05日22時11分=2020年=
東洋と西洋の価値観の違い描く映画「フェアウェル」
【評】★5つが最高
★★★★

「鬼滅の刃」の猛旋風で、一般映画にしわ寄せがきている。「フェアウェル」は先週の公開日に、なんと1日1回上映で、それも夜の7時30分からというありさま。ようやく日中の上映になったので、見に行ってきた。
ニューヨークに暮らすビリー(オークワフィナ)は、中国にいる祖母が末期がんで余命数週間と知らされる。この事態に、アメリカや日本など世界各国で暮らしていた家族が帰郷し、結婚式だとうそをつき、親戚一同が久しぶりに顔をそろえる。映画の舞台は近代化が進む中国。高層マンションが立ち並ぶが、中国では助からない病は本人に告げないという伝統が残っている。
アメリカ育ちのビリーは、大好きな祖母が残りの人生を後悔せずに過ごせるよう、病名を告げるべきだと主張するが、中国に住む家族や親戚は反対する。西洋と中国(東洋)の価値観の違い、カルチャーギャップが生じる。
ビリーは主治医との会話、巻き起こる小事件などを通じ、どちらとも正解とも限らないことに気がついていく。ほどよいユーモアが散りばめてあって、ビリーは診断書の偽造までしてしまうのだから、笑える(偽造天国?)。

映画の中で「命は自分のものだと思ってるだろ。東洋と西洋では違う。自分だけの命じゃない。家族みんなのものだ」と言っていたのが印象的。日本も以前は同じだった。冠婚葬祭など、リアルな中国の生活、文化、考え方が描かれていて良かった。
冒頭で「実際にあった嘘に基づく物語」とあったのは、最後に意味が分かる。ラストシーンは思いがけない結末で失笑。
*披露宴で「竹田の子守唄」を歌い出す日本人花嫁アイコには驚いた。
*中国では写真を撮る時「チーズ」ではなく、「ナス(チェーズ)」なんだね。
*オークワフィナの演技がうますぎる。中国の安藤サクラ風 ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞していた。
*タイトルの「フェアウェル」は、「別れ」の意味。
↓予告編
今日の
最低気温6.0度、最高気温17.5度。晴れ。
○……原信(アクシアル)のマイバスケット(300円)を買った。先月までだったら「0と5の付く」は5%引きだったのに失敗した。300円分が無料になったのに。
マイバスケットで買い物をした。マイバッグよりも簡単で合理的。レジで精算が終わると、かごの取っ手に帯を巻いてくれる。
車の中に常備することにしたが、場所をとって邪魔なのが欠点。
★★★★

「鬼滅の刃」の猛旋風で、一般映画にしわ寄せがきている。「フェアウェル」は先週の公開日に、なんと1日1回上映で、それも夜の7時30分からというありさま。ようやく日中の上映になったので、見に行ってきた。
ニューヨークに暮らすビリー(オークワフィナ)は、中国にいる祖母が末期がんで余命数週間と知らされる。この事態に、アメリカや日本など世界各国で暮らしていた家族が帰郷し、結婚式だとうそをつき、親戚一同が久しぶりに顔をそろえる。映画の舞台は近代化が進む中国。高層マンションが立ち並ぶが、中国では助からない病は本人に告げないという伝統が残っている。
アメリカ育ちのビリーは、大好きな祖母が残りの人生を後悔せずに過ごせるよう、病名を告げるべきだと主張するが、中国に住む家族や親戚は反対する。西洋と中国(東洋)の価値観の違い、カルチャーギャップが生じる。
ビリーは主治医との会話、巻き起こる小事件などを通じ、どちらとも正解とも限らないことに気がついていく。ほどよいユーモアが散りばめてあって、ビリーは診断書の偽造までしてしまうのだから、笑える(偽造天国?)。

映画の中で「命は自分のものだと思ってるだろ。東洋と西洋では違う。自分だけの命じゃない。家族みんなのものだ」と言っていたのが印象的。日本も以前は同じだった。冠婚葬祭など、リアルな中国の生活、文化、考え方が描かれていて良かった。
冒頭で「実際にあった嘘に基づく物語」とあったのは、最後に意味が分かる。ラストシーンは思いがけない結末で失笑。
*披露宴で「竹田の子守唄」を歌い出す日本人花嫁アイコには驚いた。
*中国では写真を撮る時「チーズ」ではなく、「ナス(チェーズ)」なんだね。
*オークワフィナの演技がうますぎる。中国の安藤サクラ風 ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞していた。
*タイトルの「フェアウェル」は、「別れ」の意味。
↓予告編
今日の足跡
最低気温6.0度、最高気温17.5度。晴れ。
○……原信(アクシアル)のマイバスケット(300円)を買った。先月までだったら「0と5の付く」は5%引きだったのに失敗した。300円分が無料になったのに。
マイバスケットで買い物をした。マイバッグよりも簡単で合理的。レジで精算が終わると、かごの取っ手に帯を巻いてくれる。
車の中に常備することにしたが、場所をとって邪魔なのが欠点。
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