06日21時51分=2021年=
立川志らく独演会
糸魚川市の市民会館で開かれた「立川志らく独演会」に行ってきた。コロナ禍なので、1席ずつ間を空け、消毒や検温などできる限りの方法で感染防止をしての公演。換気が効きすぎて寒かったけれど。

「独演会」ということだが、前座が出てきた。前座の立川らくまんは新潟下越出身だという。自身が花粉症であり、安い薬では効かないという話をマクラに、古典落語の演目「壺算」をやった。
「時そば」を思わせる店主と買い物上手のトメさんのやり取りが面白い一席。いわばトリック落語で、だます手口がおもしろい。前座ながら、語り口は上手だし、テンポもいい。二つ目も近いのではないか。

さて、いよいよ真打登場。新潟県にもゆかりがある「花嫁人形」の出囃子に乗って立川志らくが出てきて大きな拍手。「落語をするときはメガネをしてはいけない」というルールがあり、メガネを外して高座に上がったというマクラから始まった(本当かな)。「人間は密な状態でいるのがいかに幸せか」などのコロナ関係や、森会長に端を発した男女差別の問題まで縦横無尽。談志師匠の楽屋裏話も面白かった。夜中に弟子にコロッケを買いに行かせた話は、何かで読んだ記憶がある(もう亡くなって10年か)。
意味深な小話を一席披露してくれた。……夫婦に待望の男の子が生まれたが、一向にしゃべらない。だが1歳の誕生日の朝に「ママ」と。あくる朝、ママが死んだ。それから全然しゃべらなかったが2歳の誕生日の朝「おじいちゃん」と。あくる日おじいちゃんが死んだ。それからまったくしゃべらない。3歳の誕生日の朝に「パパ」。父親は「あぁ、死ぬのはいやだな」と嘆いた。翌朝、隣のおじさんが死んだ…。
長いマクラの後、1席目に上方落語の「たいこ腹」を披露。道楽息子が鍼医の元に弟子入りしたが、ネコではもの足らず人体実験をする話。途中には、志らく流にアレンジして歌を交えて芸達者ぶりをみせた。中でも「どんぐりころころ」を石川さゆりの「天城越え」のメロディーで歌ったのには場内大爆笑。美空ひばりの「悲しい酒」バージョンでも歌った(今度、飲み会の余興にやりたい)
15分間の休憩後、2席目。浪曲や時代劇映画の題材にもなった古典落語「紺屋高尾」を披露した。師匠の立川談志も得意とした演目だ。
神田の紺屋に勤める染物職人、久蔵。幼く親方に奉公して、26となった今でも遊び一つ知らず、まじめに働く好青年だ。その久蔵が、3日前から寝込んだので心配になった親方が医者を呼ぶが病名が分からない。親方が問い詰めると、久蔵は恋わずらいだということが分かる。久蔵が好きになったのは最高位の花魁の高尾。親方は「高尾に会うだけでも3年分の給金10両を貯めないとだめだ」と説得する。そして、久蔵は死にものぐるいで働いて3両を貯め、3年が経つ……。というストーリー。
花魁が久蔵の純粋な気持ちに惚れ、「来年の3月15日に年季が明けるから、その時女房にしてくんなますか」という一発逆転、ハッピーエンドの純愛ストーリー。
ちょうど3月だから、用意した演目なのだろう。
今日の
最低気温2.1度、最高気温8.3度。雨。高田の積雪87cm。


○……数週間前の昼、上越市のGITAで餃子の食べ放題をやるというので行った。だが、食べ放題は午後5時からだったので、食べることができなかった。仕方なく、ラーメンとえび餃子を食べて帰ってきた。
この店のラーメンは背脂チャッチャ系で好き嫌いはあると思うが、餃子は誰が食べてもうまい。えび餃子は特に美味。

○……今日の上越タイムスに、あるるん畑でフキノトウが並び始めたという記事が載っていたが、道の駅あらいでは4日に並んでいた。

「独演会」ということだが、前座が出てきた。前座の立川らくまんは新潟下越出身だという。自身が花粉症であり、安い薬では効かないという話をマクラに、古典落語の演目「壺算」をやった。
「時そば」を思わせる店主と買い物上手のトメさんのやり取りが面白い一席。いわばトリック落語で、だます手口がおもしろい。前座ながら、語り口は上手だし、テンポもいい。二つ目も近いのではないか。

さて、いよいよ真打登場。新潟県にもゆかりがある「花嫁人形」の出囃子に乗って立川志らくが出てきて大きな拍手。「落語をするときはメガネをしてはいけない」というルールがあり、メガネを外して高座に上がったというマクラから始まった(本当かな)。「人間は密な状態でいるのがいかに幸せか」などのコロナ関係や、森会長に端を発した男女差別の問題まで縦横無尽。談志師匠の楽屋裏話も面白かった。夜中に弟子にコロッケを買いに行かせた話は、何かで読んだ記憶がある(もう亡くなって10年か)。
意味深な小話を一席披露してくれた。……夫婦に待望の男の子が生まれたが、一向にしゃべらない。だが1歳の誕生日の朝に「ママ」と。あくる朝、ママが死んだ。それから全然しゃべらなかったが2歳の誕生日の朝「おじいちゃん」と。あくる日おじいちゃんが死んだ。それからまったくしゃべらない。3歳の誕生日の朝に「パパ」。父親は「あぁ、死ぬのはいやだな」と嘆いた。翌朝、隣のおじさんが死んだ…。
長いマクラの後、1席目に上方落語の「たいこ腹」を披露。道楽息子が鍼医の元に弟子入りしたが、ネコではもの足らず人体実験をする話。途中には、志らく流にアレンジして歌を交えて芸達者ぶりをみせた。中でも「どんぐりころころ」を石川さゆりの「天城越え」のメロディーで歌ったのには場内大爆笑。美空ひばりの「悲しい酒」バージョンでも歌った(今度、飲み会の余興にやりたい)
15分間の休憩後、2席目。浪曲や時代劇映画の題材にもなった古典落語「紺屋高尾」を披露した。師匠の立川談志も得意とした演目だ。
神田の紺屋に勤める染物職人、久蔵。幼く親方に奉公して、26となった今でも遊び一つ知らず、まじめに働く好青年だ。その久蔵が、3日前から寝込んだので心配になった親方が医者を呼ぶが病名が分からない。親方が問い詰めると、久蔵は恋わずらいだということが分かる。久蔵が好きになったのは最高位の花魁の高尾。親方は「高尾に会うだけでも3年分の給金10両を貯めないとだめだ」と説得する。そして、久蔵は死にものぐるいで働いて3両を貯め、3年が経つ……。というストーリー。
花魁が久蔵の純粋な気持ちに惚れ、「来年の3月15日に年季が明けるから、その時女房にしてくんなますか」という一発逆転、ハッピーエンドの純愛ストーリー。
ちょうど3月だから、用意した演目なのだろう。
今日の足跡
最低気温2.1度、最高気温8.3度。雨。高田の積雪87cm。


○……数週間前の昼、上越市のGITAで餃子の食べ放題をやるというので行った。だが、食べ放題は午後5時からだったので、食べることができなかった。仕方なく、ラーメンとえび餃子を食べて帰ってきた。
この店のラーメンは背脂チャッチャ系で好き嫌いはあると思うが、餃子は誰が食べてもうまい。えび餃子は特に美味。

○……今日の上越タイムスに、あるるん畑でフキノトウが並び始めたという記事が載っていたが、道の駅あらいでは4日に並んでいた。
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