09日23時06分=2018年=
青春の苦悩、心の動き描く佳作「レディ・バード」
【評】★5つが最高
★★★☆

自我が確立する時期や、「性」を自覚する時期は、親がうっとうしく思うものだ。この映画は片田舎のカトリック系高校からニューヨークの大学を目指す17歳の少女の揺れ動く心情を見事の描いた青春ドラマの佳作で、口うるさい母親が、本当は深い愛情に満ちていたことに気付く過程が秀逸だ。
第75回ゴールデン・グローブ賞で監督賞など2冠に輝いた作品。なるほど、地味ではあるが主人公や家族の心のひだがうまく描かれていた。



それを象徴していたのが、両親が付けたクリスティンという名前が嫌で、自分のことをレディ・バードと称し、何かと反発しては苛立ちを募らせていた。特に口うるさい母親とは何度も衝突していた。進学を巡っても、ことごとく対立していて、喧嘩が絶えないのだ。
そんな中、ダニーという好青年のボーイフレンドができるクリスティン。しかし、厳しいクリスチャンの高校なので、ダンスをするにも体と体のの間隔を「6インチ(約15cm)あけなさい」と言われる。セックスにも興味津々で、ロストバージンを夢見る。吉田拓郎の「青春の詩」の世界か。
アメリカでは18歳になると、エロ本が堂々と買えることが分かった。日本も選挙権が18歳以上からになったので、エロ本も堂々と買える?
この時代は携帯電話の普及期。携帯電話のことを茶化して「政府が持たせる前に、勝手に身に着けた追跡装置」と定義していたのが笑える。
↓公式サイト
http://ladybird-movie.jp/
↓予告編
今日の足跡
最低気温23.4度、最高気温35.1度。晴れ。また猛暑日。
○……今日は会社の飲み会で、車を家に置いてきたため、高田駅から会社まで30分ほど歩く必要があった。暑いのでバスを使おうと思ったけれど、ネットに時刻表がない。仕方なしに営業所に行くと、バスは1~2時間に1本。それも列車時刻と連動していない。結局、会社まで猛暑の中、歩いた。バスはもう、公共交通機関とは言えないな。

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