03日20時26分=2020年=
熟練監督の味「リチャード・ジュエル」
【評】★5つが最高
★★★★
最近は実話を扱った映画が多い巨匠クリント・イーストウッド監督。最新作「リチャード・ジュエル」は、1996年のアトランタ五輪で大会期間中に起きた爆弾テロをめぐる実話を映画化したサスペンス・ドラマ。
「15時17分、パリ行き」は2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」が題材。「ハドソン川の奇跡」は2009年1月15日。極寒のニューヨーク・マンハッタンを乗客・乗員155人を乗せて飛び立ったばかりの旅客機がバードストライクでエンジンが停止、ハドソン川に不時着する話。

「ハドソン川…」では、一時は国民的英雄になった機長が一転して糾弾されるが、今作も同じ。不審なバッグを発見した警備員リチャード・ジュエルは、迅速な通報を行い多くの命を救うが、第一発見者であり、孤独なオタクである上、爆破犯に見える風貌や趣味などから容疑者としてFBIに逮捕されてしまう。
FBIの男に色仕掛けで近づいた女性記者が、リチャードが取り調べを受けている極秘事項を入手。新聞のトップで報じ、リチャードはヒーローから一転して犯人扱いされてしまう。
彼の無実を信じる弁護士ワトソン・ブライアンは、ジュエルを陥れようとするFBIの執拗な捜査に異を唱えるが……。息子の無実を信じる母の記者会見と、FBIに堂々と対峙するジュエルの真摯な態度が胸を打つ。
「人は見た目が9割」という竹内一郎さんの本があるけれど、見かけだけで爆破犯にされたジュエルの事件は、「差別」の問題でもある。
今日の
最低気温19.6度、最高気温25.6度。朝方小雨、のち曇り。
○……今日、お中元の品物を買い、プレミアム商品券で支払った。プレミアム率が50%なので、結局半額で買えたことになる。上越市のプレミアム商品券は商工会などで発行するものに対し、30%補助である。どこでも使えるわけでないので、使いにくい。
こんなにいい商品券で、わざわざ引換券が郵送されてきたというのに、それ自体を知らず、まったく興味がない人がいる。お金持ちなら分かるが、そうではない。何にでも無関心なのかな。
○……東京で感染者が新たに124人。感染爆発しそうで、なにやら不気味だ。地方に波及しないよう首都圏との往来を禁止にしてほしい。県知事は「東京から新潟に来ないでほしい」とのコメントを出すべきだ。特措法で県知事は協力要請などができることになっている。
★★★★
最近は実話を扱った映画が多い巨匠クリント・イーストウッド監督。最新作「リチャード・ジュエル」は、1996年のアトランタ五輪で大会期間中に起きた爆弾テロをめぐる実話を映画化したサスペンス・ドラマ。
「15時17分、パリ行き」は2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」が題材。「ハドソン川の奇跡」は2009年1月15日。極寒のニューヨーク・マンハッタンを乗客・乗員155人を乗せて飛び立ったばかりの旅客機がバードストライクでエンジンが停止、ハドソン川に不時着する話。

「ハドソン川…」では、一時は国民的英雄になった機長が一転して糾弾されるが、今作も同じ。不審なバッグを発見した警備員リチャード・ジュエルは、迅速な通報を行い多くの命を救うが、第一発見者であり、孤独なオタクである上、爆破犯に見える風貌や趣味などから容疑者としてFBIに逮捕されてしまう。
FBIの男に色仕掛けで近づいた女性記者が、リチャードが取り調べを受けている極秘事項を入手。新聞のトップで報じ、リチャードはヒーローから一転して犯人扱いされてしまう。
彼の無実を信じる弁護士ワトソン・ブライアンは、ジュエルを陥れようとするFBIの執拗な捜査に異を唱えるが……。息子の無実を信じる母の記者会見と、FBIに堂々と対峙するジュエルの真摯な態度が胸を打つ。
「人は見た目が9割」という竹内一郎さんの本があるけれど、見かけだけで爆破犯にされたジュエルの事件は、「差別」の問題でもある。
今日の足跡
最低気温19.6度、最高気温25.6度。朝方小雨、のち曇り。
○……今日、お中元の品物を買い、プレミアム商品券で支払った。プレミアム率が50%なので、結局半額で買えたことになる。上越市のプレミアム商品券は商工会などで発行するものに対し、30%補助である。どこでも使えるわけでないので、使いにくい。
こんなにいい商品券で、わざわざ引換券が郵送されてきたというのに、それ自体を知らず、まったく興味がない人がいる。お金持ちなら分かるが、そうではない。何にでも無関心なのかな。
○……東京で感染者が新たに124人。感染爆発しそうで、なにやら不気味だ。地方に波及しないよう首都圏との往来を禁止にしてほしい。県知事は「東京から新潟に来ないでほしい」とのコメントを出すべきだ。特措法で県知事は協力要請などができることになっている。
- 関連記事
-
- 白石和彌監督の力作「ひとよ」 (2020/07/14)
- 韓国の犬食文化描く「ほえる犬は噛まない」 (2020/07/11)
- 熟練監督の味「リチャード・ジュエル」 (2020/07/03)
- すごい熱量に圧倒された映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」 (2020/06/22)
- 平凡だった映画「ジュディ 虹の彼方に」 (2020/05/25)
スポンサーサイト