05日21時49分=2021年=
キネ旬ベスト・テン ライブ配信で表彰式
今年のキネ旬ベスト・テンは、コロナ禍のため昨夜、無観客のライブ配信で行われた。これまで会場に行かないと見られなかったのが、地方にいても見ることができたのはありがたい。
ライブ配信は、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルで行われた。司会はなんと、笠井信輔アナ。悪性リンパ種との闘病から2年ぶりに復活したのだ。映画を良く知っているし、温かい口調が映画愛を感じる。15回目の司会だという。帽子をかぶって司会をしていた。
↓復帰した笠井アナ

↓壇上に並ぶトロフィー

さて、始まって早々に発表されたキネ旬読者選出日本映画1位、そして読者選出監督賞に『天外者』が選ばれたのだ。この映画は、「日本映画ベスト・テン」(今日誌面で発表された)の10位までにも入っていない。この受賞は意外だった。昨年7月に亡くなった三浦さんの死後に、遺作として公開された作品だけに。ファンの熱い思いが受賞につながったのか。田中光敏監督が「これは三浦春馬くんにもらった賞だと思っています」とインタビューに答えていた。
外国映画では、『パラサイト 半地下の家族』が作品賞、監督賞、読者選出外国語映画賞の3冠に選ばれた。47億円の興行収入をあげ、興行面でも大ヒットだった。「エンターテインメントでありながら、社会性もある」のが成功の秘訣か。
↓主演男優賞の守山未来

↓主演女優賞の水川あさみ

主演男優賞は『アンダードッグ』の守山未来。『苦役列車』(2002年)以来2度目の受賞だ。この映画は前後篇に分かれているそうだ。とても見たい映画の1本。
↓作品賞、監督賞を受賞した黒沢清監督

日本映画作品賞は『スパイの妻〈劇場版〉』。黒沢清監督がスピーチで、スタッフ全員の名を言ったのがすごい。評価が高かった理由について「重いテーマを中心に据えながら、サスペンスやメロドラマといった娯楽映画の構造を同時に実現したのが、日本映画ではこれまであまりなかった。そこが目新しさを含めて評価された」と話していた。『パラサイト 半地下の家族』も同じ構造だ。脚本賞とのダブル受賞だった。
日本映画監督賞は「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」の大林宣彦監督。遺作である。大林監督が気に入っていたジャケットを来て娘が登場したのが良かった。
各賞は次の通り。
◇日本映画監督賞 大林宣彦『海辺の映画館-キネマの玉手箱』
◇日本映画脚本賞 濱口竜介、野原位、黒沢清『スパイの妻<劇場版>』
◇外国映画監督賞 ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
◇主演女優賞 水川あさみ『喜劇 愛妻物語』『滑走路』
◇主演男優賞 森山未來『アンダードッグ』
◇助演女優賞 蒔田彩珠『朝が来る』
◇助演男優賞 宇野祥平『罪の声』『本気のしるし《劇場版》』『恋するけだもの』『37セカンズ』『星の子』
◇新人女優賞 モトーラ世理奈『風の電話』『タイトル、拒絶』
◇新人男優賞 奥平大兼『MOTHER マザー』
◇読者選出日本映画監督賞 田中光敏『天外者(てんがらもん)』
◇読者選出外国映画監督賞 ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
◇読者賞 川本三郎 連載「映画を見ればわかること」
◇特別賞 野上照代
◇日本映画ベスト・テン第1位 『スパイの妻<劇場版>』
◇外国映画ベスト・テン第1位 『パラサイト 半地下の家族』
◇文化映画ベスト・テン第1位 『なぜ君は総理大臣になれないのか』
◇読者選出日本映画ベスト・テン第1位 『天外者(てんがらもん)』
◇読者選出外国映画ベスト・テン第1位 『パラサイト 半地下の家族』
今日の
最低気温0.2度、最高気温7.5度。晴れ。上越市高田の積雪135cm、妙高市新井の積雪168cm(降雪18cm)。
○……3日連続の降雪だが、20cm未満なので助かる。立春を過ぎたので、もう大雪の心配はないだろう。今日は気温こそ7.5度止まりだったが、日差しが強い。もはや春の日差しだ。朝も7時前から明るくなるし、日没もずいぶん遅くなった。
○……音声SNSとして話題になっているアプリ「クラブハウス」。さっそくアプリをインストールしてみたが、すべて英語なので苦労した。でも、完全招待制なので使うことができなかった。既に登録している人の招待が必要なのだ。
だれか招待してくれないかな。ちなみに、iPhone版のアプリしかないそうだ。
ライブ配信は、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルで行われた。司会はなんと、笠井信輔アナ。悪性リンパ種との闘病から2年ぶりに復活したのだ。映画を良く知っているし、温かい口調が映画愛を感じる。15回目の司会だという。帽子をかぶって司会をしていた。
↓復帰した笠井アナ

↓壇上に並ぶトロフィー

さて、始まって早々に発表されたキネ旬読者選出日本映画1位、そして読者選出監督賞に『天外者』が選ばれたのだ。この映画は、「日本映画ベスト・テン」(今日誌面で発表された)の10位までにも入っていない。この受賞は意外だった。昨年7月に亡くなった三浦さんの死後に、遺作として公開された作品だけに。ファンの熱い思いが受賞につながったのか。田中光敏監督が「これは三浦春馬くんにもらった賞だと思っています」とインタビューに答えていた。
外国映画では、『パラサイト 半地下の家族』が作品賞、監督賞、読者選出外国語映画賞の3冠に選ばれた。47億円の興行収入をあげ、興行面でも大ヒットだった。「エンターテインメントでありながら、社会性もある」のが成功の秘訣か。
↓主演男優賞の守山未来

↓主演女優賞の水川あさみ

主演男優賞は『アンダードッグ』の守山未来。『苦役列車』(2002年)以来2度目の受賞だ。この映画は前後篇に分かれているそうだ。とても見たい映画の1本。
↓作品賞、監督賞を受賞した黒沢清監督

日本映画作品賞は『スパイの妻〈劇場版〉』。黒沢清監督がスピーチで、スタッフ全員の名を言ったのがすごい。評価が高かった理由について「重いテーマを中心に据えながら、サスペンスやメロドラマといった娯楽映画の構造を同時に実現したのが、日本映画ではこれまであまりなかった。そこが目新しさを含めて評価された」と話していた。『パラサイト 半地下の家族』も同じ構造だ。脚本賞とのダブル受賞だった。
日本映画監督賞は「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」の大林宣彦監督。遺作である。大林監督が気に入っていたジャケットを来て娘が登場したのが良かった。
各賞は次の通り。
◇日本映画監督賞 大林宣彦『海辺の映画館-キネマの玉手箱』
◇日本映画脚本賞 濱口竜介、野原位、黒沢清『スパイの妻<劇場版>』
◇外国映画監督賞 ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
◇主演女優賞 水川あさみ『喜劇 愛妻物語』『滑走路』
◇主演男優賞 森山未來『アンダードッグ』
◇助演女優賞 蒔田彩珠『朝が来る』
◇助演男優賞 宇野祥平『罪の声』『本気のしるし《劇場版》』『恋するけだもの』『37セカンズ』『星の子』
◇新人女優賞 モトーラ世理奈『風の電話』『タイトル、拒絶』
◇新人男優賞 奥平大兼『MOTHER マザー』
◇読者選出日本映画監督賞 田中光敏『天外者(てんがらもん)』
◇読者選出外国映画監督賞 ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
◇読者賞 川本三郎 連載「映画を見ればわかること」
◇特別賞 野上照代
◇日本映画ベスト・テン第1位 『スパイの妻<劇場版>』
◇外国映画ベスト・テン第1位 『パラサイト 半地下の家族』
◇文化映画ベスト・テン第1位 『なぜ君は総理大臣になれないのか』
◇読者選出日本映画ベスト・テン第1位 『天外者(てんがらもん)』
◇読者選出外国映画ベスト・テン第1位 『パラサイト 半地下の家族』
今日の足跡
最低気温0.2度、最高気温7.5度。晴れ。上越市高田の積雪135cm、妙高市新井の積雪168cm(降雪18cm)。
○……3日連続の降雪だが、20cm未満なので助かる。立春を過ぎたので、もう大雪の心配はないだろう。今日は気温こそ7.5度止まりだったが、日差しが強い。もはや春の日差しだ。朝も7時前から明るくなるし、日没もずいぶん遅くなった。
○……音声SNSとして話題になっているアプリ「クラブハウス」。さっそくアプリをインストールしてみたが、すべて英語なので苦労した。でも、完全招待制なので使うことができなかった。既に登録している人の招待が必要なのだ。
だれか招待してくれないかな。ちなみに、iPhone版のアプリしかないそうだ。
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