17日22時29分=2019年=
2018年公開の外国映画「私的ベスト10」
昨年末に書こうかと思っていたけれど、いろいろ忙しくて書けなかった。ここ3年間、ブログの中で書いている映画の「私的ベスト10」を今年もやってみた。今日は「外国映画」。
年間50本ぐらいしか見ていないのに、偉そうなことをやっている感じはあるな。それに、見ようと思っていて見逃した映画がたくさんあって、それがちょっと残念。
見た映画に★の数で評価してあるので、それをもとにベストテンを選んでみた。映画のタイトルをクリックすると、ブログのページに飛びます。
【外国映画】
①ボヘミアン・ラプソディ

彼らが音楽のあるべき姿を追求し、いろいろな慣習を破って新しいことに挑戦し続けたことは良く分かった。クイーンのメンバーの演奏を再現した素晴らしさ。そっくり度も完璧だ。「ライブ・エイド」のステージは、観客との一体感が素晴らしく、フレディが降臨していた。
②ペンタゴン・ペーパーズ
ニューヨーク・タイムズとライバル紙、ワシントン・ポストの取材や編集の舞台裏がすごかった。報道の自由”に舵を切り、スクープを掲載した朝刊を刷る輪転機のスイッチを押す場面の緊張感、次々と新聞が刷り上がっていく様子のスピード感が感動的だ。
③スリー・ビルボード
展開が予測不能の映画。事態は思わぬ方向へと転がっていくのだ。怒りに満ちた人々の裏も表もそのまま描く。悪とはなにか、善とはなにか。その尺度のブレが切ない。
④アリー スター誕生
世界の歌姫レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの主演で、ブラッドリー・クーパーは監督(初!)でもある。この2人が素晴らしい。特にガガが歌う場面は感動的だ。「Shallow」のぶっつけ本番の初ステージは素晴らしい。ラストの「I’ll Never Love Agai 」も涙なくしては見られない。
⑤クワイエット・プレイス
最近では「ドント・ブリーズ」(2016年)や「ゲット・アウト」(2017年)の流れをくむ優れたスリラー映画であり、内容もしっかりしている。音を出すと命にかかわるという設定が見事。
⑥ジュラシック・ワールド/炎の王国
恐竜の造形、動きがシリーズでは一番すごい。恐竜の質感、肌触りまで分かる。噴火する火山の危機、狂暴な恐竜たち、そして悪だくみを考えている男たち……という三重奏(?)が、とてつもなく映画を面白くしている。
⑦シェイプ・オブ・ウォーター
アカデミー作品賞を受賞した。差別を超えた純愛映画でもあるが、かなり笑えるキワモノ映画のような気もする。バスルームを水で満たして、抱き合うシーンは、感動と笑いが半々だった。エロ・グロも満載のサービス。
⑧ウインド・リバー
西部劇に出てくるあの「インディアン」が、こんな厳寒の地に隔離されていたなんて……。緊迫感がある面白い映画だが、その背後に、この隔離された地に住む人でしか分からない恐怖、悲しみ、怒りなどを感じる。
⑨バーフバリ 王の凱旋 完全版
とにかくスケールがでかいし、アクションがすごい。その上、インド名物の歌も絢爛豪華、命をかけたラブストーリーも盛り込まれている。日本的に言うと、「親の仇をとった息子」の話だが、仏教の輪廻思想も反映していて、東洋的である。
⑩ザ・シークレットマン
「ペンダゴンペーパーズ」が新聞社側からの視点であったのに対し、この映画はFBI副長官マーク・フェルトの視点から国家権力に立ち向かう。FBI副長官がワシントンポスト社の記者に情報をリークする場面は緊張した。副長官に上り詰めた男が内部情報をマスコミに漏らすとは。
【ワースト映画】
①ジオストーム
②レディ・ガイ
◇2017年公開の外国映画「私的ベスト10」(2018年1月7日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3747.html
◇2016年公開の外国映画「私的ベスト10」(2016年12月31日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3371.html
◇2015年に見た映画、ベスト10とワースト3(2015年12月30日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-3004.html
今日の足跡
最低気温-1.6度、最高気温8.0度。曇りのち雨。
○……これから見たい外国映画。
「ROMA/ローマ」「天才作家の妻 -40年目の真実-」「ザ・ライダー」「女王陛下のお気に入り」「search/サーチ」「ワンダー 君は太陽」……まだまだありそう。

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