12日20時31分=2018年=
笑うに笑えぬ映画「帰ってきたヒトラー」
【評】★5つが最高
★★★★

高田世界館で8月18日~31日まで上映。ブラックユーモアというか、コメディーというか、非常に高度な笑いが描かれていて、映画を見ながら笑うタイミングが難しい。
ヒトラーが現代にタイムスリップし、人気芸人になるという話なのだが、映画の中のヒトラーは至極真面目なのが面白い。ヒトラーは自分が21世紀にタイムスリップしたことを認知し、テレビやインターネットもあやつり、至ってまじめなのだ。カメラの前で過激な演説を堂々と繰り出す自信を持ったトークは説得力満点。民衆はモノマネ芸人だと思いつつも、その話術に引き込まれていく。そこが恐ろしい点。

ヒトラー役の舞台俳優のオリバー・マサッチは、驚くほどヒトラーに似ていて最高だった。
人の心の中に棲むヒトラーが一番恐ろしいという教訓。
日本じゃ、こんな映画作れないだろうな。
↓予告編
今日の足跡
最低気温13.6度、最高気温19.5度。曇り。ランニング7.1km。最高気温が20度以下になると、昼間も肌寒い。

○……テレビでやっていた「平成で減った主な仕事」と「平成で増えた主な仕事」。速記者、タイピスト、家政婦、芸者、畳職人は確かに少なくなったのを実感する。

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