09日20時59分=2019年=
「親は子供に育てられる」ことを実感したアニメ「未来のミライ」
【評】★5つが最高、☆は半分
★★★☆

『バケモノの子』、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の細田守監督の最新作。しかし、今回はあまり評価が高くない。これは、おそらく子育てを経験しているか否かにあると思う。
子育ての大変さ、そして喜びが分かる世代は共感できると思う。とてもいい映画だった。


甘えん坊の4歳の男の子、くんちゃんの人間的成長を描いたものだが、それよりも「親は子供に育てられる」というのを一番実感した。子供がいて、ようやく親らしくなれるのだ。


くんちゃんは、生まれたばかりの妹、ミライちゃんに両親の愛情を奪われ、嫉妬で悶々とした日々を過ごしていた。そんな彼の前に、ある時、学生の姿をした少女が現れる。彼女は、未来からやってきた妹ミライだった。ミライに導かれ、時を越えた冒険に出たくんちゃんは、かつて王子だったという謎の男や幼い頃の母、青年時代の曽祖父など、過去や未来を行き来して、不思議な出会いを果たして成長していく。「お兄ちゃん」としての自覚を身につける男の子の小さな冒険なのだ。


欠点は声優かな。アニメ声優初挑戦の上白石萌歌がくんちゃんをやっているが、子供らしい声ではない。プロの声優の方が良かったんじゃないかな。両親役の星野源、麻生久美子も違和感がある。
↓公式サイト
http://mirai-no-mirai.jp/
↓予告編
今日の足跡
最低気温-1.5度、最高気温0.9度。くもり。夜になって雪。上越市高田の積雪28cm。明日の朝まで、まだ積もるようだ。

○……昼食時間が十分取れなかったので、モスバーガーへ入ってテイクアウト。いま話題の「麻辣モスチーズバーガー」を頼んだ。smartニュースのクーポンを使ったら430円が400円になった。消費税分ぐらい安くなる計算だ。
“花椒が効いたしびれる辛さ”というキャッチフレーズの通り、けっこう辛かった。子供は無理だな。辛いけれど、うまい。麻辣の香りもくせになりそう。
店を出るとき、入口にあった黒板のメッセージが目に止まった。「今日は手塚治虫さんの命日なんですよ」。そうだったのか。


○……フィギュアスケートの四大陸選手権で、ショートプログラム(SP)5位の紀平梨花が、フリーで逆転V。左手薬指を痛めているが、冒頭のトリプルアクセルを決め、あとは安定したしなやかな演技で安定していた。圧倒的な力を見せたフリーだった。もはや、トリプルアクセルができないとメダルが無理な時代になったようだ。
演技を終えてリンクから引き上げる途中、大きな熊のぬいぐるみに気が付いた紀平選手は、わざわざ取りに戻った。ずっと、ぬいぐるみを抱いていた姿が映された。やっぱり、16歳だ。
最終滑走の坂本花織は、ミスが残念。

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