05日22時16分=2018年=
火打山の「種まき爺さん」


妙高三山の一つ、火打山。標高2462mで、日本百名山の一つ。『越後土産(二編)』の越後の山の番付で、下位の前頭三段目に入っている。
越後三山の中では、最も最後まで雪が残っている。だから、その山頂近くに出る雪形「種まき爺さん」も、上越地方の雪形の中では最も遅く出現する。
爺さんは編み笠をかぶり、着物を着ている。横を向き、両手で種まきをしている。妙高市の広い範囲で伝承がある。
1週間ほど前に撮影した写真で、今は体が太目になってきた。今年は1週間以上、出現が早いだろうか。
火打山の名前の由来は江戸時代の『越後野志』にあるという。「難波山の南、妙高山の北にて両山の中間に在り、数峰の嶮厳並び列れり、宛も燧石を並べ立つるが如し、故に名付くと云う」。なるほどね。山が尖っているもの。
今日の足跡
最低気温14.7度、最高気温29.2度。晴れのち曇り。ランニング7.1km。

○……テレビでやっていた問題。馬は「さくら」、イノシシは「ぼたん」、鶏は「かしわ」、鹿は「もみじ」という別名があったのに、豚や牛はないのはなぜか。
豚や牛は江戸時代、食用ではなかったという。この4つの肉だけ食べられていたという。
ではなぜ、別名ができたのか。これは分かったね。江戸幕府五代将軍、綱吉の「生類憐みの令」である。
公に肉が食べられなくなって、肉を出していた店は薬屋に商売替えする。肉を薬として食べるのは良かったのだ。
それで肉の暗号として、さくらやぼたんなどが生まれたという。もみじは花札が起源らしい。

↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします
- 関連記事
スポンサーサイト