21日22時08分=2019年=
なつかしい「PPM」のハーモニー

今日は妙高市文化ホールのホワイエで恒例の「ワンコインコンサート」が午後7時から開かれた。これまでクラシックが多かったが、今回は初めてフォークソングだ。PPM(ピーター、ポール&マリー)のコピーバンド「Cherry Lane」の登場である。

入口でプログラムをもらって、見ると往年の名曲がずらり。高校生の頃、コピーして歌った曲がたくさんあった。まるでタイムマシンにのって、1960~70年代に行くみたいだ。
↓開演前のステージ

「Cherry Lane」は3人(男2人、女1人)のグループだったが、ベースが今回来られなかったようで、本来は4人だという。ポール都築とマリー京子は夫婦で、西東京市在住。そして、マリー京子は「上越市の高田周辺」出身だという。
バンド名の「チェリーレーン」は「Puff」の歌詞に出てくる「桜並木」のことだという。コピーバンドということだが、ギターの音色や細かいテクニック、歌い方までPPMを忠実に再現していて驚いた。
PPMは「レモントゥリー」がデビュー曲。「500マイル」、「花はどこへ行った」「パフ」「悲しみのジェット・プレーン」などのヒット曲がある。「悲しみのジェット・プレーン」はビートルズの「カム・トゥゲザー」を抜いて、当時のヒットチャート1位の曲となった。マリーは2009年に白血病で死去したが、2人は元気で活動しているという。
PPMといえば、昔、小室等が「PPMフォロワーズ」というグループを作って活動していたことがある。先日見たNHKの番組で、小田和正がPPMの曲を歌っていた。デビュー前にコピーして歌っていたという。森山良子、高石友也、中川五郎、高田渡、遠藤賢司など多くのミュージシャンに影響を与えている。PPMのモダンフォークは、現在のJ-POPのルーツだと思う。
「悲しみのジェット・プレーン」がジョンデンバーの曲とは知らなかった。この曲が一番心にしみた。ボブディランもPPMのおかげで有名になったわけだからね。PPMに足を向けて寝られないのだ。
「Don't Think Twice(くよくよするなよ)」の曲で、ポール・津築の低音が美しい。いい声をしている。
さて、ギターは二人ともマーチンのクラシックタイプ。ポールは「D28S」だろうか。ピーターが持っていたギターは、昭和元年製作の「0-18NY」だという。両方とも丸みを帯びた可愛らしい形だ。
さて、プログラムにあった全16曲が終わり、アンコール2曲のサービス。最後を盛り上げる曲は何かと思ったら、「If I Had Hummer (天使のハンマー)」と「This Land Is Your Land (我が祖国)」だった。知っている曲で良かった。本当にPPMそっくり。今日は寝るまで、PPMの曲を聴いていようと思う。
◇「Cherry Lane」公式サイト
https://ppmfc-cherry-lane.jimdo.com/
今日の足跡
最低気温16.5度、最高気温30.2度。晴れ。夜になって雷と雨。
○……俳優・小林薫が主演する人気シリーズ「深夜食堂」の新作が、Netflixでオリジナルシリーズになるという。つまり、Netflixでしか見られないのか。
○……福山雅治が、出演する映画『マチネの終わりに』(11月1日公開)でクラシックギターの演奏に初めて挑戦するそうだ。映画のメインテーマ「幸福の硬貨」を自ら演奏するという。エレキやフォークギターと、クラシックギターの奏法はずいぶん違うので、猛練習したことだろう。

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