21日21時46分=2021年=
三遊亭夢丸師匠の落語独演会
新発田市出身の三遊亭夢丸師匠の落語会が今日、板倉区のゑしんの里記念館で開かれた。コロナ禍のため、人数を制限し感覚を開けた客席で行われた。イベントが中止、延期、縮小が相次ぐ中、真打の落語家の高座が見られるのはうれしい。
「連想ゲーム」や「笑点」、「3時のあなた」などに出ていた初代ではなく、2代目。新発田市出身の37歳で、2002年に三笑亭夢丸師匠に入門。2015年に真打に昇進し、師匠の名跡を襲名した。

「日曜の午後1時半という中途半端な開演時間なのに、ようこそおいでいただきました」と笑わせ、会場に子供が来ていたことで「うれしいですね。先の長いお客様ですから」と再び笑わせた。
幼稚園でも落語を披露することがあり、最初に見たこともない扇子や手ぬぐいの説明からするという。扇子を使ってそばを食べる仕草をして拍手喝采。「さっき、いたくら亭で練習してきたばかりですから。あそこの大盛りは3人前でてくるんです」と笑いを取った。
地元スーパーの「しみず屋」の安さに触れながら、古典落語の「家見舞」に入っていった。
兄貴分の竹さんが一軒家に引っ越したので、何か祝いの物を贈ろうと相談した義理堅い2人組。古道具屋に行ったが、2人合わせて50銭しかない。だが肥瓶なら売るという。2人は肥瓶を洗い、川の水を汲み入れて竹さんの家に運んだ。竹さんは大喜び。酒でも飲んでいってくれと言われ、飲み始めたら冷奴が出てきた。「この豆腐はどこの水で冷やしたか」と聞くと、竹さんは「お前たちが汲んでくれた川の水だ」。二人は「豆腐は断ってます」と大慌てするドタバタ話。
2席目は初めて聞く落語で、演題不明。酔っ払いには「泣き上戸」「笑い上戸」「壁塗り上戸」「にわとり上戸」が出てくるのは、小三治さんの落語で聞いたことがあるけれど。「代わり目」にも似ている話だ。
↓密を避け、席の距離を空けて開催した落語会

休憩を挟んで3席目は、名人と呼ばれた大工・左甚五郎を主人公とした噺「竹の水仙」。10日間も宿に長逗留している汚い格好の男に、宿屋の亭主が宿代の催促に行く。宿代は3両2分だが、金はないという。すると男は竹やぶから竹を切って部屋にこもると竹造りの見事な水仙を彫り上げる。翌朝、水仙の蕾が開き、見事な花を咲かせる。
男の依頼で宿屋の店先で販売していると、そこに細川越中守が通り、竹の水仙に目を留め、300両で買い上げる。宿屋の亭主が驚いて名を尋ねると、左甚五郎だという。「あなたがそんな汚い格好で名人の左甚五郎なら、さっき追い返したのは親鸞聖人かもしれない」。
「人は見かけによらない」というこのオチは、一般的なオチ、サゲとは違う。板倉区が親鸞聖人の妻恵信尼のゆかりの地であることを知って入れ替えたのだろう。なかなかニクい。
今日の
最低気温9.3度、最高気温21.5度。曇のち雨。風強し。


○……いただきものの「うわさのどら焼き」。静岡県の「水月」という店の製品で、全国から注文が入る人気商品だという。あんこは通常の3倍で、4cmほどもある。ドラえもんもびっくりだ。
「連想ゲーム」や「笑点」、「3時のあなた」などに出ていた初代ではなく、2代目。新発田市出身の37歳で、2002年に三笑亭夢丸師匠に入門。2015年に真打に昇進し、師匠の名跡を襲名した。

「日曜の午後1時半という中途半端な開演時間なのに、ようこそおいでいただきました」と笑わせ、会場に子供が来ていたことで「うれしいですね。先の長いお客様ですから」と再び笑わせた。
幼稚園でも落語を披露することがあり、最初に見たこともない扇子や手ぬぐいの説明からするという。扇子を使ってそばを食べる仕草をして拍手喝采。「さっき、いたくら亭で練習してきたばかりですから。あそこの大盛りは3人前でてくるんです」と笑いを取った。
地元スーパーの「しみず屋」の安さに触れながら、古典落語の「家見舞」に入っていった。
兄貴分の竹さんが一軒家に引っ越したので、何か祝いの物を贈ろうと相談した義理堅い2人組。古道具屋に行ったが、2人合わせて50銭しかない。だが肥瓶なら売るという。2人は肥瓶を洗い、川の水を汲み入れて竹さんの家に運んだ。竹さんは大喜び。酒でも飲んでいってくれと言われ、飲み始めたら冷奴が出てきた。「この豆腐はどこの水で冷やしたか」と聞くと、竹さんは「お前たちが汲んでくれた川の水だ」。二人は「豆腐は断ってます」と大慌てするドタバタ話。
2席目は初めて聞く落語で、演題不明。酔っ払いには「泣き上戸」「笑い上戸」「壁塗り上戸」「にわとり上戸」が出てくるのは、小三治さんの落語で聞いたことがあるけれど。「代わり目」にも似ている話だ。
↓密を避け、席の距離を空けて開催した落語会

休憩を挟んで3席目は、名人と呼ばれた大工・左甚五郎を主人公とした噺「竹の水仙」。10日間も宿に長逗留している汚い格好の男に、宿屋の亭主が宿代の催促に行く。宿代は3両2分だが、金はないという。すると男は竹やぶから竹を切って部屋にこもると竹造りの見事な水仙を彫り上げる。翌朝、水仙の蕾が開き、見事な花を咲かせる。
男の依頼で宿屋の店先で販売していると、そこに細川越中守が通り、竹の水仙に目を留め、300両で買い上げる。宿屋の亭主が驚いて名を尋ねると、左甚五郎だという。「あなたがそんな汚い格好で名人の左甚五郎なら、さっき追い返したのは親鸞聖人かもしれない」。
「人は見かけによらない」というこのオチは、一般的なオチ、サゲとは違う。板倉区が親鸞聖人の妻恵信尼のゆかりの地であることを知って入れ替えたのだろう。なかなかニクい。
今日の足跡
最低気温9.3度、最高気温21.5度。曇のち雨。風強し。


○……いただきものの「うわさのどら焼き」。静岡県の「水月」という店の製品で、全国から注文が入る人気商品だという。あんこは通常の3倍で、4cmほどもある。ドラえもんもびっくりだ。
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