幻の映画「フリークス」に衝撃

一瞬目を疑った。見ることは諦めていた映画「フリークス」がAmazonプライムに入っていた。それも1932年（昭和7年）の初公開時のタイトル「怪物園」として。

見ることを諦めていたのには理由がある。旅回りの見世物小屋が舞台で、出演者は実際の見世物小屋のスターを使っている映画なのだ。タイトルも「奇形」を意味する「フリークス (Freaks)」である。

つまり、小人症（小人）や、体がくっついたシャム双生児、下半身のない男、手足のない男、小頭症の姉妹などだ。「エレファント・マン」のような特殊メイクではない。本物が映画に出て演技している。

障害者を見世物にする見世物小屋と同じ発想で、人権意識が高まった現代では撮影や公開が不可能である。実際、障害者基本法で禁止されている。

子供のころ、新井別院の「おたや」にも、見世物小屋が出た。「へび女」や「タコ女」「人間ポンプ」が出ていた。

映画「フリークス」は合法な時代に作られたのだが、後半に衝撃的で残虐な内容があり、それらのシーンがカットされた結果、64分に短縮されて一般公開された。90分のオリジナル版は現存していない。また、イギリスでは公開から30年の間、公開禁止となっていたという。

障害者を見世物にしている作品ではあるが、映画は彼らを排除すべき人々と描いていないのが救い。また、彼らは団結し、生き生きと行きているのだ。













ストーリーは次の通り。

フランスの曲馬団の一員である小人のハンスは小人の曲芸師のフリーダと婚約していたが、美貌の軽業師のクレオパトラに魅せられてもいた。ハンスが親戚からの莫大な資産を相続することを知ったクレオパトラは金目当てに彼を誘惑し、クレオパトラに眩まされるままハンスは彼女との結婚を決めてしまう。

実はクレオパトラは一座の怪力男のヘラクレスと通じており、結婚式のあとにハンスを毒殺する計画を進めていた。結婚式の祝宴でクレオパトラはハンスと一座の見世物仲間を侮辱し、彼女の真意を知ったハンスは悔恨にくれる。自分たちに対する侮辱と併せて毒殺計画を知ったフロソとヴィーナスをはじめとする一座の仲間たちは激怒し、逃げるクレオパトラを追い詰めて罰を下す。

今日の足跡（そくせき）

最低気温-4.5度、最高気温4.1度。曇り。高田の積雪215、新井の積雪226。降雪なし。

↓国道18号の排雪が追いつかず、2車線が1車線になっていた（停止した際に撮影しています）


○……今日は上越市をあちこち車で走ったが、どこも除雪が追いついていない。路上は荒れてでこぼこになり、ロディオ状態。雪の壁のため、2車線の道路も1車線になっている。歩道除雪が間に合っていないので、リュックを背負った歩行者が道路上を歩いているので、とても気を使う。妙高市はどこも通行に支障がなく、除雪が行き届いている。

↓パンがほとんど売り切れたスーパーの棚



○……スーパーで買い物をしたら、生鮮品が少ない。豆腐、惣菜もあまりなかった。カップ麺も売り切れが多いし、パンも少なかった。流通が戻るにはもう少しかかりそうだ。