加賀まりこの魅力炸裂 映画「月曜日のユカ」（1964年）

2012年に封切られた映画「シグナル～月曜日のルカ～」は、上越市の高田世界館を舞台に繰り広げられた。とびっきりのご当地映画だった。

主人公ルカを演じたのが、三根梓さん。“月曜日のルカ”というサブタイトルは支配人とバイトの宮瀬恵介（西島隆弘）が交わした3つの約束のうちの一つ、「月曜日はルカに干渉しない」からきたものだ。

その“月曜日のルカ”というは、おそらく1964年の映画「月曜日のユカ」から取ったはずだ。その映画を昨日見た。





舞台は横浜。18歳のユカはナイトクラブで人気があり、恋人のほかにも初老のパトロン（パパ）がいる。ユカは誰とでも体を許すがキスは絶対許さない。そして、男を喜ばせることに無常の喜びを感じている。ストーリーなんて、あまり関係ない。キュートでコケティッシュな加賀まりこの魅力を、これでもかと見せる映画だった。「小悪魔」「和製ブリジット・バルドー」などと呼ばれただけのことはある。



↓右が若き日の中尾彬


加賀まりこは1943年生まれだから、このときは21歳。役の年齢とほぼ同じ。くるくる変わる表情、生意気で刹那的な言動、どれをとっても小悪魔的な魅力にあふれている。今のようにパッと裸にならずとも、背中を見せるだけで非常にセクシーだ。

ある日曜日、ユカがボーイフレンドの修（中尾彬）と街を歩いていた時、パパの家族を見つけた。人形を娘に買ってやり、ユカには見せたことのない笑顔をした。ユカもそんなふうにパパを喜ばせたかった。だが、修は「日曜日は家族で過ごす時間」とパパに会いたいユカを諭した。ユカは「月曜なら私にくれたっていいと思うわ」と、月曜日にパパを喜ばせることにした。だが、貿易の仕事をしているパパは、「外人船長と寝て欲しい」と頼むのだった。

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↓予告編動画

今日の足跡（そくせき）

最低気温4.7度、最高気温8.1度。曇り。高田の積雪21cm、新井の積雪52cm。

○……7月11日に予定されていた「小布施見にマラソン」の開催中止のお知らせが届いた。狭い町に8000のランナーが集まる人気の大会だけに、密集が避けられず、開催は難しいだろうと思っていたが残念だ。

参加費は戻ってこないかなと思っていたら、記念Tシャツ、ターバン、タオルのほかに、5000円分のクオカードを送るという。とてもありがたい。