11日21時54分=2019年=
NHK正月時代劇「家康、江戸を建てる」
↓未開発の荒れ地、沼地だった江戸

NHKで放送した正月時代劇「家康、江戸を建てる」は、門井慶喜の原作をドラマ化したもので、すごく期待していた。
全編の「水を制す」は大規模な土木工事のセットを再現し、とても面白かったが、後編の「金貨の町」はやや期待外れだった。



主役は市村正親演ずる徳川家康。そして全編は菓子作り職人の大久保藤五郎(佐々木蔵之介)が、江戸の上水を担当する。藤五郎は、神田明神の湧水と赤坂ため池から、江戸の町に上水を通すという大土木工事に取り掛かる。これは小石川上水である。これは大成功に終わったが、江戸の町は人口が急増。水が足りなくなった。
次に取り掛かったのは、井の頭池から22kmを暗渠で水を引くという超難関工事に取り組む。
利根川の流れを付け替えたりという江戸の土木工事は良く知られているが、上水の工事については知らなかった。測量道具なども興味深い。
↓水が噴き出す大失敗もあった

これだけ大規模なセットを組むのは、さすがNHK。重機がない時代、治水や上水にこれだけの大工事を成し遂げた日本人の技術に感服する。そして、100年、200年を見越した卓越した家康の先見性。これが家康の本領だ。
市村正親さんの家康の演技は、重厚で風格があり見事だった。主水(藤五郎)役の佐々木蔵之介さんの演技も良かったし、妻役の優香さんも美しかった。
↓後編は大判、小判づくりがテーマ

後半は大判、小判の作り方が分かった点は良かった。本来は家康が主人公にならなければいけないのに、男女の恋が中心になってしまったのが惜しい。
今日の足跡
最低気温2.0度、最高気温7.7度。曇り。

○……久しぶりに食べたギャレットポップコーン。原宿にオープンして間もない2014年2月、寒空の中、50分も並んで買ったことを思い出す。今は並ばなくても買えるそうだ。

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