08日22時16分=2019年=
東京スカイツリーと浅草凌雲閣(十二階)
「生粋の江戸っ子は東京タワーに上ったことがない」「東京タワーに登るのは田舎者」などと言われていたけれど、東京スカイツリーはどうなのだろう。
それはどうでもいい。どうせ「乗換案内」がないと電車の乗り換えができない田舎者だし、当初のラッシュが一段落した今、東京スカイツリーを見るチャンス。ネットで時間予約をしておいたので、スッと入れたのはいいが、小雨が降るあいにくの天気。眺望はいいはずがない。ユーミンのコンサートの翌日(昨日)、スカイツリーを訪れた。
↓上階が雲の中のスカイツリー

地下鉄の押上駅を出て、すぐに商業施設「東京ソラマチ」があるので雨に濡れなくてもスカイツリーまで行ける。それはいいのだが、スカイツリーを下から見たのは一瞬。スカイツリーに上るという実感がぜんぜんない。
その一瞬見たスカイツリーの上の方は雲の中。上る意味がまったくなくなってしまった。展望デッキと展望回廊のセット券が、なんと平日3600円。エレベーターに乗るのにお金を取られるようなものだ。その上に腹が立つのは、4月から料金が2700円に値下げすることだ。
↓展望デッキ

さて、「展望デッキ」は地上350m。揺れることもなく、たった50秒で到着した。エレベーターを出ると、ぐるりと周囲がガラス張りだが、雲の中にいるように真っ白。展望が期待できないので、観光客はあまりいない。修学旅行らしい中学生の団体が目立ったぐらい。
↓江戸一目図屏風

「江戸一目図屏風」の複製が展示されていて、興味深かった。津山藩松平家の御用絵師・鍬形蕙斎が文化6年(1809)に江戸の全貌を一目で見えるように工夫して描いた鳥瞰図だという。飛行機が発明されていない江戸時代に江戸を上空から描いた技術に感服した。
↓展望デッキから雲の切れ間

そのうちに、一瞬雲が少し晴れ、部分的に地上が見えた。ラッキー。
↓派手派手な飾り付けの回廊

↓バービー人形

次はさらに100m高い「展望回廊」へ。エレベーターに30秒間乗って到着。下りたら壁が一面ピンクで驚いた。バービー人形とのコラボで、派手派手な壁面や展示である。バービーはデビューから60年だという。あの有名人とのコラボドールもあった。
↓回廊からの展望。隅田川が見える

ここでも少し雲の晴れ間から、地上が見えた。450mともなると、ずいぶん高さが違う。床が斜めになっていて、上り下りがあるので、晴れていれば、空中散歩をしている感覚が味わえるらしい。
浅草凌雲閣
↓「いだてん」に出てきた浅草凌雲閣


大河ドラマ「いだてん」に何回か出てきたが、関東大震災まで浅草にあった浅草凌雲閣は、当時日本でもっとも高い建築物。12階建てのレンガ製の建物だ。
↓江戸東京博物館の凌雲閣の模型

2014年6月に墨田区両国の江戸東京博物館に行った際、凌雲閣の模型があった。「いだてん」で見た感じが再現されていた。
浅草凌雲閣は高さ52mで、上越市にある上越セントラルビル(旧山和ビル)程度。東京スカイツリーは634m。約12倍である。
今日の足跡
最低気温1.9度、最高気温9.0度。雨のち曇り。

〇……東京ソラマチは300店以上が入居する巨大商業施設だ。あまりたくさんあって、目がくらくらする。
食事をしようと見て回ったが、チョイスが多すぎて、なかなか決まらない。「とんかつ新宿さぼてん」でヒレカツ定食を食べた。肉が箸で切れるほど柔らかいので感動した。すり鉢でゴマをすって入れるソースもうまい。キャベツとご飯、みそ汁がお代わり自由。キャベツが大盛りで出てきて驚いた。お腹いっぱいになった。
〇……覆面レスラーのデストロイヤーが88歳で亡くなった。力道山との激闘が思い浮かぶ。足四の字固めは、男子ならみんなやって遊んだ。まともにかかるとすごく痛い。だが、体を反転させると、掛けた側が今度は痛くなる。日本人に愛され、日本を愛し、晩年はボランティア活動をするなど、やさしい人柄だった。

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