05日21時47分=2021年=
これぞ元祖 映画「透明人間」

昨年9月、新作映画「透明人間」(http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4744.html)を見てブログに書いた。小学生の頃から原作であるH・G・ウェルズの「透明人間」が好きで、繰り返し読んでいた。特別な作品である。
子供の頃は「あいつを脅かしてやろう」などと無邪気なことを考えていたが、思春期になると良からぬ想像ばかりするようになった。
だが、実際は完璧な透明人間が実在したとしても、光が網膜を透過してしまうわけで、透明人間は光を認識できない(見えない)ことになる。そう考えると、非常につまらない。
映画で楽しむ「透明人間」は、やっぱり最高。そして、そのルーツは1933年の「透明人間」である。Amazonプライムで楽しませてもらった。
↓包帯を取ると透明人間が出現!




化学者グリフィン博士は、秘密の研究によって毒薬モノチンを服用して透明人間になった。再び元の身となるべき復元の方法を求めてさまようが、服作用で彼の心はすさみ、殺人などの暴行が続けられた。どのような撮影をしたのか分からないが、いるはずの姿が見えない恐怖が十分に出ていた。当時の人はどれだけ驚いただろうか。
↓雪の上に点々と透明人間の足跡が

ラストシーンが印象的。服を脱がないと透明にならないため、透明人間は寒さに弱い。雪が降り、透明人間は農家の小屋に逃げ込み、藁の中で寝てしまう。いびきを聞いた百姓は警察に連絡した。警察は小屋を取り巻いて小屋に火を放つ。透明人間は驚いて逃げるが、雪の上に点々と足跡が付く。警察はこれを目標に銃弾を放ち、倒れた。透明人間は死とともに元のグリフィンの姿に返ったのだった。
今日の足跡
最低気温6.9度、最高気温14.6度。曇り一時晴れ。高田の積雪96cm。新井の積雪117cm。


○……2月25日放送の「日本人のおなまえっ!」で、海なし県の長野に「海」の地名が多いミステリーを解明していて面白かった。忘れないうちに記録しておく。
野辺山高原の南牧村に「小海(こうみ)」という地名がある。。駅の名にも「佐久海ノ口」「海尻」があり、路線も「小海線」だ。
その理由だが、平安時代、八ヶ岳が大規模な山崩れを起こした。岩石は10km離れた場所にも押し寄せた。南牧村の池尻地区は千曲川が堆積物でせき止められ、日本最大規模の天然ダムができた。100年以上、海のような状態が続いたという。
本当に「海」が出現したのだった。
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