02日22時45分=2018年=
3部作の中で一番面白くない「北の桜守」
【評】★5つが最高
★★

遅くなったけれど、今ごろ感想を書く。吉永小百合の120作目となる映画出演作であり、「北の零年」「北のカナリアたち」に続く「北の三部作」の最終章なので、期待をして見た。だが、“北の”シリーズの中では一番面白くない作品だった。脚本が悪いのだと思う。タイトルの「桜守」もこじつけだ。
舞台シーンが組み込まれているが、意味不明。最初は斬新な演出に思えたが、結果として失敗している。

それにしても、大女優、吉永小百合を美しく撮り、ちやほやするだけの映画。72歳の年齢に似合わず今も美しいだけに、暗い内容の映画にはなじまない。ストーリーも無理矢理が目立ち、演技も下手。後半はかなりひどい。
途中で、トラックに乗った2人の男に車に乗せられ、犯されそうになる場面がある。だが、2人の男はヤミ米の手伝いをさせる“善良な男”に変身してしまう。あそこで、吉永小百合が乱暴される場面があれば、一皮むけることになったと思う。それができないのが、清純派の“吉永小百合”ブランドってことか。国民的女優だものね。
吉永小百合と阿部寛の夫婦は無理があった。ついでに言うと、堺雅人もぜんぜん良さが出ていない。ただのマザコン息子だった。
こんな映画ばかり撮っていては、新しい映画は生まれない。
↓公式サイト
http://www.kitanosakuramori.jp/
↓予告動画
今日の足跡
最低気温6.2度、最高気温17.3度。曇り、一時晴れ。

○……柿をいただいたので食べている。懐かしくておいしい。子供の頃、柿の木に登って柿もぎをしたことを思い出す。柿の木は折れやすいので、注意が必要。今の子供は木登りってできるのだろうか。
○……江波杏子が亡くなった。76歳か。今年公開された映画「娼年」では俳優松坂桃李と共演し、濡れ場(?)を演じただけに、まだ早かった。でも、最後の演技を見られて良かった。

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