沢尻エリカとYUI
「タイヨウのうた」は、は2006年6月に公開されたYUI、塚本高史主演の映画。それと、同じ2006年7月~9月にTBS系列のテレビで放送された、沢尻エリカ、山田孝之主演のドラマの2種類がある。
どちらがいいか、というと映画よりテレビの方である。
主役の雨音薫は、太陽の光に当たれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えており、歌うことに生き甲斐を持ち、夜の公園でストリートライブをする女の子という設定である。
映画では、ブレイク寸前のYUIが起用された。歌は本職であるから、たしかにうまい。大ヒットした「Good-bye days」もいい曲だ。だが、演技という点では素人っぽい点も多い。
一方、テレビドラマの方は、沢尻エリカが雨音薫役を務めた。ドラマ「1リットルの涙」(2005年秋放送)で難病と闘う少女・池内亜也役(主演)で人気を集め、このドラマに抜擢された。(「1リットルの涙」は見ていないが)
主題歌の「タイヨウのうた」「Stay with me」は大ヒットしたが、ドラマの視聴率は10%前後で残念であった。だが、このドラマは沢尻エリカの魅力に尽きる。
笑い顔はあまり好きではないのだが、泣かせたら天下一品。怒り顔もいい。その上、この作品で歌手デビューまでしてしまう。初めてだというギターも及第点。よくがんばった。腹から声が出ていないので、発声はいまいちだが、けっこううまいと思う。安室奈美恵にあこがれ、芸能界に入っただけのことはある。
どうして沢尻が好きかというと、デビュー作といえる2005年公開の映画『パッチギ!』で演じたリ・キョンジャ役が、とてつもなくいいのだ。キネマ旬報や日本アカデミー賞で新人女優賞を受賞したのも当然だ。母親がフランス人のハーフということで、きりりとした目つき、端正で知性的な顔でファンになってしまった。
だから、そのイメージを今も大切にしてたい。あまり笑わない役がいい(ほほえむのは素敵だが)。
『手紙』は笑いすぎ。『シュガー&スパイス~風味絶佳~』もイマイチだ。
乗馬が得意ということなので、今度は時代劇で女武者などどうかな。いや、ダンスもやるらしいから、ミュージカルだっていけるんじゃないかな。
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