16日22時03分=2020年=
自虐的ご当地映画「翔んで埼玉」
【評】★5つが最高
★★★★

自分の住んでいる地方を愛するあまり、自虐的な心理になることがある。吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」の「電話もない、ガスもない、バスは一日一度来る。おらこんな村いやだ…」というやつだ。昨年話題になった映画「翔んで埼玉」は、埼玉に関する自虐ネタが満載。地方の「自虐」は「自慢」の裏返しともいえる。これぞ、究極の郷土愛だ。
「埼玉あるある」の映画にもなっているせいか、興行収入25億円を突破、観客動員数も193万人というからすごい。

映画は東京都内の有名進学校「白鵬堂学院」が舞台となっている。生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は都知事の息子というハイソサエティだ。埼玉県民は下等民族で、学校内でも埼玉県の生徒は徹底的に差別される。さらには、埼玉県民は東京に出かけるときに通行手形が必要。手形がないと埼玉県に強制送還されてしまう。
この学校にアメリカからの帰国子女として転校してきた麻実麗(GACKT)だが、東京都民に見えるが、実は埼玉県出身なのだ。これをひた隠しにしながら、裏では埼玉解放戦線の主要メンバーとして暗躍する。最終的には生徒会長の壇ノ浦とともに逃避行をしながら千葉解放戦線などのメンバーと戦うのだ。
↓予告編
この映画は埼玉県の自虐映画だが、これの新潟県版ができないものか。「翔んで新潟」である。
今日の足跡
最低気温1.3度、最高気温7.6度。曇り一時雨。
○……ファイル転送サービス「宅ふぁいる便」が3月31日で終了するそうだ。不正アクセスが発覚し、昨年1月にサービスを停止していたが、481万件の情報漏えいがあったそうで、システム再構築には多大な費用もかかり、サービスの終了に至ったという。
とても使いやすいサービスで、長い間使っていたのに残念。でも、代替のサービスがあるので、影響はなかった。サービスを復活させても、客は戻ってこないと思う。
後払い決済サービスPaidyも、詐欺行為が発生し、危機に陥っている。これも一種の欠陥で、悪用を想定していなかったようだ。ヤマダ電機など、サービスを一時停止しているところもある。Paidyは、サービスを「いったん制限、もしくは停止」しているらしい。今後はどうなるのか。
それにしても、Paidyは携帯電話番号とメールアドレスのみで利用できるというのが不思議。そんなんで、セキュリティーが保てるのだろうか。クレジットカードが使えない、使いたくないユーザーが飛びついているようだ。

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