12日22時44分=2020年=
女性ギタリストの繊細で情熱的な音色 志野文音さんのソロコンサート

コロナ禍で日程が先送りになり、妙高市文化ホール恒例のワンコインコンサートは7日に行われたばかりなのに、今月2回目の開催である。今回はクラシックギターのソロで、それも美人ギタリストである。そういえば、いつもは女性客の方が圧倒的に多いけれど、今日は男性客が多く、前方列はほとんど男(笑)。
美人ギタリストと言えば、村治佳織、猪居亜美、パクキュヒなどが思い浮かぶが、今回の志野文音さんもなかなか。演奏が終わった直後の微笑みが可愛らしい。パクキュヒも手が小さいけれど、文音さんも小さい。
さぁて、今日のコンサートだけど、テーマはギターのいろいろな奏法で表現する多彩な世界である。前半の文音さんは、スペインの赤ワインのような情熱的な色のコスチュームで登場。

ラスゲアード奏法を駆使したスパニッシュ・ギターから始まり、メキシコやブラジル、南米へ。音楽の世界旅行だ。
乾いた感じのガットギターの音色が、時には激しく、時には甘く響く。音が響くホワイエの特性からかギターマイクを使っていたのが、ちょっと残念。
6曲目のアントニオ・カルロス・ジョビンの「Felicidade(フェリシデス)」は、本来はボサノバなんだけれど、不協和音を使ったアレンジが面白い。
前半最後はオリジナル曲。イントロがフラメンコ風で、スパニッシュ調の曲。やっぱりこういうのが好きなんだな。
↓15分間の休憩

15分の休憩後、後半は打って変わって、多くの人が知っている名曲が主体。「ひまわり」「禁じられた遊び」「アルハンブラの思い出」「リベル・タンゴ」という有名な曲を並べて、後半をたいくつさせない選曲だった。
けれど、ギターを叩くスラム奏法、アルペジオ、トレモロなどの技法を駆使し、ギターの音色の多彩さを聴かせてくれた。
一番良かったのが「リベル・タンゴ」かな。ピアソラの名曲で、ヨーヨー・マがチェロで演奏したり、葉加瀬太郎がバイオリンでやったり、cobaがアコーディオンでやったのが有名。ギター演奏は珍しいが、アレンジも良かった。
アンコール曲はオリジナルの「雨上がりの夜」。今日の天気にぴったりな静かな曲で締めくくった。すてきな時間をありがとう。
↓志野さんはさっそく、Twitterで今日の様子をツイートしていた

今日の足跡
最低気温16.2度、最高気温25.6度。曇りときどき晴れ、夜一時雨。
○……ずっとやっていなかったピアノ練習を昨日から再開した。2年近くも弾いていなかったので、以前は暗譜していた曲が既に弾けない。30分ぐらい弾いていたら少しは弾けるようになったけれど、以前の演奏レベルに戻すには時間がかかりそう。
ストリートピアノで弾けたらいいな。
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