08日23時30分=2020年=
念願の「SLばんえつ物語」に乗る

念願だったSL乗車が実現した。磐越西線の新津駅から福島県の会津若松駅までの111kmを結ぶ「SLばんえつ物語」である。
幼少のころ、祖父が毎日のように新井駅まで乳母車に乗せてSL見物に連れていってくれた。黒い煙をはきながら駅に入ってくる蒸気汽関車を飽きることなく眺めていた覚えがある。シューという蒸気の音、腹に響く警笛は強烈な印象がある。小学校の新潟市への修学旅行もSLで行った。SLは昭和40年ころまで信越線を走っていたと思う。
↓車体は昭和21年製。終戦間もないころだ

「SLばんえつ物語」は「C57(シゴナナ)という車両で、主に新潟県内を走っていたものだ。いちばん良く見かけた型である。幼少のころは、もつと大きな車両に見えたが、実際に見てみるとそんなに大きくない。子供は体が少さいので、相対的に車体が大きく見えたのだと思う。
さて、新井駅を7:17発の特急しらゆきに乗って新津駅に向かった。SLは別のホームに停車していて、出発ホームに移動する様子も見ることができた。
↓新津駅にて
SLは10:05に出発。時速45kmでゆつくり進む。終点の会津若松まで行かず、一つ手前の喜多方で下車し名物のラーメンを食べることにした(ラーメン編は後日)。
↓客室

↓展望車

列車の内には売店や大正時代の郵便ポスト、子供の遊び場、展望車などもあって、飽きさせない。停車駅ごとに観光案内のアナウンスもあって楽しい。
トンネルに入るときには「窓を閉めてください」とのアナウンスが。懐かしいなぁ。窓を閉めても多少煙が入ってくる。煙の臭いも懐かしい。でも、マスクが煙で黒っぽくなった。
↓停車時間には撮影タイム

↓点検作業も見せてくれる

↓津川駅にて点検や水の補給
津川と山部では停車時間を利用して記念撮影できるのが楽しい。
↓サプライズ花火

「SLばんえつ物語」には帰りも乗った。今度は会津若松から全区間である。3時間15分の旅をフルに味わった。目出谷駅で、疫病退散祈願のための花火打ち上げのサプライズがあった。最高!
↓喜多方駅にて
↓機関車の連結(会津若松駅)
↓会津若松駅にて
今日の足跡
最低気温9.6度、最高気温19.3度。曇り、夕方から雨。
○……2日間の一人旅の間、心配していた雨は際どくセーフ。帰りの特急しらゆきは22時07分に新井駅に着いたけど、既に雨になっていた。運が良かった。
○……「SLばんえつ物語」はこれまでなら、チケットを取るのが難しかったが、コロナ禍のおかげか、簡単に取れた。帰りは当日チケットがすんなり買えた。座席はまばらだった。道中、どこへ行ってもそれほどの人はおらず、食事ごとにマスクを替えたり、こまめに消毒、手洗いなど、万全の予防ができたと思う。
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Comment
こんにちわ
直江津にもSLがやって来ましたね でも構内のみ
数百メートルしか走れないそうで残念な所です
近くには日本一海から近い駅やスイッチバックの
駅やら有るので煙問題など解決して走って欲しい
と思ってしまいます 実際に走れば観光的にも
柱になると思うのですがね
それでは
直江津にもSLがやって来ましたね でも構内のみ
数百メートルしか走れないそうで残念な所です
近くには日本一海から近い駅やスイッチバックの
駅やら有るので煙問題など解決して走って欲しい
と思ってしまいます 実際に走れば観光的にも
柱になると思うのですがね
それでは
直江津にSLが到着しましたが、石炭をたいて鉄路を走るものではなく、構内のみです。
SLの魅力は、石炭をたいた煙の匂いもあると思います。
とても残念ですが、「鉄道のまち」直江津の復活に強力な武器になるのではないでしょうか。
コメントありがとうございました。
SLの魅力は、石炭をたいた煙の匂いもあると思います。
とても残念ですが、「鉄道のまち」直江津の復活に強力な武器になるのではないでしょうか。
コメントありがとうございました。