19日22時31分=2019年=
ドナルドキーンの「百代の過客」 日本人の日記に価値観


先日亡くなったドナルド・キーンさんの追悼番組「伝えたい キーン先生の日本文学愛」をNSTで3月11日に放送していたのを録画して見た。2014年4月12日放送の再放送だ。その番組で紹介されていた本「百代の過客」が代表作なので読んでみようと、上下2冊の古書を買った。まだ、少ししか読んでいないが、面白そうだ。
↓キーン・センターに復元された書斎

柏崎市にあるドナルド・キーンセンターに書斎が復元されているという。まだ行ったことがないので、ぜひ行ってみたい。
キーンさんはアメリカ人でありながら、日本人以上に日本人である。研究者として素晴らしい実績をあげているが、中でも「百代の過客」は代表作。日本人の日記に注目し、文学的価値を見出したのが素晴らしい。日本は日記の宝庫だったのだ。
↓百代の過客

それにしても、アメリカ人のキーンさんが、どうやって平安時代の書物を読み解いたのだろう。
平安初期から江戸時代までの日記を読み解いているが、実に素晴らしい着眼点だ。番組では啄木の「ローマ字日記」についても述べているが、あとがきを読むと小林一茶の日記も読んでいることがわかった。続編として、近代までの日記について書いてほしかった。
蛇足だけれど、キーンさんはMacBookを使って原稿を書いていた。
今日の足跡
最低気温2.4度、最高気温18.5度。晴れ。昨日、今日と晴れたが、花粉はそれほど飛んでいない。

〇……某レストランの「ココア」。クマだろうか。ハートマークも描かれている。

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