予報だったが、日中、青空が広がり、一時ぽかぽか陽気になった。しかし、福井県、石川県は大雪になり、国道8号では1500台もの車が立ち往生しているという。昨日からの降雪は1mにも達した。56豪雪以来らしい。低気圧が同じ場所で停滞していて、局地的に大雪となった。同じ北陸地方でも場所によってずいぶん雪の降り方が違うようだ。

○……高田の本町通りでは一斉除雪が行われ、路肩の雪を流雪溝に入れる作業が行われていた。

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