04日21時53分=2020年=
独創的ストーリーの漫画「アルティメットジャンケン」

新しい才能が彗星のように現れた。妙高市在住の漫画家、いぬころすけさんだ。初の単行本「アルティメットジャンケン」を読んだ。
漫画家であるので、絵は当然ながらうまいが、漫画の面白さの真髄は発想力、独創性である。最近は漫画を実写映画化したものが多いが、映画の脚本を書く才能が枯渇している。今は漫画界に才能がある人が多いということだ。
いぬころすけさんは、ストーリーテラーとして抜群の才能がある。ネットなどで多くの作品を発表しているが、その中でも一番おもしろく、アイデア抜群なのがこの漫画だ。
ジャンケンという世界中にある普遍的な遊びを、「予知能力やテレパシー、超反射神経を持つ最強のもの同士が戦ったらどうなるか」という発想なのだ。その異能力者たち8人がトーナメント戦(2本先取)を戦う。
なかでも面白かったのが、予知能力者と催眠術師の対決。催眠術師は「あたしはグー、あなたはチョキ」と催眠術をかける。5秒前が見えるという予知能力者は、相手が「グー」を出すのが事前に見えた。そして、パーを出そうとジャンケンをするが、なぜか手はチョキに。1回戦は催眠術の勝ちとなったが、このままでは次も同じだ。チョキしか出せない催眠をかけられた予知能力者だったが、2回戦では捨て身の作戦で逆襲する。
こんな感じで、この第4巻では8人による4戦が繰り広げられるが、番外のエキシビションマッチも行われた。次は準決勝、ベスト4の戦いとなる。来春発売の2巻目が楽しみだ。
文教堂書店新井店に大量陳列してある。サイン本が並んでいるのでお得だ。
今日の足跡
最低気温0.7度、最高気温5.1度。雨。新年からずっと雨の日が続いていて憂鬱になる。

○……次男の家でへびを飼い始めたというので、正月に見てきた。「ワチュカ シロハナ キングスネーク」という種類。オレンジ、白、黒の3色の帯が交互に入っていて、きれいな模様だ。毒はない。手のひらにのせてもおとなしい。皮膚はプラスチックのような触感で、ベトベトはしていない。1匹2万円だという。

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